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連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 21クール目

1 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:21 ID:dl2VXpGu
本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません。

前スレ
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 20クール目 (dat落ち)
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1069476618/

2 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:21 ID:dl2VXpGu
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/994/994719628.html
大河ドラマ「ニホンちゃん」
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/995/995270347.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 3クール目
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/995/995710507.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 4クール目
http://teri.peko.2ch.net/korea/kako/996/996515142.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 5クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/997/997449486.html
愛と憎しみのドラマ小説「ニホンちゃん」 6クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/998/998497708.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 6クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/korea_refuge_old/999011509.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 7クール目
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=100320260
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」避難所版 8クール目
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1006483116
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 9クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/1010/10103/1010376182.html
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 10クール目
http://rkrc5w2q.dyndns.org/cache/korea/kaba.2ch.net/korea/kako/1014/10143/1014327874.html


3 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:22 ID:dl2VXpGu
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 11クール目
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1018599620/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 12クール目
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1021604702/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 13クール目
http://academy.2ch.net/test/read.cgi/korea/1024846941/
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1024846941/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 14クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1028225672/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 15クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1032396328/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 16クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1039534514/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 17クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1046677620/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 18クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1053855838/
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」 19クール目
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/korea/1061554997/


4 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:22 ID:dl2VXpGu
<丶`∀´>このスレの起源は速報板ニダ「韓国逆切れ、日本に制裁措置発動!」
http://kaba.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news&key=994649225
<丶`∀´>イラスト倉庫ニダ
http://page.freett.com/nihon_chan/
<丶`∀´>お絵描き掲示板ニダ
http://w3.oekakies.com/p/nihon2/p.cgi
<丶`∀´>このスレの検索エンジンニダ
http://isweb41.infoseek.co.jp/novel/mrcopa/

ニホンちゃん非公式サイト サクラノ花ガ咲キマシタ
http://pn-unofficial.hp.infoseek.co.jp/TOP.htm


5 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:22 ID:dl2VXpGu
主な登場人物 (一部抜粋、順不同)
ニホンちゃん‥‥‥‥本編の主人公。可憐で弱気な美少女。
カンコ君‥‥‥‥‥‥ニホンちゃんになにかとちょっかいを出すが自滅する事多し。強きに従い弱きをいたぶる。
アメリー君‥‥‥‥‥クラスの番長。一番大好きの陽気な暴れん坊。
エリザベスちゃん‥‥権謀術数に長けたお嬢様。ちょっと嗜虐的なところがある。
ゲルマッハ君‥‥‥‥金髪碧眼の知性派。マイスター並みの器用な手をもつ。
アーリアちゃん‥‥‥ゲルマッハ君の双子の妹。暗殺者として養成された暗い過去を持つ。ニホンちゃんが大好き。
フランソワーズちゃん‥ワガママいっぱいのクラスの女王様。エリザベスちゃんとの仲は宿敵と書いて友と読む。
マカロニーノ君‥‥‥美女と美食をこよなく愛するプレイボーイ。
ロシアノビッチ君‥‥良家の御曹司のはずが、家が破産して今は貧乏暮らし。小学生なのに呑んだくれる日々。
チューゴ君‥‥‥‥‥クールで不気味な策士。クラスの不良的存在。
タイワンちゃん‥‥‥ニホンちゃんの親友。元気印の拳法娘。チューゴ君に絡まれて困っている。
アサヒちゃん‥‥‥‥ニホンちゃんを困らせることが好きな捏造娘。チューゴ君が好き。
ベトナちゃん‥‥‥‥昔アメリー君とけんかしたときの後遺症なのかどこか影のある少女。
フラメンコ先生‥‥‥五年地球組の担任。情熱的指導で子供たちを導く。
ウヨ君‥‥‥‥‥‥‥ニホンちゃんの弟。姉を心配しつつ見守っている。三年地球組。
ラスカちゃん‥‥‥‥アメリー君の義理の妹。幼さを色濃く残す無垢な少女。三年地球組。
ハプスブルク先生……三年地球組の担任。没落した旧家のお嬢様で、保母さんタイプ。

<丶`∀´>詳しい登場人物紹介は誰かに聞くニダ、ウリは教えないニダ。


6 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:23 ID:dl2VXpGu
どうも皆さん初めまして。
当サイトは巨大匿名掲示板 2ch で大好評連載中の
連続小説ドラマ小説ニホンちゃんをまとめたサイトです。
元ネタはこちら
http://teri.2ch.net/test/read.cgi?bbs=korea&key=994719628&ls=100
さて、2ch からこちらにいらした方はともかく、「ちゆ12歳」など、
このサイトの元ネタを知らずにここに来た方には、まず知っておいてもらいたいことがあります。
このサイトにある100話以上小説ですが、驚くべき事に
その全てが(多少の脚色はあるものの)歴史的事実に基づいています。
とても信じられない? では、そんなあなたに質問です。

問題1 サクラのソメイヨシノはどの国が起源でしょうか?
問題2 寿司はどの国が起源でしょうか?
問題3 剣道はどの国が起源でしょうか?

答え 上記問題1、2、3ともに正解は韓国


7 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:23 ID:dl2VXpGu
嘘だと思いましたか? その通り、上記の答えは全て真っ赤な嘘です。
ただし、これを大まじめで主張している国があります。
それが韓国です。
言っておきますが個人がおかしな電波を飛ばしているのではありません。
韓国のマスコミなどが本気で言っているのです。
例えば剣道などは以下のサイトがとても詳しいです。

剣道の起源は韓国にあり!?
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Acropolis/6963/

これらは氷山のほんの一角にすぎません。
韓国は知れば知るほど訳がわからなくなってくる謎の国です。
興味がわいたなら、2ch のハングル版を覗いてみればどうでしょう?
http://ex2.2ch.net/korea/

色々書いてきましたが、このサイトはそんな韓国に対して、
もう怒るのや呆れるのを通り越し、笑うしかねーYO! という立場に立っています。
読んでみればわかりますが、カンコ君に対する東海より深い愛情が感じ取れることでしょう。

それと一応最後に断っておきます。
本ドラマは全くのフィクションであり、実在の国家・指導者とは何の関係もありません

8 :醜男 ◆SiKoOok7TQ :04/03/24 20:23 ID:dl2VXpGu
本スレに掲載するのが微妙な作品や、長文感想や火病は総督府のスレを活用するといいかもしれません。

連続ドラマ小説「ニホンちゃん」補完・議論用スレ4 (まもなく1000)
http://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi?bbs=korea&key=1061482795

9 :安崎上葉 ◆giKoK4gH6I :04/03/24 20:23 ID:pPCBilmU
>>1


10 :七志野 :04/03/24 20:29 ID:bjqdR6sw
>>1


11 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/24 20:34 ID:ayNTzXpd
ウワーイ!ウリの砂場が復活したニダ。

醜男さん乙です。

12 :目次制作者:04/03/24 20:53 ID:mLl9RkZQ
20クール目 ログ+目次
http://members.at.infoseek.co.jp/nihonchanjiten/1069476618.html
(http://members.at.infoseek.co.jp/funshei/ 内の「ニホンちゃん辞典」)

13 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/24 21:55 ID:8oFELfXQ
 >1
 醜男さん、サンクスです。

14 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/03/24 23:42 ID:Uk5k7sQD
>>1
ありがとうございますですの

15 :忠君萌国:04/03/25 00:57 ID:LcULKeFp
   「まけてくやしい」

パツキン 「チビの分際で生意気な真似しやがって。悪い子にはお仕置きが必要だな」
ウヨ   「やめろっ! 離せよっ、 オレをどーしよーってんだっ!」
パツキン 「そりゃあ、悪い子には昔っから『お尻ペンペンの刑』だろ」
ウヨ   「ちょっ、や、やめっ! この外道、やめろーーーっ!」
ヨハネ  「お待ちなさい、パツキンさん。 ウヨ君も悪気があってしたわけではありません。
      もとはと言えばアメリーさんがニホンさんに非礼を働いたのがそもそもの原因と
      聞き及んでおります。この場はこのヨハネの顔に免じてお引き取り願えませんか」
パツキン 「……ちっ、しかたねえな」
ウヨ   「……ありがとう、ヨハネ」
ヨハネ  「いいんですよ。もし立場が逆だったとしてもウヨ君は僕をかばってくれたでしょうし。
      それに…」
ウヨ   「それに?」
ヨハネ  「ウヨ君のお尻は僕のものですから」



元ネタ
駐日ローマ法王代表法王庁公使代理がマッカーサーに靖国存続を訴えてGHQが存続を許可した

アメリーじゃなくてパツキンにしたのは仕様です。
最後3行はただのウヨ君萌えであり、実在の国家、宗教団体とは関係有りません。



16 :忠君萌国:04/03/25 00:58 ID:LcULKeFp
  「あのこがほしい」

チョゴリ 「オッパが乱暴するニダ〜。ウヨ君貸してほしいニダ〜」
ニホン  「って言われてもねぇ」
チョゴリ 「ただとは言わないニダ。博多名物ひよこ饅頭ニダ」
ニホン (箱の重さを確認して)
     「そちも悪よのう」
チョゴリ 「いえいえ、ニホンさんにはかなわないニダ」
ニホン  「うふふふふふふ」
チョゴリ 「うふふふふふふ」


 元ネタは日本書紀より
新羅の侵攻に対抗するために任那の一部を譲ってくれるよう
百済から(賄賂付きで)お願いされたと言う話です。
賄賂文化って半島からもたらされたんですねぇ。

sage忘れスマソ 

17 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/25 01:47 ID:MqaKDWfB
あのー…
ウリナリで自沈祭書いてみたんですが、うpしてみてよろしいでしょうか…
例のかたゆでなんですが…
と、言ってみるテスツ

18 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/25 13:11 ID:74HRo+i3
『 The feast calms down a god in field 』

 薄汚い町にはそれ相応の人間が似合う。
 自分の見てくれを無視して町をうろつく奴らほど見苦しいものは無い。
 勘違いしている連中に優しく物を教えてやるのもいつからか探偵の仕事になった。
 面倒な依頼人は面倒な仕事しか持ってこない。
 相変わらず勝手に事務所で人のマルボロをふかしていたリズは、これ以上ないくらい
歪に作った笑顔で俺を迎えてくれた。
「やあリズ、段々衣装が派手になるが、どこぞでストリップでも始めたのかい?」
「あら、ご挨拶ね。見せる相手は少なければ少ないほど価値があるのよ。」
「なるほどね。しかし一つ忘れていることがある。」
「あら、何かしら。」
「気の抜けたペプシなんか誰も飲まないって事だ。」
 リズは言い返そうとしたが止めにしたようだった。言い負かされたというよりは、
これ以上下らない事に無駄な時間を使いたくなかったのだろう。
「まあ、いいわ。ちょっと調べて欲しいことがあるの…」
 不愉快になるのは今度はこっちの方だった。こっちの表情が少しずつ変わってゆく
のを楽しむようにリズは懇切丁寧に説明してくれた。
 俺が十分にイラついたところでリズは料金の話をしてさっと契約書を出し、俺も
最後の一本を吸い終えた所で何も考えずにサインした。結果後で激しく後悔する事に
なるが…。
 依頼人が不愉快なのはいつものことだ。そう自分に納得させて掛かりの悪いエンジン
を慎重に回した。

19 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/25 13:11 ID:74HRo+i3
「と、言うわけだイン堂。知っている事があれば教えてもらいたい。」
「相変わらず君は一方的に結果を求める。世の中は持ちつ持たれつだということを
学習すべきではないかな。」
「あいにくと勤勉さは兵役で使い切ってしまったよ。もともと手持ちが少なくてね。」
「困ったね。あまり困らせて欲しくはないんだが。」
「まあ無理にとは言わないが、あまりリズやアーリアに変な薬を売らない方がいいな。」
「何の事かな。」
「こういう事さ。」
 そう言ってわざと無造作にクーロイから受け取ったレポートの入った封筒を渡した。
封筒に刻印されたエシュロンの文字が何度見ても忌々しい。
 イン堂は無表情にレポートに目を通す。眼鏡の奥で感情の無い両目が紙の上を這い回る。
口元に絶やさない微笑がただの飾りなのは随分前から知っているが、剣呑な場面であの
表情をされるといまだに背筋が寒くなる。
「これはつまり、私にはここで活躍する余地が無いということかな。」
「それ以外になんて書いてあるか聞いてみたいもんだ。この町の鉄の掟じゃなかったかな。
お前は>>1と結託して得体の知れない薬で散々儲けてここに新しく屋敷を構えちゃいるが、
前の屋敷は1000getもしないうちに引き払っている。法規上も道義上も、薬の販売はともかく
1000get前の引越しは許されていないはずだ。」
「君のような腐肉食らいが言えた言葉じゃないね。」
「全くだ。俺の言葉じゃないから言えるんだがね。最も、依頼主は俺より遥かにこんな事を
言えた義理じゃないが、そんな事はどうでもいい。」
「忠実だね、君の依頼主は良い飼い犬を飼っている。」
「たまに繋ぐ鎖をうっかり忘れるお茶目な飼い主さ。」
「君はどんな鎖でも噛み切ってしまいそうに見えるがね。」

20 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/25 13:11 ID:74HRo+i3
 しばらく沈黙が流れた。少しぬるくなった紅茶に口をつける。普段は珈琲しか飲まないが、
唯一この家での紅茶は例外だ。飲む相手と飲む場所を選べるなら、俺はいつでも紅茶等に鞍替え
する。
「そういえば君の家は同人とか言う移民が家の基礎を作ったんだったな、忘れていたよ。」
「俺も忘れていた。」
「君の家の歴史を私が語るのも何か奇妙なものだな。確か彼らは住む家を引き移るのにその1000get
を経なければ許しが出なかったとか…。それに反した者は全てを奪われた挙句、何処かへ放擲
されたと聞くが。」
「らしいな。」
「思うに君が今のような碌でもない生活をしている原因は、何がしかの掟に君が反したからでは
ないかと思うが。」
「別にどう思ってくれても構わない。俺が聞きたいのは昔話じゃなく、お前の返事だ。文字さえ
読めれば小難しい歴史の勉強をしなくても簡単に返事が出来る筈なんだが。」
 それからまたしばらく沈黙が続いた。だがどれだけ返答が遅くなろうが答えを出さない訳には
いかない。
「わかったよ。だがしばらく様子を見ようじゃないか。もしかしたらリズも気が変わっているかも
しれない。」
「そうは思えないが。」
「何、ゆっくり帰ってリズに問い質せば良い。依頼人の気が変わったのなら別に君にも問題ない
だろう。」
 なるほどそういう事か。確かにそれなら俺は痛くも痒くもない。
 仕事上の事もあるのでそれから少々中身の無い応酬でお茶を濁し、イン堂の家を後にした。

21 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/25 13:14 ID:74HRo+i3
 この町に住んでから随分経つ。しかし、1000getなどという絵空事を本気で信じて生きている奴を、
俺はこの町で見たことは無い。
 そんな真面目な連中が、長生きできるほどここは綺麗な場所ではないからだ。
 車に乗り込みいつものようにエンジンを回す。しかし不機嫌に一鳴きしただけですぐに沈黙
してしまった。腹立ち紛れにメーターを殴ると燃料計が急降下してEになった。道理でガソリンの
減りが少ないはずだった。
 鍵もかける気にならず車を離れ、タクシーを捜しに俺は通りに向かった。

 雨になる前にせめて事務所には帰りたいものだ。
 曇り空は、その向こうに失った世界を隠してしまったのか…。最近そんな気持ちに襲われる
ことが多くなった。

−−−ENDE

22 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/25 13:20 ID:74HRo+i3
無銘仁さんに勇気付けられうpしてみますた。

果たしてこれで地鎮祭になっているのやら…
この探偵さん、果てしなく依頼を解決せんなァ。

お気に召さぬ方は改めて地鎮祭されるがヨロシいかと。
尚、
「ひどい、私の純粋なアメリー君を返して!」
とか、
「ウリのアーリアはクスリになんか手を出さないニダ。しゃ(tbs」
とかいった抗議は半万年後に受け付けますので暫くお待ちください。

お目汚しスマソ。

23 :朱豆 ◆SG1HA/GGpc :04/03/25 20:28 ID:UsgcOrRL
「新しいスレが立ったな」・・・チラ
「地鎮祭は終わりましてよ」・・・チラ
「タイワンとチュウゴはどうした?」・・・チラ
「ニホンを手伝ってるようだね」・・・チラ
「各自の嗜好に合わせて何種類か作るという話だ」・・・チラ
「今日のカンコは静かだな」・・・チラ
「○肉と言った途端、瞬殺されてたぜ」・・・チラ
「おい、女性はおまえの得意分野だろう」・・・チラ
「尼さんならともかく、あれはちょっと声を掛けにくいよ」・・・チラ

会話をしながらみんな一人の少女を気にしています。
みんながよく知るその少女は、普段とはまるで異なる衣装に身をつつんでおり、
周りの視線をまったく気にしていません。

「みんな、お待たせ!」「我ながら良い出来アル」
元気のよい声とともに、たくさんのコロッケが運びこまれます。
最後に入ってきた少女から「それじゃ、お願いしますね」と一言。
すると、先程から注目を集めていた少女が立ち上がり、
コロッケに歩み寄りました。


「Vous allant a` la boucherie, achetez la croquette,
   chauffez cela dans le four a micro-ondes.
      Vous mangez apprecier」


「・・・その格好、いったいどうしたのかと思いましたわ」
「ヨハネ君の役目だと思ったんだけど」
「クロケットの本場はわたくしの家ですから」

24 :朱豆 ◆SG1HA/GGpc :04/03/25 20:33 ID:UsgcOrRL

前スレに続いてコロッケ祭です、というかクロケット祭ですが。
どの台詞が誰のものかについては、読んだ人で脳内補完して下さい(w

25 :無銘仁 ◆uXEheIeILY :04/03/25 22:13 ID:W2etGvcV
 「リューくんのぱんつ」

 大きなアパートの一室で椅子にふんぞり返っている男の子と、ぱんつを
大切そうに抱え込んだ隣家の女の子が、電話越しにけんかしていた。
女の子が何かを尋ねると、男の子はうんざりだと言うように大げさに
肩をすくめた。誰も見ていないのに。
「何度も言ったアルね。朕のじいさんのそのまたじいさん、あるとき
『釣魚ぱんつをはいた』と日記に遺したアル。だからぱんつ、香のものヨ」
「ニッテイおじいちゃんだって『今現在、尖閣ぱんつは誰もはいていない』
って日記に書いてるからこれはわたしのだよ」
「古い方優先される、当然のことネ」
「でも、そんなの……聞いてないもん」
冷静な口ぶりの男の子に対し、女の子は早くも半泣きになっている。
「朕はこれからぱんつを取り返しに行くアル。覚悟するのヨロシね」
男の子は一方的に電話を切った。女の子の義弟が、ずっと様子を
うかがっていたのだろう、静かに歩み寄ってきた。

26 :無銘仁 ◆uXEheIeILY :04/03/25 22:14 ID:W2etGvcV
 その会見場は、静かで、そして小さな離れにあった。
「あなたには家族と別れ、離れを出て、こちらで暮らしていただく。
むろん、私ども同様の待遇を約束しよう」
「それはありがたいことじゃが……」
男は威圧感の漂うユーロ風の正装を身につけ、屈強な兄弟を両脇に
従えていた。対する老人はぼろをまとい、ただ一人で葛藤の只中にいた。
「ああそれとお孫さんを、娘の弟として養子にもらうつもりです」
「まってくれ。わしとあの子を引き離すのか」
今にもつかみかかろうとする老人を、男の兄弟が抑えこんだ。
「これからはあなたも日ノ本の一員として、一蓮托生ですな。ワッハッハ」
男の言うことは現実になった。男――日ノ本の当主の事業が傾くと、
好き勝手な家訓をでっち上げては金品を持っていかれた。
最後には孫のぱんつまで、文字通り身ぐるみはがされたのである。
それでもまだ、男の家族も同様に苦しんでいると思えばこそ我慢もできた。
いよいよ商売仇に家を取られるという段になって、「離れを守る」と言って
居座っていた、当主の兄弟が出て行ってしまったのだ。
「お宅が時間を稼いでくれれば、俺たちは家を守り抜いてみせる」
兄弟はそう言い残した。最後に男は、離れを捨て石にしたのだ。
老人の親しんだ離れは強制執行を受けて叩き売られ、見るも無惨に
取り壊された。老人はショックで寝たきりになった。

27 :無銘仁 ◆uXEheIeILY :04/03/25 22:14 ID:W2etGvcV
 実を言うと、尖閣ぱんつはアメリーパパが離れを買収したとき、
タンスごと持ち去られてしまった。尖閣ぱんつ最大の危機であった。
その後、アメリーパパは離れを全部日ノ本家に還すことになった。
ところが、アジア地区に家庭訪問に来たコクレン先生がぱんつの価値に
気づいたことから、状況は一変する。
「そういえば先生、ニッテイのやつから奪ったタンスの中にこんな薄汚い
ぱんつがあるんですよ。アメリーにやったんですが、はき心地が悪い
とかで嫌がりましてね。もういっそ捨てようかと」
「お父さん、このぱんつは地球町に伝わる豊胸具の一つに間違い
ありません。いやあ、私もこれほど状態のいいぱんつはめったに
見ませんよ。これは洗えば光るぱんつです。女の子が身に着ければ
たちどころに胸がでっかくなりますぞハァハァ」
「そ、それはハァハァ。しかし自由と正義を愛するアメリー家としては、
ぱんつ一つとて余さずニッテイの遺族に還さねばならんのです」
今ならセクハラになるところである。この発言に目の色を変えたのは、
タクミンさんとトウキさんだった。どちらも「ぱんつはうちの娘がなくした
ものだ」と声高に叫び始めたのだ。二人がにらみあう中、ぱんつ……
いや離れは還ってきた。ニホンちゃんの、もとへ。

28 :無銘仁 ◆uXEheIeILY :04/03/25 22:15 ID:W2etGvcV
 リューくんはおじいさんの最期を思い出していた。リューくんの頭を
なでながら、病床のおじいさんは恨みのこもる声でささやいた。
「わしはな、リュー。アメリー家が、ニッテイが、憎い。憎うてたまらん。
……じゃがなリュー、お前は日ノ本の」
そこまで言っておじいさんはこと切れた。その直後、すっかり富豪になった
ジミンさんの手で離れは再建され、リューくんは離れに住めるようになった。
ただし、パツキンくんやクウジさんたちの護衛がついていた。
おじいさんは「じゃがな」と言ったのだろうか。「じゃから」と言った気もする。
晩年の衰弱ぶりからは信じられないが、若い頃のおじいさんは仕事上の
ストレスを理由に、家族にひどい暴力をふるった。今でいうDVだ。
しかしリューくんが知っているおじいさんは、暴力ざたを好まない、
静かなおじいさんだけだ。ちょうどおじいさんが愛した庭や池のように、
優しく穏やかな。
廃墟と成り果てた離れの前に立って、おじいさんは何を思ったのだろう。
シャボン玉のような思いが、湧いては消えていく。
日ノ本家になじんだリューくんは、実のところおじいさんを忘れかけていた。
おじいさんは大事な孫に、日ノ本の何をどうしてほしかったのか、
今となっては誰にも分からない。リューくんが、自分で決めていくしかない。

29 :無銘仁 ◆uXEheIeILY :04/03/25 22:16 ID:W2etGvcV
「お姉ちゃん」
「うぅ、どうしたの、リューくん」
伏目がちに、片手で目を拭いながら、ニホンちゃんはこちらに向き直った。
リューくんは朝陽のように未熟な笑顔をつくると、言った。
「ぼくはお姉ちゃんの胸が大きくても、小さくても、どっちでもいいさぁ。
でも、『守るべきもの』は守らないといけないさぁ」
ニホンちゃんは呆けたような顔をしています。
そんな二人を遠くの物陰からながめて目を細めるカイホさん。
「大丈夫よニホンちゃん、何かあったらこの私が悪人どもをつまみ出して
あげるから。リューくんは、かわいいわね。水っ気が多いのが私好みね。
そういえば兄さんもリューくんは本当にかわいいなあとぎらつく目で」
ああリューくんの運命やいかに。
それはそうとニホンちゃんは心の霧が晴れたようです。
「リューくん……そうだよね、わたしのぱんつだもん。ぜったい誰にも
とられないようにするよ」
「そうだよ、頑張ろうねお姉ちゃん」
(それに、ぼくのぱんつをお姉ちゃん以外の人に、はかせたくないからね)
リューくんが言った「守るべきもの」が何かは、リューくん本人しか知らない。

尖閣諸島上陸でふと思い立ち書いてみました。リュー君を登場させたら
リュー君好き好きさんの新作が読みたくなったなぁと気長にねだってみる。

30 :無銘仁 ◆uXEheIeILY :04/03/25 22:22 ID:W2etGvcV
初歩的なミスがありました。お恥ずかしい。
>>29の7行目は
「ニホンちゃんは呆けたような顔をしている。」
13行目は
「それはそうとニホンちゃんは心の霧が晴れたようだ。」
の誤りです。

31 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 00:18 ID:fFcXtVTF
             「水色ジェネレーション」
 五年生の人達はそろそろ胸が気になりだす年頃になりましたニダ。けれど
私達三年生はやっぱりまだまだニカ。しかし中には大きくなりだしている子供
もいるニダ。
「けれど殆どの子はぺったんこのままよ」
 香ちゃんが言うニダ。彼女も例に漏れず胸はまだ大きくありませんニカ。
「それでもおっきい娘はおっきいわね」
 胸が大きい娘達を少し嫉妬して見ているニカ。そんな中ふとウリに目が
きましたニカ。
「チョゴリちゃん、貴女その胸・・・・・・」
「ん?何ニダ?」
 ウリは首を傾げて尋たニダ。
「何、じゃないわよ、その胸どうしたのよ」
「胸って・・・・・・ええっ!?」
 見れば胸が急に大きくなっていたニカ。その大きさはもうハプスブルグ先生に
匹敵するものだったニダ。
「きゅ、急にどうしたニダ!?」
 ウリは逆に自分の胸を見て驚いたニダ。 

32 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 00:18 ID:fFcXtVTF
「一体どうしたのよ、牛乳でも飲んだの!?」
「し、知らないニダ、今気付いたばかりニダ!」
 ウリは物凄く慌てたニダ。
「ひょっとして整形!?」
 ふと香ちゃんが疑問符を付けて言ったのニカ。
「ウリはオモニと違うニダ、そんなことしないニダ!」
 ウリはそれを否定したのニカ。
「じゃあどうしたのよ、何もしなくて急に大きくなる筈ないでしょうが!」
「だからウリは知らないニダ!」
 何か騒ぎが次第に大きくなってきたニダ。
「ひょっとして揉まれると大きくなるとか?」
「そ、そんなわけ・・・・・・」
 香ちゃんの目が血走ってきたニダ。
「こうなったら意地でもその秘密暴いてやるわ!」
 そう言ってウリのの胸に飛び掛かってきたニダ。そして後ろから
激しく揉みしだいてきたニダ。
「さあ、言いなさい。秘密は何!?」
「や、止めるニダ!」
 段々胸が痛くなってきたニダ・・・・・・。

33 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 00:19 ID:fFcXtVTF
 チョゴリちゃんはそこで目が覚めました。気が付くと朝でした。
「夢だったニダか・・・・・・」
 窓からは雀の鳴き声が聞こえてきます。チョゴリちゃんはそれを聞きながら
着替えて朝ご飯を食べに行きました。
「兄さん」
 席に着くとふと向かい側に座るカンコ君に尋ねます。
「何ニダ!?」
 彼は朝からキムチで白い御飯をモリモリ食べています。
「兄さんは胸は大きいのと小さいのとどっちがいいニダ?」
「胸ニダか!?」
 妹の言葉にカンコ君ふと考えます。咄嗟に脳裏に浮かんだのはニホンちゃんの
小さい胸でした。しかし。
「ウリは断然大きい方がいいニダ、ニホンみたいに小さい胸は絶対駄目ニダ」
 彼は顔をキムチ色にして言いました。
「そうニダか」
 どうやら兄は小さい方が好きみたいです。
「胸が大きくても小さくてもいいニダな。人にはそれぞれ個性というものが
あるニダ」
 チョゴリちゃんはカンコ君の好みを見て思いました。
「マカロニーノさんも言っていたニダ。胸が大きいのも小さいのも素晴らしいって」
 そしてランドセルを背負って家を出ます。
「気にしなくていいニダね。大きくなっても小さいままでもその時はその時ニダ」
 そう考えながら学校へ向かいました。また一つ何かを悟ったチョゴリちゃんでした。

34 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 00:20 ID:fFcXtVTF
 韓国の胸の大きい女優だそうです。個人的には大きい胸も小さい胸
もそれぞれ味わいがありますが。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/12/20040312000018.html


35 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 00:52 ID:fFcXtVTF
 あとこれを。他でもらってきたりした14,15,16,17、18、19
各クールです。16,18は前のクールでも出しましたが。次のクールの時に
でも使って下さい。
ttp://hiyoko.s18.xrea.com/dat/1028225672.html
ttp://hiyoko.s18.xrea.com/dat/1032396328.html
ttp://hiyoko.s18.xrea.com/dat/1039534514.html
ttp://members.at.infoseek.co.jp/nihonchanjiten/1046677620.html
ttp://hiyoko.s18.xrea.com/dat/1053855838.html
ttp://members.at.infoseek.co.jp/nihonchanjiten/1061554997.html

36 :マンセー名無しさん:04/03/26 00:53 ID:K08EwB/F
尖閣諸島ネタきぼん

http://www.sankei.co.jp/news/040325/sha004.htm
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2004032501005187
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004032401003522

37 :どぜう:04/03/26 16:33 ID:AscvZvH7
「チューゴくんは自らの強烈な意志に逆らえない」

ぱしーん!
「アイヤぁ!」
教室に大きな音と声が響きました。
「チューゴくんなんて大っキライ!!」
執拗に尖閣パンツを狙うチューゴくん、
毎日毎日パンツを奪う機会をうかがっていたのですが、
こともあろうにニホンちゃんのスカートの中に手を伸ばしてきたのです。
乙女の貞操の危機!とばかりニホンちゃんの平手が一閃!
チューゴくんのほっぺたには季節外れもいいところの、
真っ赤なモミジが咲いてしまいましたとさ。

「まったくニホンは野蛮アル、人権に対する朝鮮…もとい挑戦アル。
朕は自らの強烈な意志に逆らえないだけアル」
そう云いながらさらに手を伸ばそうとするチューゴくん。
「馬鹿ぁ!!」
ばしーん!!
「アイヤぁ!!」
まったく懲りてない、と云うか悪いと思ってないチューゴくんでした。

38 :どぜう:04/03/26 16:34 ID:AscvZvH7
「チューゴくんは自らの強烈な意志に逆らえない」

そしてあっと言う間に放課後。
「あいたたた…」
両の頬のモミジを手でさすりさすりしながら家路を急いでいるチューゴくん、
近道を通ろうと公園に入ると、そこには香ちゃんとタイワンちゃんがベンチに座っていました。
「?」
香ちゃんはともかく、タイワンちゃんまでが不思議とニコニコと笑っています。
そして手招くオンナノコ二人。
『夢ではないアルな…?』
怪訝な表情で近づくチューゴくんにおもむろにタイワンちゃん。
「とらないか?」と一言。
尖閣パンツに弱いチューゴくんは誘われるまま、
ホイホイとアモイの間へついて行っちゃったのだ(はぁと
…いやはや。オンナノコって怖い。

一方、所変わって、ここはタイワンちゃんちの書斎。
「だから、尖閣パンツはニホンちゃんのものだと云っておるのに…ぶつぶつ」
楽しい密談の様子を遠くに眺めつつ、
腕を組みながらトウキおじさんが唸るように呟いていました。

39 :どぜう:04/03/26 16:36 ID:AscvZvH7
即席ですが、よろしければ。
以下ソース追加しました。
尖閣諸島の領有権で中台共闘強化へ
http://www.sankei.co.jp/news/031229/1229kok064.htm
李登輝氏「尖閣は日本領」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H14/1410/141040senkaku.html
タイワンちゃん、キミは変わっちまった…(涙)

40 :どぜう:04/03/26 17:04 ID:AscvZvH7
「お父さんも自らの強烈な意志に逆らえない…かも」

「これで、よし…っと!」
その日の夜、お風呂から上がってきたジミンパパ、
クロゼットの前で自信満々に立っているニホンちゃんを見かけました。
「なにやってるんだい?さくら。
もうこんな時間だろう、早くパジャマ着て寝なさい」
「あ、お父さん」
ジミンパパの方を振り向いてニホンちゃんが、今日あったことを説明しました。
娘の貞操にヒヤヒヤもののジミンパパ。
腕を組んで思慮深そうに考えてますが、心中穏やかでないようです。
「…で、さくらはどうするつもりだい?」
「だからね、私決めたの。
自分のテイソウは自分自身で守らなきゃ!って!!」

41 :どぜう:04/03/26 17:06 ID:AscvZvH7
「お父さんも自らの強烈な意志に逆らえない…かも」

ぴらっ。
おもむろに自分でスカートをめくり上げたニホンちゃん。
スカートの中にはえんじ色のぶるまぁ☆が燦然と輝いていました。
「コレさえあればチューゴくんも簡単にパンツに手出しできないわ!
…って、お父さん?!」
「し、心配ない、大丈夫だから、さくら」
そこには顔を押さえてもだえ苦しむジミンパパが。
抑えた両の手からこぼれる血がぽたりぽたりと畳を染めます。
「大変、お母さあん、お父さんが血ーっ!!」
「ゆ、湯あたりだから、大丈夫だから、さくら」
最近ようやく自分の身を守ることを覚えてきたニホンちゃん。
けれどもお父さんには刺激が強すぎたようで。

おわりますん。

42 :どぜう:04/03/26 17:06 ID:AscvZvH7
さらに追加。
尖閣諸島再上陸阻止に全力=細田官房副長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040326-00000619-jij-pol
がんばれー。

43 :ラビ:04/03/26 21:43 ID:xfH7xHXi
スカートやめてズボンにすりゃイージャン。それもジーンズの胸当てズボンとか、
基本的にいろいろな作業をこなすニホンちゃんだからワークルックってのも
イメージ壊れんと思うが。
 それしてもだ。
ロシア :サハリンを強奪
アメリカ:沖縄戦占領
韓国  :竹島を侵略
中国  :尖閣諸島でこのざま。
・・・・まったくいーかげんにしてくれよ・・・・・
    台湾まで尖閣諸島ひそかに狙ってるし。

44 :双尾安崎 ◆.B5vIcoKkk :04/03/26 21:56 ID:ciHHEhhY
おおう!復活してるじゃないですか。
楽しく読ませて頂きます。書くほうは無理なんで。

45 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 23:52 ID:fFcXtVTF
                  「無神経」
 既に次の大会への準備が始まっているシューキュー大会ですがカンコ君だけは違います。
何とまだ前の大会で四強に入ったことを言っているのです。
「ああ、あの史上最低の大会かよ」
「二度と見たかねえよ」
 あの時の大会の話になるとクラスの皆は忌々しげに吐き捨てます。とにかくあの大会は
皆にとっては不愉快極まる大会だったのです。
「特に審判カードは破り捨てろ」
 皆そう言います。あのモレノカードは皆の憎悪の的となっています。
 その悪名高きモレノカードですがカンコ君家ではレジェンドカードになることに
なりました。
「何イイィィッ!?」 
 皆それを聞いてカンコ君に対しあからさまに怒りと侮蔑のの目を向けます。
「ニダッハッハッハ、ウリナラの輝かしい偉業を称えるニダ!」
 皆の怒りなぞ目にも耳にも入りません。カンコ君一人上機嫌です。
「そしてこのカードも記念品にするニダ」
 彼はそう言って二枚のカードを取り出しました。
 

46 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 23:54 ID:fFcXtVTF
「・・・・・・・・・」
 それを見た皆もう呆れて何も言いません。何とそのモレノが大活躍した
マカロニーノ君との試合でマカロニーノ君の家の看板トッティカードを退場
させた時の二枚の警告カードです。
「これこそウリナラの栄光の証ニダ、ウリナラマンセー!」
 カンコ君は一人絶叫しています。しかし皆もうカンコ君に対して言葉を
失っています。マカロニーノ君の方をチラリ、と見ます。
「いや、僕はあまり気にしていないよ」
 彼は顔を真っ青にしながらも言いました。
「アーリア」
 そして必死に平静を装いアーリアちゃんに声をかけます。
「今日は君をデートに申し込みたいんだけど」
「・・・・・・いいぞ」
 いつもはぶっ飛ばす筈の彼女も今日は優しい言葉で了承しました。
「何処でもいいぞ。今日は最後まで付き合おう」
「・・・・・・有り難う」
 マカロニーノ君は笑顔で頷きました。そして二人で教室を後にします。
 彼は目では泣いていませんでした。しかし背中で泣いていました。
「ニダッハッハッハ、ウリナラの栄華はまだ続くニダ!」
 カンコ君はまだ言ってます。しかし皆はそんな彼から目を離しマカロニーノ君
の格好いいけれど痛々しいその男振りに心を痛めていたのでした。

47 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 23:56 ID:fFcXtVTF
 その夜カンコ家に黒服の男達がやって来ました。
「またあいつか。うちの坊ちゃんに恥かかせたのは」
 見るからに柄の悪そうな連中です。
「シューキューで懲りてないとはな」
「いっちょ懲らしめてやるか」
 そう言うと鍵をこじ開け家の中に潜入しました。そしてカンコ君の枕元に来ました。
 カンコ君の部屋を家捜ししています。
「おい、カードを見つけたぞ」
 枕元を漁っていた一人が言いました。
「よし、燃やしとけ」
「おう」
 ライターでカードに火が点けられます。カードはどれも燃やされました。
「あれは持って来てるな」
 男達の中の一人が言います。
「おう」
 別の一人が答えました。そして何かをカンコ君の枕元に置きました。
「これでよし。目が覚めたら驚くぞ」
 それを見た彼等はニヤリ、と笑いました。
「うちの報復を思い知れ」
 かくして黒服の男達はカンコ家を去りました。

 翌朝
「ふう、よく寝たニダ」
 カンコ君背伸びしながら目を覚まします。
「さあカードは・・・・・・」
 枕元を見ます。しかしカードは一枚もありません。替わりにあるのは。
「アーーーーイーーーーゴーーーーッ!」
 血塗られた馬の笑う生首が描かれたカードを見て絶叫するカンコ君
でした。マカロニーノ君はともかく家の人には気をつけましょう。

48 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/26 23:57 ID:fFcXtVTF
 韓国サッカー界の貴公子のボールと例の審判の服とカードが寄贈された話です。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/08/20040308000017.html
 オチは映画『ゴッド=ファーザー』より。モレノがイタリアン=マフィアに
始末されたという噂もありましたので。
ttp://www5b.biglobe.ne.jp/~movie/ko-page/godofa.htm
 しかし買収を公言するような行動を。何を考えているのか。

49 :ppp:04/03/27 00:26 ID:4KNenhLi
>42
ガイシュツとは思いますが‥‥

「中華民国政府」が尖閣諸島を日本と認定していた資料

1919年(大正八年)の冬、福建省の漁民三十一人が遭難し、
和洋島(魚釣島)に漂着。「石垣村の住民に看病され皆元気に
生還することができた事に対し感謝状を贈った」
というもの。

ttp://ime.nu/homepage2.nifty.com/tanimurasakaei/syasin.htm

領事氏名の下に華駐長崎領事の「公印」と年月日の上に
「中華民国駐長崎領事印」がある。
当時(1919年)の「中華民国政府の外交当局」が
尖閣諸島のことを「日本帝国八重山郡尖閣列島」と明記
している


50 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:39 ID:OBW6biEt
「食べてはいけない」
 今日も皆ニホンちゃん家に集まっています。見れば何かゲームをしているようです。
「ニダッハッハッハ、どうやらウリのキャラクターが最強のようニダな」
「御前改造コード使って自慢してんじゃねーーよ」
「たまにはまともにやるよろし」
 カンコ君が改造したキャラクターを使ってアメリー君とチューゴ君に
叩かれています。
「ニホンお姉ちゃん、この時はどう動けばいいの?」
「そこは告白するの」
「失敗したら好感度下がるから注意してね」
 ニホンちゃんとインドネシアちゃんが香ちゃんにゲームの攻略を教えて
います。どうやら皆で恋愛ゲームをしているようです。
「それはそうとお腹が空いたな」
 アメリー君がふと言いました。
「ニホンちゃん、何か無い?」
 インドネシアちゃんも尋ねました。
「う〜〜〜んとちょっと待ってね・・・・・・」
 ニホンちゃん台所へ行っておやつを探しています。
「う〜〜ん、これしかないや」
 出て来たのはインスタントラーメンの袋の山でした。

51 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:40 ID:OBW6biEt
「御免、これしかないや」
 ニホンちゃんラーメンの袋の山を持って来て皆に申し訳なさそうに言います。
「いいんじゃない?私インスタントラーメン好きだし」
 インドネシアちゃんがそれを見て目を輝かせて言いました。
「ウリは辛いのがいいニダ」
「あるわよ」
「ならいいニダ」
 カンコ君にしては珍しく素直です。
「じゃあ早く作って食べようよ」
「そうそう、そうと決まれば善は急げ」
 アメリー君と香ちゃんも賛成です。特に香ちゃんは目が輝いています。
チューゴ君も異論なし。かくして皆でラーメンを食べることになりました。
 ぐつぐつぐつ
 お湯が炊けラーメンが入れられます。チューゴ君はそれを何処か落ち着きなく
見ています。
「まだ煮えないアルか」
「今入れたところよ」
 ニホンちゃんが言いました。
「・・・・・・そうアルか」
 残念そうに言います。
「三分間とはえらく長いものアル」
 チューゴ君時計を見てそわそわしながら言います。

52 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:41 ID:OBW6biEt
「煮えたよお〜〜〜」
 エプロンを着けたニホンちゃんが言いました。皆鍋に殺到します。
「いただきま〜〜〜〜〜す!」
 お椀に入れ食べる一同。とりわけチューゴ君の食欲は凄まじいです。
「・・・・・・ねえ香ちゃん」
 ニホンちゃんチューゴ君を横目で見ながら言います。
「チューゴ君ってひょっとして・・・・・・」
「うん、兄さんインスタントラーメンが大好きなの」
 香ちゃん小声で答えます。
「だからかあ、あんなにそわそわしてたのは」
「兄さんラーメン食べる時はいつもああなのよ」
 二人の言葉はチューゴ君には聞こえていません。ただひたすら食べて
います。
「そういえばこれってどうやって出来たの?」
 アメリー君が尋ねます。

53 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:44 ID:OBW6biEt
「ニダッハッハッハ、これはウリナラきげ・・・・・・」
「じゃないわよね」
 インドネシアちゃんが言いました。
「これの最初はチキンラーメン、ニホンちゃんのところじゃない」
「アイゴオオ・・・・・・」
 カンコ君論破されへこみます。
「ふうん、これニホンさんの家の発明だったの」
「これは感謝しなくてはならないアルな」
「これタイワンちゃん家の人に教えてもらったんだけどね」
 ニホンちゃん本当のことを言いました。
「そうか、タイワンちゃん家か」
「流石は我がチューゴ家の分家アルな」
 チューゴ君何処と無く鼻高々に言います。
「タイワンちゃんには御礼言わなくちゃね」
 こうして知らないところでお株を上げるタイワンちゃんでした。
 ここで食堂に誰かがやって来ました。
「あ、おじさん」
「お邪魔してます」
 見ればサヨックおじさんです。懐に何か一冊の本を入れています。
「君達・・・・・・」
 ラーメンを見たおじさんの顔色がにわかに変わっていきます。
「な、何だ!?」
「どうしたアル!?」
 それを見て一同はうろたえました。
「皆そんなもの食べたら駄目だ!」
 おじさん皆がラーメンを食べているのを見て怒り出したのです。

54 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:45 ID:OBW6biEt
「インスタントラーメンは身体に悪いんだ!そんなもの食べるとは何事だ!」
 おじさんとても怒っています。
「食べ過ぎなきゃいいんじゃない?」
「ねえ」
 インドネシアちゃんと香ちゃんが嫌そうな顔をして言います。
「髪の毛に悪い、禿てしまうぞ!」
「またそれかよ」
「勘弁して欲しいアル」
 アメリー君とチューゴ君凄く嫌そうな顔をして言います。
「大体証拠はあるニダか?」
「ここにある!」
 おじさんカンコ君の言葉に対し懐に入れていた一冊の本を取り出しました。
「この本にも書いてある、インスタントラーメン、いや自然でない食事
は有害なんだ!」
 見ればおじさんの書いた本です。
「人間は自然食を食べるのが一番なんだ!」
 おじさん自説を力説します。
「おじさん、その本貸して」
「どうぞ」
 ニホンちゃんがその本を借ります。そして皆で見ます。


55 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:46 ID:OBW6biEt
「・・・・・・・・・」
 皆それを見暫し絶句しました。
「おじさん、こんなに食べたらそりゃ身体壊すわよ」
 まずニホンちゃんが言いました。
「そもそも数値が出鱈目だし」
「どんな食生活しているアル」
 次に男二人が言います。
「うう・・・・・・」
 予想通りおじさん劣勢になります。
「化粧品って言ってもねえ」
「ベタベタ使ったらお肌荒れて当然よお」
 インドネシアちゃん、香ちゃんも言います。
「大体ウリは化学物質なぞ無効化するニダ」
 最後に何をしても不死身な人のコメントでおじさんの主張は完全に
崩れました。
「しかしインスタントラーメンは・・・・・・」
 それでもまだ言おうとします。しかし。
 グウウウーーーーーーー・・・・・・
 折り良く!?お腹が鳴りました。
「・・・・・・悪いけど僕も一杯」 
 こうして身体に悪い筈のものに舌鼓を打つおじさんでした。
この人もどうも素直ではありません。最初から食べたいと言えば
いいのに。けれどそんなおじさんも暖かく迎える一同でした。

56 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/27 23:47 ID:OBW6biEt
 世界で最もインスタントラーメンを食べているのは中国だそうで。
お約束といえばお約束ですが。そこに『買ってはいけない』を
からませました。科学的に見てあまりにも杜撰な本ですが。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040311-00000216-kyodo-int
ttp://www.instantramen.or.jp/japanese/easy/sansu2/index.html
ttp://www.instantramen.or.jp/japanese/easy/
ttp://www.instantramen.or.jp/japanese/
ttp://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/FridayWeekly.htm
ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/5845/katteha4.html
ttp://www.nissin-noodles.com/tour/birth.html
ttp://www.sanbou.net/retsuden/aa/andou.htm
 登場人物はラーメンを食べる量の多い順です。

57 :北極星:04/03/28 00:12 ID:elE/ABtV
>熱血さん

また粗製濫造に陥っています。
その
「(科白)」
(説明)
が数珠つなぎのように延々とつづく文体なんとかなりませんか。
推敲せず条件反射でキーボードを叩いているようですが。

ミもフタもないことを言いますが、あなたが出てくるとスレがどうしようもなく
「冷える」のですよ。
これは是非をこえて事実としてそうであって、ニホンちゃんの繁栄を願う身として
「もう勘弁してくれ」と言わざるをえません。

これでスレを3つも独壇場にしたじゃないですか。もういいでしょう。
そろそろ他の遊び場をみつけてくれませんか?
ニホンちゃんを解放してやってください。

58 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:25 ID:d3pLrsmg
 小説を模写してみてそれでやってみているのですが。文体はちょっとやそっとじゃ


59 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:33 ID:d3pLrsmg
 失礼、途中で送ってしまいました。補完スレも少ないのでこっちに。
 僕はこの世界が好きなので書いているのですが。好きだから書いていますし。
文体は工夫してみましたが(太宰治の走れメロスとボームのオズの消えた
プリンセスで)。作品は自分で書いてチェックして他の方に見てもらって
またチェックして、とやって一週間以上寝かせています。
 実力不足については言い訳しませんがこの世界は書いていきたいです。
その為に他の方にも見てもらってますし。書けるだけ書きたい、好きな
この世界を書きたい、そう思っているだけです。

60 :ラビ:04/03/28 00:37 ID:Tshxjx+E
熱血君様へ
インスタントラーメンについてこんなんみつけました。
ttp://www.instantramen.or.jp/japanese/easy/sansu2/

61 :ラビ:04/03/28 00:38 ID:Tshxjx+E
すみません。上にありました。

62 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:51 ID:d3pLrsmg
                  「デスマッチ」
観  客「ハンナラ、ボンバイエ!ハンナラ、ボンバイエ!」
ヨ  ミ「さあ盛り上がって参りましたカンコ家弾劾デスマッチ!会社と家の
    存亡をかけた死闘が今から展開されようとしています!」
観  客「おおーーーーーーっ!」
ヨ  ミ「司会はわたくし炎の国際派記者ヨミ、今ここにハンナラミンシュ連合と
    カンコパパ率いるノサモの死闘が始まろうとしてます!」
観  客「早く始めろーーーーーっ!」
ヨ  ミ「本日は豪華な解説陣もお招きしています」
観  客「誰だーーーーっ!?」
ヨ  ミ「まずは五年地球組の番町アメリー!」
アメリー「何でこんなとこにいるんだ?」
ヨ  ミ「続いてクールな策士チューゴ!」
チューゴ「気が付いたらここにいるアル」
ヨ  ミ「そして町きっての美少女、才色兼備の名花ニホンちゃん!」
ニホン 「はじめまして」
ヨ  ミ「この三人に今酔い潰れているロシアノビッチ君の四人の解説でお送り
    致します!」
アメリー「この紹介の差は何だ?」
チューゴ「そもそも酔い潰れている奴を解説にしていいアルか?」
ヨ  ミ「さあいよいよ選手の入場です!」


63 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:52 ID:d3pLrsmg
観  客「おおーーーーーっ!」
ヨ  ミ「さあまずは連合の入場です、先頭を行くは当然我等がヒーロー
    ハンナラ、とりあえずの同志達を引き連れて堂々入場です!」
観  客「やれーーーーっ、やっちまえ!」
ヨ  ミ「不屈の事大、不滅の捏造!今ウリナラは赤く燃えております!」
アメリー「それいつものことだろ」
チューゴ「大体いつも会社経営せずに何をやっているアル」
ヨ  ミ「さあ、向こうからはノサモの入場です、先頭を行くは人生の
    ホームレス、カンコパパさんです!」
観  客「ブーーーーッ、ブーーーーッ!」
ヨ  ミ「おおーーーーっと、凄いブーイング、次の選挙は大丈夫かあーーーっ!?」
ニホン 「ヨミちゃん、エキサイトし過ぎよお」
ヨ  ミ「さあ今将に死闘が繰り広げられようとしております、本日の試合
    は鉄条金網コンクリート電流棺桶デスマッチ!先に相手を全員棺桶に
    デザインした投票箱に叩き込んだ方が勝ちです!」
アメリー「・・・・・・何でもやりゃあいいってもんじゃねえぞ」
チューゴ「しかも椅子とか凶器までリングに投げ入れているアル」
ヨ  ミ「さあ、今死闘のゴングが鳴りました!」



64 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:54 ID:d3pLrsmg
ヨ  ミ「さあまずはリング内で睨み合いです。両者互いに
    座り込みました!」
アメリー「いきなりプロレスじゃねーーぞ」
ヨ  ミ「そして互いに隙を窺います」
チューゴ「まあ今のところはノサモが有利アルな。棺桶持っているアル」
ヨ  ミ「おおーーーっと、ハンナラ立ち上がりました、連合一斉に 
    立ち上がりました!ノサモも続く!」
ニホン 「ヨミちゃん、席から立ち上がらない方がいいよ」
ヨ  ミ「さあ、遂にリングの中央で激突した両者、まずはパパさんが
    スリーパーホールドだっ!」
アメリー「いきなり返されたな」
ヨ  ミ「ハンナラコブラツイスト、しかしそこにノサモの一人が
   空手チョップ!パパさん逃げ延びた!そしてパパさんマイク
   を手にした!」
チューゴ「何処にあったアル?」
ヨ  ミ「おおーーーっと、パパさんハンナラを口撃だ、しかしこれは逆効果、
    かえって怒ったあーーーーーっ!」
ニホン 「当たり前よ・・・・・・」
ヨ  ミ「しかしノサモも負けてはいない、女性レスラーが棺桶の前で大暴れ   
    だァーーーーーッ!」
アメリー「火病かよ」
チューゴ「もう無茶苦茶アル」

65 :北極星:04/03/28 00:55 ID:elE/ABtV
あー…。
あなたがニホンちゃんを大好きなのはわかってます。

しかし私がいいたいのは、熱血さんが出現したとたんスレに閑古鳥が鳴きまくる
現状についてであって、あなたの思い入れは関係ないのです。

お願いですから、試しに創作ペースを週一におとしてくれませんか。
空いた時間は文学でも読んでてください。
「風とともに去りぬ」なんて面白いですよー。最盛期の栗本薫ばりに。

とにかく、他の作家の息を吹きかえさせてください。

66 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:55 ID:d3pLrsmg
ヨ  ミ「そこへ連合一斉に襲い掛かった、そして女性レスラーを棺桶
    に叩き込んだ!」
ニホン 「ヨミちゃん、マイク振り回さない」
ヨ  ミ「ハンナラとミンシュの攻撃はまだまだ続く、大挙して襲い掛かり
    ノサモを次々と棺桶に放り込む!」
アメリー「すげえ、コンクリートの上で手足ジタバタさせてる奴までいるぞ」
ヨ  ミ「やらせはせん、やらせはせんぞ!ノサモも反撃だ、巴投げが今
    華麗に炸裂!しかもウリナラ起源と言う!」
ニホン 「・・・・・・うちの家よ」
ヨ  ミ「しかし所詮は多勢に無勢、遂にパパさん一人となった、そして今、
    今!パパさんも棺桶に!これで勝負あったあーーーーーーっ!」
チューゴ「よく見たら数が違い過ぎるアル」
ヨ  ミ「泣き叫ぶノサモ、そして今勝ち誇る連合!さあ勝利の雄叫びです!」
連  合「イチ!ニィ!サン!ウリナラマンセーーーーーーッ!」
ヨ  ミ「おおーーーーーーっと、しかし観客席からは非難ごうごうだ、これは
    一体どうしたことか!?」
チューゴ「こっちが知りたいアル」


67 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:56 ID:d3pLrsmg
ヨ  ミ「おお、見ればカンコ家の面々がこの試合に反対している、当然    
    と言えば当然かあ!?」
アメリー「じゃあ何の為の試合なんだよ」
ヨ  ミ「ノサモはリング上で土下座だあ、そしてパパさんを守ってくれ
    と泣いているぅーーーーーっ!」
ニホン 「頭痛くなってきちゃった」
ヨ  ミ「しかし試合は終了しました、次回の試合は半年以内に行なわれ
    ることが既に決定しております!」
三  人「あと半年もこんなことが・・・・・・」
ヨ  ミ「さあ、今だ熱気の冷めやらぬ試合会場ですがこれで放送を
    終わります、皆さんご機嫌よう!」
アメリー「っておい、車が突っ込んで来たぞ!」
チューゴ「アイヤーーーーーッ、あっちでは親父がガソリン被ってるアル!」
ニホン 「ヨミちゃん、ってもうどっか行っちゃった!」
アメリー「ロシアノビッチもいねえぞ!」
チューゴ「勝手にカラオケしだした奴もいるアル、フンダララと五月蝿いアル!」
ニホン 「こんなことが半年続くの!?六者協議とかはどうなるのよおーーーーっ!」
 以上混乱冷めやらぬ会場よりお送り致しました。
三  人「無責任に放送終わらすなああーーーーーーーっ!」
ヨ  ミ「視聴率上がって良かった良かった。あ、操作はしてないからね」



68 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 00:57 ID:d3pLrsmg
 あの弾劾を。プロレス中継風に。K−1はヨミちゃんだったっけ?
ttp://www.asahi.com/international/update/0312/005.html
ttp://www.asahi.com/international/update/0312/007.html
ttp://www.nikkei.co.jp/sp2/nt13/20040312AS2M1201B12032004.html
ttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040312i107.htm
ttp://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/2004-03-14T153112Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-140493-1.html
ttp://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20040314/JAPAN-140493.html
ttp://newsflash.nifty.com/news/tk/tk__reuters_JAPAN-140370.htm
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/12/20040312000035.html


69 :マンセー名無しさん:04/03/28 01:02 ID:5KZ5Vdu6
 必然性の無いセリフは『みな、口々にカンコ君への不満を漏らします』みたいにまとめて欲しい気はしますね。
 心理描写が無いので感情移入しにくく、誰が何を言ったか考える時間が要って、テンポよく読めないのはマイナス要素でしょうか。
 焦点をあてるキャラ以外のセリフはカットして、『ジト目でにらんだ』、『首をかしげた』など、態度を地の文で描写すればすっきりしそうではあります。

 小説の文法技法について、ここなど読んでみてはいかがでしょう。
ttp://nagasaki.cool.ne.jp/cleed/course/top.htm
ttp://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3530/kouza_menu.html
ttp://www.onyx.dti.ne.jp/~sultan/howto00.html

70 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:13 ID:d3pLrsmg
 あ、レス中でしたか、すいません。ペースですか。僕も他の作家さんの作品も
読みたいんですけれどね。北極星さんの作品も。ただ僕は書きたくてしょうがなくて。
粗製と言われるとそれまでですが。せめてそうはならないように何回も考えて書いて
はいますが。名無しさん時代みたいに言い訳もしたくないし(このHNは西本幸雄さん
の志への思いもありますから)ニホンちゃんは作品あってのニホンちゃんですしそれなら
書いて書いて書きまくろうと思うだけで。
 冷えている、と言われたらそれまでですけれど。ただ叩かれるのを覚悟で言いますが
それは僕のせいかな、とも思います。本スレと補完スレ二つあってそれぞれが機能していたり
二月なんかは他の作家さんも忙しかったようですし。実際僕が書かなくても何日も作品
がなかったりしたことも。その間僕も他の作家さんの作品が読みたかったのですが。
 
 


71 :北極星:04/03/28 01:28 ID:elE/ABtV
まあ、その通りなんですけどね。
お願いですからやってみてください>週一アップ
その分密度の濃いのに挑戦するということで。

私も他人に講釈をたれるほど上手いわけじゃないですけど、熱血さんが
一人で空回りしてる空気が堪らないのですよ。
そろそろスレに違った空気を入れたいので…。
ご協力願えませんか。

72 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:32 ID:d3pLrsmg
 では今丁度書きかけでほったらかしの首領様のお話書いてみようかな、と何故か
この世界では謎になっていますので。これを言ったのはかっての相方ですが。
 では今出せる作品を置いていきます。それで少し間を空けます。では今からストックの
全作品を。

73 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:33 ID:d3pLrsmg
                「いけいけ事大主義」
 色々あってもうすっかり滅茶苦茶になってしまったカンコ君とアメリー君の関係
ですがそれでもカンコ君は事大しています。というか彼に睨まれたらもうお終い、
という状況です。
「これはかなりまずいニダ・・・・・・」
 もう絶体絶命のピンチです。とにかくこの状況を打破しようと考えています。そこへ
電話がかかってきました。
「はいニダ」
「もしもし」
 その電話を聞いたカンコ君の顔色がみるみる明るくなっていきます。
「天佑ニダ」
 ニダリと笑います。
「これしかないニダ・・・・・・」
 瞬く間に結論が出ました。そして早速行動に移します。
「で、見せたいものって何だ?」
 次の日アメリー君がやって来ました。カンコ君に案内されながら言います。
「これニダ」
 ソウルの間でカンコ君があるものを誇らしげに見せます。
「これは・・・・・・」
 アメリー君それを見て思わず声をあげました。
 それは一つの派手な椅子でした。そこには『我が親愛なるアメリー君との友好の為に』
と書かれています。
「おい、カンコこの椅子って・・・・・・」
 アメリー君驚いた顔でカンコ君に尋ねます。
「これはウリがアメリー君の家の言葉を話す為に考えた椅子ニダ」
 カンコ君はそれに対して誇らしげに言います。


74 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:35 ID:d3pLrsmg
「ここにアメリー君が座る時はウリはアメリー君の家の言葉だけを使うニダ。
今は一つだけニダがこれから少しずつ増やしていくニダ」
「ふうん」
「この前アメリー君の家の人達から要望があったニダ。だからこうして
作ったニダよ」
「そうだったのか」
 アメリー君それを見ながら素っ気無く言います。
「じゃあ気が向いたらそれ使わしてもらうとするか」
 アメリー君はあまり考えずに言いました。
「やったニダ、これでウリはアメリー君の一番の子分ニダ!」
「またそれかよ・・・・・・」
 カンコ君は大喜びでした。しかし数日後。
「アメリー君、何でウリナラに来てくれないニダ!」
 カンコ君はアメリー君に詰め寄ります。
「えっ!?」
 席にやって来たカンコ君にゆっくりと顔を向けます。
「折角席を用意したというのに酷いニダ!」
「あああれね」
 アメリー君はふと思い出した。
「悪いが暫く御前の家行かないことにしたんだ。御前の家の会社が滅茶苦茶
になってるし」
「ニダッ!?」
 この前カンコ君家では大乱闘の末パパさんの社長の権限が停止されたばかりです。
「とにかく今は家を落ち着かせろよ。大体御前の家今ゴタゴタしている場合
じゃないだろ」
 そう言って何処かへ去りました。
「アイゴーーーーーッ、ではウリは何処を頼りにしたらいいニダーーーーーッ!」
「そもそも僕の家の人間まで追い出した様な連中が満足にやれる筈ないアル」
 それを見ていたチューゴ君が苦い顔で言いました。

75 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:35 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。何でも英語だけ使える地域を作るとか。今日の韓国、三月十一日
の記事です。
ttp://www.mofat.go.kr/japan/
 租界地やチャイナタウンを思い出しましたが確か韓国って華僑を
迫害して追い出したせいでつい最近までチャイナタウン無かったんですよね。

76 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:36 ID:d3pLrsmg
                    「見えた!」
 皆今日は珍しくポーラちゃんの家に集まっています。彼女は地味で大人しい娘
ですが白く透き通るような肌に金色の糸の様に柔らかな髪、湖の様に澄んだ
青い瞳を持つ可愛い娘です。
「皆いらっしゃい」
 何と民族衣装でお迎えです。これには皆(特に男共)『萌え』です。
「何か恥ずかしいな。そんなに見られると」
 皆の視線にポーラちゃん頬を紅くして照れます。これまた可愛い仕草です。
「うちはあまり有名な食べ物ないけれどね。よかったら召し上がれ」
 出されたのはEU町では結構ポピュラーなものばかりです。
「いやいや、美味しいよ」
 マカロニーノ君が一口食べて感想を述べます。
「ええ、ほんとに」
 フランソワーズちゃんも納得です。この二人に太鼓判を押してもらえれば
ノープロブレムです。
 さて皆たらふく食べた後はお楽しみです。さあポーラちゃん家の出しものは
何でしょうか。皆固唾を飲みます。
「うちの家は踊りがよく言われてるけれど」
 少しオドオドして言います。やっぱり何処か引っ込み思案です。
「それでいい?」
「いいよ」
 かくしてピアノに合わせて踊ることになりました。

77 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:37 ID:d3pLrsmg
 皆曲に合わせて踊りはじめます。ところで例の二人は。
「バカンコ、あんたいい加減替わりなさいよ!」
 一曲終わってタイワンちゃんがカンコ君に詰め寄ります。
「ええいうるしゃいニダ、ウリは仕方なくニホンの相手をしてやって
いるニダ!」
 カンコ君は茜色の振袖にえんじ色の袴のニホンちゃんとばかり踊っています。
「はじまってからずーーーーっとニホンちゃんと一緒じゃない、他の
人とも踊りなさいって言ってんのよ!」
「ええい、ニホンはウリの他に踊ってくれる人がいないニダ、だから
ウリはこうして仕方なくニホンと踊ってやっているニダ!」
「・・・・・・いるぞ」
 二人の周りにいる人達がそれに対して呟きます。それも男女問わずです。
「とにかくニホンちゃんと次踊るのはあたしよ、さっさと離れなさい!」
「向こうへ行くニダ!」
 結局ニホンちゃんの側にいないと気が済まないカンコ君なのです。
「いつものことだけどね」
 ニホンちゃんその様子に少し苦笑しています。

78 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:37 ID:d3pLrsmg
 さて今日のホストはどうでしょうか。
「・・・・・・すげえ」
 ポーラちゃんマカロニーノ君を相手に見事な踊りです。華麗な調べに
乗って軽やかかつ艶やかに踊ります。
「上手いね」
 マカロニーノ君がパートナーに対し微笑んで言います。
「あなたもね」
 ポーラちゃんも笑みで返します。何時しか揉めている人達も争いを
止め二人の踊りに見惚れています。
 曲は次々に変わります。華麗な曲になったかと思えばゆったりとした曲
に。二人はそれに合わせて見事に踊ります。
「流石にマカロニーノは上手いな」
「いや、ポーラもかなりのものよ」
 皆その踊りを見て言います。そして曲がまた変わりました。
「この曲は!?」
 一風変わった曲を聞いて皆言いました。
「クラコビアクですわね」
 フランソワーズちゃんが呟きました。
「クラコビアク!?」
 皆フランソワーズちゃんに尋ねます。
「ポーラさんの家の戦いの曲ですわ」
 戦いの曲だけあってその踊りは激しいものです。

79 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:39 ID:d3pLrsmg
 二人は踊り続けます。飛び散る汗が水晶の様に灯りを反射します。
 激しい踊りです。脚の動きもそれは躍動的なものでした。
 いよいよ曲はクライマックスに。ポーラちゃんの動きが一層激しく
なります。その時でした。
「あっ!」
 誰かが叫びました。見ればポーラちゃんのスカートが大きくめくれました。
「んっ!?」
 マカロニーノ君もそれに気付きました。彼の目の前にあったのは。
「うわっ!」
 何とポーラちゃんのショーツ。白地に星柄です。コペルニクスさんデザインです。
「えっ!?」
 マカロニーノ君の声に当のポーラちゃんもそれに気付きました。
「きゃあっ!」
 慌ててスカートを直します。
「見ないでっ!」
 そしてマカロニーノ君にビンタを浴びせます。
「えっ・・・・・・」
 星柄のショーツに見惚れていたマカロニーノ君、反応が遅れました。
 ビタアーーーーーーーーーン
 ビンタ炸裂。思いっきり吹き飛びます。
「ビターーーーン!?」
 ポーラちゃん手に走る衝撃と音で我に返ります。その目には吹き飛び壁に
ぶつかるマカロニーノ君が映っています。
「えっ、あ・・・・・・御免なさい!」
 我に返ったポーラちゃん慌ててマカロニーノ君に駆け寄ります。
「う〜〜〜〜〜ん・・・・・・」
 頬に紅葉の形を作り気絶しているマカロニーノ君、けれどその顔には
満面の笑みが浮かんでいました。

80 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:40 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。ヒントはmachinaさんのイラスト。
ttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife/4294/minicircle/po/about-p.html
ttp://www.e.okayama-u.ac.jp/~taguchi/kansai/ryouri.htm

81 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:40 ID:d3pLrsmg
                「キプロスちゃん家」
 キプロスちゃんのお父さんはトル子ちゃんの親戚、そしてお母さんはアテネちゃんの
親戚、とまあ複雑な家系です。しかもお互い仲の悪い実家の関係で離婚寸前まで
いっちゃってます。
「オス饅堂に入る!」
「いや、レストランアテネよ!」
 今じゃどっちのお店に入るかの争いとなっています。何故ならキプロスちゃん家は
商売に非常にいい場所にある為両方共出店が欲しいのです。
 これはきっちり子供達にも飛び火しています。
「キプロスは私の従妹なの!」
「いえ、私の従妹よ!」
 トル子ちゃんとアテネちゃんがわざわざ三年の教室で喧嘩をしています。
「参ったな・・・・・・」
 二人共上級生で人気もあるので皆手を出しません。ウヨ君も黙っています。トル子
ちゃんは姉のニホンちゃんの自称親友ですし。
「二人共止めてよ・・・・・・」
 キプロスちゃんその間でオロオロしています。
「貴女は黙っていてね」
「そう、これは店と店の戦いなんだから」
 話はすっかり商売の方に行っています。両方共店の看板娘なのでこういったことには
やはりシビアです。


82 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:41 ID:d3pLrsmg
「う〜〜ん、これはまずいなあ」
 五年地球組のクラスの皆この問題に頭を痛めています。
「キプロスちゃんに迷惑がかかってるし」
「このままオス饅堂とアテネが喧嘩したら大変なことになるしなあ」
 両方共評判の店なので喧嘩なんかしてもらったら困るのです。
「どうするよ」
 話は長引きます。
「とりあえずあれっきゃないだろう」
 誰かが言いました。
「ああ、あれね」
 皆その言葉に頷きました。そして。

 数日後ー
「おばさん、饅頭頂戴」
「おじさん、私はフルコース大至急」
 五年地球組の皆がキプロスちゃん家に行って食べ物を注文します。
「えっ、饅頭!?」
 キプロスちゃんのお母さんがそれを聞いて困った声で言います。
「フルコースって・・・・・・」
 お父さんは驚いています。
「早く作ってよお」
「そうそう、私達お腹減ってるんだから」
 皆二人に催促して言います。
 

83 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:43 ID:d3pLrsmg
「何、この騒ぎ」
「一体どうしたのよ」
 騒ぎを聞きつけてトル子ちゃんとアテネちゃんもやって来ました。
「おっ、やっと来たな二人共」
 皆二人の姿を認めて笑いました。
「いいから早くフルコース出してくれ」
「お饅頭もね」
 そして二人に向かって言います。
「あれっ、皆食べに来たの?」
「それならそうと早く言ってよね!」
 二人共その声に素早く反応しました。早速腕をまくって
調理場に行きます。
「おじさん、お砂糖用意して!」
「おばさん、オリーブ油大至急!」
 二人はてきぱきと動きます。お饅頭と料理が次々に出来上がって
いきます。
 しかしそれでもまだ足りない。何時しか両方の家の人達がやって
来て一緒に作りはじめます。
「おばさん、三色団子出来た!?」
「おじさん、こっちに胡椒!」
「アテネちゃん、ドラ焼きお願い!」
「トル子ちゃん、お塩取って!」
 二人共何時の間にか協力し合って料理を作っています。


84 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:43 ID:d3pLrsmg
 二人の共闘もあり商売は大成功。見事皆にお菓子と料理を売ること
が出来ました。
「一件落着」
「ほんとね」
 その光景を見てホッと胸を撫で下ろす二人。
「二人でやったら上手くいったな」
 クラスの皆がそんな二人に対して言いました。
「えっ・・・・・・」
 この言葉に二人はキョトンとします。
「いがみ合うより仲良くやったほうが上手くいくだろ。商売って
そういうもんだ」
「だからキプロスちゃんとこもこうやってやればいいじゃないか。
喧嘩ばかりしてたら彼女だって困るだろ」
「あ・・・・・・」
 二人共その言葉にハッとします。そしてキプロスちゃんの方を
振り返ります。
 見れば一家仲良くお互いを労わっています。キプロスちゃんも
ホッとした顔です。
「そういうことか」
「私達が馬鹿だったわね」
 二人は夕焼けの中で互いに微笑み合いました。こうしてキプロス
ちゃん家はオス饅堂とレストランアテネの共同の出店となりました。
 今日もキプロスちゃんは元気に店番をしています。その隣には
二人の従姉がいます。

85 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:44 ID:d3pLrsmg
 キプロス問題です。こんな簡単な問題ではありませんが。
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/16/dga_0209.html
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/13/dga_1121.html
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cyprus/kankei.html
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9
 最初はパンツネタにしようと思ったのですがキプロスちゃん
というキャラクターがいたので使いました。

86 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:45 ID:d3pLrsmg
                  「方言」
 地球町のメンバーはそれぞれ皆独特の言葉を使っています。とりわけ人が多い太平池
の面々は使う言葉も多いです。
 ところでこの地域は最近商売が活発になっています。会合も結構開かれています。
しかし言葉が多いので何かと不便な時もあります。
「なんとかならへんかなあ」
 オージー君の家に遊びに来たニュージー君がぼやきます。彼の家の言葉はエリザベス
ちゃんの家の言葉で町でもポピュラーなものです。
「そうダスな。ワスも言葉が伝わらない時が多くて大変ダス」
 相方のオージー君のそれに同意します。考えた二人は会合の場でそれについて話し合う
ことにしました。そして会合が開かれることになりました。
「といってもなあ」
 まずアメリー君が口を開きました。
「うちはフラメンコ先生の家の言葉を使う場合もあるし」
「僕の家も香やマカオは少し言葉が違うアルぞ」
「あたしとチューゴも字は同じでも発音が違うわよ」
「わたしの家もリュー君とアイヌちゃんは言葉がかなり違ってるよ」
 まずは主だった四人の言葉。皆それぞれ言葉に関しては複雑な状況にあります。しかも
この会合天才エンターティナーまでいます。

87 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:46 ID:d3pLrsmg
「ニダッハッハッハ、ウリに名案があるニダ」
 例によって天才エンターティナーのショータイムの始まりです。
「このウリナラ文字を使えばいいニダ。そうすれば見事万事解決ニダ」
「バカンコ、これ読んでみて」
 そこでタイワンちゃんが一枚の紙を取り出します。そこに書いて
あるのはアルファベットの一文です。一体何でしょうか。
『ZYUUGOEN GOZYUSSENN』
(タラーーーーーー・・・・・・)
 それを見たカンコ君の額を冷や汗が滝の様に流れます。
「はい、どうぞ」
 タイワンちゃん意地悪そうにカンコ君に詰め寄ります。
「・・・・・・・・・」
 カンコ君答えようとしません。
「言えるんでしょ。何でも発音出来るそうだし」
 彼の性格からしてここまで言われると断れません。
「わかったニダ・・・・・・」
 彼は本当に渋々承諾しました。
「どうぞ」
「ザ・・・・・・ブチッ」
 そして例によって舌を噛みました。
「アイゴオオ・・・・・・」
 口を押さえ席に蹲るカンコ君でした。
「まあエンターティメントはこれ位にして」
 タイワンちゃんがカンコ君から視線を外して話を再会させます。

88 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:46 ID:d3pLrsmg
「そういう話になるとさあ、絶対にエリザベスの家の言葉を使おうって話に
なるじゃない。あたしそれはどうかと思うなあ」
 タイワンちゃん自分の考えを述べました。
「この会合のメンバーって皆個性的だし(特に一人)個性を大事にしようって
決めてるじゃない。だとしたらそれぞれの言葉も大事にしようよ」
「そうよね」
 まずニホンちゃんが彼女の意見に賛成しました。
「折角色んな言葉があるんだからそれも勉強したらいいんじゃないかしら。
そうしたらそれだけ多くの言葉を知ることが出来るし」
「そうだな。僕の家もフラメンコ先生の言葉を話す人が多いし」
 アメリー君も賛成の言葉を言いました。
「いい考えアル。僕も最近他の家の言葉に興味が湧いてきたところアルしな」
「そうよね」
「そうだよな」
 チューゴ君やASEANのメンバーもそれに賛成しました。ニュージー君と
オージー君の目論見はいつものように崩れようとしています。
(おいまずいで、わいらの立場が薄すうなりそうや)
(そうダスな、ここは反撃ダス)
 その危機に二人は囁き合って相談しています。そして反論を開始しました。
「そらちゃう思うで」
 まずニュージー君が言いました。

89 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:50 ID:d3pLrsmg
「今町で一番話されとんのはやっぱりエリザベスの家の言葉やで。それ使わな
意味あらへんやろ」
「ワスもそう思うダス。この言葉を勉強したら商売がしやすくなるダスよ」
「・・・・・・その方言で!?」
 タイワンちゃんが二人を少し剣呑に細めた目で言いました。
「御前等の言葉ってエリザベスのとことかなり違ってきてるだろうが。それで
言ってもあまり意味無いぞ」
 アメリー君が言いました。
(アメリーには言われたくないダス)
(そうや、あんさんの言葉も大分違ってるやおまへんか)
 二人共内心そう思いましたが反論したら余計突っ込まれそうなので言いません
でした。しかしそこに他のメンバーも参戦してきたのです。
「そうアルな。実際オージーもニュージーも訛りがきつくてわからない時が
多いアル」
「わたしも。エリザベスちゃんの言葉と随分違うような」
「ニホンちゃんまで・・・・・・」
 完全敗北、こうして二人の目論見は完全に費え去りました。そして会合は
タイワンちゃんの主張を採択して終わりました。
「な、何故こんなことに・・・・・・」
 皆が去った部屋で思わぬ事態に呆然とする二人。
「ワス等の言葉の何処がまずいダスか〜〜〜〜〜っ!」
「方言がわかりにく過ぎるニダ!」
 そこで復活したカンコ君の言葉です。
「御前がいうなやあ〜〜〜〜〜っ!」
 カンコ君に反論する二人。しかし三人共気付いていませんでした。
その脇で一人ポツンと座る人がいることに。
「二人共まだいいよ。僕なんて存在すら忘れられてるんだから・・・・・・」
 誰もいたことすら忘れていたカナディアン君でした。


90 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:51 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。APECで英語力をつけるよう話し合うとか。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040320-00000414-yom-bus_all
 言語が多いからなあ。英語だと自由惑星同盟みたいになるな。

91 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:51 ID:d3pLrsmg
               「そしてまた一人」
「またあいつにやられたのか」
 とある家で誰かが弟や妹達を前にして怒りの声で呟いています。
「僕に対しても色々と馬鹿にした行動とってくれるしな。いい加減こっちも
頭にきたぞ」
 その話を聞く本人もかなり怒っているようです。
「こうなったらとことんまでやるか」
 彼は弟達に対して言いました。
「けれどどうやって?」
 弟や妹達が尋ねます。
「まあ僕の話を聞いてくれ」 
 そして彼は話しはじめました。

 ー数日後ー
 カンコ君が町を歩いていました。
「ニダッ!?」
 いきなり何処からか水をかけられました。
「い、一体何者ニダ!?」
 しかし姿は見えません。
「どういうことニダ・・・・・・」
 その時はあまり濡れてもいなかったので特に気にせず去りました。しかし。

92 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:52 ID:d3pLrsmg
 そういったことが毎日のように続きました。カンコ君はいつも
何処かでやられていました。それも石を投げられた地水を
かけられたり。しかも犯人は全く見えません。
「ど、どういうことニダ・・・・・・」
 身に覚えがありません。そしてある日机の中から。

『この手紙は不幸の手紙です。この手紙を二百人の人に送って下さい。
送らなかったアンポンターンという人はチームから追い出されました。
さあ、貴方は三日以内にこの手紙を二百人の人に送って下さい。
                      
                          ミラー貝入』

「・・・・・・・・・」
 それを見たカンコ君絶句します。
「おい、今頃こんなもの送る奴いたのかよ」
「また凄いもの見ちまったな」
 皆それを見ながら言います。
「な、なじぇウリの机に・・・・・・」
 カンコ君真っ青な顔で言います。声も震えています。
「そりゃ御前が何かしたからだろ」
「間違っても私達に送らないでね。送ったらただじゃおかないから」
 皆口々に言います。そこへタイラン君がやってきました。    

93 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:53 ID:d3pLrsmg
「ふうん、ミラー貝入か。また変な奴が出て来たね」
 ポツリと言います。
「なじぇこんなものが・・・・・・」
 カンコ君まだ震えています。
「日頃の行いじゃないかな。最近おかしなこととかない?」
「そういえば・・・・・・」
 石を投げられたり水をかけられたりしたことを話します。
「それだね。多分日頃の行いが悪くて仏様が怒ったんだよ」
「そ、そうニダか!?」
「うん。早くお払いしないと大変なことになるよ」
「じゃ、じゃあ早くハイチに・・・・・・」
 そう言って立ち上がりハイチちゃんのところへ行こうとします。
その瞬間タイラン君の目がキラッと光りました。
「アイゴッ!」
 ズテッとこけました。何にも引っ掛かっていないのに。
「やっぱりね。仏様が怒ってるんだ」
「アイゴオォ・・・・・・」
 床にへたれ込みうなだれるカンコ君でした。


94 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:55 ID:d3pLrsmg
「・・・・・・・・・」
 しかし皆見ていました。タイラン君が凄まじい速さで足払いをかけたのを。
「おい、ひょっとしてカンコの不幸の正体って・・・・・・」
「ああ、間違いねえな」
 皆ヒソヒソと話します。
 カンコ君がタイラン君の家の人達を馬鹿にしていることは皆知っていたの
です。そうだとすれば犯人も自然と断定できるものなのです。
「じゃあこれで日頃の行いをあらためるようにね」
「ケンチャナヨ」
「まあそうでなかったらまた不幸が訪れるだけだけど。今度はもっと凄い
のがね。ふふふ」
 カンコ君をにこやかな顔で見送るタイラン君。しかしその黒い瞳の中の
剣呑な光を見て皆戦慄しました。
「俺もあいつみたいにやってみるか」
 それをクラスの端から見ていた人が言いました。
「犬の薬の時の恨みは忘れねえぞ」
 イラク君です。どうやらカンコ君これからかなり大変な状況になる
ようです。

95 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:55 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。タイでこんな組織があるそうです。ついでにテロ脅迫も
ありました。
ttp://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/3381623.stm
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/01/18/20040118000028.html
 こうしたことが世界で起こっていくのかな。何かしまいにはイスラム原理主義者まで
怒らしそうだな。

96 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/03/28 01:56 ID:4cb8Y6FU
>>65
どちらかといえば個人の技法の問題ですけど、一般的にネットで書かれた、あるいは掲載された文章は、
短文が連続するという形態になりやすく、それが長文を書くのになれている人にとっては、
不自然なまでに短い文章が続くように見えますの
こればっかりは、書く人がこの形式になれて、十分な量の言葉を同じ文に詰め込めるようになるしかないので
試行錯誤を通して、自分から学ぶしかないですの
ほとんどの人は書いている間にだんだんうまくなっていく物ですので、別に創作ペースが早すぎて、
多少作品の質が落ちていても、書き続けることは重要だと思いますの
ほんの少し前でも、自分が書いた物を見ると誰でも多少恥ずかしい思いはするはずですの

それと周1ペースに落とされると、8割ぐらいの確率で保守無しにはこのスレを維持できなくなりますの(苦笑)
他の作家が書かない、掲載しないのは、その個人の自由でしかないですし、
もし誰かの基準以上の作品しか掲載してはいけないのだとしたら、
このようなオープンの場で作品を発表する必要はなくて、誰かのサイト上だけで発表することにして、
ここは感想をいうだけかなにかにすればいいですの

私的には、多少添削とか編集はしたくなるときはありますけど、それはここのスレで行うことではないようなので、
表現などで不満があってもそれを表に出してはいないですの
別に過去に一度取り上げたトピックでも、再び書くことは許容されているようなので、
さすがに即座に同じ題で書くのは相互に礼を失していると思いますけど、
不満があったら同じ題で違う切り口で取り上げれば良いだけの話ですの

97 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:56 ID:d3pLrsmg
                 「風邪もひくはず」
 わたくしの趣味はたくさんありますの。あのフランソワーズみたいに何かと芸術を
ひけらかすなんていうのは自信の無さの裏返しにすぎませんわ。
 そんなわたくしの趣味の一つに実験がありますの。これはノーベルにも認めさせた
わたくしの誇らしい趣味の一つですわよ。
 今日のわたくしの実験は鶏肉について、凍らしておけばどこまで腐らないか確かめ
たくてやりますの。
 最近鶏肉の病原菌が問題になっていますけれどこれで何かがわかるはず。そうすれば
クラスの皆のわたくしを見る目がより一層高くなりますわ。フランソワーズの悔しがる
顔が今から目に浮かびますわ。オーーーーホッホッホッホッホッホ!
 さて、この鶏肉、真夜中の寒空の下でカチコチになっていますけれど何時腐るか。
さあ今から楽しみですわ。
 ・・・・・・中々腐りませんわね。まだ待ってみますわ。短気は損気、果報は寝て待てと
いいますものね。
 ・・・・・・まだですの。温厚なわたくしも待てませんわよ。そうこうしている間にもう
十二時を回ってしまいましたわ。
 何か寒くなってきましたわね。やはりパジャマで外に出るのは無理がありました
かしら。しかしわたくしにとってはこんなものなんでもありませんわ、こうなったら
最後まで見て差し上げますわよ。


98 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:57 ID:d3pLrsmg
 もう二時だというのにまだ腐りませんわね。雪まで降ってきたというのに。けれど
こうなったらもう乗りかかった船ですわ。最後まで見なければ。
 三時。吹雪になってきましたわね。しかしまだまだ。腐っていくのをこの目で見ない
かぎりは。
 四時。何か鶏肉が見えなくなってきましたわね。気のせいかわたくし眠くなって
きたような。それに不思議と身体が温かくなってきましたわ。ああ、お祖母様・・・・・・。

 目が覚めたのはお昼前、ベッドの上でしたわ。聞いた話によるとわたくしは雪の中に
埋もれていたとか。そして朝になりようやく発見されたらしいですわ。
 夕方になるとクラスメイト達が見舞いに来ましたわ。皆呆れ顔でしたけれど何だかんだ
いっても来てくれますわね。それでこそわたくしのクラスメイト。
 あら、フランソワーズどうしたのかしら。今日の貴女はいつもの元気がないですわよ。
いつもの無意味に高飛車で自信に満ちている貴女を見るのがわたくしの一番の楽しみ
だというのに。そんな心配そうな顔ではわたくしの方が困ってしまいますわ。
 そう、その強がりこそわたくしが待っていたもの。そうでなくては張り合いがありませんわ。
わたくしは貴女をからかうのが好きでしかたないのですから。
 怒りましたわね。けれどやっぱり何処か楽しそう。そうですわ、そうでないと。
わたくしはやっぱり貴女と一緒にお茶を飲むことが最も幸せなのですから。
 

99 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:59 ID:d3pLrsmg
 イギリスの哲学者にして政治家ベーコンの最後を扱って
みました。
ttp://watanokuni.at.infoseek.co.jp/pensee/francis_bacon.html
ttp://www.let.osaka-u.ac.jp/~irie/mori/great/bacon.htm

100 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 01:59 ID:d3pLrsmg
            「アンタッチャブルGIRL」
「ふふふ、コヨンちゃんもかなりスタイルがいいな」
 マカロニーノ君が一人校舎裏で写真を見ながらニンマリと笑っています。
「皆滅多にブルマーなんて履かないからなあ。撮るのにも一苦労だよ」
 どうやらまた懲りずに盗撮をしていたようです。
「けれど頑張ったかいがあったな。着替えのところまでばっちり撮れたぞ」
 数枚の写真を取り出しながら言います。
 そこにはクラスの女の子達の着替えの場面が映っています。見ればブラや
ショーツだけになっている娘までいます。
「こうして見るとやっぱり皆スタイルいいなあ。可愛い娘ちゃん達が皆僕の
ものだなんて本当に幸せだよ」
 彼一流の勝手な思い込みに浸っています。
「タイワンちゃんやアーリアのお尻もいいな。ベトナちゃんってライトブルー
の下着が似合うんだ」
 しゃがみ込んでハアハアしながら見ています。
「インドネシアの脚もエリフラも胸もいいけどやっぱりニホンちゃんかな。この
ブルマーをくいっと上げているところなんかもう・・・・・・」
「随分お楽しみなようね」
 その時後ろから声がしました。
「うん、そりゃあね。折角苦労して盗撮したんだから」
 マカロニーノ君声がした方を振り向かずに答えました。



101 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:00 ID:d3pLrsmg
「で、それをどうするつもり!?」
「それはもう決まっているよ。僕の輝かしい芸術の部屋のコレクション
にするのさ」
「ほお、つまり」
「いつもと変わらないと」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
 強烈な怒りのオーラが発されます。マカロニーノ君その気配を察し
ようやく後ろを振り向きます。
「あ、やっぱり」
 見ればクラスの女の子達が怒りに満ちた表情で立っています。
「毎度毎度懲りずに・・・・・・」
「いつものことだけれど覚悟は出来てるんでしょうね」
「うん、そりゃまあ」
 マカロニーノ君このような状況においても微笑んで彼女達に対して
言いました。
「こういう場合は逃げるだけだし」
 そう言うやいなや駆け出しました。
「あっ、待てっ!」
 女の子達はそれを見て必死に追います。しかしやはり足は男の子の
方が速いです。しかも彼シューキューで鍛えてあるのでかなりの俊足です。
「ふふふ、女の子達に追っかけられるなんて僕はやっぱりもてるんだね!」
「んなわけあるかあ!」
「待たないと酷いわよ!」
「待っても酷いくせに」
 マカロニーノ君そう言うと前に向き直りました。するとその目の前に
一人の少女がいました。

102 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:00 ID:d3pLrsmg
「そんな・・・・・・」
 マカロニーノ君その少女を見て思わず声をあげます。何とニホンちゃん
がそこにいたのです。
「やっぱりマカロニーノ君だったのね」
 ニホンちゃんは着物に包まれた身体に黒いオーラを漂わせながら言いました。
「何か気配がしていたと思ったら・・・・・・」
 どうやら今回女の子達が彼の行いに気付いたのは彼女の直感のおかげみたいです。
「ニホンちゃん、君まで・・・・・・」
 マカロニーノ君はクラスで最も温厚でおしとやかな彼女まで怒っているのを
見て観念しました。そしてその場に座り込みました。
「わかったよ。もう逃げない。皆の気の済むようにやってくれ」
 取り囲む女の子達に対して言いました。
「いい心掛けじゃない」
「せめて苦しまないようにしてあげるわ」
 そしてマカロニーノ君を袋にしようと手にした武器を振り被ります。しかしそこで。
「待って、わたしにもやらせて」
 ニホンちゃんが前に出て来ました。
「マカロニーノ君、安心してね。死んだりはしないから。そう、死んだりは」
 見ればニホンちゃんの瞳は真っ赤になっています。そして黒く長い髪の毛は
まるで生き物の様にのたうっています。
「え・・・・・・」
 それを見た皆は絶句しました。
「ア、アワワ・・・・・・」
 流石に覚悟を決めた筈のマカロニーノ君も腰を抜かします。そうこうしている間
にもニホンちゃんは凄みのある微笑を浮かべながら少しずつ、しかし確実に彼の
ところに近付いて来ます。
 数分後ーーーー。
 メキメキメキメキメキメキメキメキッ!
「ウギャアアアアアアーーーーーーーッ!」
 校舎裏からマカロニーノ君の恐ろしい叫び声が響いてきました。それを見た女の子達
は何があったのか一切語ろうとはしませんでした。ただ阿鼻叫喚の地獄絵図があった
のではないか、とだけ言われています。

103 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:03 ID:d3pLrsmg
 今回は歴史ものです。ジュリアス=シーザーの最後を。
ttp://www.uraken.net/rekishi/reki-eu11a.html
 ニホンちゃんにするとこうなるのかな。それにしても
マカロニーノ君どうなったんだろ。

104 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:04 ID:d3pLrsmg
            「トップを狙え!」
「さて、クラスのナンバーワンは誰だ!」
 ある日唐突にこんなコンテストが開かれました。
「それは何といってもこの僕だろう」
 まず名乗り出たのはアメリー君。
「いや、天才料理人である僕アルな」
 チューゴ君も名乗り出ます。
「あらわたくしですわ。このエリザベスこそがトップでしてよ」
「エリザベスがトップでして?面白い冗談ですわね」
 当然この二人も。
「いや、クラス一の伊達男のこの僕に決まってるじゃないか」
「御前喧嘩弱いじゃねーーか」
「何か勘違いしているアルぞ」
 マカロニーノ君、アメリー君とチュ−ゴ君の突っ込みもスルーです。
「これだけじゃ寂しいよな」
 ここで誰かが言いました。
「ゲルマッハも出ろよ」
「僕は構わないが」
「ニホンちゃんも出るよね」
「えっ、わたしはあのその・・・・・・」
 二人決定しました。
「あと二人は・・・・・・」
「ニホンが出るならどうしてウリも出さないニダ!」
 ネタ要員も確保しました。こうしてコンテストが始まりました。

105 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:05 ID:d3pLrsmg
「まあ一人一人得意分野が異なるからなあ。これは甲乙つけがたいぞ」
 審査員を務めるクラスの皆は言いました。
「体力ならチューゴだし喧嘩ならアメリーか。服を持っているのなら
フランソワーズだよなあ」
「バランスとれてるのはニホンちゃんにエリザベス、ゲルマッハか。なにげに
キャラクターが出てるな」
「いや、ニホンちゃん案外バランス悪いぞ。総合だと三位位になるぜ」
「あ、ほんとだ」
 皆コンテストをしながら言います。
「ウリは?」
 カンコ君が審査員達に対して尋ねます。
「まあネタと電波とお笑いならトップだな。安心しろ、これだけは誰にも
勝てやしないから」
「訂正しる!男前と頭とスポーツニダ!」
「どこがだよ・・・・・・」
「うりゅしゃいニダ、それにウリはいつも誰にも構ってもらえないニホンに
も寛大な心優しい好漢ニダ!そんなこと言うと許せんニダ!」
「・・・・・・逆だろ。ニホンちゃんにしか相手にしてもらってないだろ」
「ファビョーーーーーーン!」
 顔を真っ赤にして激怒です。
「審査が進まねえからあっち行ってろ」
 縛られて向こうに転がされます。そして審査は再会されました。
「ところで何かおかしくないか!?」
 誰かが言い出しました。

106 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:05 ID:d3pLrsmg
「え!?」
 皆その言葉にハッとします。
「アメリーにチューゴ、エリザベス、マカロニーノ、フランソワーズ、
ゲルマッハ、ニホンちゃん、カンコだろ。全部で九人じゃないのか」
「そういえば・・・・・・」
 アーリアちゃんは審査員席にいるので違います。
「おい、そういえば一人足りないぞ」
「一体どういうことアル!?」
 コンテストを受ける面々も騒ぎだしました。
「エリザベス、まさか貴女ロンドン塔から幽霊を・・・・・・」
「フランソワーズ、貴女がベルサイユから先祖の霊を・・・・・・」
「二人共、それだともっと大事になってるよ。ハイチちゃんが反応
しないしそれはないよ」
 マカロニーノ君が二人の暴走を止めます。
「マカロニーノ、ナイスだ。しかしだとすればどういうことだ!?」
 ゲルマッハ君が口に手を当て考えます。
「キッチョムが例によって紛れ込んでいるわけではないし」
 皆疑心暗鬼になり場を見ます。
「だとすれば誰ニダ!?」
 謎は深まります。


107 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:05 ID:d3pLrsmg
「・・・・・・僕」
 その時何処からか声がしました。
「?誰か何か言ったか!?」
 皆その声の主を探します。
「・・・・・・何処にもいないぞ」
「マジで幽霊か!?」
 段々恐慌状態になります。
「だから僕なんだって」
 カナディアン君がフゥッと影の様に出て来ました。
「あれっ、カナディアン御前いたの!?」
 アメリー君が目を点にして言います。
「さっきから隣にいたよ」
「悪りい悪りい、気付かなかった」
「そうアル、僕としたことが迂闊だったアル」
 チューゴ君の声も何処か白々しいです。
「そうですわ、まあたまたまですわ」
「誰にだって間違いはありますわ」
 二人のフォローもぎこちないです。
「そ、そうそうカナディアン君って大人しいからって・・・・・・ああ」
 ニホンちゃんこれは失言です。
「ニホンちゃんまで・・・・・・」
 それを聞いて果てしなく落ち込むカナディアン君。
「ま、まあまあ」
 それを必死にフォローする皆、彼は優しさと身の周りの綺麗さがトップ
になりました。
「けれどこれってやっぱり僕の影が薄い証拠なのかも・・・・・・」
 素直に喜べないカナディアン君でした。


108 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:08 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。何でも主要国のランキングだそうです。韓国も入っているのか。
カナディアン君もいたのでネタにしてみました。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040323-00000152-kyodo-bus_all
 調査したとこも天下り系らしいし文化はどうやって調べるんだ、とか突っ込みたく
なりますが。

109 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:09 ID:d3pLrsmg
                  「建前と本音」
 とにかく嘘ばかりつくカンコ家の人達です。おかげで信用はゼロですし家の中
も喧嘩ばかりです。
「昨日は何処行っていたニダ!」
「会社で残業していたニダ!」
 会社のお金でキャバレーに行っていたカンコパパさんこう嘘を言います。マッチ
が見つかってもまだ言います。
 そういうママさんもブランド品買い漁っておいてお金が足りないと言います。
こうして今日も嘘をつきまくります。
「あの家は病気なんだろうか」
 皆そう噂します。もう頭の天辺から足の爪先まで全部嘘で塗り固められている
家なのです。
 こんな親です。当然カンコ君もあれだったりします。もう学校でも誰もが
知っている位の嘘つきです。
「あれもこれも全部ウリナラ起源ニダ!」
 これはもう基本です。そう言っては誰かに論破され袋にされる日々です。

110 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:09 ID:d3pLrsmg
 こうしたことは色んなところに出て来るものなのです。変なところ
にまで。
 最近地球組では日記を先生に見せます。皆毎日何をしていて何を
考えているか知る為です。まあこれは自発的ですが大体皆出しています。
 やっぱりカンコ君も日記を出します。しかしその内容が日常と全く
異なるのです。例えばカンコ君が広場でギターを演奏して皆からキャー
キャー言われたと書かれてる日ですが。
「御前この日あそこにいなかったじゃないか」
 そして猛獣に襲われそうになっているニホンちゃんを自慢のテコンドー
で倒して感謝されたと書いてある日ですが。
「ニホンちゃんを助けてやった?袴捲ろうとしてタイワンちゃんに
ぶっ飛ばされてたでしょーーーが」
 何かいい行いばかり書かれていますが実際にやっていることは
その正反対だったり嘘だったりするのです。
「日記にはちゃんと書いてあるニダ」
 皆の意見に対してカンコ君は反論します。
「書いてないじゃないか」
 それに対して皆は言います。
「この日記に書いてあるニダ!」
 カンコ君はファビョーーンして懐から別の日記を取り出しました。




111 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:11 ID:d3pLrsmg
「何だそりゃ・・・・・・」
 皆それを見てカンコ君に尋ねます。
「ウリは二つの日記を持っているニダ!一つは見せる為のもの、
そしてこれは本音を書いた日記ニダ!」
 カンコ君は日記を手に思いっきり力説します。
「人に見せる日記にそんなウリの悪いことは書けないニダ、だから
こうして二つの日記を持っているニダ!」
「だったら書く意味ねーーじゃねーーか」
 それを聞いた皆の反応です。
「どうせ御前の行いは皆知ってるんだよ。今更それを書きつくろって
何になるんだよ」
「それは・・・・・・」
 カンコ君反論出来ません。
「まあ日記は出すのは本人の自由だからな」
「けれど出すんならそっちの本当のこと書いた方にしろ」
 皆呆れてそう言いうとその場を後にします。
「せめて日記の中身は見ないでおくからな」
 そして残ったのはカンコ君一人になりました。
「なじぇニダ!?ウリの何処がいけないニダーーーーーッ!」
 嘆くカンコ君です。そこで誰かがポツリと言いました。
「その見栄とプライドがそうだと思うけれど」
 遠くから見るニホンちゃんの一言でした。



112 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:12 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。韓国では小学生の日記は人に見せる為のものと本当の
ことを書く為のもの二つがあるとか。
ttp://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2003122902698

113 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:13 ID:d3pLrsmg
                  「LONG ROAD」
 カンコ君は自分の家の歴史にとても誇りを持っています。その為自分達
が他の家の人達にどう書かれているかとても関心があります。
「ウリは一体どれだけ格好よく書かれているニダかな」
 興味の趣旨こそあれですがその関心の高さはニホンちゃんよりも上です。
従ってその中身を見たりもします。
「ちょっと見せて欲しいニダ」
「おい」
 そして皆のを見てみます。
「さてさてウリの人気は・・・・・・」
「さて、と」
 皆これから予想される事態に備えます。

 −数分後ー
 ワナワナワナワナワナワナワナワナ
 カンコ君が怒りで全身を震わせています。
「これはどういうことニダ・・・・・・」
 キッと皆を睨んで言います。
「そのまま」
「ありのまま書いただけよ」
 皆素っ気無く言います。

114 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:15 ID:d3pLrsmg
「これの何処が本当のことニダ!」
 カンコ君ファビョーーンして叫びます。
「ウリナラは属国などではないニダ!アメリー君やチューゴ君の手下になった
こともニホンの子分になったこともないニダ、これは完全な誤りニダ!」
「何処がだよ」
「現に今だってそうじゃねーーか」
 皆それに対して冷めた声で言います。
「それが誤りニダ、ニホン池というのも間違いニダ、あれは東池ニダ!」
 カンコ君必死に力説します。もう必死です。
「黙れ、カンコ」
 そこで誰かが言いました。
「!?」
 皆声がしたほうを振り向きます。見ればコユンちゃんがいます。
「お前がそんなふうなのだから我が一族は町の皆から馬鹿にされ忌み嫌われる
のだろう。いい加減に学習しろ」
 皆よりさらに冷たい声で言います。
「な・・・・・・」
 これにはカンコ君も皆も絶句です。
「少なくともボクはお前のそんな破廉恥な行動は絶対に許さない。どうしても
というのならボクを論破してからにしろ」
「グギギ・・・・・・」
 カンコ君顔を真っ赤にしています。
「フン、まあ今日はいいニダ」
 カンコ君プイッと背を向けました。


115 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:16 ID:d3pLrsmg
「だが覚えておくがいいニダ。ウリは自分が格好悪く書かれることは
絶対に許さないニダ」 
 そう言ってその場を去りました。
「フン、馬鹿者が」
 コユンちゃんはその背中に向けて言います。
「おい・・・・・・」
 皆はそんな彼女に声をかけようとします。
 ジロリ
 しかし彼女の視線の前に沈黙してしまいます。皆はその威圧感に押され
その場を後にしました。
「カンコ君の馬鹿・・・・・・」
 一人になったコユンちゃんは顔を俯けて呟きました。
「・・・・・・どうしてなの」
 コユンちゃんはポツリと言いました。 
「どうしてありのままに受け入れて自分を正しくしようって出来ないの・・・・・・」
 その瞳は泣いていました。彼女はそのまま一人で泣いていました。
「・・・・・・・・・」
 それを遠くから見る娘がいました。


116 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:16 ID:d3pLrsmg
翌日コヨンちゃんはアメリー君とチューゴ君に絡まれていました。
「おい、僕のやり方に不満があるらしいな」
「お前の一族がうちに逆らうとはどういう了見アル?」
 普段は微妙な関係の二人もこういう時には絶妙のコンビネーションを
見せます。
「別に何も」
 コヨンちゃんはそんな二人をいつものクールさで無視しようとします。
「おい待てよ」
「逃がさないアルぞ」
 二人はそんな彼女を呼び止めます。
 皆何も言えません。止めに入るような力のある面々は折り悪く最初から
何処かに行っていていません。
「言っておくが女の子でも容赦はしないぞ」
「手加減はしないアル」
 そして段々危険な雰囲気になります。
「おい、まずいぞ」
 皆が言います。
「それがどうしたの」
 コヨンちゃんも引きません。
「連中止められるのは・・・・・・」
 今いるメンバーではニホンちゃんだけ。しかし彼女は一旦本気で
怒ると手がつけられない諸刃の剣です。
「まずいな」
 しかしそんなところに一人の少年が現われました。


117 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:18 ID:d3pLrsmg
「二人共、止めて欲しいニダ!」
 何とカンコ君です。バッとコヨンちゃんと二人の間に入って来ました。
「え・・・・・・」
 これには皆ビックリです。コヨンちゃんまでもが呆然としています。
「どうしてもというのならウリを殴るニダ。コヨンは女の子、しかも
ウリの同胞ニダ!」
 カンコ君コヨンちゃんを後ろに庇って言います。
「おい、マジかよ」
 それを見た皆が言います。
「・・・・・・しょーーがねーーな。今日は御前に免じて許してやるか」
「気が変わったアル」
 二人はそれを見て踵を返して言います。そして何処かに立ち去って
いきました。
「コヨン、大丈夫ニダか!?」
 カンコ君コヨンちゃんに言います。
「・・・・・・フン」
 コヨンちゃんそんなカンコ君から顔を逸らします。
「どういうつもりか知らないけれど大きなお世話だ。ボクはお前なんかに
助けてもらう程弱くはないし暴力には屈しない」
 冷たく言い放ちます。
「・・・・・・それならそれでいいニダ」
 カンコ君はそれを聞いても怒ることもなく言いました。
「だが礼だけは言っておくか。有り難う」
 そしてプイッと身体も向けて教室を後にしました。


118 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:19 ID:d3pLrsmg
「ニホンちゃん、これでいいかな」
 廊下を歩いていくコヨンちゃんを見ながらさっきの二人がニホンちゃんに
言います。
「うん、有り難う」
 三人は教室の出口のところにいます。
「確かにカンコ君ってあんなふうだけれどね。けれどああした一面もあるんだ」
「意外アルな」
「コヨンちゃんああした態度取ってるけれど本当の気持ちは違うんだ。だから
カンコ君のいい面も知ってもらいたいの」
「成程ね。それで僕達に頼んだのか」
「まあ報酬は得たアルからいいアルけれどな」
 二人もそう言っていますが実は報酬など受け取ってはいません。
「コヨンちゃん本当はカンコ君が好きなんだ。だけどカンコ君にもっと立派に
なって欲しくてあんな態度とってるの」
 ニホンちゃんはコヨンちゃんの後ろ姿を見ながら言いました。
「けれども今のカンコ君のいいところも知って欲しいの。そうしたらもっと
好きになれるから」
「そうか」
 それを聞いた二人は微笑んで言いました。
「成程ね、ニホンちゃんは優しいな」
「あいつが惚れるのも無理はないアル」
「えっ、誰が!?」
 それを聞いて逆にキョトンとするニホンちゃん。
「まだ気付いてないのか・・・・・・」
「鈍感なのもここまで来ると・・・・・・」
 ニホンちゃんのあまりもの鈍感さに呆然とする二人でした。
 三人の向こうには目の前に誰もいないのを幸いに一人顔を俯け手の甲で
ぐしゃぐしゃになってしまった整った中世的な顔からとめどなく溢れ出る
涙を拭きながら歩くコヨンちゃんがいました。

119 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:20 ID:d3pLrsmg
 今回のソース。他の国の教科書に文句を言ってもはいそうですか、と
言うのはつい最近までの我が国だけだよ。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/02/27/20030227000026.html
 後半はかなり創作。韓国にもいい部分はありますしそれまで否定するのはね。

120 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/03/28 02:29 ID:d3pLrsmg
 これで終わりです。とりあえず次は来週ということで。ストックはもうないです。
載せられるもの全部です。
 とりあえず来週は一本です。首領様のお話。
 作家さん方作品お願いします。落ちたり保守でもったりするのは勘弁です。
 >転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzkさん
 コユンちゃん使わせて頂きました。何か半年で消えるには非常に惜しいキャラの
ように思います。ニホンちゃんとカンコ君、そして彼女の三角関係になるのかな。
 


 

121 :マンセー名無しさん:04/03/28 09:49 ID:KhseyXPV
>>96
とは言え、最近では補完スレのどぜう氏のような被害者が出ている事も
事実なわけで。熱血氏の粗製濫造とそれに関する議論が
他の職人のやる気を萎えさせているという側面も確かにあるとは思う。

漏れだって他人の人格をどうこう言えるようなたいした香具師じゃないが、
熱血氏は「分別がない。」という批判は、残念ながら同意だな。

122 :黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :04/03/28 10:57 ID:DuNNjni+
熱血くん…相変わらずパワーがあっていいなあと思うんですが、
もうちょっと間を空けて作品出してくれないかなあ。
少なくとも私は熱血くんが書くのほど読むパワーはないわ。

123 :目次186:04/03/28 18:19 ID:DStoDwVU
第1796話「まけてくやしい」
>>15
第1797話「あのこがほしい」
>>16
第1798話「リューくんのぱんつ」
>>25-29 ( >>30 訂正)
第1799話「水色ジェネレーション」
>>31-33 ( >>34 解説)
第1800話「チューゴくんは自らの強烈な意志に逆らえない」
>>37-38 ( >>39 解説)

124 :目次186:04/03/28 18:23 ID:DStoDwVU
第1801話「お父さんも自らの強烈な意志に逆らえない…かも」
>>40-41 ( >>42 解説)
第1802話「無神経」
>>45-47 ( >>48 解説)
第1803話「食べてはいけない」
>>50-55 ( >>56 解説)
第1804話「デスマッチ」
>>62-64 >>66-67 ( >>68 解説)

125 :目次186:04/03/28 18:24 ID:DStoDwVU
第1805話「いけいけ事大主義」
>>73-74 ( >>75 解説)
第1806話「見えた!」
>>76-79 ( >>80 解説)
第1807話「キプロスちゃん家」
>>81-84 ( >>85 解説)
第1808話「方言」
>>86-89 ( >>90 解説)

126 :目次186:04/03/28 18:26 ID:DStoDwVU
第1809話「そしてまた一人」
>>91-94 ( >>95 解説)
第1810話「風邪もひくはず」
>>97-98 ( >>99 解説)
第1811話「アンタッチャブルGIRL」
>>100-102 ( >>103 解説)
第1812話「トップを狙え!」
>>104-107 ( >>108 解説)

127 :目次186:04/03/28 18:28 ID:DStoDwVU
第1813話「建前と本音」
>>109-111 ( >>112 解説)
第1814話「LONG ROAD」
>>113-118 ( >>119 解説)

128 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 13:55 ID:IBJElG90
目次様乙です。それでは作品投下。
今回は縛り破ってネタは比喩抜きでそのまんま扱いマスタ。

129 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 13:56 ID:IBJElG90
『HONEY LOASTED PEANUTS』

「兄上、何だまた漫画を読んでいるのか。」
「アーリア、そう馬鹿にしたものではない。中々含蓄に富んでいるし、活字のみと比べて
訴えかけるものも多い。勿論絵入りで描写すると言うことは読み手の想像力を減殺する
きらいがあるが、反面文化の相違による共通認識の壁を簡単に越えてしまう効力もある。」
「なるほどな。しかし兄上、」
「なんだ?」
「色々分析しているようだが読んでいるのは面白いからだろう?」
「…」
「…」
 ゲルマッハ君は少し顔が赤くなりましたが、黙ってごまかすのが一番と思ったのか、何事も
無かったかのようにまた読み始めました。
『しかし兄上、最近好きな哲学書も読まずに漫画ばかり。そんなに面白いのだろうか?』
 アーリアちゃん、ゲルマッハ君が嵌っているので興味を持ち始めたようです。
『餅は餅屋。うん、こういうことはニホンにでも聞いてみようか…』
 ちょっとした好奇心。子供には大切なことですが、それがアーリアちゃんを襲う全ての不幸の
始まりでした。


130 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 13:56 ID:IBJElG90
     *
 次の日の学校で、アーリアちゃんニホンちゃんに早速尋ねます。
「漫画?アーリアちゃん漫画読むの?」
「読んだ事はない。最近兄上がよく読んでいるのでどんな物だろうかと興味を持ったんだ。」
「ふーん。でもアーリアちゃんてどんなお話がすきなの?」
「いや、その辺は適当に見繕ってくれればいい。いわゆる研究のためだしな。」
「んー、わかった。そしたら帰りにうちによってかない?実際に見た方がいいと思うし。」
「別に兄上と同じでもいいんだが…」
「だぁめ。女の子用のもあるんだから。そっちにしようよ。」
「女の子用?種類が色々あるのか?」
「うん。女の子用男の子用…(中略)…で、最近は学習帳にもあるよ。あれ?アーリアちゃん?」
 アーリアちゃん途中でついていけずに頭の中が真っ白になっていました。
『こ…これはもしかしたら侮れない研究かもしれない…私に、理解できるだろうか…』
 軽い恐怖を覚えつつその日の放課後ニホンちゃんの家に向かいました。
 ニホンちゃんの部屋に入ったアーリアちゃん。改めて本棚の漫画の多さに感心してします。
『これだけの供給があるということはつまり需要があるということ。こう並ぶとすごい迫力だな。』
 アーリアちゃん、ゲルマッハ君の家には立派な革表紙の本や事典、図録なんかは当たり前の
ように置いてあります。しかし子供向けの本といえば絵本が少々あるくらい。『絵心がない』と
いうことでEU町のほかの子達からもからかわれる事も多いです。特に女の子向けの本は絶無に
近く、暇なときなどは仕方なしにゲルマッハ君から男の子向けの物語を借りたりしていました。
「さ、そんじゃあどんなのにしましょうかねえ…」
 ニホンちゃんはお茶とお菓子を運んでくると、早速本棚からひょいひょい何冊か引っ張り出
します。
「えーと、やっぱベルばらにぃ、硝子乃仮面とかは外せないよね。そんでもってこれとこれと
これと…」


131 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 13:58 ID:IBJElG90
「おい…ニホン…」
 戸惑うアーリアちゃんの目の前にあれよあれよという間に漫画が積み上がります。
 アーリアちゃんのそんな表情を意に介せず、ニホンちゃんはそのうちの何冊か手渡すと、にっこり
笑って呟きました。
「コワクナンカナイヨ…スグキモチヨクナルカラネ」
「ん?何か言ったか?」
「え?別に何も?」
 アーリアちゃん怪訝な顔をしましたが、特にこだわりもせず読み始めます。そんなアーリアちゃんを
ニホンちゃんは荷馬車に乗せて売られてゆく子牛を眺めるような目でひそかに見ていました。
   *
 さてそれから3日経ち、アーリアちゃんは順調に蟻地獄に引き摺り込まれています。ゲルマッハ君
より確かに出来は悪いですが、今まで規律正しく真面目に授業や宿題をこなしていたアーリア
ちゃんが、授業中に居眠りしたり、宿題を忘れたり、掃除をサボって矢のように家に帰ったりとまるで
別人になってしまいました。
 さすがにフラメンコ先生もその変わりように面食らってしまい、ゲルマッハ君に相談しますがこちらも
要領を得ません。アーリアちゃんほどでないにしろ、ゲルマッハ君も最近精彩を欠いています。
 二人ともおかしいとなると教師としては家に連絡するのが常道。程なくして家でテレビにかじりついて
いたアーリアちゃんと、両手に紙袋を提げて帰宅したゲルマッハ君は、両親からきつーいお灸を据えられ
てしまいました。規律と自律にうるさい家の方針に則り、二人ともテレビと漫画は一日30分の規制を
かけられ、ちょっぴり意気消沈です。
 次の日アーリアちゃんはニホンちゃんから借りていた漫画を大量に持って返しに来ました。
「大丈夫だよ、アーリアちゃんちっともおかしくなんかないよ。だって好きなものを好きって言ってる
だけだもん。」


132 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 13:58 ID:IBJElG90
 ニホンちゃんは罪人を赦すキリストのような優しい目でアーリアちゃんに語りかけます。
「そう…言ってくれると助かる。」
 アーリアちゃんはにかみながら答えます。家の人に最近漫画ばっかり読んでいるのを随分
咎められていたのでしょう。それからアーリアちゃんとニホンちゃんはおにゃのこ漫画について
迸る情熱と共に熱く語り合い、お互いの知識を深め合いました。
   *
 さてその週の土曜日、乙女心と欲望は子供には理性のタガをぶっ壊すのが世の常。最近は
授業中に漫画を持ち込んで耽読するまでに堕したアーリアちゃんにニホンちゃんが更なる悪魔の
囁きをします。
「…漫画交換会?」
「そ。やっぱりお小遣いにも限りがあるでしょ?だから誰かの家にお泊りして皆で持っている漫画
回し読みしましょうって会なの。勿論大人とか男の子にはヒミツ(はあと)。」
「う…うむ、なかなか興味深い…な。」
 アーリアちゃん普段どおりを装おうとしていますが、顔には行きたくて仕方ないと出ています。
しかし心のどこかに、今の自分の状況が親たちに快く思われていないのが咎めているようです。
「ただし、」
「ただし?」
「お菓子は持ち込み。そんで漫画買うために毎回500ウォーン貯金してるの。」
「そ、そうか。それは残念だ。」
「え?どうしたの?」
「実は今月、漫画を買いすぎてな、恥ずかしいことだが、そんなお金持っていないのだ。」
 そういうとアーリアちゃんしょんぼりしてしまいました。ものすごく心残りですが、最近の自分の
行動が問題なのも自覚しているからでしょう。


133 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 13:59 ID:IBJElG90
 そこでニホンちゃんすかさずフォローアップ。
「でもアーリアちゃん来てくれるんだったら、今回初めてだし、お金なんかいいよ。」
「え?しかし…」
「あ、気にしないで。始めて参加する人はいつもそうしてるの。」
「そうなのか、そ、それじゃあ、参加…させてもらうかな。」
「うん。皆にもそう言っとくね。」
 アーリアちゃん、他愛もなく陥落してしまいました。しかし、げに恐ろしきはニホンちゃんの感染
能力。その威力は刺すコロナも真っ青です。
「ああ。で、その会はいつやるんだ?」
「今日。」
「今日なのか…。」
「あ、都合つかなかったら無理しなくていいよ。何か悪いし…」
「い、いや、無理なんかしていない。分かった。頑張ってみる。」
 そういうとアーリアちゃん考え込んでしまいました。どうやって言い訳するか考えている
んでしょうね。端から見れば人生に深く思い悩んでいるように見えるのが得といった所。
まあ、そんな得しても仕様がないでしょうが。
 念押しもせず、ニホンちゃんはその場を去ります。その直後にニホンちゃんがタイワンちゃんや
ネシアちゃんと、蟻の巣に熱湯を流し込むような目線でアイコンタクトを交わしたのには、誰も気が
つきませんでした。


134 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 14:00 ID:IBJElG90
   *
 さて、その日の放課後、息せき切ってニホンちゃんの家にやってきたアーリアちゃん。右手に漫画
の入った紙袋、左手にはコンパクトにまとまったお泊りセットで、夜戦準備は万端です。
「ようこそ…」
 ニホンちゃん満面の笑みで迎えます。その後にはやはりニコニコと笑いながらタイワンちゃん、
ネシアちゃん、チョゴリちゃんが迎えてくれます。
「い、いやあ、改めて言われると照れるも…」
そう言いかけたとき、さらにニホンちゃんが近付いてきて、耳元でボソッと囁きます。
「戻れない世界へ…」

「……………………え?」

 アーリアちゃんはタイワンちゃんとネシアちゃんに優しく両手を拘束され、ニホンちゃんの部屋へと
消えて行きましたとさ……アーメン。

おしまひ


135 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/03/29 14:00 ID:IBJElG90
解説・ダンケ・無間地獄
※ グーテンモルグ同士諸君!今回は我が戦列に加わりし栄光の民族に敬意を払ってお送りした。
独逸に於いては我らが同士が着実にその数を増し、嘗て我等が近代化の規範として独逸に教鞭を
乞うたのと、全く逆の現象が起きつつある。
 曾は開国後に欧州を席巻せしジャポニズムともまた趣が異なる。ジャポニズムとは欧州の価値観に
根底を置く日本評価であるが、この度は日本の価値観による欧州への文化進出である点が特筆
される。
 括目せよ同士諸君!我等が礫蹄に世界は続く。今こそ我らは共に肩を組み、我らを揶揄し、貶めた
勢力に対し鉄の乾坤を投ず!ジーク!カイザー!ジーク!ハイル!(w
※ とまあナチヲタ風解説はこの辺にして、ドイツにてヲタが増殖中というネタをご提供。ドイツでは
少女漫画というジャンルが今までなかったのだとか。アキラを契機として日本製アニメがドイツに大量
供給され、社会生活不適合者をじわじわ増殖させているようです。ようこそドイツ国民の皆さん、この
終わらない世界へ…シャレニナッテネエカナ?

※ 檀家ソース
↓始まったドイツのマンガ・ブーム
http://www.okada.de/jing/manga/manga.htm
ここのマンガ関係記事一覧からリンク色々ありますので読むと理解が深まり、抜け出せなk
…ウワナニスルヤメ(PAM(PAM(PAM
↓アニメ雑誌「兄マニア」…すんません「アニマニア」ですた←確信犯
ttp://www001.upp.so-net.ne.jp/yoshizu/diary/outer/animania.htm


136 :ぱいん ◆zxLK8yzPPs :04/03/29 17:32 ID:F/RgFrV5
>>有閑工房 ◆WOaKOSQONw様
乙です。日本のマンガはドイツ人をも蝕むのか・・・。

私がドイツに行った時(98年)は、
鳥山明・高橋留美子の作品が多かったなーと記憶しております。
少年マンガしか見つかりませんでした(南部の地方都市です)。
数年後、助教授(男性)の研究室の書架に
ドイツ版『セーラームーン』を発見してびっくりしました。

137 :どぜう:04/03/29 17:56 ID:RA8RGiGB
>>136
ドイツでの日本製マンガ&アニメ事情は詳しく知りませんが、
ドイツでは1971年に円谷の傑作、怪奇大作戦が放映されていたようです。
いかにもドイツらしい作品のチョイスだと変な風に感心。
http://www.ucatv.ne.jp/~rydeen/SRI/deutsche_ver/index.html

138 :マンセー名無しさん:04/03/29 21:03 ID:+9JW3uqX
>>136
余談だけど結構ドイツ・フランス等あの辺りはジャパニメーションがかなり人気。
某大型古本店も店舗出してるからなぁ。コスプレも人気だし・・・。

139 :ラビ:04/03/29 21:29 ID:0AmdzTFq
そのうち成田にコミケができるかもしれん。
いまは全国から集まる人に便利なよう、羽田にあるけど。

140 :マンセー名無しさん:04/03/29 21:46 ID:dFxzfaJe
私は2年半ほど前にベルリンに行ったのですが、
尾崎南の「絶愛」ドイツ語版が駅の本屋にありました。

141 :puku:04/03/30 01:38 ID:rcySpE0K
ねつ血の書いたのんお読むよりほっ虚ky所為のウッザイレスをさがしてる自分に気ずく時

灰次。

(なぬてハンいた的なんでしょうう。つか熱血も頭キタからって何もレン爆しネイでもw)

142 :ぱいん ◆zxLK8yzPPs :04/03/30 03:45 ID:Xj2KxJ1z
>>141
ゴバーク?

143 :ぱいん ◆zxLK8yzPPs :04/03/30 03:46 ID:Xj2KxJ1z
・・・じゃなかった。謝罪いたしまつ。

144 :ウィンザー家の執事:04/03/30 12:48 ID:XdiukU35

 それは3月の氷雨の降る寒い夜のことでした。
 ニホンちゃんは、お通夜から帰ってきたニホンパパ、ニホンママに尋ねました。
「どんな方のお通夜だったの?」
「私やママが子供の時、大変はやったコント番組があって、そのグループのリーダーだよ」
「ふーん。そうなんだ」
 小学5年のニホンちゃんのイメージは『頑固なお爺さん』だったので、ちょっと驚きました。

 喪服のままソファに座ったパパとママは、思い出話をし始めました。
「…親の目を盗んで観ていたのよね…」
「…父に見つかって、大目玉を喰らったり…」
「…学校でもよく真似していいて…」
「…『チョットダケヨ〜』って真似してたら女子が怒り出してたな…」
「お父さん、その『ちょっとだけよ』って何なの?」
 ニホンちゃんの割り込みに、ニホンパパは苦笑し、
「もう遅いから、寝なさい」と言いました。

 数日後、ニホンちゃんがパパの書斎に入ると、ニホンパパは鼻歌を
を歌いながら端末に向かっていました。
その後何日も、ニホンちゃんの頭の中でその歌がリフレインし、
大変困ったことになったそうです。

ナサハヨーイトッコ♪スーミヨッイトッコロー♪
イチドーハオイデーヨ♪ナッサノッキチー♪
ア、ナッサ♪ナッサ♪ナッサナッサナッサナサ♪
ア、ナッサ♪ナッサ♪ナッサナッサナッサナサ♪


……いかりや長介さんのご冥福を心よりお祈りします。



145 :ウィンザー家の執事:04/03/30 12:54 ID:XdiukU35
タイトルを付け忘れてしまいました。

NASA音頭のまとめサイト

ttp://nasaondo.fc2web.com/index.html



146 :近鉄スレより出向:04/03/30 15:08 ID:Iv6shC8g
熱血君、ハン板でも感情的になるな。それは君の悪い癖だから止めるように。作品
は俺が見るかぎりそんなに悪いとは思わない。みにふろの方の奴は自分が法律だと
思っているようだが。
とりあえず熱血君よ、今日はドームへ来るのだろう。今日は長官が投げる。君は
彼のスライダーを酷評していたがよく見ていてくれ。以上。
ああ、あと感情的になって連続投稿は止めるように。俺も見ていて疲れた。それに
安定感もない。だが決して悪くはないと思うぞ。

147 :146:04/03/30 15:12 ID:Iv6shC8g
ああ、言い忘れていた。今日はドームに六甲牛が来ても騒がないように。この前
怒っていたのは君だろう。では頑張って書いてくれ。

148 : :04/03/30 22:43 ID:i6jPzvlZ
あのプロレス実況みたいなのはひねりが利いててかなりいいと思ったがその後連投したやつはどうも今までのパターンと同じだな

149 :マンセー名無しさん:04/03/31 01:14 ID:UeebJgpj
>144-145
NASA音頭観てから読むと、余計に寂しくなったYO・・・
⊃ДT)

150 : :04/04/01 09:18 ID:cmvh1S1r

          ∧_∧            ∧_∧
         <丶`д´>保守… 革新…(@д@)=>
         ( つ日)           ( 日⊂)
         (⌒_)__) ┳━━━┳  (__(_⌒)
        ⊂===⊃.┃    .┃ ⊂===⊃


151 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/01 09:35 ID:LKC2Azr6
『罪深き者、汝の名は…』【スレ保守作品につきNO.除外】

「あれ?ゲルマッハ君どうしたの?」
「うむ、マンガを…ではなくこの板が臨戦態勢と聞いて保守に来た。」
「大丈夫だよう、今の所。一緒に玄米茶飲む?」
「頂いておこう。そうか、大丈夫か。しかし当のカンコはどうした?」
「お父さんが焼き払った家の再建に忙しいってさ。焼け跡にエスカレーター作って
どうする気か知らないけど、そもそも途中に階段つけてごまか(ry」
「タイワンは?」
「操を守るために今は会えないって…なんかよくわかんない。」
「アメリーは?」
「今はカラオケ大会の練習で秘密の特訓中だって。」
「なるほどな。しかしニホン、あれはカラオケ大会ではなく執事選びの儀礼だぞ。」
「いやあ…なんかその前のカラオケが強烈でそっちはどうでもいいっていうか。」
「気持ちはわかるがな。」
「それにしてもいい日に来たねえ、桜満開だよ。」
「ふむ。日ノ本家は桜が好きだったな。この家にもニホンにも似合っていると思う。」
「(ポッ)…ねえ…ゲルマッハ君。」
「何だ?」
「結婚しようか?」
「…………」
「嫌ですか?」
「本気なのか?」
「冗談です。」

ちゃんちゃん
4/1記念保守。祭り襲来時はずいず皆さん保守願います。

152 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/01 09:35 ID:LKC2Azr6
みんなごめん。    やりすぎた。

153 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/01 23:41 ID:w+LlqDWX
虚虚実実

「やってしまったのね・・・。もう後戻りは出来ないわ。」
紫の服を着たハイチちゃんは呟きました。いつもにましておどろおどろしい雰囲気です。
キラリと手にしたナイフの刃が光ります。
「気の流れがよどんでいます。このままではいけないわ。儀式を執り行わなくては・・・。」
「待つんだ。」 黒い服に身を包んだコヨンが、どこからともなく現れました。
「ボクの邪魔をすることは許さない。」
ハイチちゃんは首を傾げました。生暖かい風が吹き始めます。
「あなたのためにやるのよ。解っているでしょう?あなたでは力不足なの。」
「ボクが・・・。そんなはずはない!ニホンに出来て、ボクに・・・。」
「あなたの言葉には、もう以前のような力は無いのよ。」
コヨンの姿が朧になっていきます。
「あなたは力を失ったのよ。」
ふっとコヨンの姿がかき消えます。暗闇に次々と蝋燭の灯がともります。
ぼうっと暗闇に赤い光で描かれたハングルが浮かび上がります。
「文字の力が足りないかもしれないけど、でも・・・ふふっ。」
紫色の唇が微笑を浮かべます。
「動かさせてあげるわ。あなたの強い意思を無駄にしないためにも・・・。」


154 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/01 23:42 ID:w+LlqDWX
通学路の脇にある桜はもう満開です。
「ねえ、どうしたの。顔色がなんか悪いみたいだけど。」
ニホンちゃんは、コヨンちゃんの顔を覗き込みました。
「本当。ねえ、今日は学校休まなくて大丈夫なの?」
タイワンちゃんも覗き込みます。
「ボクは・・・普通だ。」
(普通じゃないのは、ボクじゃなくて・・・)
「ウェーハッハッハッハ!!!ウリ・・・。」
ドカバキドカ・・・プスンプスン・・・。目の前に現れたカンコ君は何かを言いたそうでしたが、
目をキラーンと妖しい光に輝かせたコヨンが、叩き潰してしまいました。
「・・・アイゴー・・・チョッパリは謝罪と賠償と・・・。」
「あの・・・。」「ねえ・・・。」
(何か複雑そうだから、もうちょっとしたら聞いてみよう)と2人は思いました。

155 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/01 23:49 ID:w+LlqDWX
解説
今回の話題は、運行開始から故障続きのKTXですの
かつて橋や土手などを建設する時は、「人柱」ということが行われていましたの
コヨンちゃんの反対にも関わらずハイチちゃんが、儀式を執り行うということは(tbsですの
KTXが大事故を起こさずに運行されることを切に願いますの

4/1
05:05 釜山発ソウル行きKTX74号の第1便が発車。運転士はヤン・セウ(43)。
07:00頃 高速鉄工事監理団のパク部長(47)が心臓麻痺で死んでいるのを発見される。
07:54 KTX74号は定刻通りにソウルに到着。発運行成功セレモニー。
10:30頃 釜山8:30発KTX46号 6つのモーターブロックのうちの3つがストップ。
  速度上がらず運行を取り止め。乗客50(130)名は太田駅で予備車両乗り換え。終点竜

山駅には13分遅れで到着。
00:00頃 釜山10:30発KTX50号 滑走防止装置に故障発生。
  乗客330名は東大邱駅で予備車両に乗り換え。20分遅れで到着。
午前 爆破予告電話。
午後 ソウル駅でKTX乗車を要求する障害者20名と駅員が衝突。

初日乗車券販売率 : 約30%
  釜・湖南線(128便)31%
  京釜線(94便)35%
  湖南線(34便)19%
現在のKTX稼働率 : 44/46編成
死傷者 : 0人(過去累計1人)

156 :マンセー名無しさん:04/04/02 23:19 ID:LU6vd08Y
http://comic2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1080841553/l50

157 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/02 23:29 ID:K1Mae5gl
『 Fun Time 』

 4/1 AM8:20 5年地球組教室
「あらアメリー、ごきげんよう。」
「やあリズ。元気かい?」
「貴方がお熱なアルカイナさん貴方のうちに居候してらしたのね。ご愁傷様。」
「エッ?そんなわけねえって。俺の網から逃れるなんて…」
「でもここほら…」
「まさかそんな……」
「ホホホホ。そういうエリザベスも随分と石潰しな身内をお持ちで。当主が
これじゃお先真っ暗ですこと。」
「あらフランソワーズ、何のことかしら……」
「ほらほらここ読んで御覧なさいな。」
「え?……」
「って、おい、これ冗談記事じゃねえかYO!」
「あらごめんなさい。わたくし気がつきませんでした。」
「ったく性質わりいぜ。」
「まあ、フランソワーズも釣られたことですし、良いにしましょうよ。」
ぴくっ…
「ホホ……ホホホホ、きょ、今日はエイプリールフールですものね。」

158 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/02 23:31 ID:K1Mae5gl
 4/1 AM8:25 小学校1階廊下 学校掲示板前
「ばぶばぶばぶばぶばぶーーーばぶばばっぶーーー!」
「あはははは、アサヒちゃんなあに?」
「今日から赤ちゃん新聞作ってマース、ばぶばぶーーー!」
「全然読めないってこれ。あ、そうか、今日はエイプリールフールだもんね。」
「そうそう。そういうこと。」
「そっかあ、心配してたんだけどカンコ君もエスカレーター動かさないことに
したんだねえ、うんうん。」
「ニホンちゃん、そっちのはほんとの記事……」
「え…」

冗談で終わる

解説・虚報・オチはべたべた
エイプリールフールで面白いもの見つけたので捏ねたいきまーす。
アサヒちゃんがYAH○◎ネタやってんのはご愛嬌

まあ皆さん捻りのきいていることで(w
↓yahooばぶばぶ
http://event.yahoo.co.jp/20040401babu/index.html
↓「女王は競馬好き」「オサマは米に」
http://www.asahi.com/international/update/0401/018.html

159 :名無しさん@お腹いっぱい:04/04/03 04:04 ID:C+7fbYww
パレスチナ君には大事にしているものがあります。
野心像という彫像です。
その像は誰かのお爺ちゃんの顔をモチーフに描かれていて、至る所が欠けて酷くボロボロです。
しかし、様々な点を考慮するとこれはむっちゃ高くて、一部のマニアからは福祉の象徴という、電波な定評があったりします
まあ、そんなことよりネーミングセンスがおかしいと思うんですが、これも電波な人がつけたのでしょうがありません。
でもってその電波な人は・・・
「五月蠅い!!紫苑!チッタァダマッテロ。」
電波な人が下品な言葉を吐きました。
「だから、黙ってろ!これは凄いんだぞ!僕がずっと前にみんなと一緒に作ったんだ。お前みたいに感情の欠けてる奴には作れねぇんだよ!」
電波な人がムカツク発言をしました。
感情が欠けてるとは心外です。きちんと私には感情があることを見せましょう。
ロケット花火を野心像に向けて・・・零距離射撃!
BAGOOOOOOOOOOOOOOON
「ハッ!?スーパーマンが来たのか!?この音は!?」
アメコミおたくが変な発言してますね。まあそれはおいといて、
あらあら、野心像さん跡形もなく吹っ飛んじゃいました。あらあら。
ワナワナ
あれー?なんか震えてますね。寒いんですか?だったらもう一発浴びせて暖かくしてあげますよー
「オマエヲムッコロス!」
電波な人が過激な発言をしてますね。男の癖に腕力じゃ勝てないのに。プッ

アメリー「ありゃあ、またやってるよ。もうさすがに喧嘩止めるの飽きてきた。」
エリザベス「ちゃんとやらなきゃ駄目だと思いますことよ?」
フランソワーズ「あなたが最初に焚きつけたのによく言いますわね。」
エリザベス「そんなこと忘れました」
アメリー「・・・まあいいや。今回は紫苑の方が悪いみたいだな。少し紫苑を叱ってくる。」
フランソワーズ「というか・・・いつも紫苑ちゃんの方が悪いような気・・・」
アーリア「それは言わない約束だ。」





160 :名無しさん@お腹いっぱい:04/04/03 04:12 ID:C+7fbYww

カンコ「ウリもニホンに彫像をたくさん壊されたニダ!謝罪と賠償をしる!」
ニホン「とりあえず列挙してみて。」
カンコ「・・・」
ニホン「だから、挙げて。」
カンコ「そんなことより、紫苑ちゃんとパレスチナ君の喧嘩止めた方がいいと思うニダ」
ニホン「そんなことどんでもいいから、言ってみて、ちなみに私はたくさん言えるけど・・・」
カンコ「バイバイ」
ニホン「逃げるな!」
http://www.mainichi.co.jp/edu/maichu/keyword/2004/03/j-24.html
この記事ではヤシンが武装活動してる風になってますが、実際は若手過激派がやっているだけのようです(某事情通)



161 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/03 15:37 ID:zz97UUzW
>>160
んっと、今週号のタイム誌に載っていますけど、彼らの公共活動は普通に良いことみたいですの
その組織の理念はともかく、社会福祉の活動は評価できますの
ハマスほど、複雑で権力の分散している社会組織であれば、個々の構成員が暴走するのは必然だと思いますの

ただ、私としては、その思想自体が周囲との妥協を拒んでいる以上、どれほど力を持っていても、
同じイスラム教徒のアサシン派が、かつて政治環境の変化に適応できずに討伐されたように、
いつかは同じイスラム教徒からも見捨てられる存在だと思っていますの
イスラエルは、「どんなコストを払ってでも国を維持する」という絶対条件がありますので、
逆に福祉活動を維持しなくてはならないハマスのほうが、組織的に脆弱ですの

それにハマスがテロ組織である以上、国家になることは出来ないですの
もし、ハマスが国家になってしまえば、イスラエルが宣戦布告できますし、
その場合にはハマスは絶対に負けると解っているのに戦わなくてはならないの
現在、イスラエルがガザからの撤兵を進めていますけど、私にはハマスを誘い出す罠にしか見えないですの

162 :ゼロ ◆WNrWKtkPz. :04/04/03 18:04 ID:0QMm8bUF
お久しぶりですと言って、保守。

163 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:36 ID:CcRSdZaa
                「雨のMERODY」
 少し前のお話です。ゲルマッハ君やアーリアちゃんがやさぐれていてもうどうしようも
なかった頃のお話です。
「ほら、立てよ」
 二人は今日も紫苑ちゃんを苛めていました。
「ウッ、ウウッ・・・・・・」
 身体中痣だからけになった彼女は泣きながら床に倒れています。
「何でよ・・・・・・」
 彼女はその涙に濡れた瞳で二人に対して言いました。
「何で私ばかり苛めるのよ・・・・・・」
 そこに蹴りがきました。それは紫苑ちゃんのお腹を無慈悲に蹴りました。
「ガハッ・・・・・・」
 彼女はお腹を抱えて蹲りました。
「理由を聞きたいか?」
 彼女の髪を掴んで顔を上げさせます。そして黒い制服に身を包んだ二人は言いました。
「それは御前達の家族が前の喧嘩で我が家に不利になるようなことをしたからだ」
「そうだ、そしてそのせいで我が家は負けた。叔父様がそう言っておられた」
 そして再び紫苑ちゃんを殴り蹴ります。皆は怖くて何も言えません。

164 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:37 ID:CcRSdZaa
「しかし僕達だけ御前の相手をするわけにもいかない」
「そうだ、御前は呪われた家の子だ。皆に制裁を受けるべきなのだ」
 二人はそう言うと酷薄な笑みを浮かべました。
「おい、ポーラ」
 ゲルマッハ君はついこの前喧嘩で負かして子分にしたポーラちゃんに
対して声をかけました。
「な、何!?」
 ポーラちゃんは二人を怯える目で見ながら言いました。
「御前の家もこいつの家には色々と世話になっただろう」
「いい機会だ、御前もこいつを制裁しろ」
「えっ、けど・・・・・・」
 ポーラちゃんは二人を上目遣いで見ながらそれを拒絶しようとします。
しかし。
「嫌なのか?」
「まさか私達に反抗するつもりなのか?」
 二人はそう言うとポーラちゃんを睨みました。


165 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:37 ID:CcRSdZaa
 彼女はこの前二人にいきなり襲われやられたばかりです。その怖さは身に
染みています。反抗なぞ出来る筈もありません。
「それは・・・・・・」
 顔を下に俯けて何も言えません。
「わかった。御前もこいつを制裁するのに賛成なんだな」
「流石だな。では早速やってもらおうか」
「え、そんな・・・・・・」
 彼女はその言葉に呆然とします。そして床に蹲る紫苑ちゃんを見ます。
「お願い、止めて・・・・・・」
 彼女はもう口から血を漏らしています。そして哀願する目で彼女を見ます。
「・・・・・・・・・」
 彼女は動けませんでした。あんなふうになっている紫苑ちゃんを苛めたりする
ことは彼女の良心が許しませんでした。しかしそんな彼女の良心の呵責をもこの
二人は無残に踏み躙ったのです。
「そうか、ならいい」
「替わりに御前を制裁してやる」
 そう言うとポーラちゃんの方に歩み寄って来ました。
「あ・・・・・・」
 それを見てポーラちゃんは立ちすくみました。


166 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:38 ID:CcRSdZaa
「それは・・・・・・」
 ポーラちゃんはまだ答えられません。しかしそうしている間にも二人はあえてゆっくりと
近付いてきます。
「・・・・・・わかったわ」
 そして彼女は遂に負けてしまいました。紫苑ちゃんの方へ歩いていきました。
「そうだ、それでいい」
 二人はそれを見て笑いました。
「そんな、ポーラちゃん・・・・・・」
 紫苑ちゃんは床に蹲りながら彼女を見上げました。
「嘘だよね、嘘だと言って・・・・・・」 
 彼女は必死に哀願します。しかし。
「御免、紫苑ちゃん」
 彼女は拳を振り上げました。そして紫苑ちゃんを殴り蹴りました。
「こうしないと、こうしないと私がやられるの。あの二人に・・・・・・」
 そう言いながら拳を振り上げます。
「だから・・・・・・御免ね。許してね・・・・・・」
 彼女は泣いていました。けれど殴らずにはいられませんでした。紫苑ちゃんはそれを
受け床に蹲っていました。ゲルマッハ君とアーリアちゃんはそれを見て残酷な笑みで笑って
いました。

167 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:39 ID:CcRSdZaa
 そうした悪夢の日々からどれだけの歳月が流れたでしょうか。ゲルマッハ家を
支配していたナッチ会は崩壊し紫苑ちゃんは遂に自分の家を持つことが出来る
ようになりました。そしてポーラちゃんもゲルマッハ家の呪縛から解き放たれる
日がやってきたのです。
 しかし彼女は中々言えませんでした。紫苑ちゃんに酷いことをした庫とに対する
謝罪を。
「私が悪いわけじゃないもん・・・・・・」
 彼女は弱々しい声で言いました。
「あの二人が悪いんだもん・・・・・・」
 けれどその良心の疼きは誰にも止められるものではありませんでした。それは
いつも彼女の心を苛み続けていたのです。
「けれど・・・・・・」
 彼女はそれから逃れようとします。けれどその心には逆らえませんでした。
 ある雨の日彼女は紫苑ちゃんを訪ねました。紫苑ちゃんの家の家はその日は
彼女の家では珍しく雨でした。
「何か用?」
 彼女も昔のことは忘れてはいません。ポーラちゃんをジロリ、と睨みます。
「うん、あのね・・・・・・」
 彼女は勇気を出して口を開きました。


168 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:39 ID:CcRSdZaa
「えっと・・・・・・」
 ポーラちゃんは口篭もります。中々言えません。
 しかし勇気を出しました。思い切って言いました。
「御免なさい!」
 そう言って頭を深々と下げます。
「あの時貴女を苛めて・・・・・・。言い訳はしないわ。ただ・・・・・・。
御免なさい」
「・・・・・・・・・」
 紫苑ちゃんはそれを黙って見ていました。そしてゆっくりと口を開きました。
「いいのよ」
 普段の彼女からは思いもよらない言葉でした。
「えっ!?」
 ポーラちゃんはその言葉を聞いて思わず顔を上げました。
「あの時辛かったのは私だけじゃなかったわ。貴女も辛かったんだから。
そうした辛い過去を思い出すのはもう止めましょう」
 ポーラちゃんに対し優しい声で言いました。
「それよりも」
 彼女はそこで話を変えました。


169 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:40 ID:CcRSdZaa
「貴女に聞いて欲しい曲があるのだけれど」
「曲!?」
「そうよ。こうした日に聞くにはぴったりの曲かも。いいから
上がって」
 そう言ってポーラちゃんを家の中に入れます。そしてピアノが
置かれている部屋に案内されました。
「聞いてね、私の曲を」
 そう言うとピアノを弾きはじめました。
「あ・・・・・・」
 ポーラちゃんはその最初に響きだけを見てわかりました。それは
彼女の家の曲でした。
「あの時私を支えてくれた曲。貴女の家の曲よ」
「・・・・・・・・・」
 ポーラちゃんはそれを黙って聞いていました。
「人の心なんてね、恨みや憎しみに支配されてばかりなのよ。残念
だけれどそれから逃れることは簡単じゃないわ」
 そう言いながらピアノを引き続けます。
「けれどね、本当に素晴らしい芸術はそんな醜いものを全て打ち消して
くれるのよ。私はこの曲からそれを教わったわ」
「そう・・・・・・」
「今は私も憎しみからは逃れられない。けれど何時かは。だから・・・・・・。
ポーラ、私は貴女がしたことも忘れるわ。だから貴女も気にしないで」
「有り難う・・・・・・」
 ポーラちゃんはその席にしゃがみ込み泣き崩れてしまいました。紫苑
じゃんの目にも涙が浮かんでいました。雨の中二人をその清らかな旋律が
何時までも包んでいました。

170 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:40 ID:CcRSdZaa
 何時かは書きたいと思いながらもあまりにも陰惨な話なので書けなかった
お話です。女の子がいたぶられる話って苦手なんですよね。弱い者苛めって
結局は自分が本当の意味での弱い奴だからするものですし。
ttp://www.portnet.ne.jp/~kobe2pls/kyoto/porland.htm
ttp://www.mirai.ne.jp/~ittaka/frank.html
ttp://www.poland.or.jp/news/culture/culture_jp/Pianistajp.html
 こんなゲルマッハ君とアーリアちゃんも書きたくはなかったですが。しかし
そういった話なんですよね。人間というのは弱い生き物で時として弱者を苛み
自らを偉く思いたがる。醜い話ですが。


171 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/03 23:43 ID:CcRSdZaa
 あと146さん、僕にレスしてくれるのは有り難いですがここではニホンちゃん以外の
話題は出さないでね。注意したのに。荒らしになるから。
 読者さんを増やしたくて宣伝したのですが。失敬。
 あと漫画サロン板にニホンちゃん漫画化計画のレス作ってもらいました。
156さん紹介サンクスです。

172 :目次187:04/04/04 14:20 ID:vS+yIirt
第1796話〜第1814話
>>123-127

第1815話「HONEY LOASTED PEANUTS」
>>129-134 ( >>135 解説)
第1816話「NASA音頭」
>>144 ( >>145 解説)
第1817話「虚虚実実」
>>153-154 ( >>155 解説)

173 :目次187:04/04/04 14:24 ID:vS+yIirt
第1818話「Fun Time」
>>157-158
第1819話「野心像」
>>159-160
第1820話「雨のMERODY」
>>163-169 ( >>170 解説)

174 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/06 00:34 ID:d4QteI09
ちょっと早いけど保守ですの・・・

175 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/06 00:42 ID:dUvXK2mk
↓古いニュースですがネタ投下。

「韓国人はマフィア」メキシコ在住同胞が反発
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/11/12/20031112000071.html

ベント開け!急速浮上。但し海面には出るな!

176 :unknown_J:04/04/06 12:50 ID:9354KgZy
「シオンちゃんの壁作り」

 石を積んだらゴトゴトと、壁を作りに行きましょね。
  邪魔をする奴は許さない、花火をしかけて潰しましょ。
 石を積んだらゴトゴトと、壁を作りに行きましょね。
  邪魔をする奴は許さない、花火をしかけて潰しましょ。

 シオンちゃんは、今日も壁作りに精を出しつつ、花火を仕掛けています。狙い済まして花火

を爆発させて、パレスチナ君を火傷させてのはつい先日のことです。ニホンちゃんは、薬を届

けようと、やってきたのですが、シオンちゃんの壁に阻まれて、パレスチナ君のところに辿り

着けません。
「ねぇ、シオンちゃん。壁作りを止めるわけにはいかないの?」
 気遣いながら、口にするのはニホンちゃんです。
「どうして?」
「え、家が持ってきた薬とかを届けるのにね、壁があると不便なの」
「そ、じゃぁ薬とかを届けなければいいのね」
「ちょ、ちょっとシオンちゃん。それじゃ、パレスチナ君の火傷とか治せないじゃない」
「知らないわ、そんなこと」
「シオンちゃん・・・」
目にいっぱい涙を浮かべながら、ニホンちゃんがすがります。
「ニホンちゃん、今は駄目ッ」
きつく言い放って、ニホンちゃんを見ないように壁作りに専念します。
ニホンちゃんは、シオンちゃんが許してくれるまでそっと後ろで待つのでした。

177 :unknown_J:04/04/06 12:51 ID:9354KgZy
Unknown_Jです。
 ネタは、ヤシン殺害ネタと外国からのパレスチナ訪問をイスラエルが拒絶してるネタです。
ソースは ttp://news.fs.biglobe.ne.jp/news/photo/jj040324-1727868.html
     ttp://news.fs.biglobe.ne.jp/news/photo/jj040324-1727330.html
     ttp://www.peacepalestine.info/
     ttp://www.palestine.jp/link.htm
 シオンちゃんもどうする気なんでしょうねぇ。


178 :unknown_J:04/04/06 13:28 ID:9354KgZy
少しネタがかぶっていたようですね。すみません。
謝罪はしますけど、賠償は・・・

179 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/06 23:25 ID:Ih6X28To
 首領様こと金日成のデータです。偽者かい。
ttp://www.eshirase.net/anichart.htm
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%97%A5%E6%88%90
ttp://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/human/ki/kimilson.html
ttp://www.piks.or.tv/person/kimilsung.htm
 今回最初にソースを出します。ちと長いので何回かに分けます。

180 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/06 23:27 ID:Ih6X28To
「謎の男T −あの男は誰なのかー」
 キッチョム君はいつも食べ物がありません。従っていつも飢えています。
 それは何故でしょうか。彼が崇拝している『首領様』のせいなのです。あの
首領様が自分が食べ物を独占し自分を崇拝させてばかりいるからなのです。
 この首領様は自分が日之本家と戦った英雄だと自称しています。カンコパパ
さんに言わせると従兄にそんな人がいたそうです。
 昔アサヒちゃんがそれを大々的に宣伝していました。その為日之本家でもその話
を信じている人は結構多いのです。
「しかし何かおかしいんだよな」
 ニホンパパさんが首を傾げて言います。
「あの首領様が出て来たのはうちが喧嘩に負けた後なんだよ。それにうちに
抵抗していたっていうカンコパパさんのおじさんはもっと年上だったと思う
けれど」
 学者だけあってそういう事には詳しいです。
「お父さん、それ本当?」
 それを聞いたニホンちゃんが尋ねます。
「うん。それにあの人が言っているリクグンさんをやっつけた話にしろあの時
あそこにはリクグンさんもカントーグンさんも部下をそんなに置いていなかった
しね。そもそもそれだけ大暴れしていたらうちの誰かが日記に書き残している
筈なんだけれど」
「無いのね」
「うん」
 パパさんは言いました。

181 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/06 23:28 ID:Ih6X28To
「お父さん、じゃああの首領様は誰なの?まさかカンコ君の叔父さんなんかじゃ
ないの?」
「その可能性はあるね。お父さんはそこまでは確かめられないけれど。あの人
は色々と謎が多いし」
「ふうん、謎か」
 それを聞いたウヨ君の血が騒ぎました。彼は謎解きやミステリーといったものに
結構縁があるのです。
「ちょっと調べてみたいな。春休みの宿題の自由課題にもなるし」
 彼は決心しました。勿論パパさんやママさんには内緒で。ニホンちゃんにだけ
こっそりと言いました。
「姉さん、春休みの自由課題はキッチョムのとこの首領様にするよ。あいつの正体
を必ず掴んでやる」
「それってかなり危ないんじゃ」
 ニホンちゃんは心配そうに弟を見て言います。
「大丈夫。俺にはこれがあるから」
 そう言って背中に背負う刀を見せます。
「・・・・・・・・・」
 ニホンちゃんは弟の黒い瞳を見ました。強い決意が宿っています。こうなった彼は
もう何を言っても進むのは彼女が一番よく知っています。
「わかったわ。貴方も思うとおりにしなさい」
 彼女は遂にそれを認めました。
「けれど・・・気をつけてね」
 ニホンちゃんは弟に対し優しく言いました。
「うん、わかったよ姉さん」
 こうしてウヨ君は首領様についての研究を開始しました。黒い超長ランに身を
包み背には銘刀虎徹を背負いました。
「さてと、まずは何処へ行こうか」
 家を出てふとお隣が目に入りました。
「まずは同胞だし。あいつに聞いてみるか」
 カンコ君の家に向かいました。そして今謎を巡って星達が煌きはじめました。

182 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/08 00:32 ID:w47aHgDl
                  「謎の男U カンコ篇」
 ウヨ君はまずカンコ君の家にやって来ました。まずはチャイムを鳴らします。
するとカンコ君が出て来ました。
「ウリに何か用ニダか?」
 普段彼にやられっぱなしのカンコ君、彼を見て思いっきり警戒しています。
「御前の叔父さんのことで聞きたいのだが。ちょっと春休みの自由課題にと思って」
「…………!」
 彼はそれを聞いて一瞬絶句しました。そしてキョロキョロと辺りを見回します。
「誰もいないニダな」
「?」
 それを見てウヨ君は首を傾げます。
「早く入るニダ」
 いつもとはうってかわった慎重な態度で彼を家に引き込みました。そして部屋に入れます。
「あれは……」
 ふとキッチョム君の部屋の扉が目に入りました。叔父さんこと首領様のポスター
が貼っています。妙に美化した気色の悪いポスターです。
「まあこれでも飲むニダ」
 部屋に入ると彼は扉を厳重に閉めた後まずメッコールを差し出しました。

183 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/08 00:34 ID:w47aHgDl
 カンコ君の普段からは想像も出来ない様子にただならぬものを感じた
ウヨ君はまず鉛筆と紙を取り出しました。そしてそこに書いていきます。
『どうやらかなりまずい話のようだな。筆記にしないか』
 カンコ君を見て書きました。
『わかったニダ』
 カンコ君は頷いて紙に書きました。
『じつはうちの父に聞いたのだが』
『何ニダ?』
 二人はメッコールも飲まず筆記で話を続けます。
『おの首領は本当に御前の叔父さん、御前の親父さんの従兄か?』
「…………」
 カンコ君は黙ってしまいました。筆を走らせる手が止まりました。
『どうした?』
 暫くしてカンコ君は再び書きはじめました。
『アボジが以前言っていたことニダ』
 彼は書いていきます。
『あの叔父さんはニッテイと戦ったという触れ込みで来たニダ。しかし
それにしては若いように思うとアボジは言ったニダ』
『本当か?』
『本当ニダ』
 カンコ君の顔を見ます。嘘を言っている顔ではありませんでした。

184 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/08 00:35 ID:w47aHgDl
『そうか、若いか』
『そうニダ、もっと年を取っていた筈と言っていたニダ』
『そうか』
『悪いがウリの知っていることはこれまでニダ。後は知らないニダ』
『わかった。貴重な情報有り難う』
 彼はそう言うとその場を後にしました。カンコ君もそれについて行きます。
「……これからどうするつもりニダ?」
 彼は家から離れた公園でウヨ君に言いました。
「アメリーのところへ行ってみる。あの男なら何か知っているだろう」
「そう簡単には教えてくれないニダよ」
「その時は忍び込むまでさ」
 ウヨ君はニヤリと笑って言いました。
「あいつはそういう事に関しては危険ニダ。あと兄さんにも気をつけた
ほうがいいニダ」
「……だったな」
 キッチョム君は引き篭もりなのに何故か色んな事を知っているのです。
「健闘を祈るニダ」
 カンコ君が彼に対してそう言ったのははじめてでしょう。
「有り難う」
 ウヨ君はそう言ってカンコ君と別れました。その後ろ姿を赤い不気味な
猫が見ていました。その猫は最近ニホンちゃんやカンコ君の家に姿を見せる
猫でした。気が付いたらいる、アサヒちゃんやシャミンちゃんなんかといつも
遊んでいる猫なのです。仇名は『マンギョンホン』というそうです。
「・・・・・・・・・」
 猫はウヨ君を見ていました。そして何処かへ行ってしまいました。

 第二部完です。


185 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/09 00:29 ID:8d3nhDJ2
             「謎の男V アメリー篇」
 ウヨ君は次の日アメリー家へ行きました。といっても堂々と正面からチャイムを鳴らして
入ったわけではありません。夜にこっそりと壁を越えて入りました。
「よし」
 厳重な監視網には察知されませんでした。そっと中へと進みます。
「やはりこの服を着てきて正解だったな」
 一見普通の黒い超長ランですがどうやら特殊な繊維で作られているようです。忍者装束
のようなものでしょうか。その姿は闇の中に完全に溶け込んでいます。
 そのまま奥へと進みます。そして図書館の前に来ました。
「ここだ」
 懐から鍵、いや何か針金のようなものを取り出しました。そして扉を開けます。
 中に入ります。そこは真っ暗でした。
 しかしウヨ君は夜目がききます。そのまま進んでいきます。
 奥に来ました。扉には『トップシークレット』と書かれています。
「…………」
 彼は再び針金らしきものでそれを開けました。そして中に入ります。
 中には多くのファイルがりました。彼はその中を調べています。
「アジア町のものは……」
 ある棚にそれはありました。『カンコ家での喧嘩についての考察』というファイルです。
「これか」
 ウヨ君はそれを手に取りました。そして中を調べます。
「ここら辺りは俺も知っているな」
 彼は中を読みながら呟きます。

186 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/09 00:30 ID:8d3nhDJ2
ウヨ君はやがてキッチョム側の資料にあたりました。そしてそこを読んで
いきます。
「ここだな」
 そこにはあの首領がカンコ家に殴り込み喧嘩が始まったとあります。しかし
これは彼も知っています。
 問題はその後です。何とそこにあの首領のデータが書かれているのです。
「これか……」
 そこには彼の経歴がありました。それは彼が公表しているものとは違い
ました。何とカンコ君のおじさんではなかったのです。カンコ家の人である
のは確かですが。
「やはりな。カンコのおじではなかったか」
 ウヨ君は呟きました。そして喧嘩にもまるで勝っていません。百戦百勝
というのは大嘘でした。
「やはりな」
 しかし肝心の生い立ちまでは書かれていません。ただマンシュウにいた
とだけしか。
「……今のチューゴのトーホクの間か」
 ファイルを直し図書館を出た時です。不意にサイレンが鳴りました。

 

187 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/09 00:32 ID:8d3nhDJ2
「しまった!」
 どうやら何処かでトラップに触れてしまったようです。辺りを多くの照明ライト
が照らそうとします。
「クッ!」
 ウヨ君はその場を走り去ります。そして塀を乗り越え逃走しました。
 しかし追っ手がやって来ます。彼は振り向きざまに手裏剣を投げ付けました。
 マキビシを散らします。そうして何とか追っ手から逃れました。
「危ないところだったな」
 彼は家へ戻ります。何とか見つからずに済みました。アメリー家の大人達には。
「よおアメリー、やっぱり来やがったぜ」
 パツキン君がアメリー君の部屋に入って言いました。
「やっぱりな。カンコの家に行った時でおかしいと思ったんだよ」
 暗い部屋の中で椅子に座っているアメリー君が言いました。クーロイ君もいます。
「それにしてもうちの家に忍び込むとはね。少し痛い目に遭わせるか」
 クーロイ君が呟きます。しかしアメリー君はそれに足し首を横に振りました。
「まあ今は止めておこう。あいつに何かやったらニホンちゃんを刺激する」
「そうか、そうだったね」
「彼女を怒らせたらまずいな」
 二人はその言葉に頷きました。ウヨ君も強いですがニホンちゃんは彼以上に
強いのです。流石に彼等でもただでは済みません。
 

188 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/09 00:33 ID:8d3nhDJ2
「今はニホンちゃんを敵に回すべきじゃない。ここは大目に見て無かったことに
しておこう。今日は誤作動だった、いいね」
「ああ。そして追っ手は野良犬に噛まれた」
「今後はより正確なセンサーの導入と警備員の訓練強化と」
 三人は冷静な声で言いました。
「もうすぐ我々の代になる。その時こそアメリー家は本当の意味で町のリーダーに
なるんだ」
「そうだな。その為には慎重にやらないと」
「急いては事を仕損じるというし」
 三人は不敵に笑いました。
「アメリー家の栄光と僕達の繁栄の為に」
「乾杯」
「乾杯」
 三人はジュースで乾杯しました。そして部屋は再び沈黙に支配されました。

 第三部完です。

189 :シェロ:04/04/09 02:19 ID:DYFA8+Bi
「遠く離れた 砂漠の町で」

「お兄ちゃん、大丈夫?」
あたしは、パパのくれたテレビ電話で、リクジお兄ちゃんに電話をしてる。
うちから遠く離れた、ナカキタヒガシ町のイラク君の家でボランティアをしてるお兄ちゃん。
ちょっと前にアメリー君がイラク君の家で大暴れしちゃったその後片付けと家の修理をあたしが頼まれて、
カイジお兄ちゃんやクウジお兄ちゃんと一緒に行ってもらってるの。
本当はあたしが行くべきだったんだろうけど、パパが
「あの町にはチーマーがたくさんいる危ないところだから、
お兄さんたちに任せておきなさい。彼らは体を鍛えているからね。」って、言ってた。
お兄ちゃんたちがボランティアに行くときも、家の中でいろいろあったんだけど、
あたしは、家がぼろぼろになって困ってるイラク君を放っておけない、と思う。


190 :シェロ:04/04/09 02:21 ID:DYFA8+Bi
アサヒちゃんは、
「アメリー君のいいなりになって、家の外にジエイ三兄弟を出すなんて、信じられない!軍靴の音が聞こえるわ!!」
「もし、リクジさん達が大怪我でもしたら、どう責任取るのよ!!」って具合に、
顔を真っ赤にして怒ってたけど。
お兄ちゃん達が大怪我したりするのは、すごくやだし、怖い。
現にこないだ、リクジお兄ちゃんが寝泊りしてるテントの近くに誰かがロケット花火を打ち込んで来たって。
お兄ちゃんはすぐ避けたから平気だよって言ってたけど。やっぱり心配。
「やっぱしお兄ちゃん帰ってきて。お兄ちゃんが怪我するの、あたしやだよ。」
そう言いそうになる、あたしがいる。


191 :シェロ:04/04/09 02:22 ID:DYFA8+Bi
でも、昔みたいに他の家の人が誰かのために体張って頑張ってるのに、
あたしの家だけ温室でぬくぬくして、甘えて、
皆に冷たい目で見られてるのに気づかないでいたりするのも、すごく恥ずかしいの。
5年生になったんだから、それなりに大人にならなくちゃって、思うの。
お兄ちゃん達は、何ヶ月か前、そう話したあたしの頭を撫でて、
「お前が行って欲しいってんなら、行ってやるよ。ウチのカワイイお姫様のためにな。」
そう言って、笑ってくれた。
それから、何日間もお兄ちゃんたちに会うのは、テレビ電話の中でだけ。
一週間で10分しか話せないから、話したいことの半分も話せない。
けど、いつもお兄ちゃんは言ってくれるの。
浅黒く日焼けしたカッコイイ、サイコーに素敵な笑顔で。
「明日もちゃんと、俺はお前と話すから。」


あたしは、あたしのために頑張ってくれてる、お兄ちゃんたちが大好き。

192 :シェロ:04/04/09 02:22 ID:DYFA8+Bi








・・・・・・・・でも不安なことがあるの。
「絶対、ジエイ三兄弟を、イラクから帰らせてやるんだから!!」
アサヒちゃんがそう言って、イラク君の家に友達を連れて行ったまま、

帰ってこないんだ。
パパが危ないから、行ったら駄目だって言ってたのに。

193 :シェロ:04/04/09 02:43 ID:DYFA8+Bi
初めまして。シェロと申します。ニホンちゃん公式サイトと消滅していなかった過去ログ
しか見ていないファビョーン野郎なため、ガイシュツでしたら謝罪します。(賠償はry)
テレビ電話のソースは
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/iraq4/news/0401-1004.html
ついでに訂正を。191×「明日も〜」→○「来週も」
テントに花火のソースが
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/iraq4/
です。
ニホンちゃんの心情は、湾岸戦争でのニホンに対する反応と首相発言、自衛隊員の彼氏を持つ
知り合いが語ってたことのミックスです。
最後のやつは、すいません今現在ニュースになってるイラク3邦人誘拐自衛隊撤収要求
(3人とも○日系)の前振り部分です。
全部はさすがに作れませんです・・・・
てか、さすがにこのネタは手をつけるべきではなかったでしょうか・・・

最後に、駄文長文すみませぬ。賠償はしません。

194 :名無し@三重県:04/04/09 12:28 ID:OXRnNstB
「ペンを持った天使」
(その1)
少し前のことです。
町内大喧嘩の時に、ニホンちゃんの家の杉原さんが紫苑ちゃんの親戚を大勢助けた
ということで「日之本のシンドラー」として話題になりました。
みんなにお家の人のことを誉められ、照れるニホンちゃん。丁度、目が合ったアサ
ヒちゃんに言いました。
「学級新聞に、杉原おじいちゃんのことを書いてくれるよね。ね、お願い。」
みんなの熱い視線を受けて、つい「まかせて」と言ったは良いが、日之本家を誉め
る記事なんて。さあ、どうするアサヒちゃん。

「ああ、日の丸の赤はアジアの人々の血の色、白は白骨の色。ニッテイに虐げられ
た人々の叫びが聴こえるわ。ニホンやウヨの代わりに私がどれだけ謝ってやってい
るか・・・こんな記事は出せない!キィィーー」
あらあら、いわんこっちゃ無い。


195 :名無し@三重県:04/04/09 12:29 ID:OXRnNstB
(その2)
と、ドアの隙間から督戦隊のように監視・・もとい、娘を心配して(ですよね?)
サヨックさんが覗いています。と、ドアを開けて声を掛けました。
「悩んでいるようだね。どれどれ。『ナッチ会(国家社会主義独労働者党)とロシ
アノ家による不可侵条約の秘密条項により分割されたポーランド家から逃げてきた
紫苑の家の人々は、日之本家の別荘に助けを求めました。杉原さんはロシアノ家か
ら立ち退きを要求されても、日之本家から帰宅命令が出ても、それに逆らってぎり
ぎりまでまで・・』ふ〜、成る程。こんな反革命的な記事は載せられないな。さよ、
解決のヒントは、メッシュヘアでウキウキ♪ だよ。」

次の日。
「わぁ、ありがとう。ちゃんと書いてくれたんだね。みんな、読むね。
えっと、『ナッチ会に侵されたポーランド家から逃げてきた紫苑の家の人々は、日
之本家の別荘に助けを求めました。杉原さんは日之本家から帰宅命令が出ても、そ
れに逆らってぎりぎりまで・・』」
(我ながら見事なスルーライフだわ。書いた事は事実のみ、書かれていない事があ
るだけで嘘は書いていない。造反有理。私はペンを持った天使(はぁと)。)
みんなから賞賛を受けるアサヒちゃんの眼鏡の奥が怪しく光ったのに気づいたのは、
みんなの輪から離れて一人寂しく座っていたアーリアちゃんだけでした。
おしまい。

196 :名無し@三重県:04/04/09 12:29 ID:OXRnNstB
参考
年表他
ttp://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/dic/data/ww2_euro.html
ttp://www.ne.jp/asahi/masa/private/history/ww2/country/baruto.html
杉原千畝さん
ttp://www.chiunesugihara100.com/visa-unmei.htm
地図(ナチスから逃げて来た人だけなのか?東プロイセンとソ連占領地を抜けて?)
ttp://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/ussr/esatprussia.html


197 :マンセー名無しさん:04/04/09 20:33 ID:TLmE1NrI
ところで、IRCチャットってまだ生きてるんですか?

198 :マンセー名無しさん:04/04/09 23:28 ID:AShP9MoV
いつのまにかなくなってたね>IRCチャット
だれかまた立てたら?

199 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/10 01:14 ID:co+cxS7w
             「謎の男W チューゴ篇」
 ウヨ君はまだ自由課題で首領について調べまわっています。それは誰にも気付かれない
ようにそっと行なっています。今日は修業式、最後の登校日です。彼は課題には早く
から取り掛かっていたのです。
「・・・・・・・・・」
 それを上から見下ろす一つの影。影はサッと身を隠しました。
「ウヨ君、うちの兄さんが屋上に呼んでるよ」
 マカオ君が彼に声をかけて来ました。
「ああ、わかった」
 彼は表向きはあっさりと言いましたが内心警戒していました。彼にとってチューゴ君は
アメリー君と同じくいずれ倒すべき敵なのですから。
「よく来てくれたアル」
 屋上にはチューゴ君が一人でいました。
「どうも」
 近寄りながら辺りを探ります。
「心配無用アル。別に御前をどうしようというつもりは無いアル」
 彼は穏やかな声で言いました。
「それはどうも」
 しかし相手はチューゴ君です。流石に警戒は緩めません。
「今日は御前に話したい事があってここに呼んだアル」
 彼はそう言うと話しはじめました。
 

200 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/10 01:15 ID:co+cxS7w
「最近御前は何か自由課題で色々と何かを探し回っているようアルな」
 チューゴ君はウヨ君を見ながら言います。
「その何かはキッチョムのところのあのおじさんのことアル、間違っているアルか?」
「・・・・・・・・・」
 ウヨ君は何も言いません。それは肯定の沈黙でした。
「そしてあのおじさんの秘密がうちの家にあると思っている。間違いないアルな」
「・・・・・・はい」
 ウヨ君は頷きました。
「素直でいいアル。その通り、あの男はうちにいたことがあったアル」
「それじゃあ・・・・・・!」
「話は最後まで聞くよろし。しかしうちにいたのは僅かな間だけ。奴はすぐに
別のことろへ消えたアル」
「それは一体・・・・・・」
 ウヨ君は考え込みます。
「あの男が表向き何の宗教を信じているアル?」
 チューゴ君はクールに微笑みながらウヨ君に語りかけます。
「あ・・・・・・!」
 ウヨ君は理解しました。
「あの男はナッチ会とあの家の喧嘩の時にいたそうアル。あいつの家を調べると
出て来るアルぞ」
「そうか、じゃああいつの家に秘密が・・・・・・」
「行ってみるよろし。健闘を祈るアル」
 チューゴ君は彼にしては珍しいエールを送りました。

201 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/10 01:17 ID:co+cxS7w
「有り難うございます。しかし何故僕にそんな情報を・・・・・・」
 ウヨ君にとってそれは以外でした。何しろ彼は敵だと思っているのですから。
「僕は別に御前や御前の姉さんと喧嘩するつもりは無いアル。気が向けば
こうしていい話も送ってやるアル」
「そうですか」
 ウヨ君はそれが嘘であると思っていました。しかしそれは口には出しません
でした。
「それじゃあ僕はこれで」
「うん」
 ウヨ君は下へ降りて行きました。後にはチューゴ君だけが残りました。
「もうキッチョムは用無しアル。それにもしあいつとロシノビッチが揉め事を
起こせばそれはそれで好都合」
 チューゴ君は自分の家の方を見ます。壁の向こうにロシアノビッチ君の家の
巨大な庭や建物があります。
「あいつ等がまた力を得たら大変な事になるアル。北には注意しておかないと・・・・・・」
 彼の家は昔から北のほうにある家と喧嘩ばかりしているのです。
「ニホンちゃんやアメリーよりあいつアル。さもないとうちは町でどうこう言う
どころじゃないアル」
 チューゴ君はそう言うと屋上から降りました。そして教室へ戻っていきました。

 第四部完です。

202 :ばいーん:04/04/10 14:36 ID:EAPVxaNc
最近ここに来ました
IRC部屋落ちたの?って聞いたの私ですw
#ニホンちゃん
で立ててます、一応(コラ
私自身は何のネタも持ってませんが…

203 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/11 00:09 ID:YLOTLOEw
             「謎の男X ロシアノビッチ篇」
 チューゴ君との話を終えたウヨ君はロシアノビッチ家に向かいました。
「今度こそ確かな手懸かりを掴めるかな」
 闇夜に紛れ壁を越えます。そして屋敷に入ります。
「相変わらず中は殺風景な家だな」
 彼は屋敷の中を見て呟きました。クレムリンは外装は華やかですが
その内部は掃除もろくにされておらず壁もうちっぱなしのコンクリート
です。多くの血生臭い抗争が行なわれてきたこの屋敷は何かしら得体の
知れぬ妖気が漂っています。
「真夜中に入ると余計に何か感じるな」
 彼は呟きました。そして闇の中に姿を消しながら奥の部屋へと向かいます。
「前に来た時におかしそうな部屋は全てチェックしておいた。特に奥のあの
部屋はな」
 その部屋の扉の前に来ました。そして鍵を開けます。
「よし」
 中に入りました。そして中に入ります。
 部屋の中は埃の匂いがします。今にもむせかえりそうです。
「参ったな・・・・・・」
 彼は手拭いでマスクをしました。そして部屋の中を調べます。
「何処にあるんだ・・・・・・」
 慎重に、しかし迅速に中を調べます。一枚のフロッピーに手をかけた、その
時でした。
「それならここにあるぜ」


204 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/11 00:10 ID:YLOTLOEw
「!?」
 ウヨ君はその声にハッとして後ろを振り向きました。
 その時です。部屋に灯りがともりました。
「なっ!」
 その灯りに目が眩みます。それでも何とか前を見るとそこには
ロシアノビッチ君がいました。
「ようこそ、招待した覚えはねえけれどな」
 彼はニヤリ、と笑って言いました。
「クッ・・・・・・」
 ウヨ君は身構えます。そしてロシアノビッチ君に向かおうと
します。しかし。
「まあそのことは不問にしてやるよ。俺が入れてやったことにしてな」
「!?」
 いつもとは全く違うロシアノビッチ君の態度に戸惑います。
「御前の欲しいのはこれだろ」 
 彼はそう言うと懐から一枚のフロッピーを取り出しました。
「それは・・・・・・」
「キッチョムのとこの首領のデータが入ったフロッピーだ。
くれてやるよ」
 そう言ってそのフロッピーをウヨ君に対して投げました。
「おっと」
 彼はそれを右手で受けました。

205 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/11 00:11 ID:YLOTLOEw
「御前にやるよ。好きなようにしな」 
 ロシアノビッチ君はそう言うとニヤリ、と笑いました。
「いいのですか?」
 ウヨ君は不思議そうな顔をして尋ねました。
「何がだよ」
 ロシアノビッチ君は言葉を返しました。
「いえ、俺にこんな簡単にくれたりして」
「何だ、いらねえのか?」
「いえ」
 彼は首を横に振りました。
「事情が変わったんだよ。もうあいつがどうなろうと俺の知ったこと
じゃない。御前やニホンちゃんがどうしようが俺は知らない」
「そうですか」
 ロシアノビッチ君がキッチョム君を見放したことは彼も知っていました。
「ほら、もう欲しいものは手に入っただろ。じゃあさっさと行け。うちの家は
御前のとこみたいに甘くはねえぞ」
「は、はい」
 そしてウヨ君はクレムリンをあとにしました。
「今は奴やニホンちゃんに恩を売っておくのも悪くはねえ」
 彼は窓の外から走り去るウヨ君を見て呟きました。
「いずれあの連中とやり合うことになるだろうからな」
 彼の見た方向の遠く彼方には白い家と何処までも連なる壁、その二つが
ありました。

 第五部完です。

206 :マンセー名無しさん :04/04/11 15:54 ID:t3TyGcKA
>>194
我こそは、ペンを持つ天使、略して「ペ天使」なり!(AA略)ですか w

フセインのバース党も社会主義政党だったね

207 :目次188:04/04/11 19:51 ID:ImiLc15y
第1815話〜第1820話
>>172-173

第1821話「シオンちゃんの壁作り」
>>176 ( >>177 解説)
第1822話「謎の男T −あの男は誰なのかー」
>>180-181 ( >>179 解説)
第1823話「謎の男U カンコ篇」
>>182-184
第1824話「謎の男V アメリー篇」
>>185-188

208 :目次188:04/04/11 19:53 ID:ImiLc15y
第1825話「遠く離れた 砂漠の町で」
>>189-192 ( >>193 解説)
第1826話「ペンを持った天使」
>>194-195 ( >>196 解説)
第1827話「謎の男W チューゴ篇」
>>199-201
第1828話「謎の男X ロシアノビッチ篇」
>>203-205

209 :マンセー名無しさん:04/04/11 21:12 ID:jQx8In1u
>>202
チャットどこに立てたの?
2chIRCじゃないよね。

210 :マンセー名無しさん:04/04/11 21:22 ID:F8nto9Y/
>>209
鯖間違えた私がバカでした_| ̄|○
ごめんなさい

211 :マンセー名無しさん:04/04/11 22:45 ID:RRSINz13
”ネオコンおじさんの台頭”

 ある日アメリー君の家で、ぼや騒ぎがありました。自慢のコンピューターが放火されたのです。
放火など、おじいさんの時代に一回、ニホンちゃんのおじいさんにされただけで、アメリー君はとってもかんかんです。
今は一家の大黒柱であるネオコンおじさんが、アラー族の花火好きな飼い猿のビンちゃんの仕業だというので、アメリー君はビンちゃんの捕獲を決意しました。

 ”クラスのみんな、ビンちゃんを捜すのを手伝って、もうぼやは起こさせないようにしよう!”
クラス全員が賛成しました。いつもパレスチナちゃんをいじめているユダちゃんは、アラー族が嫌いなのでもちろん賛成です。
パレスチナちゃんやイランちゃんもこの時ばかりはアメリー君に少しは同情しました。
ニホンちゃんももちろんぼやが恐いので賛成です。



212 :マンセー名無しさん:04/04/11 22:45 ID:RRSINz13
 ネオコンおじさんが探偵まで雇ってビンちゃんを探させ、遂に”アフガン君の家にいるのを見た”という情報を突き止めました。
クラスの中でおしゃべり好きのアサヒちゃんやエヌワイティ君も
ビンちゃんが イラク君の家にいるとか、ないとか議論していたので、まずクラスのみんなで 
アフガン君の家を捜索をすることになりました。

 アメリー君は長年対立してきたイラク君の家も捜索できるので
とても喜んでいます。
 
 でもイワノビッチ君やゲルマン君やフランソワーズちゃんやチューゴ君は少し反対なのです。
じつはみんなで共同でアフガン君とイラク君の家にある古代遺跡を前々からねらっていたので、
ネオコンおじさんの先走りを警戒しているのです。。
 でもニホンちゃんは、アメリー君に従わないとその先こわいので賛成です。
今はキッチョム君とも緊迫しているのでアメリー君と違う意見が言えないのです。
 エリザベスはアメリー君と行動すると特なのでアメリー君と一緒です。

  みんなで会議をした後に、さっそくアメリー君は真っ赤に怒ってアフガン君の家に駆けつけ、
ネオコンおじさんと一緒にビンちゃんを捜し回りました。

 でも結局みつからないので、ネオコンおじさんにアフガン君のおうちの庭を長期にわたって、探してもらうことにしました。

 結局今でも何も見つかりませんでしたが、アフガン君の家は
ビンちゃんをかくまった罰としてネオコンおじさんに古代遺跡を没収されてしまいました。 


213 :マンセー名無しさん:04/04/11 22:46 ID:RRSINz13
今度はイラク君の家の番です。さすがに今回はクラス全体で議論になりました。イラク君は実はビンちゃんと全然関係ないのは
みんながわかっています。

 それでもアメリー君は怒ってしまって自制が効きません。ネオコンおじさんがまたアメリー君をけしかけます。。
みんなの会議の結果も無視してアメリー君はイラク君の家に行ってしまいました。
でも行ってみると、やっぱりビンちゃんはいませんでしたし、痕跡すらありませんでした。
さすがにネオコンおじさんに、冷たい視線を送る人は多くなりましたが、
しかし、イラク君は長年のアメリー君の怒りを精算するために罰として古代遺跡をアフガンおじさんに没収されました。


214 :マンセー名無しさん:04/04/11 22:46 ID:RRSINz13
今でもビンちゃんは見つかっていません。

 きっとどこにもみつからないでしょう。

 だって、ビンちゃんはネオコンおじさんが飼っているのですから、、、


 イワノビッチ君やゲルマン君やフランソワーズちゃんやチューゴ君は実は、
ぼや騒ぎはネオコンおじさんの自作自演だったと知っています。

215 :マンセー名無しさん:04/04/11 22:47 ID:RRSINz13
実はネオコンおじさんはユダちゃんと援助交際していて、 
ユダちゃんにイラク君やアフガン君の家の古代遺跡をねだられただけだったのです。
これでアメリー君の古代遺跡をあわせれば、ユダちゃんはネオコンおじさんを通じて町中の古代遺跡を握ったことになります。
誰もユダちゃんには逆らえません。

 エヌワイティ君もユダちゃんと援助交際しているので、ユダちゃんの為になるようにしか働きません。 
アサヒちゃんはネオコンおじさんが恐いので何も言うはずもありません。

 アメリー君が、ネオコンおじさんの事に見切りをつけてくれる日がはたしてくるのでしょうか?


216 :マンセー名無しさん:04/04/11 22:47 ID:RRSINz13
解説
http://tanakanews.com/
参考にして下さい。
あと登場人物に整合性つかなかったら、
少し変えてみてください。よろしくお願いします。

217 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/11 23:24 ID:YLOTLOEw
               「謎の男Y 完結篇」
「これでよし」
 ウヨ君はロシアノビッチ君から受け取ったデータを自分の部屋に直しました。
「もう遅いからな。作業は明日にしよう」
 そして布団に入り休みました。明日は始業式、宿題の提出はあさってです。
 翌日学校へ向かうウヨ君。フロッピーの入った箱に鍵をかけなおすと学校に
向かいます。
「姉さんと一緒に見たほうがいいな。その方が何かと好都合だ」
 そう言って部屋を出ました。
 その後ろ姿を窓の外から見る一つの小さな影がありました。

 ウヨ君は授業が終わるとすぐに家に帰りました。そしてニホンちゃんと一緒に
部屋に入ります。
「武士、わたしに見せたいものって何?」
「うん、それはね・・・・・・」
「まさかあれ・・・・・・」
「うん」
 ウヨ君はニコリ、と笑って言います。
「このフロッピーを見て欲しいんだ」
 そう言うと箱を取り出しフロッピーを出そうとします。


218 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/11 23:25 ID:YLOTLOEw
 しかし。
 その中には何もありませんでした。フロッピーなど何処にもありませんでした。
「えっ!?」
 ウヨ君はそれに対し目を点にしました。
「武士、フロッピーって?」
「いや、御免・・・・・・」
 ウヨ君は顔を俯けて謝りました。
「残念ね・・・・・・」
 ニホンちゃんにも事情はわかっていました。
「うん・・・・・・」
 ウヨ君は力なく頷きます。
「けれど仕方ないわ。いずれわかることだし。気分転換に遊びに行かない?今フラメンコ先生の
家に皆お呼ばれしてるのよ」
「それじゃあ」
 ウヨ君は平静を装いながらその場を後にしました。そして二人で部屋を後にしました。
(それにしても何故だ。一体誰が)
 ウヨ君は先生の家に行く途中フロッピーのことについて考えました。
(アサヒ、サヨック、シャミン・・・・・・。違うな。あの連中に俺の部屋は入れない)
 彼等に破られるようなやわな鍵ではありません。
(すると誰が・・・・・・)
 彼は自由課題はもう一つ別に行っていたアサヒちゃんの過去の新聞についての考察を
発表しました。これでアサヒちゃんはまた立場が悪くなりました。
 ウヨ君がフラメンコ先生の家に行ったその時キッチョム君の部屋に入っていく一匹の
赤い猫が。その口には一枚のフロッピーがありました。
 猫はそのまま部屋の中に消えました。扉ではあの首領様の変に美化したポスターが
無気味に笑っていました。



219 :マンセー名無しさん:04/04/11 23:50 ID:2t+wd0tT
                ,,
  ヤーン、しつこーい ´  `ヽ      ∩∩
              彡丿ノノ ∧南∧ノ  ミ   日本ちゃんめ!
特例ニダ!       川‘ o‘, <`∀´, > ノ ⊃  憎いニダ!嫉ましいニダ!
 優遇ニダ! ∧在∧ , y (`ヽ/と⌒ ヽ  |||⊃ 犯してやるニダ! はぁはぁ
         <ヽ`∀∩(JPN /丶ノ `ヾ  彡
         ノ ⌒ ノ`》0=《     ∪∪  
      ⊂  ⊃  /  丶\         
       ミ∪彡ヾ / ソ    ゝ        
             ⌒ 〜〜´       。
 ウリが   ∧北∧  \ \ \     /中ヾ\ 
 先ニダ! <ヽ`∀´>  ヽ \丶、   <`ハ´_:> 陳も仲間に入れるアル。
        / ⌒つ   ,ソ) ,ソ )   ( 《   ソヾ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 


220 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/12 00:23 ID:cr6pasGI
 ところでチャットって今生きているんですか?

221 :マンセー名無しさん:04/04/12 00:27 ID:0AOYlg0J
わかんない。
>>202が教えてくれないから。
君が2chIRCに立てたら?

222 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/12 00:45 ID:cr6pasGI
 ないみたいですね。時間があればお願いしてきます。立てられないんです。

223 :ばいーん:04/04/12 21:49 ID:I1Kaa6ex
クライアントソフトに #ニホンちゃん って部屋入れたらでてきました
鯖は irc.2ch.net
隠し部屋にでもなってるのかな…

224 :黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :04/04/13 14:42 ID:Z3yQMSKt
私も少し前入ったよ
表に出てないだけで、実際はあるらしい。
CHOCOA導入汁

225 : :04/04/14 14:27 ID:K68littC

          ∧_∧            ∧_∧
         <丶`д´>保守… 革新…(@д@)=>
         ( つ日)           ( 日⊂)
         (⌒_)__) ┳━━━┳  (__(_⌒)
        ⊂===⊃.┃    .┃ ⊂===⊃


226 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/14 23:31 ID:OIjVOlFP
           「HURRY UP!」
 さて、今日は休日です。カンコ君はまだ寝ています。
「兄さん、起きるニダ」
 そんな彼をチョゴリちゃんが起こしに来ました。
「グガガガガガーーーーーーー・・・・・・」
 相変わらず高いびきをかいています。何度起こしても起きません。
「兄さん、今日は皆と遊園地行く約束してたニダな?起きなくていいニダか!?」
「ニダッ!?」
 カンコ君その言葉に慌てて起きました。
「チョゴリ、どうして起こさなかったニダ!」
 カンコ君起き上がりながらファビョーーンです。
「一時間前から言っているニダ。それはいいから早く行くニダ」
 チョゴリちゃんはそんな兄に対して膨れた顔で言いました。
「そ、それはわかっているニダ・・・・・・」
 パジャマの上から服を着てパンにキムチジャムをたっぷりと塗って口に
くわえたまま家を出ます。
「兄さん寝癖直さなくていいニダか!?」
「そんなもの走っているうちになおるニダ!」
 チョゴリちゃんにそう言い放ちあわただしく自転車に飛び乗ります。

227 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/14 23:32 ID:OIjVOlFP
「シッパル、折角いい夢を見ていたというのに・・・・・・」
 カンコ君はさっきまで見ていた夢を思い出しながら自転車をこぎます。
「アメリーやチューゴを家臣にしてエリザベスやフランソワーズを喜び組
としてはべらす。そして・・・・・・」
 メイド姿のニホンちゃんから謝罪と賠償、そしてニホンちゃんの本心の言葉
を受け取るのです。
「いい夢ニダ。そうニダ、ウリが遅れたことへの謝罪と賠償として今日は
ニホンにウリの側で世話をしてもらうニダ」
 にやけながら呟いています。そして自転車をこぐ足に力を入れます。
「さて、急ぐニダ。この調子なら集合時間に間に合ってニホンに謝罪と
賠償を要求出来るニダね」
 ニダッハッハッハ、と高笑いを浮かべます。もう信号も歩行者も車も
何もかも全く目に入りません。
「さて、この踏み切りを越えれば集合場所の駅前ニダな」
 踏み切りの警報機がカンカンと鳴り響いています。今のカンコ君には
その音も、そして目の前にある遮断機も一切目に入ってはいません。
これが彼の命取りになりました。
 遮断機をブチ抜きます。そして線路に出ます。
 キキキキキキキキキキキキキキィィィィィィィィィ
「ニダッ!?」
 気付いた時にはもう手遅れでした。


228 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/14 23:33 ID:OIjVOlFP
「・・・・・今度は電車の前に飛び出たのかよ」
 翌日入院したカンコ君を皆は見舞いに来ました。
「普通バラバラになってるぞ」
「それで全治一日なんて異常だろうが」
 皆ベッドに起き上がっているカンコ君を見ながら言います。
「・・・・・・そんなのはどうでもいいニダ」
 カンコ君は憮然とした声で言います。
「ウリは遊園地へ行きたかったニダ。ただそれだけニダ」
 そう言ってニホンちゃんを見ます。
「ニホン」
 そしてニホンちゃんに言いました。
「来週こそ絶対に行くニダ、さもないと謝罪と賠償を要求するニダ、
いいニダな」
「・・・・・・素直に一緒に行きたいって言えばいいのに」
 それを聞いた皆の意見です。
「まあ御前が電車止めたせいで結局行けなかったしな。来週は
仕切り直しということで行こうか」
「そ、そんなの嫌ニダ、ウリはニホンとだけ行きたいニダ!そもそも
怪我をしたのはニホンのせいニダ、ニホンに謝罪と賠償の一環として
ウリと二人だけのデートを・・・・・・」
「いい加減にしなさい、あんたのせいで流れたんでしょーーーが」
「アイゴオオ・・・・・・」
 タイワンちゃんにエルボースタンプを受けうなだれるカンコ君でした。


229 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/14 23:34 ID:OIjVOlFP
 

230 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/14 23:34 ID:OIjVOlFP
 KTXにお婆さんがはねられたそうで。よく生きていたな。何かバラバラ
になっちゃうそうですが。ちなみに友人は線路に石置いて近鉄の人に怒られた
ことがあります。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/30/20040330000031.html
 タイトルは光GENJIの曲から。シングルじゃないので知らない人も多いかな。
ハイパージョイにもありますので一度お聴き下さい。最初のアルバムの曲です。
 失礼、書き込む前に送信してしまいました。

231 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/15 22:33 ID:X+1ew6wS
              「VAMPIRE」
 漆黒の夜の世界。そこに羽ばたく闇の翼。
「愛しき夜の子供達よ、そして愛すべき邪なるものの夜」
 セーラー服の上に黒いマントを羽織った少女がその中にいました。
ルーマちゃんです。
「今日も私は闇の中に消える」
 そしてその中に消えます。彼女の夜ははじまったばかりです。
 
 最近ブジリー君の家で奇妙なことが起こっています。彼の
弟や妹達の首筋に血を吸われた後が残っているのです。
「それってもしかして・・・・・・」
 皆ルーマちゃんの方を見ようとしてやめます。
「止めとけ、後が怖いぞ」
「あいつのじいさんどれだけおっかないか知っているだろう」
 彼女のおじいさんはあのナマズ髭の人です。その気性と折檻の恐ろしさ
では町の誰にも負けません。
「何かあったの?」
 皆が話しているのに気付いてルーマちゃんがやって来ました。
「えっ、それは・・・・・・」
 皆その赤い瞳に見られて狼狽しています。まるで・・・・・・のような
瞳です。肌も・・・・・・のようです。
「よかったら教えて」
 彼女は皆の目を見て言いました。

232 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/15 22:33 ID:X+1ew6wS
「うっ・・・・・・」
 皆その赤い瞳に見られると急に態度が変わりました。ルーマちゃんに
ブジリー君の家のことをペラペラとまるで何かに操られているように
話しだしたのです。
「それなら私原因がわかるわ」
 彼女はそれを聞いて言いました。
「わかるの?」
「ええ。じゃあ放課後彼の家に行きましょう」
「うん」
 こうして皆はルーマちゃんに連れられてブジリー君の家に向かいました。
「えっ、ルーマちゃんが来たの?」
 ブジリー君は意外な人が来て少し驚いています。
「そうなの。貴方の弟さんや妹さんが首筋に傷があるって聞いて」
「それはルー・・・・・・」
 ピキイイイイイイイン
 ここで彼女はブジリー君の瞳を覗き見ました。これで彼は急に態度を
変えました。
「わざわざ来てくれたんだ、有り難う」
 そして彼女を家の中に案内します。その動きはまるで人形のようにぎこちない
ものでした。
「ここね」
 緑の豊かな応接間に彼の弟や妹達がいました。見ればその首筋に小さい
噛み傷があります。



233 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/15 22:34 ID:X+1ew6wS
「これは・・・・・・危ないわね」
 彼女はその傷を見て言いました。
「どうしてだい?」
 ブジリー君と皆はそれに対し尋ねました。
「この傷を見て。かなり小さいでしょ」
 彼等の首筋の傷を指し示しました。そこには二つの穴がありました。
「うん」
 皆その傷を見て言います。
「これはコウモリの仕業よ」
 彼女は真剣な顔で言いました。
「蝙蝠!?嘘だろ」
「そうだよ。あんなの映画の中の作り話じゃないか」
 あんたは別だけれどね、と密かに思いましたがそれは言いませんでした。
「本当よ。それは夜になったらわかるわ」
「本当に!?」
 皆は彼女を疑わしげな目で見て言いました。
「本当よ。今日は月も出ないしすぐにわかるわ。じゃあ皆夜まで待ちましょう」
「ああ」
 そして夜になりました。

234 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/15 22:34 ID:X+1ew6wS
 月も星もない漆黒の夜。皆はただその中に息を潜めています。
「来たわね」
 ルーマちゃんは闇の中に何かを察しました。
「何が?」
 皆は尋ねます。
「見て」
 彼女は窓を指し示しました。見ればそこには小さな蝙蝠達がいます。
「あれは・・・・・・」
 皆その蝙蝠を見てルーマちゃんに尋ねます。
「チスイコウモリよ。人や動物の血を吸う蝙蝠。アメリカ町の南にいるの」
「本当にいたのかよ・・・・・・」
 皆その蝙蝠達を見て少し驚いています。
「けれどほんの少し血を吸うだけだから」
「だったら問題はないな」
 皆はルーマちゃんの言葉にホッと胸を撫で下ろします。
「いいえ」
 しかし彼女はそれに対し首を横に振りました。


235 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/15 22:35 ID:X+1ew6wS
「実はね、あの蝙蝠病気持ちなの」
「な、何だってぇーーーーーーーーーっ!?(AA略)」
 皆はその言葉に驚きます。
「見たところブジリー君の弟さんや妹さんもかかってるわね」
「えっ、それじゃあ・・・・・・」
 ブジリー君はそれを聞いて顔を蒼くさせます。
「安心して。ほんの初期症状だから。今病院に行けばすぐわかるわ」
「そうか、よかった」
 彼はそれを聞いて胸を撫で下ろしました。
 そして彼はすぐに弟や妹達を病院に連れて行きました。そしてそれからは
夜は窓を閉めるようになりました。
「今回はお手柄だったね」
 皆はルーマちゃんを褒めました。
「あら、そんなことはないわよ」
 彼女はマントを翻して言いました。
「いやあ、あんなこと知ってるなんて思わなかったから」
「あら、だって蝙蝠は私の使い魔ですもの。何でも知っているわよ」
「えっ!?」
 それを聞いて目が点になる一同。しかしそれ以上は聞こうとはしません
でした。
「これ以上聞いたらマジでやばい・・・・・・」
「蝙蝠が使い魔!?じゃああんたは一体何者!?」
 彼女の聞くことすら出来ない怖い謎に震える一同でした。

236 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/15 22:36 ID:X+1ew6wS
 ブラジルではチスイコウモリに血を吸われ狂犬病で死んだ人が
いたそうです。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040404-00000021-kyodo-int
 チスイコウモリ。要注意です。
ttp://members.at.infoseek.co.jp/zillah/bats/vamp.html
ttp://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/bat/6.htm
 狂犬病は世界にはまだ結構残っています。感染したらまず死ぬそうです。
母の実家は佐賀で化け猫が有名ですがこれの正体も狂犬病にかかった猫
だったtか。そっちの方が危ないな。

237 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/17 01:02 ID:2sqj7f1R
                     「その足は誰のもの」
 本来のお金の話は何処へやら、すっかりカンコ君の家の話やら言葉の話やらで妙な
方向に行きっぱなしの太平池の会合エーペックです。今回はチューゴ君の番です。
「今度は何をネタにするかアル」
 本来ならアメリー君やニホンちゃんと並ぶこの会合の重要人物なのですが
その彼ですら会合の本来の意味を忘れてしまっています。とりあえず会合の
場はシャンハイの間となりました。
「ここは服装に力を入れるアル」
 彼は服にこだわってみることにしました。
「しかしどんな服にするかが問題アル」
 ここで彼は洋服ダンスの中にある服を探してみました。
「人民服はもう古いアル。大体僕も今じゃあまり着ていないアル」
 タンスの中を探します。そして一枚の服を探し出しました。
「これがいいアルな」
 その服を手にとってニンマリと笑いました。
「さて、会合の当日が楽しみアル」
 自ら針を縫い当日の準備をするチューゴ君でした。そうこうしているうちに
その日がやってきました。

238 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/17 01:02 ID:2sqj7f1R
「ニイハオ、皆よく来てくれたアル」
 チューゴ君は玄関で皆を出迎えます。
「おい、その服どうしたんだ!?」
 皆チューゴ君の着ている服を見て驚いて言います。見れば彼の家の
昔の服です。しかもキラキラの。
「これは今日僕が皆に着て欲しい服アル。どうアルか?」
「いいんじゃねえの?」
「面白そう」
 皆それに賛同しました。
「じゃあ入るよろし。男女で着替え室は別々に分けているアル」
 こうして皆は着替えに向かいました。男の子は男の子で、女の子は
女の子で分かれました。
「チューゴ君ってこういうホスト役上手いね」
 ニホンちゃんが振袖を脱ぎながら言います。
「そうね、けれどあいつのことだから何か魂胆があるかも」
 タイワンちゃんも服を脱ぎながら言います。
「まさかあ。タイワンちゃん考え過ぎよお」
「そうかなあ」
 そして皆着替えが終わりました。

239 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/17 01:03 ID:2sqj7f1R
 最初に出て来たのは男組。色は違いますがチューゴ君と同じ服です。
「うんうん、皆よく似合ってるアルな」
 特にチューゴ君の親戚筋のシンガ君やギンギラギンのものが大好きな
アメリー君にはよく似合っています。
「これいいな。気に入ったよ」
 アメリー君はとりわけ上機嫌です。
「喜んでもらって嬉しいアル。しかしお楽しみはまだまだこれからアルぞ」
 チューゴ君はニヤリ、と笑って言いました。
「お楽しみ!?」
 皆がその言葉に対し尋ねます。
「おっ、来たアルな」
 ここで女の子達がやって来ました。
「な・・・・・・」
 それは何とチャイナドレス。それもギリギリまでスリットの入ったかなり
際どいものです。
「あうう、恥ずかしいよお・・・・・・」
「こんなことだろうと思ったわ・・・・・・」
 皆恥ずかしそうにこちらにやって来ます。
「おい、チューゴよ」
 男組が彼に囁きます。
「グッジョブだ」
「謝々」
 皆スリットからのぞく女の子達の足に釘付けです。


240 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/17 01:03 ID:2sqj7f1R
 特に人気があるのがニホンちゃん。胸がないですがそのプロポーションは
かなりのもの。その整った身体のラインが丸見えです。
「おい、ニホンちゃんってやっぱりプロポーションいいよなあ」
「ああ、お尻の形も脚線美もかなりのものだぜ」
 皆ヒソヒソと囁いています。
「このスケベ共が・・・・・・」
 タイワンちゃんが他の女の子達を後ろに庇いました。しかし小柄なので
どうしても隠すことが出来ません。
 しかもあぶれてしまったのはよりによって皆が注目しているニホンちゃん。
しかし足が丸ごとその付け根まで出てしまいました。
 チラリ
「うおっ!?」
 これには皆たまりません。思わず前かがみになります。しかもこれで理性が
完全に吹き飛んでしまった人まで出て来ました。
「も、もう我慢出来ないニダ・・・・・・」
 カンコ君です。鼻血を滴らせながらハァハァしています。

241 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/17 01:04 ID:2sqj7f1R
「ウキィーーーーーーッ!、その足はウリのものニダーーーーーーッ!」
 奇声を発しニホンちゃんに跳びかかります。そしてその真っ白な足に
しがみつきました。
「キャアッ!」
 ニホンちゃん悲鳴をあげます。カンコ君はニホンちゃんの左足に蝉の様に
へばり付いてしまいました。
「もう二度と離れないニダ、ニホンのこの足はウリのものニダ!」
「カンコ君止めて、止めてったらあ!」
 ニホンちゃん必死に振りほどこうとします。あまりにも必死なのでピンクの
ショーツまで丸見えです。
「ううっ・・・・・・」
 男性陣これは堪りません。皆鼻血を押さえています。
「ううっ、いい香りニダ。これがニホンの香りニダね・・・・・・」
 カンコ君間近でニホンちゃんのショーツまでたっぷり見て完全に夢見心地
です。しかしそこで白いショーツが。
「ニダッ!?」
 タイワンちゃんの踵落としが炸裂しました。白いショーツは彼女のものでした。
「いい加減にしなさい」
「アイゴオオ・・・・・・」
 こうして自らの鼻血の上に沈むカンコ君でした。しかしその顔は至福に
満ちたものでした。

242 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/17 01:04 ID:2sqj7f1R
 かなり古いソースですが2001年のAPECより。この組織経済だけ
じゃなかったのか?最近ASEAN拡大外相会議や地域フォーラムと区別
がつかない。
ttp://jp.eastday.com/node2/node8/node110/userobject1ai97.html
ttp://www.color-club.com/report/town/020524.html
ttp://www.suiunkan.com/history.html
 それとチャイナドレス。横浜にも大分行ったな。食べてばかりでしたが。

243 :喪神の森 ◆fkG.pq.HHI :04/04/17 12:06 ID:qfivtpOL
タイワンちゃんと棒球テスト
 
  1/3
 
 ある日、学校で棒球試験の模擬テストがありました。
 この試験に合格しないと棒球カードの試合を取り仕切れないのです。
 さて、その日の夜の事です、タイワンちゃんからニホンちゃんに電話がありました。
『あ、もしもしニホンちゃん?』
 電話越しのタイワンちゃんの声。
 なんだか焦っているようでした。
「どうしたのタイワンちゃん?」
『あのね、今日のテストの問い1の事なんだけど、いんふぃーるどふらいの宣告………
の答えを教えて?』
「え、えっ?……あ、あのね、打者が、以下略、なの」
 ニホンちゃんは何だか拍子抜けしましたが、丁寧に答えます。
『ふんふん、ありがとうニホンちゃん!さすがだね。それで、問2の答えは?』
「え?あの、……でも、その、……わたしも間違えてるかもしれないよ?」
 ニホンちゃんはタイワンちゃんの勢いに押されっぱなしです。
 もっともいつもの事ですが。



244 :喪神の森 ◆fkG.pq.HHI :04/04/17 12:07 ID:qfivtpOL
2/3

『大丈夫、ウチの棒球カードをやる時に一番大事な決め台詞は、ニホンちゃんのウチでは
こうだ!だから』
 やけに自信をもって断言するタイワンちゃん。
 ニホンちゃんは何だか余計に不安になります。
「え、でも、……そんな言い方でみんな納得してくれるの?」
『そりゃあもう、水戸黄○の印籠のように皆が地べたに額を擦りつけて、(後略)』
「いいのかな、……」
『うん、だから問2も教えて?』
 ニホンちゃんは何となく心にわだかまりを残しつつも、タイワンちゃんに聞かれたことを
懇切丁寧に答えました。
 すっかり話は長くなり、夜も白々明ける頃、ようやく一通り教えきりました。
 その日のニホンちゃんは、軍人垂涎の的、専用の称号が相応しい赤い瞳で登校する羽目に
なりました。
 当然、ニホンちゃんは通常の三倍のぼけっぷりを発揮しました。


245 :喪神の森 ◆fkG.pq.HHI :04/04/17 12:07 ID:qfivtpOL
3/3

 それ以来、模擬テストの度にタイワンちゃんからの電話が鳴り続けました。
 熱心なのは良い事ですが、最近ニホンちゃんは疲れ気味です。
 みかねたウヨ君は姉のためにもタイワンちゃんの家に家庭教師を送る事にしました。
 そして、丁度、ニホンちゃんの家庭教師を辞めたばかりの柏○ 敏△さんにタイワンちゃん
の家庭教師を依頼すると「タイワンちゃんのためなら喜んで行く」との返事。
 ○木 △夫さんを家庭教師に迎えたタイワンちゃんは見事に棒球試験に合格しました。
 
 ただし、ニホンちゃんは度重なる睡眠不足の後遺症のせいか平均睡眠時間が、
ついに二桁に突入したそうです。



246 :喪神の森 ◆fkG.pq.HHI :04/04/17 12:08 ID:qfivtpOL

 ソースは週間ベースボール2004、4.5
 早分かり豆知識 台湾棒球 実録 台湾プロ野球史E

 内容の要約 台湾野球の黎明期、審判の判定をめぐるトラブル続出。
 台湾から日本に「今、○のことで揉めている。日本で似たようなケースがあったと思う。
どういう裁定を下したか調べて、電話かFAXして欲しい」
 と、私の元に何度か連絡があり、どう決着をつけたのか尋ねると
「あなたのFAXを片手に、私がグラウンドに出て”ただいま日本の権威ある所へこのプレー
について尋ねましたところ、過去の例をあげて次のような裁定を下したと伝えられました。
CPBLでも同様の判定で行きたいと思います”これが効果があって収まるんだ」とのこと。
 こうした事が重なったが、中にはマスコミを巻き込んで翌日まで尾を引くような事も起き、
台湾の要請「日本から審判を指導し、ジャッジできる人を派遣きぼん」
 で、セリーグの現場を引いたばかりの柏◇ △夫氏にオファー。
 同氏「台湾プロのためになるなら、喜んでいく」
 そこでセリーグからの派遣という形を取り、氏の加入により、多発していたトラブルは減少
 審判員たちにも落ち着きが見られるようになった。

247 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/18 02:47 ID:aOWoTxYo
             「青い空が消えていく」
「スコット、もうすぐ家の中でシガレットチョコを食べるのは禁止よ」
 アイルちゃんがスコット君にいきなり言い放ちました。
「えっ、何でだよ」
 スコット君はチョコを巻く紙を外しかけたところで指を止めました。
「だってチョコって食べ過ぎると糖分で太るし。虫歯になるし」
「そんなこと俺の勝手だろ。いちいち御前に言われなくても歯は磨いて
いるし運動はしてるよ。心配する必要ないって」
「けれど・・・・・・」
 アイルちゃんはスコット君の剣幕の前に引き下がりそうになります。
ところがここで神は選手を交代することを命じられました。
「わたくしが決めましたの。何か文句はありまして?」
 エリザベスちゃんが手に紅茶を持ちながら華麗に登場です。
「・・・・・・チッ」
 スコット君は舌打ちしましたがどうにでもなるものではありません。
確かに彼は虫歯があるし最近太ってきています。それにアイルちゃんと
彼女、そしてウェールズ君の三人で多数決をしても当然負けます。ここは
涙を飲む破目になりました。そして月日は経ちました。
「いよいよ明日からか・・・・・・」
 スコット君はカレンダーを見ながら忌々しげに呟きます。
「カレンダーが底をつきやがった・・・・・・」
 実はまだまだ終わっていないのですが彼の心の中ではそうでした。
「家の中で食うのが一番なのに」
 そしてその日が遂にやってきました。

248 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/18 02:48 ID:aOWoTxYo
 スコット君はベッドから起きました。そしてまずは部屋の中にある
ユニコーンのぬいぐるみを見ます。
「御前も哀しいだろう」
 ユニコーンは何も言いません。ただスコット君を見ています。
「フンッ」
 彼はチョコを出そうとします。ですがもう懐にはありません。
「昨日で全部取り上げられたんだったな。クソッ、忌々しい」
 ユニコーンが泣いているように見えます。赤い涙を流して。
「・・・・・・行って来ます」
 憮然としたまま家を出ます。
「スコット、スカートを履くのはお止めなさい!」
 後ろから姉の声がします。
「いいだろ、これは姉貴が俺にくれた服なんだからな!」
 そう言って玄関を後にします。
「雨かよ。余計気分が悪い」
 街は霧雨が降っていました。彼は機嫌を余計悪くさせて学校へ
向かいます。
「起きた時は青い空が見えていたのにな。どいつもこいつも俺に
何か恨みでもあるのかよ」
 ブツブツと呟きながら学校に向かいます。その時木に留まる一匹
の蝶に気付きました。
「黒いな。うちの空気が悪いせいだな」
 彼はそれを見て呟きました。


249 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/18 02:49 ID:aOWoTxYo
「身体に悪いってんならうちの空気の方が酷いだろうが。それを棚にあげて
よく言うよ」
 この家では咳をする人が凄く多いです。それはこの空気のせいです。
「文句ばかり言ってもしようがないな。さっさと行くか」
 そして学校へ行きます。
「・・・・・・成程。面白いことになりそうだな」
 そんなスコット君をを木の上から見る一つの影がありました。
 下校時間になりました。スコット君はイライラした様子で家に帰ります。
「おい」
 そんな彼を後ろから呼び止める声がありました。
「何だよ」
 彼はその声に対して振り向いて不機嫌そうに応えます。
「まあそう不機嫌になるな」
 木の陰からアイアル君が出て来ました。
「御前か。一体何の用だよ」
「おい、機嫌が悪いな。どうしたんだよ」
 何処となくわざとらしい声でニヤニヤしながら近付いています。
「聞いたぞ。御前アイルやあの女からシガレットチョコを食うの禁止された
そうじゃないか」
「・・・・・・家の中だけだけれどな」
 彼は憮然とした様子で答えました。

250 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/18 02:50 ID:aOWoTxYo
「まあ怒るなって。折角俺がチョコを御馳走してやろうってんだからな」
「本当か!?」
「俺は嘘は言わないぜ。誇りにかけてな」 
 そう言うとニヤリ、と笑いました。
「わかった、じゃあ信じよう。じゃあ早速くれ」
「ここじゃ何だ。御前は家の中で吸うのが好きなんだろう?ジュースとか
と一緒に」
「ああ」
「じゃあついて来い。いい場所へ連れて行ってやる」
「わかった」
 こうしてスコット君はアイアル君について行きました。そして何処か
あやしげな建物で暫く過ごしました。
 やがて中から出て来ました。
「明日も頼むぜ」
「ああ、これ位なら俺でも払えるしな」
 スコット君はそう言ってその場をあとにしました。その顔はとても
晴れやかでした。
「安いものだな。チョコとそれを食わせる場所を提供するだけで金が
入るとはな」
 アイアル君はスコット君の後ろ姿を見送りながら言いました。
「太陽の光が冷たいな」
 彼は空を見上げて言いました。見れば雨はもう止んでいます。
「この金をあの女への悪戯に使ってやる。そして何時かアイルを俺だけの
ものにするんだ」
 そう言うとその場を後にしました。その後の道には雲のせいでもう光が
差し込んではいませんでした。

251 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/18 02:52 ID:aOWoTxYo
 アイルランドの禁煙のお話です。アイリッシュ=パブで禁煙したら
変なことにならないかな。オチみたいになったら危険ですが。あと
黒い蝶は蛾だったかな。変換しました。ロンドンのスモッグはいまだ
凄いようです。
ttp://news.fs.biglobe.ne.jp/international/tm040329-933132.html
ttp://mymilky.com/main/london4.html
 タイトルのもとになってる曲知ってる人いるかなあ。光GENJIですが。

252 :名無しさん@お腹いっぱい:04/04/18 17:12 ID:lNsNSx+v
パレスチナ君には大事にしているものがあります。
裸チン像という彫像です。
その像はまあ・・・ネーミングのまんまです。
しかし、様々な点を考慮するとこれはむっちゃ高くて、一部のマニアからは福祉の象徴という、電波な定評があったりします
まあ、そんなことより公共衛生上大変問題があると思うんですが、これも頭が貧乏な人がつけたのでしょうがありません。
でもってその電波な人は・・・
「イイダロ!ベツニナニツクッテモ!」
「そんなの作って恥ずかしくないの?まったくこれだから貧乏人は・・・」
「誰が貧乏人にしたんだよ!カカッテコイ!今度こそジハードでやっつけてやる!」
「いいでしょう。うけてたちます。」
パレスチナ君は自転車に乗って、逃げ去って行きました。たぶん、機動力でこちらを撒こうとの作戦でしょうがあまいあまい。
「チャララーン!竹○プター!」
「えー!?」
そう、金に物を言わせて、ゲルマッハ君に作って貰った秘密道具があるのです。
「いや・・・それ竹○プターじゃなくて、どう考えても軍用ヘリだろ!?」
「小学4年生ですから、夢のある秘密兵器のほうがいいでしょう?」
「兵器かよ!?」
BAGOOON

アメリー「またかよ・・・もう考えたくないんだけど・・・」
エリザベス「本当、いいかげんにしてほしいですわ」
フランソワーズ「何かまたいい人ぶってますけど、原因はあなたでしょう?」
エリザベス(無視・・・)
フランソワーズ「またこの人はむかつきますわね。」
アーリア「作るの止めようかな・・」


253 :名無しさん@お腹いっぱい:04/04/18 17:13 ID:lNsNSx+v

ニホン「あ、停電だ。大変大変。蝋燭立てなきゃ。」
キッチョム「早くするニダ。ニホン。」
ニホン「なんでキッチョム君がいるのよ?」
キッチョム「ウリの家に蝋燭なんてものは無いニダ。だから、貸して貰いにきたニダ。」
キッチョム君はそのまま、お隣の池に落とされましたとさ。
キッチョム「ウリが池に落とされたのは紫苑のせいニダ!謝罪と賠償を汁!」
ニホン「絶対関係無いと思う」
http://www.cnn.com/2004/WORLD/meast/04/17/rantisi.reaction/index.html
イスラエルは虐殺パレード中なのれすか?

254 :目次189:04/04/18 19:59 ID:lLOOxP8o
第1821話〜第1828話
>>207-208

第1829話「ネオコンおじさんの台頭」
>>211-215 ( >>216 解説)
第1830話「謎の男Y 完結篇」
>>217-218
第1831話「HURRY UP!」
>>226-229 ( >>230 解説)
第1832話「VAMPIRE」
>>231-235 ( >>236 解説)

255 :目次189:04/04/18 20:01 ID:lLOOxP8o
第1833話「その足は誰のもの」
>>237-241 ( >>242 解説)
第1834話「タイワンちゃんと棒球テスト」
>>243-245 ( >>246 解説)
第1835話「青い空が消えていく」
>>247-250 ( >>251 解説)
第1836話「裸チン像」
>>252-253

256 :ラビ:04/04/18 22:53 ID:xX1bfpVc
h ttp://nagathuki.hp.infoseek.co.jp/e@oekakikeiziban.htm
熱血君の小説の挿絵、見つけました。なんかなつかしいなここ。




257 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/19 00:47 ID:FLg/SyEe
                  「御前は誰だ」
イラク「くっそ〜〜〜〜、アメリーの奴に負けてから家に色んな奴が来て
    正直むかつくぜ!」
シーア「そうだな、アラブ町はアッラー教徒のものだ。異教徒の来ていい
    場所じゃない」
イラク「御前が言うと物騒になるな」
シーア「僕は真面目なだけだ。ところで最近御前はマカロニーノともめた
    らしいな」
イラク「ああちょっとな。あいつは喧嘩弱いから別に怖くはないが」
シーア「だからといって報復しないのでは我等の名が廃る。血には血を、
    それがアッラーの教えだろう」
イラク「ちと違う気もするが仕返しに協力してくれるのか?」
シーア「当然だ。僕はアッラーの教えを忠実に守るだけだ」
イラク「(そんなんだから御前は頭が良くても友達が少ねえんだよ)まあ
    協力してくれるってんのなら早速やろうぜ」
シーア「うむ。どうするつもりだ!?」
イラク「知れたこと。マカロニーノの奴をここに呼んで俺の家から帰る
    よう説得(脅迫)するのさ」
シーア「そうか。では僕が彼を連れて来よう」
イラク「頼めるか?」
シーア「任せておけ」

258 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/19 00:48 ID:FLg/SyEe
シーア「連れて来たぞ」
イラク「おお早いな。その袋の中か」
シーア「そうだ。そこら辺を歩いていたので捕まえた。本当に弱かったぞ」
イラク「あいつは力だけは無いからな。じゃあ早速説得するとしようぜ」
シーア「うむ、空けるぞ」
???「一体誰がウリを拉致したニダ!謝罪しる、賠償しる、反省しる!」
イラク「・・・・・・おい、何でこいつなんだよ」
シーア「あれ、違うのか!?」
イラク「こいつはカンコだよ」
シーア「えっ、こいつが!?」
イラク「(なんで知らねえんだよ)確かに似たところもないわけじゃないけれど全然
    似てねえじゃねえか。こんな奴が他にいるか!?」
シーア「そうだったのか・・・・・・」
カンコ「謝罪しる、賠償しる、反省しる!」
シーア「・・・・・・どうするこいつ」
イラク「こいつと一緒にいるとツキが落ちるしな。さっさと何処かへ放り捨てろ」
シーア「そうだな。おい、もう行っていいぞ」
カンコ「待つニダ、御前達はウリを何だと思っているニダ!」
二 人「邪魔者」
カンコ「ファビョーーーーーン!」


259 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/19 00:48 ID:FLg/SyEe
 イラクで韓国人の人権活動家がイタリア人と間違えられて捕まった話。
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20040406AT3K0603106042004.html
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/07/20040407000000.html
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20040406AT3K0602006042004.html
ttp://asia.news.yahoo.com/040406/ap/d81pcuoo3.html

260 :ラビ:04/04/19 19:27 ID:IakktQqd
神道もイラクから見れば異教徒に分類されるんだろうか?

261 :マンセー名無しさん:04/04/19 19:31 ID:5BGg6PJj
>>26
信仰・宗教なんだろうか?>神道
そうなら異教徒だろうけどさ。


262 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/19 23:20 ID:F2BJ84iv
>>260
ラビさんへ

本スレはSAGE進行でお願いします。
理由は上位スレになると荒らしが来る確率が高いからです。
スレが下がりすぎている時は構いませんが、書き込みされている
時、いつもAGE状態になっていますもので…


☆SAGEのやり方☆

メール欄に『sage』と書いて送信してください。

これだけです。
もし知っていたらスマソ。

263 :ラビ:04/04/19 23:41 ID:YHNaPUHM
有閑工房さんへ
どうもすいませんでした。
こんなもんでよろしいでしょうか?

264 :マンセー名無しさん:04/04/20 00:28 ID:OSFSu4ZK
Good!

265 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/04/20 01:57 ID:bfyNwGas
>>263
気を使わせて申し訳ない。サンクスです。

266 :更科がホシュするです ◆bc/WMtRnlQ :04/04/21 20:07 ID:svwPoqe6


  ∧_∧  キムチシェーキ飲んでマターリ待つニダ
  <丶`∀´> ホルホルホル、、、
  ( つ  つ     /    /   /   /    /   /   /    /   /    /   /
 (⌒_)__)   [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄] [ ̄]
 ⊂===⊃.  ││ ││ ││ ││ ││ ││ ││ ││ ││ ││ ││
.            ̄    ̄    ̄    ̄    ̄    ̄    ̄    ̄    ̄    ̄    ̄



267 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/21 23:12 ID:QuPUCYxZ
                「MARIONETTE」
 もうすぐアテネちゃんのお家で開かれる運動会ですが実に多くの競技が行なわれ
ます。その中にはテコンドーもあります。カンコ君が長い歴史を誇ると自称している
ウリナラ固有と自称している格闘技です。
 しかし今回妙な騒動が起こっています。テコンドーの本家本元が完全に分裂して
しまっているのです。
「テコンドーはウリのが本当のテコンドーニダ!」
「いや、ウリのこそが本物ニダ!」
 カンコ君とキッチョム君が自分のこそ本物のテコンドーであると言い争っている
のです。そして町のテコンドーをやる人達まで巻き込んでいるのです。
「そんなもんどっちでもいいよ」
「そうだそうだ、いつもの兄弟喧嘩はせめて人様の迷惑にならないようにしろよ」
 皆の意見も何のその。大体テコンドーに参加する人は二人なんか無視して競技に
参加することにしています。
「俺の家あいつ等とは何の関係もないしな」
 ところが関係があったりすると悲惨なものになってしまいます。


268 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/21 23:13 ID:QuPUCYxZ
ザイ、御前はどっちニダ!」
「そうニダ、ウリが正しいと言うニダ!」
 二人はザイちゃんに詰め寄ります。彼女もテコンドーに参加すること
が決まっているのです。
「えっと、ウリは・・・・・・」
 ザイちゃんはオロオロしています。どっちについても面倒なことになる
のはわかりきっています。
「早く言うニダ、ウリが正統ニダな!」
「決めないと御前の参加を認めないニダ!」
「そ、そんな・・・・・・」
 二人に参加させないと言われたザイちゃんとてもショックでした。そして
何とかしたいと思いチョゴリちゃんに相談しました。
「そうニダな・・・・・・」
 妹から相談を受けたチョゴリちゃん考え込みます。そして一つの考えを
出しました。
「ビラ配りなんてどうニダ?」
「ビラ配りニダか?」 
 ザイちゃんは尋ねました。
「そうニダ。あれは地道だけど結構効果があるニダよ」
「じゃあそれでいくニダ」
 こうして二人は駅前でビラ配りをはじめました。
「お願いしま〜〜〜〜す!」



269 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/21 23:14 ID:QuPUCYxZ
 何日か配りました。やがて二人のところにある人がやって来ました。
「ニホンさん・・・・・・」
 何とニホンちゃんがやって来たのです。
「ザイちゃん、大変なことになっていたみたいね」
「・・・・・・・・・」
 その問いにザイちゃんは俯いて何も答えませんでした。
「参加したいの?」
 ニホンちゃんはそんな彼女に対して尋ねました。彼女はこくり、と
頷きました。
「ザイちゃん、自分で自分の胸に手を当ててよく考えてね。自分は
どうしたいのかって」
「ウリが何をしたいか・・・・・・」
「そうよ。これはカンコ君達の問題じゃないのよ。貴女の問題なのよ。
貴女は彼等の操り人形なんかじゃなくて自分で考えているのだから」
「ニホンさん・・・・・・」
 隣でそれを聞いているチョゴリちゃんもニホンちゃんの言葉を聞き
目を見張っています。



270 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/21 23:16 ID:QuPUCYxZ
「自分を誤魔化しては駄目よ。時にはもつれた糸なんか
切って自分の為に動かなくちゃ」
「自分の為に・・・・・・」
「そうよ、自分の為にね。決心したらわたしのところに来て。
そして二人でアテネちゃんにお話しましょう」
「うん、わかったニダ!」
 ザイちゃんは顔を上げました。そして彼女は自分で参加
したいとニホンちゃんとアテネちゃんに言いました。 
 こうして彼女は運動会にテコンドーで参加することが
決まりました。カンコ君達は騒ぎましたが委員会が相手なので
何も対抗出来ませんでした。
「あの、ニホンさん」
 ザイちゃんとチョゴリちゃんはニホンちゃんにお礼を言いに
来ました。
「いいのよ」
 ニホンちゃんは二人に対しニコリと微笑んで言いました。
「わたしは何もしてないから。ザイちゃんが選んで決めたことでしょう。
これはザイちゃんとチョゴリちゃんが成し遂げたことなのよ」
 二人はその言葉にニホンちゃんの優しさと懐の深さをあらためて知った
のでした。

271 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/21 23:17 ID:QuPUCYxZ
 岡本依子のオリンピック参加のお話。ここでも内紛が。
ttp://www2.ocn.ne.jp/~countabl/sports/okamoto2.html
ttp://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20040401&a=20040401-00000165-kyodo-spo
ttp://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20040406&a=20040406-00000075-kyodo-spo
 

272 :マンセー名無しさん:04/04/22 08:44 ID:lbsjTYk4
300話くらいまで読んだので投稿してみる。かぶってるネタ、キャラ違いがあれば
スマソ

273 :マンセー名無しさん:04/04/22 08:46 ID:lbsjTYk4
ふとっちょのオージー君や、その妹のキャンベラちゃんは話すのがちょっと苦手です。
訛ってしまう所為でよくアメリー君やエリザベスちゃんに笑われてしまうから。
オージー君に言わせれば、アメリー君だって微妙に訛っているのですが、
そこは気の長い彼の事、カンコ君みたいに一々騒いだりしません。
こないだはフランソワーズちゃんに怒ってしまいましたが自分のプールで
他人の花火を爆発させられたら誰だって怒りますよね?

今日の彼は親戚のキウィーちゃんの家に、ある事を相談したくて来ていました。
ニホンちゃんの家族が食中毒にかかって倒れてしまったのです。
原因はアメリー君の家族がおすそ分けしてくれた牛肉でした。
最近のニホン一家はお魚以外にも、お肉を食べる様になってきたのですが
こんな事でとっても美味しいお肉が嫌いになられるのは悲しい事です。
お肉なら、オージー家にもキウィー家にもたくさんあります。

「キウィーちゃん…どうしたもんダス?」
こうオージー君が切り出すと彼女も難しそうに考え込みました。
「ウチェがよく食べるのはヘツジだからなぁ…ネホンちゃんにはダメかも」
キウィーちゃんはオージー君よりもっと言葉が変です。”い”を上手く
発音できません。何回言いなおしても”え”になってしまうのです。

274 :マンセー名無しさん:04/04/22 08:48 ID:lbsjTYk4
ところで、問題は他にもありました。ニホンちゃんがオージー家の牛肉や、
キウィー家の羊肉を気に入ってしまったらアメリー君の面目がたちません。
何でも目立ちたがりの彼を怒らせてしまうのは良い考えではないでしょう。
二人は庭でバーベキューを食べながらもどうしたものかと、考え込んでいました。
すると…

「肉の臭いニダーーー!!」と何処からともなく飛び込んできたのはカンコ君。
「ウリにも食わしる!さもないと謝罪と賠償(ry」と喚きました。
でも成績がちょっと悪いオージー君やキウィーちゃんは謝罪なんて難しい言葉
は知りません。頭をかしげたオージー君は最後の一切れを食べてしまいました。
「アイゴーーーーーーーッ!肉は!?もっと肉はないニダか?」
二人は困ってしまいました。お肉はありますがニホンちゃんのお見舞い
にとってある分しかなかったのです。残念ながらそう伝えるとカンコ君は顔を
真っ赤にして現われた時と同じく、土煙をあげながら飛び出して行ってしまいました。

「チョッパリぃーー!ウリの肉の返還を要求しる!アイゴー!」
チョッパリとはカンコ君がよく言っているニホンちゃんへの悪口です。あの様子では
お腹が痛くて苦しんでいるニホンちゃんの所に文句を言いに行ったのでしょう…。
可哀想なニホンちゃん一家…と二人は同情しましたが、どうしようもないので
とっておいたお肉を食べてしまう事にしました。トラブルの元なら無い方がいいのです。
でも…やっぱり考え直して、ハンバーガー用の牛肉だけは取っておいてあげようかな?
と思った二人でした。オセアニア班は影が薄いけど大らかな人が多いのです。

275 :サブ:04/04/22 08:49 ID:zjxCneGu
カンコ君大暴れ

新たな喜びを見出したカンコ君は、
今日も体育倉庫で大暴れ。

カンコ君「いくぞっ!俺の汁を受け止めやがれ!」

アサピー「うぁアニキィィィィッ!!」

続く

276 :マンセー名無しさん:04/04/22 08:49 ID:Aq3AlwYB
Apple eMacが2787円!13
http://ex4.2ch.net/test/read.cgi/news/1082587959/

(・∀・)ニヤニヤ
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=HDPC&id=4547597133675
まとめ
http://www.geocities.jp/telwel0yen/cat/

277 :続いてオセアニアネタ:04/04/22 09:34 ID:lbsjTYk4
最近、オージー君はあんまり面白くありません。とは言っても
影が薄い事に悩んでいるわけでもないのです。彼が良く思っていないのは
班分けについてでした。どうしてエリザベスちゃんがヨーロッパ班に
分けられるのか不思議でなりません。本当は「コモンウェルス班」が
あったはずなのです。でも彼女はEUの皆と組んでしまいました。
ご先祖様がいた一家なら仲良くしても良いのに何だか裏切られた感じがします。

あまり大きな声では言えませんが、オージー君を初めとするオセアニア班には
あまり成績の良い子がいません。家が広かったり、綺麗だったり、シゲンと言う
カードゲームを持っているので面白がってくれる人もたまにはいます。
でもニホンちゃんやアメリー君が持ってる様な最新の物を持ってる子は
オセアニア班には一人もいないんです。

「エリザベスちゃんは身勝手ダス…美味しい料理一つも作れないくせに…」
本当の事を言えば、オージー君が自慢できる料理もミートパイしかないんですけどね。
ビールはゲルマッハ君ちと良い勝負じゃないかと思っているんですが、まだ未成年なので
自慢は出来ません。


278 :マンセー名無しさん:04/04/22 09:34 ID:lbsjTYk4
「コモンウェルス班があれば数学が強いイン堂君とも友達になれるのにダス…」

ニホンちゃんを以前招待してオージービーフを食べさせた時は随分と仲良く
なったりしたんですが、元々彼女には八方美人なところがあります。
あんまり当てには出来ないかもしれません。それにカンコ君のとばっちりを
くらうのも正直、嫌です。こないだ、チベットおばさんが暴力に耐えられずに
逃げてきたので、中に入れてあげたら後でチューゴ君パパにぶたれてしまいました。
それ以来、チューゴ君にもちょっと警戒されています。

オージー君はしょんぼりしながら家路に向かいました。誰と仲良くなれば
もう少し出番が増えるのか…悩めば悩むほど混乱してしまいます。

頑張れオージー君!

279 : :04/04/22 12:22 ID:wtgpndn5
何かオージー・ニュージーって漫才のペアみたいだな

280 :マンセー名無しさん:04/04/22 15:59 ID:TORh1dUE
                     全          その次ウリね      ア
  基地外いやーん!        部   次は陳アル             カ
          ,,      ベ     脱                ∧在∧  ヒ
       日´ `ヾ ヽ    リ   ,   げ   /中ヾ\  ∧北∧ <ヽ`∀´> 君
       リ ノ, ノノノ,ノ   リ   (~    二   <`ハ´ :> <`∀´, > / ⌒つ  も
       ∬6‘ 。‘,    ッ   △、  ,。 ダ  ( 《  ̄ソ  (つと ヽ ( ノ⌒ヽ  呼
       ∬`,m ,⌒;   。〜´  ▽~  !  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /|  ん
        ( ゝ 〉_人 彡     ノ                  /ソ⌒ν |  で
     /  ヽィ、_ ノゝ、     (    チョッパリめ!      /   /  ヽ 来
    / (´ ` ̄`\/  ,) ∧南∧∩   我偉大なるウリ民族の ⌒ヽ/   ん る
   ┌---\ ヽ=- ( `r- <`∀´, >ノ--  遺伝子を注入して   ----┐  ん  二
   |ソ   )´ )  \ と⌒_   \    やるニダ!         │  ん   ダ
   |   ι,ノ    ヽ 〉 \   O                  │ ん   !
   ノ_______ l,,ノ_  ヾ  ,ノ_____________ゝん 
  んんんんんんんんんんんん | ノJ んんんんんんんんんんんんんんん 
                   ∪

281 :>>273, >>276作者:04/04/22 17:30 ID:lbsjTYk4
>>273, >>276の間違いの自己ツッコミ

1:ニュージー君が既にいたのは痛かった…しかも関西弁なんて
 見事なキャラもらってるwでも、ニュージーランド人が”い”が発音
 出来ないってのは本当の話wニュージーランドは北と南に分かれてるから
 キウィーちゃんが妹って事じゃ…ダメだろな。同じ国だし。
2:小学校で”数学”はないよなぁ…”算数”に脳内変換汁。

これからもたまにオセアニアネタとか書くかも。つまんなかったら
スルーよろ。

282 :ラビ:04/04/22 19:30 ID:NN5VuRuq
たしか日本では九九は9×9までだが
インドでは99×99まで教えるんだよね。

283 :マンセー名無しさん :04/04/22 19:49 ID:DK0iX6EL
>>282
いや、そこまではさすがに覚えませんw
たしか19×19までだったと思います。
どっちにしろ日本より多いですけど

284 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/22 21:51 ID:/eAAEXRl
>>281
ちょっとぐらい間違えても気にしないですの
私なんて、初投稿で新キャラクターを登場させるという暴挙をしていますのw
私も暖めているネタはいくつかあるので、お互い頑張りましょうですの

285 :某所で見た米国の反仏感情より:04/04/22 23:26 ID:pzVCuFpA
 アメリーとフランソワーズ 1

アメリー君とフランソワーズちゃんは長いこと仲が良くありませんでした。
性格の違いもさることながら、お互い自分が一番でないと気がすまないもの同士です。
ロシアノビッチ家やゲルマッハ家が巨大だったときはしぶしぶ仲良くしていましたが、
それでもフランソワーズちゃんはしばしば「第三極の巨頭」を自称し、スタンドプレーが多かったのです。
そしてアメリー君も負けず劣らずスタンドプレーが多かったため、お互いの意地の張り合いはエスカレートするだけでした。
最近妙に丸くなったエリザベスちゃんも、親友たちのこの争いには匙を投げるばかりです。
かつては彼女が一番、地球町でやりたい放題をしていたのですが。
そんなある日。
「ぬわぁぁぁぁんですってぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!????」
鼓膜もちぎれるほどの絶叫がクラスに響き渡りました。
教室内のクラスメートはおろか、中庭を挟んで反対側の校舎の生徒ですら鼓膜を押さえて倒れたというのですから
その声量たるや、想像したくもありません。

286 :米国の反仏感情より:04/04/22 23:37 ID:pzVCuFpA
 アメリーとフランソワーズ 2

「何よ、なによなによなによこの落書きは!! 責任者を出しなさい!!!」
ヒステリックに叫ぶフランソワーズちゃんの手には、アメリー君の社会科のノートのページが握られていました。
曰く、フランスが強国だったのはワーテルローまで。
曰く、ゲルマッハ家のヒトラー伯父さんに弱気な物言いをし、一度は家屋を取られる騒ぎになった。
曰く、ロシアノビッチに擦り寄る余計な行動のせいで、クラスの秩序が乱れた。
曰く、ローマさんの時代から降伏ばかりの敗北主義者。
曰く、彼女の持つ<戦車>カードは、60年前のゲルマッハ家の物にも勝てない・・・などなど。
よくもここまで、と言わんばかりのありとあらゆる罵倒と嘲笑がノートの端から端まで書かれていたのです。
フランソワーズちゃんが何より悔しいのは、ここのすべてが必ずしも根も葉もない中傷ではないこと。
たかだかこの間できたような、しかも私が助けなければエリザベスの犬のままだったアメリー家に何でここまで・・・
「う・・・ふわ・・・うわぁぁぁぁぁん!!!!!!!」
あーあ、怒りが頂点に達し、ついに泣き出してしまいました。
あまりの狂態に、ニホンちゃん(いるのです)やカンコ君(さすがのカンコ君も口も出せません)たちクラスメートも
遠巻きに彼女を見守るだけでした。
しかし、そんな中。
「God Bless America〜♪ フフフン」
場違いに陽気な(その割りに歌詞は剣呑な)鼻歌を歌いながら教室に入ってきたのはアメリー君でした。

287 :米国の反仏感情より:04/04/23 00:29 ID:YlvCBoAL
 アメリーとフランソワーズ 3

「おい! アメリー!彼女を見てみろよ!お前の家の中での落書きとはいえ、あまりにひどいじゃないか!!謝れ!」
なんと、最初に口火を切ったのは、普段温厚だと言われていたカナディアン君でした。
「え??え?! なんだ?カナディアン、どうしてミーに喧嘩を売るんだ??」
状況が飲み込めないアメリー君はしばらく目を白黒させていましたが、カナディアン君が無言で指した指の先で
一時の激昂も収まったのか、えぐえぐと泣いているフランソワーズちゃんを見、その手に握られたノートを見ると
態度を一転、ふてぶてしい態度で笑って見せました。
「あー、それを見たのか。だって事実だろ? 本当のことを書いてただけだぜ。ふふん」
あまりといえばあまりのアメリー君の言い草に、さすがにみんなからも不満の声が起こります。
「わざと見せたんじゃないのか・・・?」「いつだったか、フライドポテトでも騒いでたし」「・・・サイテー」「女の敵」「ヒック」
そんなみんなをじろりと見渡して、アメリー君は言い放ちます。
「大体、第三極だかなんだか知らないが、俺のやることにいちいちケチをつけるんだからこんな目にあうんだ。最初からおとなしく・・・」
「「「待ちなさい」」」
三者三様の、しかし怒りだけは同じ声が三方からアメリー君を抑えました。
「え?? エリザベスちゃんに、ニホンちゃんに、フラメンコ先生?? どうして?」
「確かに私はあなたの味方をしてきましたわ。でもさすがにこれはやりすぎです。女性をそこまで痛めつけるのは
フェアプレーなのかしら?」 と、これはエリザベスちゃん。
「私もアメリー君の味方をやってきましたけど、もう愛想がつきました。うちの廊下に傷がついたし、
もう勝手になさい。」 と、フラメンコ先生も普段にあわない冷ややかな声。
「・・・私は、あなたの味方をすることでキッチョム君やチューゴ君を抑えられると思って味方した。
でも、こういうのはやりすぎだと思う。女性をいたぶるのって変。」 ニホンちゃんも、硬い声です。
もともとクラスの中で最もアメリー君に近い3人の女性がこの調子なのですから、
最初から批判的だった友達たちも遠慮がなくなります。


288 :米国の反仏感情より:04/04/23 00:30 ID:YlvCBoAL
 アメリーとフランソワーズ 4

「女の敵だな。」「全くだ。当代のヒトラー叔父と言われないようにな。」「だからやめとけっつったのに、ヒック」「生々流転、諸行無常アル。」「ニダ」「ダス」
非難の集中砲火を浴び、さすがのアメリー君もばつが悪くなったのか、泣き続けるフランソワーズちゃんのところへ行きました。
「・・・とりあえず、その件に関しては遺憾の意を表明しておく。フランソワーズちゃん。」
泣き止まないフランソワーズちゃんに対し、さすがのアメリー君もお手上げなのか、口調をやわらかくして続けました。
「すまない、フランソワ。ベトナムでも湾岸でも一緒に遊んだ仲じゃないか。とりあえず今は泣き止んでくれ。な?」
ぎこちなく笑いかけるアメリー君に、フランソワーズちゃんは小声で何かささやきました。
「・・・」
「え?聞こえないぞ? もっと大きな声で言ってくれよ」
この一言が、思えばアメリー君の死刑執行証明書だったのではないでしょうか。

「きっと仕返ししてやるから、覚えてらっしゃいって言ったのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

突如沸き起こった、先ほどに倍する轟音に、思わずみんなが耳を塞ぎました。
どこかでガラスが割れる音がします。ぐはっ、と血を吐いたのはカンコ君でしょうか。
恐る恐るみんなが目を開けてみると、そこには涙の後などさっぱりなく、さわやかな顔で笑うフランソワーズちゃんと
耳血を噴き出して潰れた蛙のように倒れたアメリー君の姿がありました。
おしまい。

そうそう、普段温厚なカナディアン君に真っ先に怒鳴られたのがよほどプライドを傷つけたのか、
その日、放課後にカナディアン君の家に遊びに行く約束を、アメリー君はすっぽかしましたとさ。

289 :米国の反仏感情より、の作者:04/04/23 00:37 ID:YlvCBoAL
初投稿でいきなりの長文駄文、申し訳ないです。
3以降、実は再起動の拍子にデータが吹っ飛び、書き直したためにやや冗漫なものになってしまいました。すいません。
本来はフラメンコ先生は教師ということで、口を挟まない予定だったのですが・・・
アメリー君もなんだか悪人っぽいし、精進が必要です。

話のネタは、海外ボツ!ニュース様
ttp://www5.big.or.jp/~hellcat/news/frame.htm
と、ニュースからいただきました。米国における反仏感情と、ブッシュ大統領訪加取りやめです。
といっても、ほとんど創作です。
ますます精進していきますので、よろしくお願いします。

290 :トリップつけていい?:04/04/23 02:04 ID:ez1mUJ3E
ビデオでも見ようよ!の巻 1

今日は日曜日です。地球組の生徒はお互いに好きなビデオを紹介しあおうと、
アメリー君の家にお邪魔していました。彼の家にはビバリーヒルズルーム
という、大きな大きなテレビがある部屋があります。皆そこで映画やビデオを
見るのが大好きでした。部屋は真っ暗にします。お菓子も当然、欠かせません。

トップバッターはアメリー君なのは皆さんも、もうわかっていますよね?
彼が見せたのは「行列革命」という、SF映画シリーズの最終作でした。
カッコ良いロボットの戦争シーンに男の子達はおおはしゃぎです。
でもお話は少し難しくてニホンちゃんにはちんぷんかんぷんでした。
映像の迫力は凄い事は分かりましたけれども。

次に見せてくれたのはエリザベスちゃんとゲルマッハ君。一緒になって
パンクロックのライブ映像と、テクノのクラブシーンのビデオを見せて
くれました。どちらも物凄い盛り上がりようです。皆もつい熱くなって
しまって踊ってしまいました。ロシアノビッチ君のコサックが冴え渡ります。
ウォッカをラッパのみにしているのに彼の足は止まりません。

お次は我らがニホンちゃんです。アニメかな?と思っていた皆は驚きました。
落語だったのです。テンポの良い笑い話や、扇子を色んなものに見立てた
芸を見て、皆は腹を抱えて笑い転げました。ところどころ皆が分からなかった
ところは、ニホンちゃんが分かりやすく説明してあげました。

さぁて、面白いビデオをたくさん見ている内に夕方が近づいてきました。
後一本くらいならまだビデオが見れます。ニホンちゃんがフランソワーズ
ちゃんとマカロニーノ君に「何かないかなぁ?」と聞くと二人は
恥ずかしそうに首を振りました。ちょっと…大人向けのものしか見つけ
られなかったのです。

291 :トリップつけていい?:04/04/23 02:05 ID:ez1mUJ3E
ビデオを見ようよ!の巻 2

チューゴ君ちのテレビでは面白いものはやっていません。
ロシアノビッチ君はというと、酔っ払っていたのに踊ったので気持ち悪く
なってそれどころじゃありませんでした。タイワンちゃんは
「ニホンちゃんちのビデオが見れれば良いや」と笑います。

今回こそは!とニホンちゃんがバッ!と背後を振り向くと、やっぱり
いましたカナディアン君!でも彼も見せたいものは無いようです。
(本当はビデオを持ってきていたのですが、この楽しい雰囲気の中で
「森林伐採による環境破壊をスクープ!」なんて怖いものは見せたくなかったのです)

…となると…。
「ウリナラマンセー!ウリがビデオ持ってきてるニダ!それを見るニダ!」
そう、カンコ君しかいませんよね?まぁ、それでいいかと皆は思いました。
つまんなかったり、パクりであればいつもどおり、笑いものになるのは
彼なのですから。得意満面の彼はビデオをセットしました。

それはカンコ家製のラブストーリーのドラマでした。皆ちょっとびっくりです。
ニホンちゃんは大喜び。こう言うのは大好きです。最後まで目を離さず
お行儀良く見ていました。ニホンちゃんは何度も何度も泣いてしまいました。
おせんべいを一かじりすると、涙が一粒流れてしまうのです。カンコ君がこんな
ビデオを持って来たのは以外でした。誰か一緒に見たい人でもいたのでしょうか?

ドラマが終わるとニホンちゃんは鼻をかんでから、明かりをつけました。すると
どうでしょう、カンコ君とニホンちゃん以外の人は皆眠ってしまっていたのです!
カンコ君は顔をキムチ色にして叫びました。「アイゴォーーーーーー!!」
その声で皆おきました。起きなかったのは酔いつぶれているロシアノビッチ君と、
いつの間にか寝転んだ彼に押しつぶされて気絶したカナディアン君だけでした。

292 :トリップつけていい?:04/04/23 02:06 ID:ez1mUJ3E
ビデオを見ようよ!の巻 3

「馬鹿にするにもほどがあるニダ!心から謝罪しる!」そう叫ぶと皆は不満を言いました。
「僕は恋愛ものは趣味じゃないんだよ…」これがアメリー君。
「同じく…」とゲルマッハ君。アーリアちゃんはまだ寝ぼけています。
「もっと官能的な愛が見たかったのに…」これはフランソワーズちゃんとマカロニーノ君。
「いつも通りツマンナイと思って…」これはエリザベスちゃんとチューゴ君。
「ニホンちゃんちで似たようなの見たもん」これはタイワンちゃん。

もうカンコ君は何も言いませんでした。キムチ色の顔を更に燃え上がらせ、
飛び出していきました。「まぁ、いつものオチだね…」とアメリー君。でもニホンちゃんは
違うと思いました。今日は皆が失礼だったのです。そう思って、ニホンちゃんは
カンコ君を追いかけました。走って行く彼が見えます。

「カンコ君!あたしは見たよー!泣いちゃったよ!ほら、顔真っ赤!」
カンコ君は一瞬だけ振り返ると、また走り出しました。「アイゴーーーーーー!」
と叫んだのが、ニホンちゃんには「ありがとう」に聞こえました。

カンコ君は泣いていたのです。でもニホンちゃんなんかにそれを見られたく
ありませんでした。なんと言っても彼女は憎たらしいチョッパリです。でも…

彼の涙が悔し涙だったのか、ニホンちゃんだけは見てくれたのが嬉して泣いていたのか、
それは誰にも分かりません…。

293 :トリップつけていい?:04/04/23 02:07 ID:ez1mUJ3E
ビデオを見ようよ!の巻 ー後日談ー

翌日、ニホンちゃんはフラメンコ先生にあった事を全て話しました。こっそり一人で、です。
いっつも自分は強い人に頼る、とアメリー君やゲルマッハ君に怒られるからです。
フラメンコ先生はバラを咥えると真っ赤なスカートをひるがえして怒り出しました。
カッカカッカ!と同じく真っ赤なフラメンコ靴がリズム良く地団太を踏みます。

アメリー家にいた生徒はニホンちゃんとカナディアン君以外がみんな
怒られてしまいました。ロシアノスキー君は飲酒もしていたので一週間、
トイレ掃除の罰です。カナディアン君は何が起こったか知らないので
学校に来てからポカーンとしていました。

どうしてカンコ君も怒られたからって?
頭を下げられて調子に乗った彼がいつもの様に「心からの謝罪と賠(ry」
と繰り返したからに決まっているじゃないですか…

294 :トリップつけていい?:04/04/23 02:09 ID:ez1mUJ3E
カンコ君の叩かれっぷりがちょっと可哀想になったんで
少しだけ救済してみた。全部創作。でも国家ごとの趣味は
出そうとしたつもり。ここはトリップ推奨?なしの方がいいの?

295 :トリップつけていい?:04/04/23 02:11 ID:ez1mUJ3E
_| ̄|○ …後半でロシアノビッチの名前を間違えた…推敲の時間が足らないな…。スマソ

296 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/23 02:43 ID:BQbXXsgJ
「生ものはお早めに」
「ニホンちゃん、ちょっといいアルか!?」
 チューゴ君が険しい顔でニホンちゃんに詰め寄ります。
「いきなりどうしたの!?」
 詰め寄られたニホンちゃん,キョトンとしています。
「香に聞いたアル。あいつにあまり変なこと教えないで欲しいアル」
「変なことって!?」
「そ、それはその・・・・・・」
 チューゴ君は急に顔を赤くしてモジモジしだします。
「その・・・・・・何アル。水着になってその上に生の食べ物を置く料理なんて
教えないで欲しいアル」
 チューゴ君は真っ赤な顔をしたままニホンちゃんにやっと言いました。
「な、何それ!?」
 ニホンちゃんもそれを聞いて顔を真っ赤にします。
「香が言っていたアル。ニホンちゃんに教えてもらったって。料理を
教えてくれるのは有り難いが変なことは駄目アル。僕も聞いていて
驚いたアルぞ」
「そんな料理うちじゃしないわよ。大体生ものだと痛むじゃない」
「それはそうアルがうちは生ものはあまり食べないし・・・・・・」
 ニホンちゃんもチューゴ君も恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら
口論しています。


297 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/23 02:46 ID:BQbXXsgJ
「いや、それはニホンが悪いニダ!」
 ここでカンコ君が出て来ました。
(また変なところに・・・・・・)
 二人はそう思いましたがいつものことなので口には出しませんでした。
「ニホンはそういうスケベなことばかりするニダ、ウリもニホンが水着に
なってその上に刺身を乗っけているのを見たことがあるニダ!」
「それは本当アルか!?」
 チューゴ君今にも鼻血を出しそうです。
「本当ニダ、そしてそれを家の皆で美味しそうに食べていたニダ!」 
 カンコ君もう身体が真っ赤っかになって鼻血で床にプールを作りながら
主張します。
「ウリはこの目ではっきりと見たニダ、ニホンは大人しい顔をして実は
とてもスケベニダ、ウリも食べたいニダ!」
「・・・・・・・・・」
 何時の間にかクラスの膝のところまでカンコ君の鼻血で浸されています。
それでもなおカンコ君は鼻血を流しながらニホンちゃんのあられもない姿
を主張し続けます。これにはニホンちゃんもチューゴ君も呆然としています。
 しかしそこへ思わぬ助け舟がやって来ました。

298 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/23 02:47 ID:BQbXXsgJ
「いい加減に鼻血出すの止めろ。汚いだろうが」
 アメリー君がやって来ました。
「大体その話うちでもあったぞ。しかしニホンちゃんの家の人がやった
わけじゃない」
「それは本当あるか!?」
 チューゴ君が尋ねます。
「ああ。そもそもそんなことしたら生ものが痛むだろう。御前も料理のこと
なら強いから知っているだろうに」
「それはそうアルが・・・・・・」
 実は香ちゃんにこの話を聞いて真っ先に妄想してしまったのです。
「わたしさっき言ったよお」
 ニホンちゃん顔を膨らして言います。
「申し訳ないアル。僕もあまりよく調べずに言ったアル」
 チューゴ君彼にしては珍しく謙虚に頭を垂れます。
「しかしそれだとうちの香に教えたのは誰アルか!?」
「それも知ってるぜ」
 アメリー君はカンコ君を睨みながら言いました。

299 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/23 02:47 ID:BQbXXsgJ
ま、まずいニダ・・・・・・」
 カンコ君はソローリ、ソローリとその場を立ち去ろうと
します。しかしそうは問屋が卸しません。
「待つよろし、何処へ行くアル」
 チューゴ君に呼び止められてしまいました。
「アメリー、で、そいつは誰アルか!?」
「おいカンコ、呼んでるぞ」
 アメリー君はカンコ君を睨んで言いました。
「御前うちのラスカにわざわざ女装してニホンちゃんに化けて変なこと
教えて今度は香か。何処に行ってもやることは変わんねえな」
「ほほう」
 それを聞いたチューゴ君の目が鋭く光ります。
「じゃあ今から校舎裏に行くアルか。この鼻血の海を始末した後で」
「あわわ・・・・・・」
 チューゴ君に肩を掴まれガタガタと震えるカンコ君。それを見ていた
ニホンちゃんの一言。
「わたしの裸勝手に想像して変なこと言うんだもん。当然よ」
 例によって校舎裏から人のものとは思えぬ叫び声が聞こえてきたそうです。

300 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/23 02:49 ID:BQbXXsgJ
 中国で女体盛りがあったそうで。アメリカでもあったな。ちなみに
僕は一度も食べたことがありません。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040405-00000625-jij-int
ttp://yoo-see.hp.infoseek.co.jp/spot.html
ttp://comment.sina.com.cn/cgi-bin/comment/comment.cgi?channel=sh&newsid=3093345&style=1
ttp://webclub.kcom.ne.jp/mb/k-uehara/scrap/1.htm
ttp://seattletimes.nwsource.com/html/localnews/2001788074_sushi11m.html
ttp://www.yndaily.com.cn/html/20040404/news_82_126416.html
 しかしこうして見るとお世辞にも品のいいものとは。

301 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/23 04:29 ID:ez1mUJ3E
オージー家のプライドの巻 1

春先、オージー家にはとても嬉しい事がありました。アメリー家で奉公していた
ジム伯父さんがなんと、ハンバーガー総料理長に出世したのです!

30年ほど前、中学校を出たばかりの伯父さんはオージー家にある
「アメリーズバーガー」と言うハンバーガー屋さんでアルバイトを始めました。
アメリー君ちにある本店のオージー家支店です。アルバイトの立場なんて、拭けば
飛ぶような存在でしょう。

でも「伯父さんは凄く頑張りやさんだった」と、そうオージー君はパパから聞いています。

ジムさんは一生懸命仕事を覚えました。お客さんへの笑顔は絶やした事がありません。
あまり笑顔でいる時間が長かったので、今ではその笑顔は24時間、彼の顔に
張り付いたままです。でも決して嫌な笑顔ではありません。
「やらなきゃいけないから演じている」笑顔はどこか不自然なものなのです。
ジムさんのはいつも優しく暖かく、大らかな笑顔でした。

「オジ坊、嫌な事はやるな。やりたい事だけをするダス。そうするといつでも笑えるダス!」
今でも大好きなジム伯父さんの言葉です。オージー君の変な訛りは伯父さん譲りなのです。

頑張った伯父さんはやがてオージー家支店の料理長になりました。15歳でアルバイトを
始めた人が料理長になったなんて、アメリー家の本店では聞いた事がありません。
試しにアメリー家の本店で働かせてみる事になりました。
「辛かったダスね…」と、伯父さんはその時の事を語りました。訛っていたり、
仕事のやり方が違うのをアメリー家の料理人達に影で馬鹿にされたりしたからです。

302 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/23 04:31 ID:ez1mUJ3E
オージー家のプライドの巻 2

オージー君は尋ねました。「どうして平気だったダスか?」
伯父さんは笑って答えました。なんとも大人で、素敵な笑顔です。
「仕事をやりたかったからダス!」
正にオージー家らしい返事でした。オージー家の男は、やりたくない事はしないものなのです。
伯父さんは愚直な努力で仕事を覚え続けました。やりたい事をやっている限り、
オージー家の男に怖いものなどありません。そうして、伯父さんは「アメリーズバーガー」
本店のナンバー2になりました。地球組で言えば、副学級委員長みたいなものです。

ナンバー1が突然亡くなってしまった時、一番悲しんだのはジム伯父さんでした。
「ジムがこっそり殺したんじゃ?…」と料理人達が噂しているのが聞こえた時、
オージー君は伯父さんが張り付いた笑顔でそいつらをぶちのめしてしまうのを見ました。
あれより恐ろしいものは彼はこれまで見た事がありません。

その後ジム伯父さんは皆から認められ、晴れて「アメリーズバーガー」本店の
ハンバーガー料理長になりました。でもアメリー君はそれを気に入らなかった様でした。
放課後、オージー君を捕まえると彼は怒鳴りました。
「お前!ミーんちのハンバーガーをお前の親戚が作るなんて許さないぞ!ズルしたに
決まってる!こないだのオリンピックのスケートを覚えてるか?全員がコケたお陰で
お前のところの奴が優勝しただろ!タイリョーハカイ花火でも使ったに決まってる!」

オージー君は大きな身体をしているのにケンカが得意じゃありません。花火も怖くて
触れないのです。でも大好きな伯父さんが馬鹿にされるのは許せませんでした。
「伯父さんは!やりたい事を一生懸命頑張ったダス!それだけダス!」
精一杯顔をしかめて見せても、あまり言葉を知らないオージー君に言えたのは
たったそれだけでした。


303 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/23 04:33 ID:ez1mUJ3E
オージー家のプライドの巻 3

でもアメリー君は驚きました。のんびり屋でケンカが嫌いなオージー君がここまで
必死に歯向かうとは思わなかったのです。彼はオージー君を離しました。
アメリー君は本来、頑張って夢を掴んだ人が大好きでした。ただ今回はそれが、
ぼーっとして見えるオージー家の人だったので、ちょっとカチンときただけです。
アメリー君は謝りました。「伯父さんを馬鹿にしてごめんな?」

何かを認める時は、すぐに認めるのは彼の良いところです。
立ち上がると、オージー君は笑いました。その笑顔はもう少し小さかった時に
伯父さんが見せた笑顔とそっくりでした。
「オージーの男はそんなの気にしないダスッ!」

オージー君はランドセルを拾うと誇らしげに歩き出しました。
後ろからアメリー君の叫び声が聞こえました。「伯父さん、おめでとう!!」
オージー君はこれを聞くと握りこぶしをぐっと上げて叫び返しました。「ター、マイト!」
これはオージー家に古来から伝わる言葉です。「ありがとう、友よ!」と言う意味でした。
アメリー君はその言葉を覚えておこうと思いました。

304 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/23 04:34 ID:ez1mUJ3E
<米マクドナルド>新CEOに43歳の豪州出身者
これが元ネタ。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040420-00001041-mai-bus_all

305 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/04/23 09:06 ID:QdTGCQRL
>>289
アメリー君は邪悪ではないというの?w
ただ、あんまりテレビ放送にふさわしくない描写はお控えくださいですの

>>295
トリップはご自由にどうぞですのw
でも中国の映画でしたら、歴史物や香港のアクション映画、感動物に有名でなくても良作はかなりありますの
映像もいいですし、物語も良いですの

306 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/24 01:39 ID:l7+Vhd9p
                     「力をつけよう」
 ニッテイさんが健在だった頃のお話です。リクグンさんとカイグンさんが家の
柱として頑張っていました。
 二人には力をつけて喧嘩に勝ってもらわなくてはなりません。そこで二人は
家で最も人気のある白米を食べていました。
 ところがどうもあまり力が出ません。普段の圧倒的な強さは何処へ行ったやら、
という有様です。
「おい、これってまずいんじゃないか!?」
 皆は口々に言います。物騒だったこの時代、二人が満足に動けないとお話にも
なりません。
「これは困ったな」
 ニッテイさんは腕組みをして考えます。二人に何とかして力を取り戻して
もらわなくてはなりません。
「食べ物を変えたらどうでしょう?」
 家でお医者さんをしている人が言いました。
「食べ物をか!?」
「はい。どうも白米だと元気が出ないようなので。ここは麦飯や玄米にしてみたら
如何でしょうか」
「ううむ・・・・・・」
 ニッテイさんはその提案に腕を組んで考え込みました。


307 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/24 01:40 ID:l7+Vhd9p
「しかし麦飯も玄米もまずいと評判が悪いからのう。それだと二人の
やる気が起こらんのではないか」
「とりあえずものはためしです。二人に食べてもらってみましょう」
 こうして二人に麦飯や玄米を食べてもらうことになりました。
「じゃあ食べてみるか」
 カイグンさんは比較的素直にそれを聞き入れてくれました。それに
対しリクグンさんは白米じゃないとやる気が出ないというので嫌がり
ました。
「悪いけれど俺はこっちのほうがいいや」
「そうですか」
 そしてロシアノビッチ家との喧嘩になりました。麦飯を食べている
カイグンさんは順調に勝利を収めていきます。それに対してリクグン
さんはどうでしょうか。
「やばい、身体に力が入らない」
 ロシアノビッチ家の大勢の大男達を前に体調不良です。これはかなり
危険です。
「畜生、バロン森の言う事なんてまに受けるんじゃなかったぜ・・・・・・」
 バロン森とはリクグンさんの部下のお医者さんです。この人が強硬に
白米を食べるよう勧めたのです。

308 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/24 01:41 ID:l7+Vhd9p
「ウラーーーーーッ!」
 そうこうしている間にロシアノビッチ家の連中が襲い掛かって来ます。
リクグンさんはふらつく足を必死に動かしながら彼等に向かって行きます。
「こうなりゃやぶれかぶれだ。死ぬ気でやってやらあっ!」
 ホウテンでの大喧嘩は何とか勝ちました。しかしそこで限界にきて
しまいました。
「何とか勝てたからよかったものの・・・・・・」
 流石にリクグンさんも参りました。それからは麦飯を主に食べるように
しました。
「だけどあの男はまだ白米を食べろとて言っておるのだな」
 ニッテイさんはリクグンさんに尋ねました。
「・・・・・・ええ。しかも自分の責任を認めようとしません。必ず力をなくす
元凶のバイキンがあると言ってまだ必死に顕微鏡を覗いています」
「・・・・・・困ったのう。こうした頑固で無責任な体質がはびこらなければ
よいのだが。サヨックにもその傾向があるしのう」
 ふう、と溜息をつき日之本家の将来に心配するニッテイさんでした。

309 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/24 01:43 ID:l7+Vhd9p
 今回のソース。旧日本軍と脚気のお話です。あと渡部昇一さんの
『かくて昭和史は甦る』も参考にしました。
ttp://www.mars.dti.ne.jp/~akaki/igaku02.html
ttp://www.down.ne.jp/ish/ijn/kaiyo/mugimesi.html
 森鴎外は爵位が欲しくて外国への手紙にバロン森とかはったりで
書いていたそうです。彼の作品は舞姫とか高瀬舟とか読みましたが。
こうした一面もあるんだなあ。

310 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/24 03:40 ID:XnxlZ+t2
今更だけど、>>278で書いた

チベットおばさんが暴力に耐えられずに 逃げてきたので、
中に入れてあげたら後でチューゴ君パパにぶたれてしまいました。

のネタはこれ。結構前の話だが…。
ttp://www.tibethouse.jp/news_release/2002/Canberra_official_meeting_May21_2002.html

311 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/24 03:46 ID:XnxlZ+t2
スレとは何にも関係ないけどさ。オーストラリア人の友達がダライ・ラマが
来た時に彼の公演に行ったそうな。下手な芸人より、よほど面白かった
と爆笑しながら帰ってきた。

「そんなにアフォだったのか?」と俺が聞くと、説法の随所に挟むギャグが
坊さんらしくなくて最高だったらしい。説法そのものも別に変でも何でもなかったとさ。
総じて「いいおっさん」だったとか。やるなチベット。やるなダライ・ラマ。

312 :目次190:04/04/25 17:17 ID:InNDGN5U
第1829話〜第1836話
>>254-255

第1837話「御前は誰だ」
>>257-258 ( >>259 解説)
第1838話「MARIONETTE」
>>267-270 ( >>271 解説)
第1839話「どうしたもんダス?」
>>273-274 ( >>281 訂正)
第1840話「コモンウェルス班があれば」
>>277-278 ( >>281 訂正 >>310 解説)

313 :目次190:04/04/25 17:19 ID:InNDGN5U
第1841話「アメリーとフランソワーズ」
>>285-288 ( >>289 解説)
第1842話「ビデオでも見ようよ!の巻」
>>290-293
第1843話「生ものはお早めに」
>>296-299 ( >>300 解説)
第1844話「オージー家のプライドの巻」
>>301-303 ( >>304 解説)
第1845話「力をつけよう」
>>306-308 ( >>309 解説)

314 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/25 22:10 ID:Ua6Gu48u
「ニホンちゃん」の世界を理解しようと努力してはいるんだけど、
公式サイトは更新停滞気味だし、登場人物が全員網羅されているわけでもない。
分からない事を書くので、もし知っていて、教えてくれる暇がある人がいれば
お願いします。

担任の先生はフラメンコ先生?それともスレ冒頭で紹介されてるハプスブルグ先生?
校長先生や教頭先生はいるのかな?もしいなければ校長は国連理事のアミンって事でいい?
アフリカ諸国の諸事情についても書きたいが、別のクラスにした方がいいのかな?
中東の国家群は「アラブ組」なのか、それとも同じクラスの「アラブ班」?

こだわり過ぎているのかもしれないけど、ネタスレとしては随分良質なものだと思うので、
細部まで設定が施されていると良いな。逆に韓国を笑うだけが目的で、それしか
求められていないならちょっとションボリ。

315 :マンセー名無しさん:04/04/25 23:47 ID:9ws8OWs0
>314
アミンは食人大統領―――っ!

316 :マンセー名無しさん:04/04/26 00:06 ID:ylTLn5Bj
かわいいふりしてあの子 わりとやるもんだねと♪

317 :マンセー名無しさん:04/04/26 01:23 ID:ud02kU8O
>>314
ttp://www.soutokuhu.com/bbs/test/read.cgi/korea/1080970166/

|>ノシ

318 :どぜう:04/04/26 03:30 ID:gRXDj3WS
>>315-316
実のところ本当にあみんは食人大統領アミンから名前を取っていたりする。
間接的に、だけど。

319 :さげ ◆M07W0FnNEs :04/04/26 04:16 ID:ZDwJwaY+
>>318
 昔『待つわ』というヒットを飛ばした女性デュオ「あみん」なら、あの人食いとは無関係だぞ?
 (さだまさしの歌『パンプキンパイとシナモンティー』の中に出てくる喫茶店「安眠(アミン)」から)


320 :さげ ◆M07W0FnNEs :04/04/26 04:21 ID:ZDwJwaY+
>>314
 マジレスしよう。
> 担任の先生はフラメンコ先生?それともスレ冒頭で紹介されてるハプスブルグ先生?
 5年地球組の担任はフラメンコ先生。
> 校長先生や教頭先生はいるのかな?もしいなければ校長は国連理事のアミンって事でいい?
 や、それはアナンだろ(笑)
> アフリカ諸国の諸事情についても書きたいが、別のクラスにした方がいいのかな?
 作者によって設定が異なります。あまり登場しないけど、下級生になってるケースも。
 (ニホンちゃんの弟・ウヨくんと同級だったりもする)
> 中東の国家群は「アラブ組」なのか、それとも同じクラスの「アラブ班」?
 アラブ「班」のはずだけど、作者によって多少異なります。
> こだわり過ぎているのかもしれないけど、ネタスレとしては随分良質なものだと思うので、
> 細部まで設定が施されていると良いな。逆に韓国を笑うだけが目的で、それしか
> 求められていないならちょっとションボリ。
 いろんな人が作るクロスオーヴァーな寓話なので、あまり細かい設定を作ると却って息苦しく
なる、という反省から、基本線だけ決めて詳細は各作者に任せるというのがこのスレの基本的
なスタンスだったと思います。少なくともスレ番が1ケタあたりの頃はそうでした(笑)。

321 : :04/04/26 05:40 ID:IE5uEIVY
まぁ、ニホンちゃんは

「公式設定が存在しない」

と言う非常にユニークな特徴を持った小説だし。でもハードコアの小説家からするとこれは異端の中の更に過激派なんだろうな(鬱

322 :どぜう:04/04/26 06:03 ID:gRXDj3WS
>>319
その安眠(あみん)の元ネタがアミンなのね。
「アミンって怖そうだけどひらがなで書いたらなんかカワイイ」
とかってのがそもそもの発端。
だから、間接的に名前がとられてる。

323 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/26 06:19 ID:cMmFe7Rs
皆さんありがとう。

アナンとアミンを普通に間違えたw

324 :オセアニアマニア ◆qpFaooFbnA :04/04/26 06:39 ID:cMmFe7Rs
>>317
番外編はそちらに書き込むということでいいのかな?
前スレとかのぞいて見たところ、そういう流れみたいだけど。

325 :マンセー名無しさん:04/04/26 09:45 ID:XpGGII4k
>>321
そのくせ意に添わないとグチグチ言われるけどな。
過去を見た限り。

326 :黄鉄鉱 ◆ijZJtWEy4Q :04/04/26 19:25 ID:g6T5m/uO
一度作品書いておもいっきりスルーされた黄鉄鉱ですこんばんは。

なんかニホンちゃんってギリシア神話みたいに多少のズレはケンチャナヨな世界らしい。
しかし設定を大きくずらすと叩かれる可能性があります。
既出の登場人物とその概要ぐらいはつかんでおくといいかもです。
基本的には国そのものの擬人化キャラは5年生、地域や団体の擬人化キャラは3年生であったり、その他家族の中にいたりします。
アッラー組については地球組とは別クラスなのか、地球組の中の(5年生にはありがちな)仲良しグループなのか、あるいは班なのかは定かではありません。
アフリカ班の子はあまり見かけないんで、オセアニアマニアさんのご活躍に期待w がんがってください。


327 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/28 17:01 ID:j1af4J54
                     「置物」
 今カンコ君の家は流行のリフォーム中です。今まで何かとゴミゴミしていた
のを片付けて見栄えよくしようとしています。
「ほら、兄さんもやるニダ」
 チョゴリちゃんはボーーッとしているカンコ君に対して注意します。
「わかってるニダ、チョゴリはいちいち口やかましいニダ」
「兄さんは口うるさく言わないと動かないニダ。少しはきちんと働くニダ」
 カンコ君は妹に言われ嫌々家の片付けに参加しました。片付けているうちに
一つの紙粘土の人形が出て来ました。
「兄さん、それ何ニダ?」
 チョゴリちゃんはその人形を見て尋ねます。
「これはウリが小さい頃作った銅像ニダ。イースンシン提督の人形ニダ」
 昔トヨトミとの戦いで活躍した人です。
「アボジに作れと言われて作ったニダ。苦労して作ったら珍しくアボジに
褒められたニダ」
 カンコ君はその時のことを思い出し嬉しそうな表情をしました。

328 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/28 17:03 ID:j1af4J54
「兄さん、それはよかったニダな」
 チョゴリちゃんも兄のそんな表情を見て嬉しい気持ちになりました。
その顔がほころんでいます。
「けれど」
 しかしここで表情を元の険しいものにしました。
「邪魔ニダ。何処かへやってほしいニダ」
「この人形をニダか!?」
 カンコ君その言葉に対し凄く嫌そうな顔をします。
「これはウリがアボジに褒められた数少ないものニダ、これを捨てる
のだけは嫌ニダ」
 彼は何時になく必死の表情で妹に対し言いました。
「じゃあ他のを何とかするニダな。そしてその人形は何処かへやるニダ」
「・・・・・・わかったニダ」
 カンコ君は彼にしては珍しく元気のない声で答えました。
「しかし一体何処にやるニダ・・・・・・」
 答えたもののいい知恵が浮かびません。
「大体それもこれもニホンのせいニダ。この人形もニホンの家の
トヨトミとの戦いがもとニダ・・・・・・」
 いつも通りニホンちゃんに責任転嫁をはじめました。


329 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/28 17:04 ID:j1af4J54
「二ダッ!?」
 その時あることに気がつきました。
「そうニダ、ニホンのせいニダ。だったらニホンに見せ付けてやれば
いいニダ。ニダッハッハッハ、ウリはいつもながら頭がいいニダ」
「また馬鹿なことを考えているニダね・・・・・・」
 チョゴリちゃんはそんな兄をいつもの呆れた目で見ていました。
 後日ニホンちゃんがカンコ君の家に呼ばれた時です。玄関のところに
あの人形が置いてありました。
「カンコ君、この人形何?」
 ニホンちゃんは尋ねました。
「それはイースンシン提督の人形ニダ」
「ふうん」
 ニホンちゃんはいつも聞いていることなのでカンコ君の自慢げな声も
聞き流しています。
「じゃあチョゴリちゃんの部屋に案内して。わたし今日はチョゴリちゃんに
お呼ばれしたんだし」
 そう言ってその人形の前を通り過ぎました。
「ま、待つニダニホン、これはイースンシン提督の人形ニダ、ニホンが
怖がる人形ニダぞ〜〜〜〜〜」
 しかしニホンちゃんの背中に描かれた紋を見てその顔が凍りつきました。
「アイゴ〜〜〜〜〜、その家紋も駄目ニダ〜〜〜〜〜〜っ!」
「?」
 走り去っていく兄を見て不思議に思ったチョゴリちゃん、ニホンちゃんの
振袖の背中を覗き込みます。
「成程ニダ」
 そこには円の中に十字が書かれた家紋が描かれていました。

330 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/28 17:05 ID:j1af4J54
 今回のソース。李瞬臣提督の銅像です。
ttp://japanese.joins.com/html/2004/0409/20040409192548700.html
こっちが清正公の銅像作ったら怒るだろうな。うちの祖父の故郷熊本ですが。

331 :ナホトカ:04/04/28 18:02 ID:90c5j8Yz
かなり亀レスですがようやくページの案がまとまってきますた。
(前スレを見た人で無いと分からないネタで本当にすまん。)
案というのは一つの国に特集し、その国をモデルとしたキャラクターを紹介する仕組みです。
(例えば日本を特集する場合には、日ノ本家も同時に特集します。)
そこで皆には悪いのだが、ルーマニアに関連付けたキャラとイランに関連付けたキャラを
紹介してほしいです。頼みます。本当に誰かカキコして下さい。お願いします。

332 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/28 20:26 ID:j1af4J54
 >ナホトカさんへ
 ルーマニアはルーマちゃん、イランはペルシャちゃんというキャラがいますよ。

333 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/29 01:53 ID:Yid6XOs2
「離れてても響く切なさは」
ニホン「ねえカンコ君、わたしカンコ君のシューキューのカード貸して欲しいん
    だけれど」
カンコ「何言ってるニダ!ニホンに貸すカードなど一枚もないニダ!」
ニホン「そんなこといわないで貸してよぉ〜〜〜〜(猫なで声)」
カンコ「(ううっ)ええい、色香でウリを騙そうとしても無駄ニダ!」
ニホン「わたしキム・ジョンウカードとかチェ・ソングックカードが欲しい
    なあ〜〜〜〜(流し目)」
カンコ「(クラクラ)いい加減にしるニダ、ウリはEU町の人間にはカードを
    貸すニダがニホンには貸さないニダ!」
ニホン「どうしてよお、どうしてそんな酷いこと言うのよお(涙目)」
カンコ「(ハァハァ)と、とにかく貸せないものは貸せないニダ!」
ニホン「どうしても?」
カンコ「どうしてもニダ!」
ニホン「じゃあいらない(プイッ)」
カンコ「ニダッ!?」


334 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/29 01:53 ID:Yid6XOs2
カンコ「ま、待つニダ、ニホン」
ニホン「じゃあ貸してくれるの?(期待に震える目)」
カンコ「(限界突破寸前・・・・・・)そ、それは・・・・・・」
 ブルブルブルブル(カンコ君が首を横に振る音
カンコ「(いかんニダ、ニホンの色香に迷ってはアボジとオモニに袋叩きに
   されるニダ、ウリはここは偉大なるウリナラの血を思い出して
   己を保つニダ)駄目に決まってるニダ!ニホンに貸しても何の意味も
   ないニダ、ニホンから学ぶところは何もないニダ!」
ニホン「じゃあもういいわ(あっさり)」
カンコ「ニダッ!?」
ニホン「さよなら」
カンコ「ま、待つニダ!」
ニホン「(見返り)じゃあ貸してくれる?」
カンコ「(は、鼻血が・・・・・・)そ、それは・・・・・・」
ニホン「どうなの?」
カンコ「貸せな・・・・・・いや、貸したい・・・・・・いや、アイゴーーーーッ、
   ウリは一体どうすればいいニダかーーーーーーっ!」
ニホン「ど・う・す・る・の!?(ウィンク)」
カンコ「(理性切れかけ)貸したいけれど貸せない、貸したくないけれど
   貸せない、こうしたジレンマをどうすればいいニダーーーーーッ!」
   結局貸せなくてニホンちゃんに振られたカンコ君でした。
カンコ「アイゴーーーーーッ、結局ニホンに惑わされただけニダーーーーーーッ、
   謝罪と賠償・・・・・・ってもう何処かへ行ってるニダ、結局今回のウリは
   何だったニダーーーーーーッ!」


335 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/29 01:54 ID:Yid6XOs2
 今回のソース。日本には行きたくないそうで。あちらのサッカー選手。
ttp://japanese.joins.com/html/2004/0414/20040414182457600.html

336 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/30 10:27 ID:3kSR7300
          「爆発!爆発!爆発!さらに爆発」
 最近チューゴ君の家でカンコ君家の電化製品が売れています。今やニホンちゃん家の
品物よりも人気があります。
「デザインはいいと思うアル」
 チューゴ君は学校でカンコ君のウォークマンを手にとりながら言います。
「流石はチューゴ君ニダ。ウリよりニホンのを高く買ってくれるニダな」
(ニホンちゃんのは高級品アル。ここぞというもの以外には買わないアルよ)
 内心ではカンコ君の家の製品は壊れ易いので馬鹿にしています。しかし安かろう、
悪かろうというので買っているのです。
「何はともあれカンコの製品が今僕の家で人気があるのは事実アル。それは誇り
にしていいアルぞ」
「ニダッハッハッハ、ウリの評判は鰻上りニダ。ニホンを追い越すのも時間の問題ニダな」
「わたしは別にいいけれど(チューゴ君ここぞというのは全部わたしの家の品物だし)」
 それに対しニホンちゃんは落ち着いています。
「まあ今回はカンコは僅差だけれど勝ってるよな。珍しいことだけれど」
「そうね。あたしはデザインはニホンちゃんの方が好きだけれど」
 アメリー君やタイワンちゃんもやって来ました。
「フッフッフ、アメリー君まで褒めてくれたニダ。ウリは非常に鼻が高いニダ」
 最早完全に反り返っています。
「ウリナラマンセーーーーーーーーーッ!」
 チュドーーーーーン!ボカーーーーーン!ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

337 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/30 10:27 ID:3kSR7300
 教室全体を凄まじい爆発が襲った後その中は滅茶苦茶になっていました。
皆もう真っ黒です。
「・・・・・・おい、一体何が起こったんだ!?」
 まず最初に我に返ったアメリー君が口から煙を吐きながら言います。
「見たところ僕のウォークマンが何処かにいってるアルな」
 チューゴ君も真っ黒になった顔でさっきまでウォークマンを持っていた
右手を見ています。
「・・・・・・つまり今の爆発もあんたの仕業だってことね」
 タイワンちゃんの髪の毛は爆発でもうチリチリになっています。
「カ〜〜〜〜ン〜〜〜〜コ〜〜〜〜〜」
 三人だけではありません。クラスの皆が得物を手にカンコ君に詰め寄ります。
「またネタを提供してくれるとはな」
「しかし今回はおいたが過ぎるようアル」
「さあ、オチは思う存分つけてあげるからね」
 アメリー君、チューゴ君、タイワンちゃんの三人が近寄ってきました。
「二、ニホン、助けるニダ。ウリの話を聞いて欲しいニダ」
 しかしニホンちゃんも相手にしてくれません。というか彼女もかなり危険な
状況にあります。
「こ、これはアボジが作ったものニダ、ウリは何も悪くないニダよ」
 そう言って必死に逃げようとします。しかし。

338 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/30 10:28 ID:3kSR7300
「御前さっきまで自分の家のだって自慢していたよな」
 アメリー君。
「しかもウリナラマンセーとまで言ったアル」
 チューゴ君。
「ち、違うニダ。これはニホンのせいニダ」
 またもや責任転嫁に走ろうとします。しかしそうは問屋が
おろしません。
「御前さっき自分の家のだって言ってたじゃねーーか」
 アメリー君が反論します。
「ニ、ニホンの部品を使ったニダ。作ったのはウリナラの技術ニダ」
「つまり御前の家のものアルな」
「ぶ、部品はニホンニダ」
「今カンコ君家で作ったって言ったわよね」
 状況が悪化しました。よりによってニホンちゃんまで参戦です。
しかも他の皆はさらに怒りました。
「そこまで行って責任ないと思ってんの!?覚悟しなさいよ」
 タイワンちゃん。他の皆も同じ意見です。
「み、皆ここは勘弁して欲しいニダ。ほら、コントだと思って」
「そうだな、チョーさんも亡くなられたことだし」
「古いけれどね、話題が」
 どうやら流れが変わってきたようです。カンコ君ホッと胸を
撫で下ろします。しかしそれは甘い予測でした。
「いっちょ今回は念入りにオチをつけるとするか」
「うむ、追悼の為あるな」
 アメリー君とチューゴ君が物騒な表情で言います。そして。
「タマァ取ったる!(声:北大路欣也、急に顔が郷力也に)」
 かくしてクラスの皆に追い回されるカンコ君でした。
「アイゴーーーーーーッ、アボジ頼むからまともなもの作って
ほしいニダーーーーーーーッ!」
 校庭からカンコ君の悲痛な声が聞こえてきました。

339 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/04/30 10:29 ID:3kSR7300
 今回のソース。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040411-00000127-mai-bus_all
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040411k0000m020127000c.html
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20040407AT1D0706007042004.html

340 :ラビ:04/04/30 12:33 ID:VqC94sY9
http://homepage2.nifty.com/nyanpara/kimdrif.swf

ドリフなカンコ君めっけました。 音が出るので注意。

341 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 01:06 ID:Q8T6zYdx
                 「星屑のステージ」
「どうしてわたくしのラジコンは上手く飛びませんの!?」
 フランソワーズちゃんは自分の作った飛行機のラジコンがまた落ちたのを見て
涙ぐみました。
「アメリーはあんなに上手く飛ばしているのに・・・・・・」
 彼は町で最初に飛行機のラジコンを作ったのです。そして『ライトブラザース』
と名付けられた二機のラジコンは今彼女の目の前で誇らしげに飛んでいます。
「どうだい皆、僕のラジコンは凄いだろう」
 彼は上機嫌で皆に自分のラジコンを見せて自慢しています。フランソワーズちゃん
はその隣でそれを歯噛みしながら見ていました。
「何時かわたくしだって・・・・・・」
 彼女は落ちても落ちてもラジコンを作り続けました。彼女は自分のラジコンに
星のマークを描いていました。
「何時かお星様みたいに空にいられるように。諦めたらそれで終わりですわね」
 それでも落ちます。中々飛びません。
「こうなったら・・・・・・」 
 切羽詰った彼女は遂に決意しました。こうなったら彼に頼むしかありませんでした。

342 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 01:08 ID:Q8T6zYdx
「えっ、いいのかい!?」
 アメリー君はフランソワーズちゃんにラジコンの設計図を一つ貸してくれる
ように言われて驚いています。
「ええ。お願いしますわ」
 何とあの気位の高い彼女が頭を下げました。流石にアメリー君もびっくりです。
「よし、じゃあとっておきのをあげるよ」
 それに感じ入った彼は彼女にとっておきのラジコンの設計図を手渡しました。
「これは・・・・・・」
「僕の自信作だよ。良かったら使ってくれ」
「有り難う」
 彼女は例を言うと自分の家に帰っていきました。そして設計図を広げました。
「これは・・・・・・」
 それは胴体が二つある飛行機でした。彼女が見たこともないようなものです。
「これは面白いですわね」
 彼女はそれを見て微笑みました。そしてラジコンを作りはじめました。

343 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 01:10 ID:Q8T6zYdx
数日後彼女は完成したそのラジコンを地中池のところで飛ばしました。
「凄い形のラジコンだね」
 皆はそのラジコンを見て言いました。
「ええ。アメリーにもらった設計図から作りましたの」
 彼女は答えました。彼から貰ったものですが自分ではじめて作った
飛行機が飛んでいるので物凄く嬉しそうです。
「この飛行機の名前何ていうの?」
 誰かが尋ねました。
「ライトニングですわ。アメリーが名付けましたの」
「ふうん、ライトニングか。いい名前だね。流星みたいに飛んでいる
姿が綺麗だし」
「ええ」
 彼女はとても嬉しかったのです。心を弾ませながらラジコンを飛ばして
いました。しかし。
「あっ、フランソワーズよけてくれ!」
 不意にゲルマッハ君の声がしました。
「えっ!?」
 彼女が気付いた時には既に遅し、でした。彼のラジコンにライトニング
がぶつかってしまいました。そしてお池の中に落ちてしまいました。

344 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 01:10 ID:Q8T6zYdx
「え・・・・・・」
 彼女はそれを見て呆然としました。幾ら操縦してもラジコンはお池
から浮かんではきませんでした。
「そんな・・・・・・」
 彼女は茫然自失でした。ただその場に立ち竦んでいました。
「済まない、僕の操縦ミスだ」
 ゲルマッハ君が駆けて来ました。そして彼女に謝罪します。
「よろしいですわ、ゲルマッハ」
 彼女は何とか理性を保ちながら言いました。
「誰にだって間違いはありますもの」
 そう言うとその場を去りました。そして自分の部屋に戻り一人
で泣きました。
 暫くしてラジコンでの競争がありましたが彼女の姿はありませんでした。
空のシートが一つポツンとありました。
 優勝はアメリー君でした。彼の傑作ムスタングが見事優勝した
のです。皆の拍手が彼を称えます。しかしフランソワーズちゃんの
ものだけは聴こえませんでした。

345 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 01:11 ID:Q8T6zYdx
 それから暫く経ちました。フランソワーズちゃんは地中池でボートを
漕いで遊んでいました。
「あら」
 その時ふとお池の底にあのライトニングが見えました。
「そこにありましたのね」
 彼女はそれを見て急に優しい顔になりました。
「お久し振りですわね」
 ラジコンの残骸を手に取り言いました。
「あの時で永遠にお別れだと思っていましたのに」
 彼女はそれを手にするとラジコンに熱いものを落としました。それは空の
キャノピーに落ちお池のお水とは違ったもので濡らしました。
 そしてライトニングは再びフランソワーズちゃんのもとに帰って
来ました。皆はそれを見て良かったね、と言いました。
「ええ」
 フランソワーズちゃんは微笑んで言いました。そしてそのライトニングを
何時までも飾っていました。

346 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 01:13 ID:Q8T6zYdx
 星の王子様の作者の最後の搭乗機が発見されたそうです。
ttp://www.try-net.or.jp/~prey/zatugaku/saint.html
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040407-00000404-yom-int
ttp://ww31.tiki.ne.jp/~isao-o/ww2-model-2.htm

347 : :04/05/01 02:52 ID:P/fvbzxy
 大EU町
1
「なんてこった…」
ある朝、ニホンちゃんが登校すると、靴箱のところでアメリー君が凹んでいました。
「どうしたの?アメリー君。」
最近何かと災難続きのアメリー君、またイラク君の家でひどい目にあったのかと思いきや。
彼が黙って指差した先には、今日の壁新聞がありました。
「なになに?・・・へえ、EU町のみんなって仲がいいんだねー。」
EU町はニホンちゃんたちのお祖父さんのころまでは、町全体を巻き込んで喧嘩に明け暮れていたのですが
第2次町内大喧嘩で家の規模が軒並み縮小し、しょうがなくフランソワーズ家主導で仲良くすることになったのです。
最初は反対していたエリザベス家もついに納得し、今ではEU町内会といえば商売では一致団結が当たり前になっていました。
そのEU町内会に、今度はポーラちゃんたちが入った、という記事でした。
「仲良くするのはいいことじゃない。ロシアノビッチくんのどさくさでポーラちゃんたちはひどい目にあったしね」
のほほんというニホンちゃんに、アメリー君はついに大声を出してしまいました。
「何がいいんだよ! これであいつらは全体で家の規模も、お金も、家族の数もボクを抜かすんだぞ!
あいつら、ついにEU町をほとんど統一しやがって……。どうしよう。」
さすがはアイムナンバーワンのアメリー君、よほど悔しいようです。
今でこそそこそこ仲がいいとはいえ、アメリー君の家は過去にいろいろやってますからね。
徹底的に自分中心で嘆きつづけるアメリー君に、ニホンちゃんも声をかけられずにいました。


348 : :04/05/01 03:10 ID:P/fvbzxy
2
そんな彼らの横をカナディアン君が静かに通りすぎ、タイワンちゃんとチューゴくんが罵り合いながら通りすぎ、
カンコ君もニダニダいいながら通っていきます。
彼らも彼らで忙しいのです。いつでもニホンちゃんにかまっていられるわけではありません。
そして、ついにEU町のみんなが歩いてきました。
お揃いの青地に十二の星を配した制服に身を包み、歓喜の歌を合唱しながらの登校です。
アーリアちゃんやポーラちゃんたちは少し恥ずかしそうですが、マジャール君は意外に堂々と合唱に加わっています。
「あら、アメリー君にニホンちゃん、ごきげんよう。」
頭に天使でもいるかのような幸福そうな表情で、そう声をかけてきたのはフランソワーズちゃんでした。
「あ……おはよう。フランソワーズちゃん。それにみんな。」
状況に圧倒されたニホンちゃんの返事はしどろもどろ、アメリー君に至っては返事すらできません。
「これからは25家で力を合わせてやっていくことになりましたわ。ユーロともども、よろしくお願いしますわね。」
エリザベスちゃんも言います。アメリー家もニホン家も、彼らにとっては大口のお客さまなのです。
「……まだ負けたわけじゃないぞ。お金の取り分の問題だってあるし、絶対に盛り返してやる。」
何とか立ち直ったアメリー君、打って変わって挑戦的な目つきでにらみつけます。
そんなアメリー君の視線を鼻先で流し、フランソワーズちゃんは優雅に微笑みました。
「まあ、お手柔らかにお願いしますわ。どっちが勝つかはわかりますけどね。オホホホホホホホホ!!!」
高笑いを残し去っていく町内会の面々、悔しげなアメリー君、おろおろするだけのニホンちゃん。
三者三様の朝はこうして過ぎていくのでした。

349 : :04/05/01 03:14 ID:P/fvbzxy
大EU町 後書き

ソースはこれです。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040501-00000092-mai-int
EU,ついに旧東欧圏の諸国も加盟し25ヶ国の大所帯になりました。
欧州憲法、単一通貨とどんどん国家としての枠組みを整えてますが、さて、どうなることやら。
アメリー君の反応は創作です。実際は欧州経済圏の拡大って事でそれほど悲観することでもないでしょうけど。
それにしても19世紀以前は想像すらできないような状況になってますな。
欧州帝国なんて、ローマ以来でしょうし。

350 :マンセー名無しさん:04/05/01 14:15 ID:snjzM2x3
どうだろね? 一枚岩じゃないと思うよ。イラク戦争に対する態度だってバラバラだしね。
特に今回加盟した国はほとんどが親米。しかもイギリスは欧州憲法に批准しなさそう。
エリ「私、こんな美的センスのかけらも無い服なんて着れませんわ(プッ」
フラ「ムキー!」
その辺の内部のゴタゴタを書いてみるとおもろいかもしれませんよ。次回も期待。

351 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 23:35 ID:Q8T6zYdx
                      「ダイエット」
 ロシアノビッチ君は小学生の分際で大酒飲みでセクハラ親父発言連発です。しかし
ハプスブルグ先生の前と芸術に関しては別です。
「よし、そこもっと脚を上げるんだ!」
 今日も大勢の妹達にバレエの熱血指導です。彼はとりわけバレエには凄いこだわり
があります。
「バレエはうちのお家芸だ。完璧に出来るまでやらせるからな!」
 彼は妹達に対して言います。彼自身もバレエやフィギュアスケートに関しては学校
で一番ですので妹達も流石に何も言いません。
「ん!?」
 指導中に彼はあることに気付きました。
「おい、ちょっと待て」
 ウクライナちゃんに声をかけます。ロシアノビッチ家のプリマドンナです。
「御前太ったんじゃないか!?」
「そ、そうかなあ」
 普通ならセクハラ発言ですが今の彼は大真面目なのでそうではないのがわかります。
「やっぱり太ってるな」
 彼は妹の身体をマジマジと見ながら言います。
「御前は暫く主役から外す。痩せてからもう一度俺のところに来い」
 彼はウクライナちゃんに対して厳しい顔をして言いました。


352 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 23:36 ID:Q8T6zYdx
「な・・・・・・!」
 これに怒ったウクライナちゃん兄に対し抗議しようとします。しかしここで
兄の反撃です。
「太ってたら俺が持ち上げられねえだろうが、そんなに主役をやりたかったら
痩せろ!」
 思いっきり直球で言いました。
「何よ、兄さんだって大きいでしょ、そんなの言えた義理!?」
「俺は持ち上げる役、御前は持ち上げられる役。わかったらさっさと痩せろ!
さもないと主役やらせねえぞ、アイスクリームの食い過ぎなんだよ!」
「アイスクリームは関係ないでしょ!」
「おおありだ!」
 こうして二人の喧嘩は続きました。そして遂には町全体を巻き込んだ騒動と
なりました。
「皆、どう思う!?」
 二人はそれぞれのクラスメート達を前にして自分の意見を述べます。
「俺が正しいよな!?」
「私間違ってないよね!?」
 二人共家の十八番のことに関するので必死です。皆は二人の言い争いにもう
頭を抱えています。

353 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 23:36 ID:Q8T6zYdx
「あーーーーまあ・・・・・・」
 ロシアノビッチ君のクラスメート達が半ば呆れ顔で口を開きました。
「とりあえずロシアノビッチ、ウクライナちゃんを持ち上げてみてくれ」
「了解」
 彼は早速彼女を持ち上げました。彼女は軽々と頭上に持ち上げられました。
「どう、兄さん」
 彼女はフフン、と笑って下の兄に目を向けます。
「私太ってないでしょ!?」
 しかし。
「何処がだよ・・・・・・」
 何とロシアノビッチ君の脚は地面にめり込んでいます。それもこれも彼女の
体重のせいです。
「これで決まりだな」
 かくして程無く主役を降ろされ兄に強制的に減量させられるウクライナちゃん
でした。
「ほら走れ、これからはアイスクリームは制限だ!」
「あ〜〜〜〜〜〜ん!」
 プリマドンナも楽ではないようです。

354 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/01 23:37 ID:Q8T6zYdx
 今回のソース。ロシアのバレエダンサーの裁判です。
ttp://www.uhb.co.jp/program/mosukuwa/top.html
ttp://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003nov/26/K20031126MKG2Z100000127.html
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040127-00000050-kyodo-int
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000738-reu-ent

355 :目次190:04/05/02 11:56 ID:PdyBb1xM
第1837話〜第1845話
>>312-313

第1846話「置物」
>>327-329 ( >>330 解説)
第1847話「離れてても響く切なさは」
>>333-334 ( >>335 解説)
第1848話「爆発!爆発!爆発!さらに爆発」
>>336-338 ( >>339 解説)

356 :目次191(↑も):04/05/02 11:58 ID:PdyBb1xM
第1849話「星屑のステージ」
>>341-345 ( >>346 解説)
第1850話「大EU町」
>>347-348 ( >>349 解説)
第1851話「ダイエット」
>>351-353 ( >>354 解説)

357 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/03 00:48 ID:1BPpGw/q
               「その下着はあたしのもの」
「このバカンコッ!」
 ニホンちゃんの袴をめくろうとしたカンコ君、いつもどおりタイワンちゃんに
ぶっ飛ばされています。
「アイゴオオ・・・・・・」
 教室の壁にまで吹き飛ばされたカンコ君全身を子供が悪戯した後の人形のように
しながらも何とか立ち上がります。
「ぼ、暴力反対ニダ!ウリが一体何をしたニダかっ!」
「ニホンちゃんの袴めくろうとしたでしょーーーが、あたしがわからないとでも
思ってんの!」
「これはスキンシップニダ!ウリは一日一回ニホンの袴の中を覗いたりお尻を
触らないと中毒症状が出てしまうニダ!」
「勝手に出て死んどきなさい!」 
 バキッ
 かくして再び床に沈むカンコ君でした。
「全く何億回ぶっ飛ばされえようが懲りない奴ね、ほんとに」
 タイワンちゃんは腕を組んで怒りに顔を顰めて床に沈んでいるカンコ君を睨み
つけました。
「そんなにニホンちゃんばかり見て・・・・・・」
 そしてニホンちゃんに目をやります。
「・・・・・・いいかも」
 タイワンちゃんニホンちゃんの袴から覗く白いスラリとした脚を見てゴクリ、
と喉を鳴らします。

358 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/03 00:48 ID:1BPpGw/q
 ニホンちゃんは確かに胸もお尻も小さいです。しかしその形はかなり綺麗です。
プロポーションは胸やお尻が大きければよいのではないのは彼女を見ればわかる
ことです。
 さて体育の時間になりました。皆更衣室に移り着替えます。
 タイワンちゃんの側ではニホンちゃんが着替えています。振袖と袴を脱ぎ
下着だけになります。
(ほんとに綺麗な身体してるわよね。華奢で女の子らしいし肌も白いし。あたし
なんかチビで胸も何もないしなあ)
 といったことを思いながらニホンちゃんを見ています。当然下着も目に
入ります。
(今日は青かあ。いいなあ、どんな色でも似合うし色んな色の下着持ってて)
 彼女はまだ白以外の下着は許されていないのです。ここでタイワンちゃん
あることに気付きました。
「青!?」
 そうです、今日のニホンちゃんの下着は尖閣パンツです。タイワンちゃんも
大好きなあのパンツです。
「ニホンちゃ〜〜〜〜〜ん(はあと)」
 タイワンちゃんニホンちゃんに甘い声を出しながら近付きます。

359 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/03 00:50 ID:1BPpGw/q
「ど、どうしたの!?タイワンちゃん」
 体操服の上着を着て丁度ブルマーを膝のところまで着たばかりの
ニホンちゃん、タイワンちゃんの唯ならぬ雰囲気に慌てて動きを
止めました。
「お願いがあるんだけどぉ〜〜〜〜〜」
 タイワンちゃんは下着姿のままニホンちゃんににじり寄ります。
「な、何!?」
 ニホンちゃんタイワンちゃんに下から覗き込まれてもうタジタジです。
その整った顔もすっかり狼狽しきっています。
「今履いているパンツあたしにくれないかなあ、あたしそのパンツ好き
なんだ」
「け、けれどこれわたしのだしトウキおじさんもそう言っていたし・・・・・・」
「そんな堅いこと言いっこなし!ニホンちゃんとあたしの仲じゃない。
いいでしょ?ねえ・・・・・・」
「あ、あわあわあわ・・・・・・」
 ニホンちゃんもう陥落寸前です。ここで思わぬ助っ人がやって来ました。
「二人共、もうすぐ授業開始よ」
 バトナちゃんの声がしました。
「あ、いけない!」
 二人はようやく我に返りました。そしてブルマーの上からジャージを
着て授業に向かいました。


360 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/03 00:51 ID:1BPpGw/q
 危ういところで難を逃れたニホンちゃんですがここで新たな
ことに気がつきました。
(タイワンちゃんも本当にこのパンツが欲しいんだ・・・・・・)
 このパンツは香ちゃんも狙っています。かなり人気のある
下着なのです。
(油断してたら危ないな)
 チラリとタイワンちゃんを見ます。まだニホンちゃんの腰
のあたりを物欲しそうに見ています。
(自分の身は自分で守らなくちゃね。いくらタイワンちゃんでも
パンツまであげるわけにはいかないわ)
 そう決心するニホンちゃんでした。
 後でそれを聞いたトウキおじさんは言いました。
「あの娘もわかってくれないな」
 悲しみを含んだ言葉で言います。
「幾らニホンちゃんと親しいといっても言っていいことと悪い
ことがあるというのに」
 年老いたおじさん、しかし彼の悩みはまだまだ尽きないようです。

361 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/03 00:55 ID:1BPpGw/q
 今回のソース。タイワンちゃんも尖閣パンツが欲しくて
たまらないようです。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040414-00000513-jij-int
 李登輝氏は日本軍で高射砲部隊の将校だったとか。西本幸雄さん
と同じかとびっくりしました。まさか面識が。
 あと僕がニホンちゃんの服の描写を時折細かくしているのは彼女が
日本の擬人化で大和撫子なキャラなのでその雰囲気を出したいからです。
だから袴や振袖なのです。永月さんの絵に影響されてますが。

362 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/05 00:44 ID:yHy0M8ls
                   「美人はどっちだ!?」
「ニダッハッハッハ、やっぱりチョゴリは町で一番可愛いニダな」
 カンコ君の妹自慢はいつものことです。彼はことチョゴリちゃんのことに
なると何が何でも褒め称えるのです。
「可愛くて成績優秀、しかもスポーツも芸術もできるニダ!流石はウリナラの
希望の星ニダ!」
「兄さん、そんなこと・・・・・・」
 けれどチョゴリちゃんは恥ずかしそうです。彼女はあまり褒められることには
慣れていないのです。
「ウリは(一人を除いて)チョゴリより可愛い娘を知らないニダ、他に可愛い
娘がいたら教えて欲しいニダ!」
「コユンちゃんは!?」
 誰かが尋ねました。
「コユンニダか!?」
 彼は咄嗟に彼女の顔を見ました。
「・・・・・・・・・」
 コユンちゃんはそれに対し気付かないふりをしています。けれど心の中では
ドキドキしています。
「・・・・・・まあチョゴリと同じ位可愛いニダな。ウリナラの一族だから当然ニダが」
「とか言ってるよ」
「僕には関係のないことだ」
 けれど内心では凄く嬉しかったりします。ここで彼の妹自慢を聞き飽きた誰かが
対抗馬を出してきました。

363 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/05 00:45 ID:yHy0M8ls
「タイワンちゃんの妹のファーレンちゃんはどうだ!?」
 彼女はチョゴリちゃん達と同じ三年地球組の一人です。大人しい
ですが可愛い娘として知られています。
「ファーレンニダか!?」
 カンコ君は彼女が好きではありません。何故でしょうか。
「あいつはキムチやカルビをニホンの家の料理と言ったニダ」
「違うのか!?」
 それを聞いた皆のコメントです。
「違うニダ!あれはウリナラの料理ニダ!しかもあいつはニホンの
家のものが大好きニダ、あんな奴は絶対に認めないニダ!」
「つまりは単なる主観かよ」
 皆カンコ君の言葉に呆れています。
「けれどまあいいや。カンコがそんなにチョゴリちゃんが可愛いって
言うのならいちょコンテストやろうぜ。ファーレンちゃんとな」
「ああ、それいいな」
「フン、どうせチョゴリが勝つに決まってるニダ」
 カンコ君に反対する理由はありません。こうして二人の女の子の
コンテストがはじまりました。
「困ったニダ・・・・・・」
 控えめなチョゴリちゃんは顔を俯け困っています。
「変なことになったなあ・・・・・・」
 ファーレンちゃんも同じ意見です。それを遠くからコユンちゃんが
見ています。

364 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/05 00:46 ID:yHy0M8ls
 さて、コンテストの開始です。皆壇上の二人を見ながら意見を交わします。
「ファーレンちゃんって神秘的だよな」
「バランスならチョゴリちゃんじゃないか!?」
 皆の議論は白熱します。
「けれど彼女は少し目が大き過ぎないか!?」
「そうか!?丁度いいと思うけれど」
 チョゴリちゃんよりカンコ君の方が気が気ではありません。ファーレンちゃん
のお姉さんであるタイワンちゃんはどうでもいいといった態度です。
「どーーーーーせバカンコのいつもの馬鹿な言葉からはじまったことだし」
 けれどコユンちゃんは何処か難しい顔をしています。
 中々皆の意見はまとまりません。両方共甲乙つけ難いのです。
「コ、コユン」
 カンコ君はここでコユンちゃんに話を振りました。
「御前はどう思うニダか!?」
 その顔はもうチョゴリちゃんと言ってくれ、と言っていました。
「そうだな」
 コユンちゃんは彼の顔を見ながら言いました。
「そうだな」
 彼女は静かに語りはじめました。


365 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/05 00:47 ID:yHy0M8ls
「二人共同じ位可愛いな」
 彼女は毅然として言いました。
「ニダッ!?」
 これにはカンコ君だけではありません。他の皆も当の二人も
驚きです。
「チョゴリちゃんにはチョゴリちゃんの、ファーレンちゃんにはファーレンちゃん
の良さがあるだろ。誰もどっちがいいとは決められないんじゃないかな」
「確かに・・・・・・」
 皆その言葉に頷きます。
「かといってコンテストは最後までやらないと収まりがつかないだろう。ここは
二人共おあいこということでどうかな」
「それでいいよな」
「ああ、それにどっちがより綺麗かなんて俺達の主観に過ぎないしなあ」
 こうしてコンテストはおあいこで終わりました。誰も恥をかくことなく無事
終了しました。
「それにしても毎度毎度手の焼ける」
 コユンちゃんはチョゴリちゃんを送るカンコ君の後ろ姿を見送りながら溜息を
つきます。
「しかし妹のことになると命懸けね。いいところもあるのね」
 そんなカンコ君を見てうっすらと微笑むコユンちゃんでした。


366 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/05 00:49 ID:yHy0M8ls
 今回のソース。ビビアン=スーとキム=ヒソンですか。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/14/20040414000008.html
 個人的にはビビアンの方がいいかな。ファーレンちゃんは補完スレ3に登場
しています。おさんのイラストにもなっています。と思ったら漫画化スレに名前
出ていますね。彼女もしかして本スレ初登場かな。

367 :燃料投下:04/05/05 14:01 ID:RaneZ8hl
Naverの燃料です。

韓国のTVで放送されたのか、ここの所、Naverで「韓国弓マンセー!!」が増えました。
で、韓国弓は、和弓の倍の飛距離が有るとか、倍の威力が有るとか言い出したので、
日本側の質問・検証を続けていくうちに、どうも、近代弓の形状を昔ながらの形にして
単に、競技距離がの差が80mと150mで有る事が判明。
しかも、映像から見ると、韓国の150mは弾道の高い曲打ちをしてるので、競技としては
派手で面白いけど、威力が・・・・・って事になりました。

と、これだけでも、いつものカンコ君で面白いのですが、その後が・・・・・。

これでも、日本の長弓の飛距離が80mと拘るので、打ち方、弓・矢の種類等を
突き詰めていく内に、単に、韓国側で検証した和弓を、引けてなかった事が判明。

もう、大爆笑でした。w




http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jaction/read.php?id=enjoyjapan_8&nid=812385&work=list&st=&sw=&cp=3

368 : :04/05/05 15:39 ID:OHzJ2mzU
>>熱血君

ちと控えてくれませんか? 多分叩かれている理由は作品の質がどうの
ではなくて余りにも出品が多すぎて読む人が飽きてるからじゃないですか?

本スレでの過去30話の内何%が「熱血君」製かを見てみると一目瞭然ですが。

369 :マンセー名無しさん:04/05/05 17:08 ID:Hg75D59Y
>367
韓国のNaver厨ってKBSでウリナラマンセードキュメンタリーが放送されると、盲信したまますぐに自慢してくるから分かり易いよね。
過去にも『青山里大捷の真実』とかで韓国独立軍が日本軍5個師団を包囲殲滅したのは科学的に事実なんて大捏造を放映したのが運の尽き、
日本側に徹底的に調査されて、青山里だけではなく臨時政府自体の嘘が大暴露された経緯があった。
その時に書かれたニホンちゃんがこれ→ttp://homepage3.nifty.com/khf11063/ss/nihon/kessen.htm
(参考までに、この時Naverに出来た暴露スレは、韓国の言論弾圧によって削除されてしまいました)
最近でも『百済はインドまで進出した、海洋大帝国だった』なんて妄想的な内容を放送した直後にNaver厨が大狂喜して書き込んでいた。
むろん、すぐに論破されてファビョーン。
マジで韓国って、国営放送が歴史をクリエイトしているんだよね〜。
NHKが『大邪馬台帝国は中国まで支配していた』なんて内容を放映するような、ありえないことを本当にやっちまう斜め上。

370 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 00:48 ID:ghUSkimf
               「埋めて捕まって」
「アボジ、この間のお手伝いのお駄賃はまだニダか!?」
「うるさい、もう少し待っているニダ!」
 皆の無駄遣いのせいで財政的に苦しいカンコ家はお駄賃の支払いにすら
滞っているのが現状です。
「アイゴーーーーーーッ、何処をどうやってもお金が足りないニダ、
これは一体どういうことニダーーーーーーッ!」
「社長、無駄遣いを減らすことが肝心かと」
 補佐役であるコヨンちゃんのおじいちゃんが忠告します。
「ええい、わかっているニダ、そもそもなじぇウリナラはこんなに資源も
資金も乏しいニダ!」
「それは我が家はじまって以来ですので。それはともかく経営を頑張り
ましょう。話はそれからです。あ、それと社長」
「何ニダ!?」
「弾劾されなくて済みそうでも油断はなりませんよ。会社の経営は相変わらず
の状況ですし」
「わかっているニダ!」
 こんな調子で毎日カンコパパさんはお仕事をしています。社長は殆どと
いうか全く役にたっていないどころかパパさんが出るとアメリー家やチューゴ家、
そして日之本家といったお得意様(宗主家)が顔を顰めるので実際はコユンちゃん
のおじいちゃんが取り仕切っています。

371 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 00:48 ID:ghUSkimf
 そんな状況です。それに短気で有名なパパさんが大人しくしている筈が
ありません。カンコ君がまたお駄賃の催促をしたところで予定通りに
ファビョーーンです。
「ええい、いい加減にするニダ!」
 カンコ君を縛り上げます。そして家の庭でカンコ君の首から下を埋めて
しまいました。
「ア、アボジ、何するニダ!」
「うるしゃいニダ、しつこい子供はこうしてお仕置きしてやるニダ、生首
のゲームみたいになって頭を冷やすニダ!」
「これでは頭は冷えないニダ、それにあれは女の子の首ニダ、これでは
犬神ニダ!」
「ぬうう、ニホンの家の呪いまで出すとは益々許せんニダ、こうなったら
徹底的にお仕置きしてやるニダ!」
「そうですな、続きは署で」
「ニダッ!?」
 見ればいつも通りお巡りさんがいます。どうやら騒ぎを聞いて駆けつけてきた
ようです。
「ま、待つニダ、ウリは子供を教育していたニダ!」
「はいはい、詳しいことは警察署でね。毎度のことだからもう慣れてるでしょ、
貴方も」
 こうして警察でこってり絞られるカンコパパさんでした。この人の補佐役で
コユンちゃんのおじいちゃんも頭が痛いようです。


372 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 00:49 ID:ghUSkimf
 今回のソースです。賃金支払い延納を抗議したら生き埋めにされそう
になったとか。大阪でしたら南港ですな。
ttp://j2k.naver.com/j2k_frame.php/japan/news.empas.com/show.tsp/so/20040419n00019/
 しかし翻訳の状況が悪いなあ。それにしてもカンコパパさん警察の厄介になったのこれで何回目なのだろう。

373 : :04/05/06 09:41 ID:r/rNWuKF
>>367
Naver厨の戯言と気づかずに、コリアンジョークスレに転載してしまったニダ。
これをニホンちゃんにするには、証拠が欲しいニダ(この和弓と韓国製弓の比較したTVか新聞)
そうするとさらに、職人殺しな大ネタになるニダ。
 ウリはグックってみたけど発見できず。

374 :  :04/05/06 22:42 ID:r/rNWuKF
保守あげ

375 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 23:40 ID:ghUSkimf
              「IT IS BAD」
 カンコ君やキッチョム君といった兄達とは違いニホンちゃん家に住んでいる
ザイニー君です。彼はキッチョム君から時々秘密の指令を受けます。
「ザイニー、今日の御前のなすべきことニダ」
 ピピーーーン
 彼は自分の部屋でその秘密のメールを受け取ります。
「ブラジャー、今日は何ニダ」
「御前はバンドをやっていたニダな」
「兄さんもメンバーだった筈ニダが」
「・・・・・・そんな昔のことは忘れたニダ」
 細かいことは見事に忘れるキッチョム君です。
「それは置いといて」
「はいニダ」
「最近ニホンが何かと生意気ニダ。御前はそれを音楽で阻止するニダ」
「そんなことどうやってするニダ!?」
 あまりにもわけのわからない兄の言葉にザイニー君は戸惑いました。
「それは御前が考えるニダ。では電気がないからこれで切るニダ」
 キッチョム君はそう言うとメールを切りました。あとには戸惑う
ザイニー君が残されました。
「音楽って・・・・・・どうするニダ」
 彼は首を捻って考えました。

376 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 23:41 ID:ghUSkimf
「ウリなんかもう楽器もろくに触ってないニダよ」
 ザイニー君は途方にくれました。作詞も作曲もメインボーカルも今や
チョゴリちゃん、最早彼女一人でもっているグループなのです。
「姉さんに言っても怒られるだけニダ、カンコ兄さんなんか問題外だし・・・・・・」
 悩むザイニー君、そこでサヨックおじさんやシャミンちゃんからもらった
一冊の本が目に入りました。
「日之本家の決まり・・・・・・」
 ウヨ君やシンタローおじさんがさかんに変えようと主張しているものです。
彼はそれを見てあることに気付きました。
「そうだ、これニダ、これさえ使えば詞に曲もケンチャナヨニダ」
 ウリナラスピリッツを発揮して早速兄からの指令を実行に移します。
そして遂に完成しました。
「これを明日学校の門で歌えば・・・・・・」
 彼は決まりに適当に作った曲を合わせてニンマリと笑います。
「ウリは指令を守ったことになるニダ、もう心配ないニダ!」
 翌日の朝校門で彼はギターを持って立っていました。

377 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 23:42 ID:ghUSkimf
「さあ、歌うニダよ!」
 楽譜を見ながらギターを鳴らしはじめます。
「ウリが平和を祈って作った曲ニダ、皆聞くニダ!」
 曲はかなりあれです。しかも詞は。
「・・・・・・それニホンちゃんとこの家訓じゃねえか」
「ニダッ!?」
 皆曲を聞いて突っ込みます。
「御前ニホンちゃん家の居候だろう?本当なら御前のとこの
家訓歌うべきだろう」
「しかもこの歌詞現状と合ってないような」 
 ここで誰かが言いました。
「特に9フレーズ目は直したほうがいいな」
「それは・・・・・・」
 ザイニー君その突っ込みの前に小さくなります。
「それにロックだのジャズだのを不整合にミックスさせていて
かえって聞き辛い、詞にも合ってない、音楽としても駄目!」
「アイゴーーーーーッ、キッチョム兄さんの命令でやったのに
ここまで言われるなんて災難ニダーーーーーッ!」
「そうか、やっぱりあいつが後ろにいたのか」
 そこでウヨ君が登場しました。
「な、何でこんなところに・・・・・・」
「今登校してきたのだ。また工作か。いい気なものだな」
「ア、アワワワワワ・・・・・・」
「さあ、あいつのところに案内してもらおうか」
「アイゴオオ・・・・・・」
 かくしてウヨ君にいつものごとく成敗される二人でした。



378 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/06 23:43 ID:ghUSkimf
 今回のソース。在日のミュージシャンが日本国憲法を
音楽にしたとか。他にいるのはプロ市民なんだろうな。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20040503k0000m040045000c.html
 しかも大阪市でか。これ以上大阪で馬鹿やらないでほしいな。辻元
までいるのに。ちなみに今回のタイトルはトシちゃんの初期のシングルからです。

379 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/07 22:27 ID:tiSt+dP8
                「命懸け」
 ニホンちゃんとアメリー君、チューゴ君、カンコ君がボートに乗って
釣りをしていました。急にカジキの体当たりを受けボートが沈みそうになって
しまいました。
「これでサメが出たら老人と海ニダな」
「こういう時に余裕ぶっこいてんじゃねーーーー!」
「大体あの話は船は沈まないアルぞ!」
 必死の形相の二人に早速怒られるカンコ君でした。
 そうこうしている間にボートはさらに沈んでいきます。浸水がもう
止まりません。
「ど、どうしよう・・・・・・」
 気の弱いニホンちゃんはもう真っ青になっています。とりあえず
ボートの中の中を探します。
「良かった、これがあったぜ」
 アメリー君が何をを見つけ出しました。それは救命胴衣です。
「丁度人数分あるアルな、これで何とかなりそうアル」
「じゃあ早速着けましょう」
 こうしてそれぞれに胴衣が手渡されました。しかし。
「・・・・・・ちょっと待て」
 皆その胴衣を見て目が点になりました。

380 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/07 22:28 ID:tiSt+dP8
 何とそこに書いてある文字はカンコ君の家の文字なのです。当然
他の三人は殆ど読めません。
「・・・・・・読んでみろ」
 三人はカンコ君に読ませようとします。しかし。
「・・・・・・読めないニダ」
 カンコ君は俯いて答えました。
「そりゃどういうことだ!?」
「ちゃんと説明するよろし」
 ボートはさらに沈んでいきます。もう膝から下は水に浸っています。
「漢字が入っているニダ」
 カンコ君は哀しい声で言いました。
「ちょっと待て、御前は自分の家で書いた文字が読めないのか!?」
「ウリナラは偉い両班の家ニダ、だからアボジが見栄を張って見よう
見真似で書いたニダ、ウリは知らないニダ!」
「御前は自分が読めねーー字を使うのかよ」
「・・・・・・だから漢字を勉強しておけと言ったアル」
 いまさら言っても後の祭りですが言いたくもなるものでしょう。しかし
ここで救いの女神が現われました。

381 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/07 22:29 ID:tiSt+dP8
「わたし、半分位なら読めるけれど」
「やった!」
 喜ぶ二人。しかしここでカンコ君がファビョーーンです。
「待つニダ、ウリが読めないのにニホンが読める筈ないニダ!チューゴ君
なら漢字が読めるニダ!」
「・・・・・・字が汚なすぎて読めないアル」
 カンコ君、相手が相手だけに怒れません。アメリー君がたまりかねて
言いました。
「仕方無い。僕が書いておこう」
「アメリー君、もうそんなことしてる時間ないよ」
「・・・・・・そうだった」
 もうボートは顛覆寸前です。
「どうしよう」
「・・・・・・どのみちこの胴衣は使えないアル。泳いでいくしかないアルな」
「そうなのよねえ、トホホ」
 こうして四人は泳いで岸まで行きました。途中やっぱり出て来たサメ
に襲われたりと散々でしたが何とか辿り着きました。


382 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/07 22:30 ID:tiSt+dP8
「さてと・・・・・・」
 アメリー君とチューゴ君はカンコ君を取り囲みました。そして
思いっきり問い詰めます。
「この救命胴衣についてアルが」
 まずチューゴ君が口を開きます。
「字を変えろ。せめて二つの家の言葉を使え。何なら僕が書いて
やるよ」
「・・・・・・それは嫌ニダ」
 しかしカンコ君はそれに対し首を横に振りました。
「何でだ!?」
「これはウリナラの救命胴衣ニダ!それに他の家の文字を使う
ことはウリナラの誇りが許さないニダ!それだけは嫌ニダ!」
「そうか、よくわかった」
「ではいつものフルコースアル」
 二人の目が光りました。そして袋にされるカンコ君でした。
「・・・・・・変に意地を張らなきゃいいのに」
 それを横目で見るニホンちゃんの意見でした。以後カンコ君は
漢字を強制的に勉強させられ胴衣にアメリー君の家の字で説明を
書くよう義務付けられたという話です。

383 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/07 22:31 ID:tiSt+dP8
 今回のソース。救命胴衣がそれではまずいでしょう。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/27/20040427000048.html

384 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/08 23:51 ID:+DiMG0r7
                 「約束事」
 トラブルまみれのカンコ家、いい加減もうエンターティメント扱いに
すらされていますがそうした周りの目を払拭しようとあのカンコパパさん
が思いつきました。そして一家全員約束事を作ることにしました。
「まずはウリからニダ」
 チョゴリちゃんの約束事は『常識を守る』でした。堅実な彼女らしい
約束事です。
「ウリはニホンに勝つまで謝罪と賠償を求めるニダ!」
 カンコ君は相変わらずニホンちゃんにまとわりつくことです。それで
タイワンちゃんに何度ぶっ飛ばされてもケンチャナヨです。
「ウリは一日五時間以上寝ないことニダ!」
 ママさんの約束事はそれでした。
「オモニ、それは凄いニダ!」
「猛烈ニダな!」
 皆の評価は最高です。カンコ家の面々は一日十時間寝るのが普通です。
カンコ君に至っては半日程寝ています。
「オモニ、それは普通ではないニカ?」
 チョゴリちゃんの突っ込みはスルーです。
 皆の発表は続きました。いよいよ家長の出番です。
「アボジの約束事は何ニダ?」
「ニダッハッハッハ、ウリは・・・・・・」
 親子だけありカンコ君と全く同じ高笑いで応えます。

385 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/08 23:52 ID:+DiMG0r7
「これニダ!」 
 紙に書かれていたのは『キャバレーやピンクサロンに行かない』でした。
「・・・・・・・・・」
 それを見た家族の目が点になりました。
「どうニダ、ウリの約束事の偉大さに驚いたニダか」
 パパさんはそんな視線に気付かず大威張りです。しかし。
「アボジ・・・・・・」
 ママさんが夜叉の様な形相でパパさんを睨みました。
「最近会社の経営がまたまた傾いていると思ったらそうやって遊んでいた
ニダかーーーーーっ!」
 爪を立ててパパさんに飛び掛かります。
「こ、これは男の甲斐性ニダ!」
「そんなことはかまともに働いてから言うニダ!」
「じゃあまともに働いたら文句ないニダな!」
「それ以前の問題ニダ!」
 こうして約束事を決めることはお流れになりました。パパさんは暫く
入院して会社の経営はかえってよくなったそうです。めでたしめでたし。

386 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/08 23:53 ID:+DiMG0r7
 韓国国会議員の誓い。キャバレーに行かないのが誓いかい。
僕なんか居酒屋とか料理店で飲むからとっくに守ってますな。
ttp://www.sankei.co.jp/news/040501/kok051.htm
 それにしても五時間しか寝ないのは誓いになるのかなあ。

387 :目次192:04/05/09 12:24 ID:cyvd29x8
第1846話〜第1851話
>>355-356

第1852話「その下着はあたしのもの」
>>357-360 ( >>361 解説)
第1853話「美人はどっちだ!?」
>>362-365 ( >>366 解説)
第1854話「埋めて捕まって」
>>370-371 ( >>372 解説)

388 :目次192:04/05/09 12:26 ID:cyvd29x8
第1855話「IT IS BAD」
>>375-377 ( >>378 解説)
第1856話「命懸け」
>>379-382 ( >>383 解説)
第1857話「約束事」
>>384-385 ( >>386 解説)

389 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/05/09 14:26 ID:uDMKcHOr
>>368
文句を言う暇があったら書くですの・・・w


・・・ウリも書いてないのは秘密ですの

390 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/10 00:00 ID:ZRRbL1h4
               「一本、勝負あり」
 今日のホームルームの議題は日本池の名前についてです。本当は
イラク君の家のことについて話し合うつもりでしたがカンコ君の
強い要望によりこれになりました。
「毎度毎度下らない議題持ってきやがって・・・・・・」
「そもそも御前の脳内の願望は自分で満足するよろし」
 アメリー君のとチューゴ君のいつもの突っ込みもいつもの通り耳
には入っておりません。カンコ君は自分の主張を黒板の上で居丈高
に主張しています。
「この資料にある通りEU町でも昔は東池だと書かれていたニダ」
「マジックでか?」
「オーパーツアルな」
 二人の痛い突っ込みを浴びます。それでもカンコ君は主張
し続けます。
「ニホンさんは反論しませんの?」
 エリザベスちゃんが尋ねます。
「わたしの意見は後で」
 彼女は余裕の態度で席に座っています。

391 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/10 00:01 ID:ZRRbL1h4
 カンコ君の主張も終わり次はニホンちゃんの番です。彼女は
ゆっくりと黒板の前にやって来ました。
「えっと」
 彼女はゆっくりと口を開きました。
「皆このお池を何て呼んでるかな」
「えっ!?」
 彼女の唐突な言葉に皆びっくりです。
「町の地図には何て書いてあるかな」
「それは・・・・・・」
 答えは決まっています。日本池です。
「そしてこれは一方的には決められないお話よね。わたしが
言いたいのはそれだけ」
 そう言うと静かに席に戻りました。
 さて、採決です。皆はそれぞれ投票します。カンコ君は
もう勝ったように誇らしげです。

392 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/10 00:01 ID:ZRRbL1h4
「ニダッハッハッハ、これで決まりニダな」
 いつもの高笑いです。そして票が読み上げられるのを
聞いています。結果は。
「えっと、一七九対一で日本池にすることに決定しましたわ」
 日直でもあるエリザベスちゃんが読み上げました。
「ど、どういうことニダ!」
 カンコ君のそこでようやく我に返り抗議します。
「どういうことってこのまんまだよ」
「もう二度とこの話持って来るなアル」
 アメリー君とチューゴ君の突っ込みです。彼等だけでなく
皆がそういう目で見ています。
「決め手はニホンさんの発言でしたわね」
 皆エリザベスちゃんの言葉に頷きます。
「よろしければ貴方も反論してみたら?出来れば、の話です
けれど。さあ、どうぞ」
「ア、ア、ア・・・・・・」
 皆いつもの言葉が出るだろうな、と思っています。
「アイゴーーーーーーッ、ニホン覚えているニダ、今度は
負けないニダーーーーーーッ!」
 それからカンコ君のニホンちゃんへの執拗な嫌がらせが
はじまりました。スカートをめくろうとしたりお尻や無い
胸を触ろうとしたり太腿を凝視したり。その度にタイワン
ちゃんにぶっ飛ばされますが諦めません。遂にニホンちゃん
が怒ってまた学級会となりました。

393 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/10 00:03 ID:ZRRbL1h4
「もうここまできたら言うことはありませんわ」
 またもや日直を務めているエリザベスちゃんが言いました。
「ニホンさんがニホン池の名を東池に変えると仰ったらそれで
いきましょう」
「ニダッハッハッハ」 
 それを聞いたカンコ君が高笑いと共に立ち上がります。
「これで決まりニダな。ニホン、いますぐ東池の名を認めるニダ!」
「嫌」
「そうニダか、嫌ニダか。嫌!?」
 カンコ君その言葉に我に返ります。
「今何と言ったニダ!?」
「嫌」
 カンコ君狼狽しています。そこにいつもの二人の突っ込みが入ります。
「ニホンちゃんが嫌と言っているアルな。これでは仕方ないアル」
「まあ後は二人で話し合ってくれよ。ニホンちゃんが御前を嫌って
なければ併記位は許してくれるかもな」
 いつもより二割増で冷たい言葉です。
「ニ、ニホンは・・・・・・」
 カンコ君は震える声でニホンちゃんに言います。
「ニホンはウリのこと大好きニダな!?ウリの願い聞いてくれるニダな!?」
「絶対に嫌」
 いつもとは百八十度違った冷たい言葉です。これで決まりでした。
「はい、この話はこれでお終い。カンコ君にはニホンさんに今までしてきた
ことを振り返って反省することからお勧めしますわ」
 エリザベスちゃんの冷たい声が響き渡ります。皆のカンコ君を見る目も
冷たいです。
「アイゴーーーーーーッ、今に見ているニダーーーーーーーーッ!」
「どさくさに紛れてエスケープしない」
「チッ、わかったニダ」
「油断も隙もないんだから」
 かくして渋々教室に戻るカンコ君でした。

394 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/10 00:03 ID:ZRRbL1h4
 国連で見事に日本海と公式に使われることになりました。
ttp://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2004042201000265
ttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040422i412.htm
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040422-00000048-kyodo-int
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040422-00000389-jij-int
ttp://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/14/rls_1114c.html

395 :マンセー名無しさん:04/05/10 15:34 ID:lVA1a0OC
あはははは、カンコ君、とうとう「東海」粘着に終止符でつか。

熱血君の作品、面白く読ませていただいてます。
しばらく前までは、このスレ活気が欠けていましたからねえ。
アンチ熱血君にはわるいけれど、個人的には熱血君に、謝謝(はあと

396 :マンセー名無しさん:04/05/10 23:12 ID:K6vX4aVy
えーと、熱血君。
ソース出すのはいいんだが、「179対1」ってのは日本海問題ではないよね?
このスレたった頃から多くの人が発言していると思うんだが、週1ペースに
してもらえないだろうか?
話しはまぁ面白いとは思うのだが、正直食傷気味な訳で・・・・・・
ついでに言えば、スレがNGワードで埋め尽くされているのもちょっと味気ない
んだが・・・・・

397 :マンセー名無しさん:04/05/10 23:37 ID:sXrlRh2i
漏れも今知ったが、この現状は削除ガイドラインに引っ掛かっているようだぞ。

ttp://info.2ch.net/guide/adv.html#saku_guide
 固定ハンドルが題名に入っている・固定ハンドルが占用している・
閉鎖的な使用法を目的としている・等は、自己紹介板・最悪板・夢・
独り言板・おいらロビー・なんでもあり板以外では、
原則として全て削除または移動対象にします。

わかる熱血君? 他の職人さんたちも、漏れたち読者もだ。
このスレ、削除されても文句は言えないのよ。

398 :マンセー名無しさん:04/05/10 23:37 ID:sXrlRh2i
正直、こういうのを活気のあるスレとは言わないと思う。
むしろ寒すぎるスレと言わんか?

補完スレもエロパロも絵板もファンサイトも公式サイトも漫画化企画も、
何もかも本スレがしっかりしていてこそだと思う。
本スレがこの現状では、いずれ皆まとめて討ち死にだぞ。

399 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/10 23:42 ID:CBR38m3V
>>398

もう少し待て、頑張るから。

400 :双尾蠍 ◆.B5vIcoKkk :04/05/10 23:55 ID:bn4AbTer
占有だめって言われても。
個人の感想なんざ書いてもあんまイミないしねぇ。

いや、楽しく読ませてもらってますよ?
書いてくれる人には感謝。

401 :マンセー名無しさん:04/05/11 00:36 ID:zHmLjaSP
>>400
話書いてる側から言えば、個人の感想こそ書いて欲しいよ。

402 :マンセー名無しさん:04/05/11 01:47 ID:YM4kDTIB
他の人が書かない、熱血君しか書かない、というのも問題かと。
もうかつてたくさんいた職人のほとんどがニホンちゃんという存在から離れている中で
熱血君一人がずっと書きつづけている。
新しい人が入ろうにも、ニホンちゃんはあまりに話数が多いために過去ログを読むだけでお腹いっぱいになる。
ましてかつてより大幅に人が減った2chの、その中でもかなり人の減りが激しいここハングル板のしかも下のほうにあるスレは
よほど注意深く見ないと知らない人にはわからない。
まして悪評高い板だしね。
まあ何が言いたいかというと、そろそろニホンちゃんの話も終わりではないかと。
SS書きの人もいなくなった、読者もまたいなくなった。
たった一人の作家が、ひたすら書いていくだけ。
それなら熱血君自身でサイトを作りそこにSSとBBSを設置するほうがいいというものだ。

403 :空箱:04/05/11 04:52 ID:gRob6tGQ
日ノ本家がリクジさんをイラク家に送り込んで暫く経ったある日の事です。
リクジさんはイラク君のお家の水道を修理していました。
イラク君のお家は日ノ本家より少し広いくらいですが、
地球町で初めて立てられた家とも言われる、それはそれは歴史のある旧家です。
リクジさんはちょっとお仕事を一休みして、窓からの景色を感慨深げに眺めていました。

何やら視線を感じて振り向くと、イラク君がお部屋の入り口に立ってこちらを見ています。
「やぁ、いい天気だね」
リクジさんが軽く手を上げて挨拶すると、イラク君はお部屋に入って来ました。
側に来て分かったのですが、イラク君、身体のあちこちに怪我をしています。
リクジさんはすぐにアメリー君と喧嘩してきたのだと悟りました。
イラク君はじっとリクジさんを見上げています。
敵か味方か、品定めするかのように。

うーん。
リクジさんは暫く考えて荷物の中から一枚のいろ紙を取り出しました。
何事かとイラク君の興味を引いたのを確かめると、さっそく紙を折りはじめます。
これも血というのでしょうか、見た目に似合わず器用なリクジさん。
あっという間に出来上がったのは・・・
「魚?」
イラク君が尋ねると、リクジさんは満足そうにうなずきました。
竹ひごにぶら下げて、イラク君に渡します。
「鯉のぼり、って言うんだ。強い男の子に育つように、僕の家ではこれに願いを掛けるんだよ」
イラク君は興味深げに眺めながら、初めてはにかんだ笑顔を見せるのでした。

404 :空箱:04/05/11 04:54 ID:gRob6tGQ
「リクジさんは、ニッテイさんの一族って本当?」
不意打ちのような一言にリクジさんは肝を冷やしました。
リクジさんはニッテイさんに生き写しと言われ、
サヨックおじさんやアサヒちゃんに事あるごとに叩かれているのです。
でも、イラク君には責めるような様子はありません。
「ああ、僕の祖父だよ。僕は、良く似てるらしいね」
そう言うと、イラク君の眼差しは憧憬のそれに変わりました。
「ニッテイさんは偉大な戦士だよ、誰よりも早く、アメリー家の怖さに気付いていたんだ」
驚くリクジさんをよそに、イラク君は熱っぽく語り始めます。
「地図を見れば分かるよ。日ノ本家はアメリー家からアジア町を守る盾だったんだ。
 ニッテイさんは時代がアメリーに対抗するために生んだ、英雄なんだ」
まるで神話を語るかのようなイラク君。
所変われば祖父への評価も随分変わるのだな。
リクジさんは遠くに来たのだと、その時不意に実感したのでした。

「祖父の事を褒めてくれてありがとう」
リクジさんはイラク君と目線の高さを合わせて、頭を下げました。
「でもね、祖父も君とおなじ、普通の人間だったよ。
 英雄としてでなく、頑固で不器用で、でも誰よりも家族思いだった、
 人としての祖父を好きになってくれたら、僕はもっと嬉しいな」
リクジさんの言葉にイラク君は不満げに首を振ります。
「ニッテイさんの一族はサムライなんでしょ?
 サムライは義に熱くて弱い者の味方だって聞いたよ。
 どうして、僕と一緒にアメリーと戦ってくれないの?」
イラク君の言葉はリクジさんの心の奥底で眠っている何かを揺すぶります。
期待に応えてあげたい、そう思わないと言ったら嘘になります。
でも、同時にそれは絶対に許されないことも、彼にはわかっているのです。

405 :空箱:04/05/11 04:55 ID:gRob6tGQ
「イラク君、アメリー君のやり方に反発する気持ちは良く分かるよ。
 でも、殴り合っている間は、相手の良いところが見えないものさ」
イラク君は言葉の真意を探るように、じっとリクジさんの目を見ています。
「今ならまだ仲直りするチャンスもある。
 追い詰められた人間はどんな事でもやってしまうし、追い詰めた側はどんどん冷酷になっていく。
 祖父とアメリー家との喧嘩が残した傷跡は、今でも僕たちを苦しめているんだよ」
リクジさんはそっとイラク君の頭を撫でました。
イラク君は目を伏せて、小さな声で呟きます。
「僕はただ、家族を守りたいだけなんだ」

部屋を出るイラク君の手で、鯉のぼりが所在無さげにぶらぶらと揺れていました。
リクジさんには今のイラク君が、竜門の滝を必死に遡ろうとする小さな鯉のように思えます。
「いつか、竜になって空を駆ける事だって出来るさ」
リクジさんはどこか寂しげに微笑むと、再び仕事に取り掛かるのでした。

おしまい


406 :空箱:04/05/11 05:03 ID:gRob6tGQ
おひさしぶりです、と言っても誰も覚えてないでしょうが・・・
随分昔いくつかお話書かせてもらったものです
久しぶりに覗いたらなにやらただ事でない流れの様子
どさくさ紛れに急造の駄作を投下させてもらいます
ってもうこんな時間・・・

407 :壱歳爺 ◆BiueBUQBNg :04/05/11 09:42 ID:if+tptnK
>>403-406
地味に(・∀・)イイ!!

408 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/11 12:15 ID:plv/arfm
さて、長くなったので分けて登板。

急いで仕上げたので少し話が混乱してるかも(←苦情が来たときの言い訳)

409 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/11 12:15 ID:plv/arfm
『路上のルール PART-1

 さて、地球組のみんながまだ低学年だった頃、クラスの番長の座を巡って大喧嘩を
やらかしたことがありました。
 当時はおじいちゃんたちが健在で、こちらも大町内会長の座を賭けて、町を真っ二つ
に割っての大喧嘩の真っ最中。シノギ、出入りがそこかしこで行われていました。子は
親の鏡(これはじいちゃん達ですが)とはよく言ったものです。

 さてそんなカチコミ大合戦が終盤に差し掛かり、そろそろニッテイさんたち枢軸組が
連合組に圧されていた頃、小学校でもアメリー君たちがゲルマッハ兄妹グループをボコ
にし始めていました。
 家族に倣って適当にゲルマッハ君に味方したマカロニーノ君、じっとしていればいい
のに天性のラテン気質が災いして、エジプト君とエリザベスちゃんに完全武装で立ち
向かったはいいのですが、逆に銀玉鉄砲で返り討ちに遭い、あまつさえゲルマッハ君に
尻拭いしてもらいました。
「オー!さすがはゲルマッハ君だ!ボクの救世主、メシア、救い主だよ!」
「礼をいう前に自分で何とかしろ。もういいから今日は帰ってくれ。」
 ロシアノビッチ君に一発大喧嘩を仕掛けようと必死に準備していたときの出来事で、
実際はゲルマッハ君かなり迷惑です。
 しかしマカロニーノ君の義侠心は止まる事を知りません。
 気を取り直して手ぶらで歩いていたアテネちゃんに喧嘩を売り、お約束のように
返り討ちに遭ってまたもやゲルマッハ君に手助けされて難を逃れました。
 またもや尻拭いをして、そうでなくても足を引っ張られているのにゲルマッハ君
珍しくキレ気味です。

410 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/11 12:16 ID:plv/arfm
「マカロニーノ、頼むから自分ちの守りを固めてくれ。それがベストだ。」
「わかった。一人じゃ大変かもしれないけどがんばれ。ボクは女の子たちを守る。」
 ゲルマッハ君は一人のほうがどれだけ楽か知れないと思いましたが、顔には出しません
でした。動けば敵を増やし、あまつさえ助けを求めて取り縋ってくる。世間ではこういう
御仁を疫病神言います。
     *
 さてこちらは連合組の子供たち、アメリー君とエリザベスちゃんは息を殺して
シチリアの間に近付きます。
「アメリー、本当に大丈夫?ゲルマッハとアーリアが最近マカロニーノの所をうろうろ
してるとか言ってたけど…」
「ノープロ、ノープロ。リズも心配性だなあ、はっはっはっ。」
 もう勝ち馬に乗っている気分なので、アメリー君饒舌です。かたやエリザベスちゃん
はちょっとふさぎ気味。それもそのはず、喧嘩のおっぱじめにニホンちゃんに大事な
ウェールズ王女のボートをあっさり沈められ、ビルマ君に寝返られ、タイラン君に袖に
され、マレーシア君に寝返られ、イン堂君はどっちつかず。アラー組の連中はゲルマッハ君
に拍手喝采、エジプト君には協力してもらったものの、一緒にとっちめたマカロニーノ君
は勝手に負けただけ、その後来たゲルマッハ君も何とか追い返したもののこっちも
ぼろぼろ。家のほうはナッチ叔父さんに連日花火をぶち込まれてしょっちゅうボヤ騒ぎ
を起こしています。
 そのためエリザベスちゃん随分弱気、この喧嘩で唯一無傷のアメリー君の言いなりに
なってしまいました。プライドの高いエリザベスちゃんには屈辱以外の何物でも
ありませんが、アメリー君は大人達の勢いに乗って怖いものなしです。
「あー、あー、あー、こちらアルファ、ブラボーチームどうぞ。」ザッ
[こちらブラボー、準備OKだ。腐れ○○○どもに俺の○○○をいつでもファッ○できるぜ。]ザッ

411 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/11 12:17 ID:plv/arfm
 新品のトランシーバーでアメリー君得意気に通信です。横のエリザベスちゃんは
パツキン君の宇宙語みたいな言葉に目をまん丸にしています。
「こちらアルファ、マカロニ娘はポイントMS-06Sでパンツを脱いでいる、ドーゾ」ザッ
[了解した。今からぶっといのを突っ込んでやる。]ザッ
「というわけさリズ。後は寝て待つだけ。」
「アメリー、今なんて言ってたの?」
「ああ、あれ?パパ達が言ってた真似だよ、なんかカッコいいだろ?」
『そうは思えないわ…意味わかってないのねアメリーも。でも絶対やらしいこと言って
たと思う。』
 エリザベスちゃんなかなか鋭いですね。しかし二人ともそんな事はすぐにどうでも良く
なりました。
 ひゅーーーーーーーん
 …………
 ぱんぱんぱんぱあぁぁぁん
「NOーーーーーーー!」
「いやぁーーーん、アメリーこれ何ーーーー!!」
 パツキン君が飛ばしたロケット花火はあろうことかアメリー君たちに降り注ぎます。
シチリアの間でそれを遠目に見ていたゲルマッハ君とマカロニーノ君、ただただ呆れて
物が言えません。
 慌てて物陰に飛び込んだアメリー君、マカロニーノ君ちの見取り図を眺めつつ、横で
泣いているエリザベスちゃんに背中を向けたまま頭をぽりぽり掻いています。
「ふえぇーーー、アメリー何とかしなさいよぉーー、わあっ!あついあつい!ちょっとぉ!
聞いてるの!?」

412 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/11 12:17 ID:plv/arfm
「リズ……落ち着いて聞いてほしい。」
「何をぉー!…ひっく…私もうお家かえるぅーー、もう怖いのいやぁ!」
「実はだ、この花火、撃ってるのはゲルマッハじゃない。」
「それじゃあマカロニーノやっつけなさいよ!」
「マカロニーノでもない。実はこれ、パツキンなんだ……」
「……え?」
「さっきあいつに言った花火打ち込む場所がだ、ここに撃てって俺言っちゃった…」
 そう言うとアメリー君、「てへっ」と笑います。そこでエリザベスちゃんぶち切れです。
「かわいく言ってないで止めさせてよ!お洋服焦げちゃった、髪も焦げちゃったよ!」
「いやあ、さっきトランシーバーふんずけて壊れちゃった。」
「じゃあどうするのよ!」
「落ち着こう。とりあえずジュース飲む?」
「ジュースじゃないでしょうがぁーー!…あちちちち!」
 結局どうすることもできず、花火を必死で避けながらシチリアの間の入り口でのたうち
まわる二人でした。

つづく

413 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/11 23:53 ID:RjSzecYC
               「怨ミ晴ラサデオクベキカ」
 最近オージー君は今一つ身体の調子が優れません。原因は不明ですがどうも身体
がだるいのです。
「おかしいダスな。何処も悪くはないというダスに」
 本人も首を傾げています。本当に事情がわからないのです。
「何か悪いものでも拾い食いしたんじゃないのか?」
「羊の肉を生で食べたとか?」
「・・・・・・ワスを何だと思っているダス」
 皆の予想に対し顔を顰めます。しかしだからといって体調が良くなるわけでもなく
相変わらず気分が優れない日が続きます。
「参ったダスな・・・・・・」
 そんな彼を物陰から覗く影がありました。
「ケケケケケケケ」
 無気味な何とも言えぬ笑いです。影はオージー君の様子を確認すると何処かへ
去っていきました。
「・・・・・・・・・」
 それを遠くから見る影もありました。


414 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/11 23:54 ID:RjSzecYC
 オージー君の体調は悪くなる一方です。普段のあの頑丈さは何処へやら、
まるでスペランカーの様に頼りない有様です。
「力が出ないダス・・・・・・」
 すっかり弱ってしまい机にうっ伏しています。そこへハイチちゃんが
やって来ました。
「困っていますね」
「見ればわかるダス・・・・・・」
 声にも力がありません。目に見えて弱っています。
「よろしければ私が治して差し上げますが」
「というと今回のワスの体調は」
「はい」
 彼女はその言葉に対しニコリと微笑みました。
「今日の放課後一緒に行きましょう。そうすれば貴方のご病気を治す
ことが出来ますよ」
「頼むダス」
 こうして放課後二人はある場所へ向かうことになりました。


415 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/11 23:55 ID:RjSzecYC
「ここは・・・・・・」
 見ればオージー君の家です。広い羊の牧場があります。
「ワスの家ダスが」
「はい」
 ハイチちゃんは静かに頷きました。
「こちらです」
 彼女は何かを察しているのでしょう。彼をとある場所に導いて
いきます。そこは家の外れの小さな小屋です。
「あっ・・・・・・」
 それを見てオージー君はあることを思い出しました。
 こっそりとその中に入ります。すると小屋の奥に誰かがいます。
「アラビンダラビ、エロイムエッサイム、ジュゲムジュゲムゴコウノ
スリキレ・・・・・・」
 無気味な木の像を前に怪しげな呪文を唱えています。見れば
アフリカ町の系列の人達によく似た肌をしています。
「あれは・・・・・・」
 そこにいるのが誰なのか、オージー君はよくわかっていました。

416 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/11 23:55 ID:RjSzecYC
 ガタッ
「しまったダス!」
 そこでオージー君は何かを踏んでしまいました。物音が響きます。
「!」
 何やら呪文を唱えていたその人は気配に気付きました。そして何処かへ
と逃げ去ります。
「あっ、待って欲しいダス!」
 しかしその人は何処かへ行ってしまいました。
「行ったダスか・・・・・・」
「あの方はご存知ですね」
「その通りダス」
 あの人はオージー君の家族の先祖がここに家を建てる前から住んでいた
人達です。色々ありましたが今は一緒に住んでいます。アメリー家等でも
よくある話です。
「あの人が貴方に呪いをかけていたみたいですね」
「一体ワスに何の恨みがあるというのダス・・・・・・」
 彼等は家族です。だから普通に親しく付き合ってきたというのに。


417 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/11 23:56 ID:RjSzecYC
「子供の頃のことをまだ忘れていないのでしょう」
「そうだったダスか」
 彼は子供の頃結構やんちゃでした。そしてあの子をよく苛めて
いたのです。
「そのことはまだ謝っていなかったダス」
「それです。貴方がきちんと謝ればあの子も許してくれますよ」
「・・・・・・そうダスな」
「私の家も色々とありますよ。けれど」
「それから先はわかっているダスよ」
 オージー君は笑顔で頷きました。
 それから暫くしてオージー君は元気さを取り戻しました。噂によると
お家の人と話をして長い時間をかけて仲直りしたそうです。
「家族とは色々と騒動もあるものです」
 ハイチちゃんはそれを聞いて静かに言いました。
「けれどそれを克服するのも家族です」
 彼女は家の中でも揉め事の絶えないクラスの皆を見ながら言いました。
そしてそれは自分自身にも向けられていました。


418 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/11 23:58 ID:RjSzecYC
 今回のソース。オーストラリアの首相にアボリジニーの人が呪いを
かけていたとか。
ttp://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200404210020.html
そういえばアメリカのネイティブとかアボリジニーのキャラは
出ていませんね。


419 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/12 00:02 ID:QlC+zWt5
 どぜうさんへ
 作品で答えるというのは言い訳するのはしたくないからなんです。それよりも作品で答えろ、
と。そう考えるようになりまして。僕はとにかくすぐ切れるのでそういったことがないように
レスも慎むようにしているんです。感情的な書き込みよりも作品で、そう考えているのです。
 それが正しいかというと自信は持てませんが。今現在はそうした考えです。

420 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/12 12:02 ID:lv3O6Vq8
さて、そんじゃ続き行きますか。一応明日で終了予定。

421 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/12 12:03 ID:lv3O6Vq8
『路上のルール』PART-2

 パツキン君とアメリー君の壮大な自爆はありましたが、お小遣いにあかせて大量に
花火を打ち込むアメリー君たちに、ゲルマッハ君も冷静に反撃しつつ後退します。
その間のマカロニーノ君の勇戦ぶりはたいしたもので、アメリー君が見えれば逃げ惑い、
まだ何もしていないのにエリザベスちゃんに白旗を振ってゲルマッハ君に引きずり
戻されたりと、自分の家もまともに守れない体たらく。存分にゲルマッハ君の足を
引っ張りました。とはいえゲルマッハ君も見捨てるわけにもいかず、何とかシチリア
の間から一緒に脱出しました。
 そしてその3日後、ゲルマッハ君がマカロニーノ家のあちこちにバリケートを作って
いる真っ最中にマカロニーノ君から電話が入ります。
「何だ?」
「ボクアメリーの味方になることにしたから、よろしくー。」
がちゃん
 ゲルマッハ君受話器片手に呆気に取られていましたが、ナッチ叔父さんが激昂している
のを見ると、どうもマカロニーノ君の家は総出で寝返ったようです。
『昨日の今日だぞ…』
 らしいといえばらしいですが、腹が立つのに変わりはありません。ゲルマッハ君も
エモノ片手にマカロニーノ君のいるローマの間に急ぎます。
「へへんだ。ボクにはアメリーとエリザベスって言うつおーい味方がいるからゲルマッハ
なんて怖くないやい!」
 部屋の入り口でバリケートを築き、マカロニーノ君虎の衣を借りて意気軒高です。
「で、あいつらいつ来るんだ?」
「もうすぐ来るのさ。いつかは良くわかんないけど。」
「そうか、それなら今ここでお前を僕が叩き潰したらどうなるかな?」
「そんなことしたら仕返しされちゃうもんねー!」
「どうせ喧嘩してるから、仕返しも何もないだろうが。」

422 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/12 12:03 ID:lv3O6Vq8
「え……?」
「あいつらとは喧嘩の真っ最中だ。仕返しとかそういうことじゃないと思うと言った。」
「…」
「さあどうする?僕は準備できているが?」
「こ…降参シマース!」
 マカロニーノ君潔く軍門に下り、ゲルマッハ君に言われるがままにありったけの武器を
差し出しました。ゲルマッハ君顔には出しませんがかなり嬉しいです。なにせ大人達は
シマ争いにかまけて子供はうっちゃっていたので、ゲルマッハ君はお小遣いで爆竹一つ
買えない状況でした。確かに自分ちのおもちゃより壊れやすく使い勝手も悪いですが、
無いよりましってなものです。
「で、マカロニーノ、あいつらどこにいつ来るんだ?」
「いくら降参してもそれだけは言えないな。」
 マカロニーノ君、男ですね。
「そうだろう。それじゃあ大体でいいから答えてくれ、それならあいつらへ言い訳できる
だろ?」
「うーん、確かになあ。」
「これはお前のためでもある。あいつらお前のことを見捨てるかもしれないんだぞ?」
 マカロニーノ君その言葉にはっとします。確かにその通り。来るかもしれず、来ないかも
しれません。
『ここはいつでも言い訳できるようにしておかないと…』
 忠義とか義侠心とかは、身の安全あってのもの。そう即決すると、当たり障りの無い
程度でゲルマッハ君に打ち合わせていた内容を漏らします。
 ゲルマッハ君にしてみれば、きっかけさえ掴めればこっちのもの。あとは誘導尋問で
必要な事を聞き出して着々と準備に励みました。

423 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/12 12:04 ID:lv3O6Vq8
「で、ボクはこれで関係なしだよね?」
 マカロニーノ君無邪気に質問します。
「何を言っている?お前も一緒に喧嘩するんだよ。」
「そんな…約束違うよ!」
「約束?初めからそんな約束とかしていないが?」
 当たり前のようにゲルマッハ君が答えます。
「約束違うよー…」
「まあ、これであいこって事だ。」
 そのままマカロニーノ君はゲルマッハ君にモンテ・カッシーノの間に引き摺られて
いきました。
     *
 さてその頃、マカロニーノ家は家を仕切っていたムソリニ叔父さんがナッチ叔父さん
の所に逃亡し、家の中は大騒ぎになっていました。一部はナッチ叔父さんに再び味方に
なり、ある者は連合組に味方しました。しかも当時流行のマル教に嵌った連中が、家の
あちこちに爆竹を投げ込んだり、枢軸組の構成員に喧嘩売ったりと大変な混乱です。
 そんな中ゲルマッハ君はアーリアちゃんと共に迎え撃つ準備を進め、マカロニーノ家
に踊り込んだアメリー君とエリザベスちゃんをあしらいながら、頑強なバリケードを
作ってしまいました。
「やれやれ間に合った。アーリア助かったよ。」
「兄上、たくさん作ったから何か名前でもつけたら便利じゃないかな?」
「うん、そうだな。そしたらここをグスタフ基地にしとこうか。」
「いいんじゃないかな。」

424 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/12 12:04 ID:lv3O6Vq8
 子供時代に誰もが作る秘密基地のノリで二人は他の場所も次々と名前をつけています。
曰くナッチ基地、アルバート基地、ゴシック基地…親の喧嘩そっちのけで何だか二人共
実に楽しそうです。
     *
 そしてそのゴシック基地でゲルマッハ君たちがやいのやいのやっている最中、途中に
あった仕掛け花火や落とし穴とかをやっとこさかい潜ってアメリー君達が到着しました。
「マカロニーノん家?ラクショーラクショー!一日で叩き潰してやるYO!」
 と豪語していたアメリー君。基地の前に着いたときは既に4日経過しています。一緒
について来たエリザベスちゃん、疲れにむくんだ顔で愛想笑いをアメリー君に向けます。
それがアメリー君にはねぎらいでないのが痛いところ。つまりは『てめえが先に逝け』
という意味でしょう。
 取り敢えず一番きつそうな所をエリザベスちゃんに押し付けられ、アメリー君はそろり
そろりとグスタフ基地に近付きます。
 しかし、案の定…
パパパパパパパン!!!ひゅーーーー……
「NOーーーーーーー!!!」
 そこは爆竹とロケット花火が一番濃密な一角。自慢の九連装ロケット花火『ぱっとん』
も使う暇がありません。まだしも楽なはずのエリザベスちゃんは、花火が少ない替りに
落とし穴や泥だんごを散々ぶつけられ、こちらもご自慢の六連装ロケット花火『もんごめり』
が宝の持ち腐れです。
 それにしたってアメリー君たち、一家の従兄弟やら何やら総出で来ているのに、対する
ゲルマッハ君はアーリアちゃんとマカロニーノ君しか味方がいません。数にして10倍、
お小遣いの総額は差がそれどころじゃありません。その3人にいいようにあしらわれ、すること
といえば捨て台詞に逃げ口上。格好悪いことこの上なしです。
 アメリー君には緑の鉢巻をしてバリケートの向こうに立ちはだかるゲルマッハ君が、悪魔
にしか見えませんでした。

425 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/12 12:05 ID:lv3O6Vq8
 おまけにゲルマッハ君のいる所は地球町でも有名なモンテ・カッシーノの間、部屋の
造りや調度品は誰もが褒め称える見事なものばかり。そんなものに当てたら大変と最初は
紳士的に攻めていたのが仇になり、気がつけば一家の誰もがグスタフ基地に近付きたくない
と怖気づいてしまいました。
 その2日後、『ぱっとん』は子供に過ぎたものと言われパパに取り上げられてしまった
アメリー君、なりふり構ってられなくなり、数撃ちゃ当たるとばかりにお小遣いの続く限り
花火をぶち込み、嫌がる子分を尻を蹴っ飛ばしてでも突っ込ませますが、被害が膨れる
ばかりでした。

つづく

426 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 00:34 ID:pOtVU5W5
                 「長い友達」
 引き篭もりのキッチョム君の悩みは尽きません。慢性的な空腹にそれなのに
たっぷりついた不可思議な脂肪、学校に行かないからわからない勉強、とまあ
結構あります。最近では新たな悩みも出来ました。
「また薄くなったニダ」
 彼は小学生だというのに髪の毛が薄くなっているのです。彼と同じ悩みを
持つ人もいたりましますから世の中は本当に不思議です。
「カンコ、掃除はもっとしっかりやれ」
 鬼の風紀委員ゲルマッハ君が今日もカンコ君に注意します。
「わかったニダ」
 それに対しカンコ君は嫌々掃除をします。
「君は何をやるにしても無駄が多い。それに大雑把過ぎるんだ」
 彼の注意は続きます。
「常に身の周りは綺麗にしておかなくてはな。そうでないと気がたるんでしまう」
「フン、そんなんだから額が砂漠化していくニダ。このままだと二十歳前には
見事なハゲニダ」

 数分後ーーーー。
「な、何も袋にしなくてもいいニダ・・・・・・」
 ブチ切れたゲルマッハ君にボコボコにされたカンコ君でした。彼の額はかなり
有名だったりします。
「なじぇあいつはフサフサなのにウリはこうニダ。ブラジャーだというのに
世の中不公平ニダ」
 キッチョム君がそれを壁に隠れながら見て呟きます。彼はそのゲルマッハ君
よりも髪の毛が薄いのです。おばさんパーマで誤魔化していますがその額は
頂上に達しつむじからもきています。

427 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 00:35 ID:pOtVU5W5
 彼は考えました。背が低く見えるのも髪が薄く見えるのも嫌で
嫌でしかたがありませんでした。
「背は靴で誤魔化せるニダ」
 ジャ○ー喜多○氏も真っ青の靴を履いています。それで背は
高いようには見えます。皆が知っていることですが。
「問題は髪ニダ」
 朝起きたら大量の抜け毛。たまに風呂に入ったら指にはごっそりと。
もう悪夢です。
「とりあえず皆にハゲと思われない為には」
 髪の毛を鏡に映しながら考えます。そしてあることが閃きました。
「そうだ、これニダ!」
 そのパーマです。これを余計膨らませたらハゲが隠せるでは
ないですか。
「流石はウリニダ。よくぞこれ程までの革命的な方法を思いついたニダ」
 彼は何時に無く晴れやかな顔で言いました。
「後は実行ニダ、これでウリは町の王子様ニダーーーーーッ!」
 そして喜び勇んで自分でパーマをあてました。

428 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 00:36 ID:pOtVU5W5
 しかし。
「ま、まずいニダ・・・・・・」
 ハゲ隠しどころか髪の毛は益々減っていきます。もう地肌すら
見えています。
「な、なじぇこんなことに・・・・・・」
 パーマは当てると髪に負担がかかります。それに素人がやれば
余計に悪いのは自明の理です。彼はそのことを全く知らなかった
のです。
「こ、これではさらに悪いニダ、ウリの髪の毛は一体どうなって
しまうニダーーーーーッ!」
「愚かな」
 それを遠くから見る人がいました。
「外見を飾るよりまず中身だ。そのようなことを気にしているから
駄目なのだ」
 ゲルマッハ君です。キッチョム君の騒ぎを醒めた目で見ています。
「しかし」
 彼はここで額に手をやりました。
「僕も本当に気をつけないとな。家の者には髪の薄い人が多いし」
 彼もまた悩みが尽きません。

429 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 00:38 ID:pOtVU5W5
 今回のソース。将軍様の髪の毛に異変が。翻訳相変わらずですな。
ttp://j2k.naver.com/j2k_frame.php/japan/www.sportsseoul.com/news/life/social/040430/2004043011475124000.htm
 二回目か、髪の毛ネタ。男にとっちゃあ洒落になりませんな。それにしても
あの将軍様の影武者もカツラでわかるというし。それ考えると結構将軍様に
とっては危機なのかな。禿より国何とかしろとも思いますが。
 キッチョム君といえばナナッシィさんの『アトミック=ブルマ』は衝撃的でしたね。

430 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 11:58 ID:Z0F/IeEK
『路上のルール』PART-3

 さらに二日が経過して、アメリー君にパパから電話です。
「Hiパパ、調子はどうだい?」
「順調だ。お前はどうだいアメリー?パパの息子として立派にがんばっているかい?」
「(ぎくっ)…も、もちろんだよパパ!ボクも子供同士とかじゃなくて大人相手に喧嘩
したい位さ!ゲルマッハなんてちょろいちょろい!ははははは!」
 精一杯元気にアメリー君答えます。今日もパツキン君とクーロイ君はゲルマッハ君に
返り討ちに遭って横で泣いていますが。
「はっはっはっは、頼もしいね。しかしそのちょろい相手に少し余裕を見せすぎだな。」
「は………、だ、大丈夫さ、明日にはヨハネにでも挨拶に行けるさ!」
「そうか、それはいい、ようしアメリー、パパとの約束だ。明日にはヨハネ君と仲良し
なのを町のみんなに知らせてやれ!」
「わかった!パパも頑張ってね!」
 さて、強がった後は青ざめて大混乱のアメリー君、何とかしないといけませんが、誰も
グスタフ基地に近付きたがりません。
「パツキン、クーロイ!お前らみんな誰が帰って来いって言ったんだYO!早く元の所に
行け!」
「アメリー、そんなに言うならあすこに行ってみろ、死ぬぞマジで。」
 パツキン君、しょっぱなに撃退されて以来後ろに居座るアメリー君が面白くありません。
「だからってなあ、何でお前ここでだらだらしてんだYO!」
「痛いのやだもん。」
 クーロイ君、即答です。アメリー君も言い返せません。

431 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 11:59 ID:Z0F/IeEK
 しかしこのままでは埒が明かないのは当たり前の話。次の日にゴシック基地の手近に
あったサレルノの間にパツキン君を送り込み、この頃エリザベスちゃんの所に逃げ込んで
居候していたフランソワーズちゃんを従兄弟達共々強引に連れ込んで、数で何とかしようと
します。
 しかし所詮は数合わせ。パツキン君はまるでやる気がないため、サレルノの間の辺りで
モタモタしているうちに、ゲルマッハ君にあっという間にバリケードを作られ、やる気が
ないのを見抜かれたのか、そのまま放置されました。
 アメリー君、結局味方をあちこちに分散させてしまい、戦力の逐次投入と兵力の分散
という戦場で一番やってはいけない事をしてしまいました。もちろん小学校低学年には
分からないことですがね。
 後に残された手段といえば…
「…全員突撃!俺に続け!ファイヤーーーーー!!!」
 まあそんなもんですな。ありったけの花火を使い、動ける子分総動員でモンテ・カッシーノ
の間に突っ込みます。無茶苦茶に花火を使ったのでモンテ・カッシーノの間の調度品は木っ端
微塵、部屋は焦げ跡や泥まみれ。
 ゲルマッハ君たちも果敢に応戦します。しかし数に物を言わせて押し捲られては流石に
ゲルマッハ君も持て余し気味。
「うーん。そろそろかな?」
 バリケードは所々で破られはじめ、石やら花火やらが段々ゲルマッハ君の周りに飛び込む
ようになりました。
「マカロニーノ、アーリア、そろそろだな…」
 アーリアちゃんはその言葉に応じて、エリザベスちゃんに嫌がらせをしつつ下がります。
しかしマカロニーノ君は何を思ったかいそいそと白旗を揚げる準備を始めました。

432 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 11:59 ID:Z0F/IeEK
 ゲルマッハ君速攻で白旗を分捕り、マカロニーノ君を引き摺って次の基地に後退しました。
「イヤダーーー!ボクは女の子のためにケンカするんだーーー!!」
「アーリアも女の子だ。」
「あんな男女いや…」
ばきっ!
 という乾いた音と共にマカロニーノ君沈黙します。白目をむいたマカロニーノ君の横を
涼しい顔でアーリアちゃんが通り過ぎて行きました。
     *
 いつの間にかげるマッハ君たちの反撃が無くなり、こわごわグスタフ基地に一番乗りを
果たしたアメリー君、もぬけの殻のグスタフ基地に半ばほっとし、半ば逃がした悔しさが
こみ上げます。
「ま、これでとにかくヨハネに会える。」
 誰に言うではなくアメリー君が呟きます。
 そしてローマの間ではヨハネ君と肩を組んで仲良しポーズ。こういう時のアメリー君
の笑顔は天下一品です。そしてその日の夕方にパパから今日までにヨハネに会えと言った
意味がわかりました。パパ達はノルマンディ別荘に出入りをかけて、何とかそこを手に
入れたというニュースが耳に入ったからです。
 連合組の子供達は大喜び。それで自分達がどうというわけではありませんが、子供には
結構嬉しいもんですね、親が頑張るってのは。
 アメリー君も最初は浮かれていましたが、マカロニーノ家は任せとけとか何とか両親に
豪語した記憶が蘇り、少し鬱になります。
 さっきちょっとだけゲルマッハ君たちがいる場所に行ったのですが、案の定そこには
マカロニーノ君の家に来てすっかり見慣れたバリケードの山がまたまた作られています。
『やっぱ、あれ壊さないと先にいけないよなあ…』

433 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 11:59 ID:Z0F/IeEK
 浮かれる子分たちの中で、一人遠い目で考えるアメリー君でした。
 結局大人たちのシマ争いは、アメリー君たちの番長決定戦よりも早く片付いてしまい、
家のケンカが終わればとゲルマッハ君もあっさり負けを認めてしまったので、アメリー君
も手打ちにしてしまいました。
「アメリー、よく戦った。僕も楽しかったよ。」
 降参してバリケードから出てきたゲルマッハ君、握手のための手を差し出しながら
にっこり笑っています。
『なんで負けたって言ってるのにこいつこんなに偉そうなんだYO!』
 一瞬キレそうになりましたが、今ここでまたぞろゲルマッハ君が怒ってバリケードの
向こうに行ってしまうと、またあのうんざりする花火合戦が待っています。
『それは、もう、いや。』
 笑顔でゲルマッハ君と固く握手を交わしながら、アメリー君一人考えていました。 
 そこに満面の笑みでマカロニーノ君が空気を読まずに割り込んできます。
「アメリー!助かったよー!聞いてくれよ、ゲルマッハったらひどいんだよ!争い事が
嫌いなボクを無理矢理ウワナニスルヤメ…モガモガモガ。」
「で、ゲルマッハ、このバカどうすんだ?」
「お前にやる。」
「……いらねえよ……」

おしまい

434 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 12:01 ID:Z0F/IeEK
解説・前線・遅延撤退
※ 今回は終戦期のイタリア戦線のお話を。ムッソリーニ政権への求心力の低さと地域間
対立、そして天性のラテン気質からとんでもないヘタレぶりを発揮したイタリア軍と、
そのイタリアで満足な装備もなしに終戦まで進撃を停滞させたドイツ軍の戦いぶりを
何とか話にしてみました。
※ 第二次大戦のイタリア戦線で最激戦の地となったカッシーノ攻防戦。守るドイツ
に良い様にあしらわれ、再三攻め寄せても全て撃退され、米英軍は『我々が攻撃出来ない
寺院に哨所をナチの野郎どもが作っている』という事で寺院を砲爆撃で粉砕しますが、ド
イツは『あんな目立つところに哨所つくるわけねえだろ』と後々言ったとか…。おまけに
自軍の略奪を防止するために衛兵を配置していたそうな。寺院は戦後再建されたが、寺院
や街にあった歴史遺産は当然粉々。さて、一番悪いのはだあれ?
※ 米英連合軍の質の低い兵員に助けられ、物量作戦に圧されまくりながら、対する
ドイツ軍は何重にも防禦線を構築して進撃を遅滞させたようです。その進撃速度は平均
一日1キロ。イタリアは南北に1200キロありますから、そのままいくと占領には3年半は
かかる計算に…敗戦が決定的になったこの時期にそういう戦い方が出来るのだから大した
ものです。
※ ところで第二次大戦は敵味方に関わらず誤爆や誤撃が多発した戦争でもありました。
督戦隊持っていたアカはともかく、錬度の低い兵員を大量動員した米英なんかが特にひどか
ったとか(日本もどうかわかりませんが…)。ロンドン上空は味方でも飛べない、間違って
自軍のポイントに攻撃依頼、市街戦で鉢合わせた味方同士が銃撃戦……笑えねえ。

435 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 12:01 ID:Z0F/IeEK
※ソース一覧
↓Neu  Focken Wolf
http://www9.ocn.ne.jp/~umefwulf/
 ↓その中の イタリア戦線
 ttp://www9.ocn.ne.jp/~umefwulf/itaria.htm
とにかく日本語の資料が少ない……

↓根性ある人どうぞ THE ITALIAN CAMPAIGN OF WORLD WAR 2 / September 1943 - May 1945
ttp://members.aol.com/ItalyWW2/History.htm#Main%20Menu
 ↓グスタフラインの地図。
 ttp://members.aol.com/ItalyMap/MapGustav.jpg
参考:軍団…師団の親玉の編制単位。an army corps.
   師団…連隊あるいは旅団の上に位置して司令部をもつ。a division.
   旅団…連隊の上、師団の下の規模。a brigade.
   連隊…大隊の親玉。独立して一方面の戦争遂行能力を有する。a regiment.
   大隊…いくつかの中隊のかたまりの部隊。a battalion.

436 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/13 12:40 ID:Z0F/IeEK
しまった…

連合軍が牽制上陸したのはサレルノではなくアンツィオだった。

しゃ(tbs

437 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 23:16 ID:pOtVU5W5
                  「食わせろ」
 今日アメリー君、パツキン君、クーロイ君のアメリー家三羽烏は
ファミレスで夕食をとることにしました。バイキングで美味しい店が
あると聞いたのです。
「で、ここかよ」
 そこはありふれたごく普通のレストランでした。三人はそのまま
中に入りました。
「バイキングで」
 そして三人は席に着きました。
「で、何食べるんだ?」
 クーロイ君が二人に聞きました。
「ローストビーフがいんじゃね?ここ牛肉が有名だし」
 パツキン君が言いました。
「あ、いいな。よし、それでいこう」
 アメリー君の言葉が決め手となりました。三人は早速ローストビーフ
をバンバン注文します。
「美味いな」
「ああ」
 三人はローストビーフの山を頬張りながら舌鼓を打っています。

438 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 23:17 ID:pOtVU5W5
 さて、どれ位食べたでしょうか。またまたおかわりをしようとした
その時です。
「オーダーストップ」
 ウェイトレスのお姉さんからストップがかかりました。
「おい、そりゃどういうことだよ」
 三人はそれに対し怒頭天です。
「もうお肉がないんですよ」
「っておい、それじゃあバイキングの意味がないじゃねえか!」
 まずアメリー君が言います。
「そうだそうだ、食べ放題じゃないバイキングなんてあるか!」
「俺らそんなの聞いたこともないぜ!」
 クーロイ君とパツキン君のそれに続きます。
「けれどそういう決まりですので・・・・・・」
「ふざけるな、金返せ!」
「そう言われましても・・・・・・」
「何ィ、じゃあ待っていろ!」
 アメリー君は携帯である人を呼びました。

439 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 23:18 ID:pOtVU5W5
「どうも」
 暫くして眼鏡をかけたスーツの人がやって来ました。
「わたくしこういう者です」
 サッと名刺を差し出します。何とアメリー家の顧問弁護士です。
アメリー家の切り札とも言える存在です。
「では裁判所に行きましょうか」
「そんな・・・・・・」
 あわや訴訟に裁判、大損というところで店長が出て来て話は
収まりました。アメリー君達はローストビーフをたらふく食べ
そのうえ金も払わなくてすみました。彼等にとってはいいこと
ずくめのお話でした。
 しかしこのお話後日談がありました。このお店はアメリー君
の家から牛肉を仕入れていたのですが彼の家の肉のトラブルで
牛肉の仕入れが減っていたのです。そしてそこにアメリー君達
が来て食い尽くしてしまったのです。後で出したお肉は緊急輸入
でした。
「結局おめーーんとこが悪いんじゃねーーか」
 皆醒めた目でアメリー君達を見ていました。

440 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/13 23:18 ID:pOtVU5W5
 今回のソース。アメリカならではのお話ですね。ローストビーフ
の食べ過ぎでお店を追い出されてもめるとは。
ttp://www.sankei.co.jp/news/040424/kok061.htm
 あと弁護士はアメリカの訴訟社会を皮肉ってみました。遂に
こんな法案まで。これでもネタになるぞ、おい。
ttp://blog.livedoor.jp/ice2002/archives/221634.html

441 : :04/05/15 17:37 ID:orVk4tEi

         フーッ!!
                   ,/
       ,,     ∧_∧ '´⌒ヽ
  〜[保守>   c<`Д´#c ,,,(,,_ノ


442 :マンセー名無しさん:04/05/15 22:46 ID:XzNXQRwt
↑cute!

443 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 02:58 ID:kUPtiDPx
                 「傾いた家」
 カンコ家へ向かう一行。その前を黒猫が横切り鳥が糞を落としカラスの
鳴き声がギャアギャアと聞こえてきます。
「なんて不吉な出迎えだ・・・・・・」
 行くのは五年地球組一行。皆とても嫌そうです。
「カンコの家って建て直しこれで何回目だ?」
 まずアメリー君が言いました。
「数えてられないアルな」
 チューゴ君の声は不機嫌そのものです。
「ヒック、折角家で一杯やろうとしてたのによ」
「わたくしも。お茶会の約束がありましたのに」
「エリザベスもですの!?わたくしもですわ」
 皆不機嫌そのものです。学校から帰ったらいきなりカンコ君に呼び出された
のです。
「ねえニホンちゃん、バカンコの家ってこの前の親父さんが社長辞めるとか
いう騒ぎで潰れたんじゃないの!?」
 タイワンちゃんが尋ねます。
「トンチャモンに直してもらったらしいよ」
「あの変なネコ型ロボットね。それで家族で選挙やってまた潰れたと」
「うん。蝋燭床に落としてまた燃えちゃったの」
「それはギャグでやっているのか?」
 聞いていて呆れたアーリアちゃんの言葉です。
「ううん、本気」
「・・・・・・そうか」
 そうこう言っている間に家に着きました。

444 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 02:59 ID:kUPtiDPx
「・・・・・・・・・」
 家を一目見た皆は絶句します。何と最初から斜め上に傾いて
いるのです。
「・・・・・・超現実主義か?」
 それを見たゲルマッハ君が一言。
「違うようですわね」
 フランソワーズちゃんも目が点になっています。そこへカンコ君
がやって来ます。
「皆よく来てくれたニダ」
 彼は新しい家にすっかり上機嫌です。
「・・・・・・なあカンコ」
 皆を代表してアメリー君が声をかけます。
「何ニダ?」
「この家を見て何か不思議に思うところはないか?」
「?何処がニダ?」
 彼は別に何処もおかしいとは思ってないようです。
「・・・・・・だったらいいんだけれどな」
「中に入るアルか」
 チューゴ君の言葉に従い皆中に入ります。中もやはり傾いています。
「おい、今ミシッ、て嫌な音が鳴ったぞ」
「ロシアノビッチ君の身体が大きいだけニダ」
「やけに薄い壁ですわね」
「エリザベスの家は煉瓦ニダ。比べられたら困るニダ」
 こんな感じで一行は家の中を進んでいきます。

445 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 03:00 ID:kUPtiDPx
 さて一行は応接間にやって来ました。
「さあ、皆座るニダ」
 ボヨヨン
 部屋に足を踏み入れた最初の感触です。
「・・・・・・この床腐ってんの!?」
「タイワン、何を言うニダ!」
「クッションを入れているのですわね」
「ニダッハッハッハ、フランソワーズは無知ニダな」
「じゃあ何なのだ、早く言え」 
 アーリアちゃんが突っ込みを入れます。
「ウリナラの床ニダ。普通に作ったものニダ。けれど最新鋭ニダ」
「最新鋭はこういった時に使う言葉じゃねえぞ」
「大体土の床がこれだということは粘土アルか?」
 アメリー君とチューゴ君の突っ込みはいつものケンチャナヨスルーです。
かくして家の何度目かの新築祝いがはじまりました。
「さあ皆どんどん食うニダ」
「また焼肉か」
「他には考えられないのか」
 ゲルマッハ君とアーリアちゃんが毎度毎度の焼肉を見て言います。
「他に何があるニダ?」
「いや、だったらいいんだ、気にしないでくれ。食べるから」
 何とも思わないカンコ君をスルーします。やがていつものメッコールや
キムチシェーキが出て来ました。
「まずい・・・・・・」

446 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 03:00 ID:kUPtiDPx
「それにしてもいい家ね」
「ふん、ニホンにもようやくウリナラ建築の素晴らしさがわかった
ニダな」
「お世辞に気付かないのね、この馬鹿は」
「タイワンちゃん、言い過ぎよ」
「そうよ、馬鹿に馬鹿なんて言っちゃあ」
 ベトナちゃんとインドネシアちゃんが窘めません。かくしてカンコ君
は有頂天なままです。特に大嫌い(表向き)なニホンちゃんに褒められた
のが嬉しくてたまらないようです。
「今度の家は丈夫なんだろうな」
「火で燃えたりしないアルな」
「ニダッハッハッハ、アメリー君もチューゴ君も心配性ニダな」
 カンコ君は二人の言葉を笑い飛ばします。
「今にもぶっ壊れそうな家だろうが」
 ロシアノビッチ君の言葉も耳に入りません。
「この家は不滅ニダ、まさに史上最強の要塞ニダ」
「そこいら辺の砂のお城みたいなものかしら」
「泥のお城じゃないの?」
 ベトナちゃんとインドネシアちゃんの正論がきています。しかしやっぱり
カンコ君の耳には全然入っていません。
「地震でも津波でも火事でも壊れることはないニダ、たとえ隕石が来ても!」
「オホホホホホホホホ!」
 そこで誰かの無気味な笑い声が聞こえてきました。


447 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 03:01 ID:kUPtiDPx
「・・・・・・今の笑い声は」
 そう、マエミちゃんがやって来たのです。
「だ、大丈夫ニダ。この家はマエミなぞものとも・・・・・・」
 ドンガラガッシャーーーーーーーーーン
 見事に破壊されてしまいました。
「おい、どういうことだ!」
「完全に潰されたアルぞ!」
 アメリー君とチューゴ君が破壊されたカンコ家から這い出ながら
文句を言います。
「し、知らないニダ!」
「知らなくて家が潰れるか!酔いが醒めちまったじゃねえか!」
「せ、折角持って来た自慢のティーカップが・・・・・・」
「セットしたロールが・・・・・・」
 皆瓦礫の山と化した家から必死に這い出てきます。
「あ、マエミさん」
「ベトナちゃんこんな時もクールね」
 インドネシアちゃんが突っ込みを入れます。

448 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 03:02 ID:kUPtiDPx
「隕石でも壊れないといったのにこれか」
「あのマエミとやらの一撃で完全に破壊されたではないか」
「ゲルマッハ君、アーリアちゃん、そんなこと言ってる場合じゃないよ!」
「ニホンちゃんも!マエミがこっちに猛ダッシュで向かって来てるよ!」
 タイワンちゃんが叫びます。
「ホホホホホホホホホホホホホホッ!」
 迫り来るマエミちゃん、家の破片や木々をことごとく吹き飛ばしながら皆の
ところに向かって来ます。
「逃げろーーーーーーっ!」
 皆必死に逃走します。そのすぐ後ろに何もかもを吹き飛ばしながら迫る彼女が。
「バカンコ、あんた責任とんなさい!」
「無理ニダ!」
「とにかくこの騒ぎが終わったら覚えてろよ!」
「お仕置きのフルコースだ!」
「アイゴーーーーーーーッ!」
 かくしてマエミちゃんの前に皆と一緒に散々蹂躙された後皆からお決まりの袋を受けた
カンコ君でした。

449 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 03:03 ID:kUPtiDPx
 今回のソース。ソウル広場の市庁の演出。傾いてますがな。
ttp://japanese.joins.com/html/2004/0502/20040502185648800.html
 韓国の台風被害。
ttp://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003sep/14/CN2003091401000016J1Z10.html
ドタバタオールスター。最初は隕石でも落としてみようかと考えていました。
けれどマエミちゃんの話を使ってみました。

450 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/16 03:06 ID:kUPtiDPx
 ところで高健首相が辞任するようですがコユンちゃんはどうなるのでしょう?好きな
キャラなんですが。このまま消えるのでしょうか。

451 :転生の翻訳家 ◆XZXZLuCGzk :04/05/16 11:43 ID:7mvjzsYN
>>450
えっと、はい、退場させるつもりですの
そのつもりで書いてますので、ご期待くださいですの

452 :目次193:04/05/16 15:30 ID:bpCMAFl4
第1852話〜第1857話
>>387-388

第1858話「一本、勝負あり」
>>390-393 ( >>394 解説)
第1859話「鯉のぼり」
>>403-405
第1860話「『路上のルール』PART-1」
>>409-412
第1861話「怨ミ晴ラサデオクベキカ」
>>413-417 ( >>418 解説)
第1862話「『路上のルール』PART-2」
>>421-425

453 :目次193:04/05/16 15:30 ID:bpCMAFl4
第1863話「長い友達」
>>426-428 ( >>429 解説)
第1864話「『路上のルール』PART-3」
>>430-433 ( >>434-436 解説)
第1865話「食わせろ」
>>437-439 ( >>440 解説)
第1866話「傾いた家」
>>443-448 ( >>449 解説)

454 :マンセー名無しさん:04/05/17 00:46 ID:39g6RRhr
目次様、乙です。


455 :ab-pro:04/05/17 14:10 ID:Czh4kv6q
  今回のお話は、時を多少遡ります。

 「また、こうして君とお茶を一緒に楽しめるなんて思っていなかったよ」
 ちょっと古びれてはいますが、きっちりとした仕立ての背広姿の青年が、
華美なところはないものの十分に気品を備えたお嬢さんに切り出します。
 「ほんと。昔は良く一緒に遊び回っていたものだけどね。あの鉄のカーテ
ンが出来た時は、これでもうあなたには会えないのだと思ったものよ。
 それが思い切ったことをしたものね、ガリー」
 本当に懐かしそうに子供の頃の愛称で呼ばれた青年・ハンガリー家の若
旦那は満面の笑みを浮かべて、
 「・・それはもちろん、ただひとえに君に会いたいが為さ、ハプスブル
グ!」
 お互い親戚同士しで家も隣だった二人は、幼い頃はよく遊んでいたので
すが、二回目の地球町大喧嘩とその後のゴタゴタで、ユーロ町を二分する
ように出来た鉄のカーテンのせいで今まで離ればなれになっていたのです。
 「そして私の家のウイーンの間で二人一緒にお茶を楽しんでいるなんて!
 よく鉄のカーテンをこじ開けたものだわ!」
 「なに、我が家の従業員のためでもあるしね。・・正直、ガタガタにな
った我が家の家計を建て直すためにも、ゴルビーさんの解放路線
は活用しなくちゃね」

456 :ab-pro:04/05/17 14:11 ID:Czh4kv6q
 そうなのです。ユーロ町の東半分を取り仕切るロシアノ家の家業を任さ
れているゴルビーおじさんが、一説では怪しくなり始めていると言う営業状
況を改善するために業務改善に邁進しているのです。
 その隙をついて、ハプスブルグ嬢に会いたい一心(なのかどうかは分から
ないが)のガリー青年が、自分の家の前の鉄のカーテンの警備システムを取
り外して、自分の家の従業員がカーテンの向こう側に行くことを許可してし
まったのです。
 「・・・まあ、内心ビクビクしてたのは認めるけど。でもまさかゴルビー
さんから激励を受けるとは思っていなかったよ。それに今度アメリー君が家
に遊びに来ることも決まったしね。世の中動いているんだ・・・」
 「・・本当ね。これからもっともっと世の中いい方に進んでくれると良い
わね」
 そうして、朗らかな午後のティータイムを楽しむ二人。しかし、この二人
の再会は、別の所で歴史を動かす大きな影響を与えていたのです。 


457 :ab-pro:04/05/17 14:12 ID:Czh4kv6q
 「アーリア。仕事だ」
 全く感情を表さない男は、自分の最良の教え子に命令書を手渡します。
 「・・お前もテレビで見ただろうが、ハンガリーの家が鉄のカーテンを開
放したのを見た我が家の従業員共の中に、ハンガリー家を経由して西に脱出
を計画している者が多くいるという」
 その言葉に、アーリアと呼ばれた少女は何の反応も示さず、ただ静かにそ
の場に立っているだけです。
 「ハンガリー家に確認したところ、あくまで鉄のカーテンを越えられるの
はビザを持ったハンガリー家の従業員だけで、我々の許可を受けていない我
が家の従業員がこれを行った場合、それは違法行為であると言うことだ。
 不埒な我が家の従業員の始末を他の家に押しつけるのは申し訳ない。
 アーリア。手段は問わない。ハンガリー家で不法行為を企む我が家の従業
員を連れ戻すのだ」
 非情な命令を当たり前のよう命じる男に、しかし少女は何の迷いもなく敬
礼で答えました。
 「ダー、シュタージ長官」
 このような光景は、今までに幾度と無く繰り返されてきたのです・・・

458 :ab-pro:04/05/17 14:13 ID:Czh4kv6q
 「うん、観光客が大勢いらっしゃってくれるのは嬉しいけど、・・・何だ
か変だな?」
 アメリー君の来訪やら、大忙しのハンガリー家で大黒帳を付けていたガリ
ー青年は、大黒帳を見て首を傾げました。
 そんなガリー青年に、隣で仕事を手伝っていた秘書が、難しげな表情で事
情を説明し始めます。
 「それがですね、若旦那。今年は異様に東ドイツ家から避暑に訪れる観光
客の方が多いのですが・・・」
 「ああ。毎年あの家からはバカンスに多くの人が我が家に来ていただいて
いるけど、この数は例年の比ではないね」
 「・・・それが、彼らの行き先はどうも、警備システムを外したオースト
リア家との出入り口のようです。最近、警備員が出入り口周辺をうろつく東
ドイツ家からの観光客を追い返したという報告が上がってきていす。
 ・・・彼らは間違いなく西側への脱出を企図しています」
 「それは不味いな・・・。あくまで我が家の人間の往来は許可したけど、
余所の家の人間までは。今の東ドイツの状況では・・・。まだあそこはシュ
タージおじさんが頑張っているんだったっけ?」
 「・・はい。向こうからも東ドイツ家の住民を西側へ出さないように要請
が来ています」
 「・・・・」
 あまりの事態の推移に頭を抱えるガリー青年。その瞳にはね大黒帳に書き
込まれた、膨大な数に上る東ドイツ家からの観光客の総数が示されています。
その数は日に日に増しているのでした。

459 :ab-pro:04/05/17 14:14 ID:Czh4kv6q
 その頃。
 
 生まれて初めて鉄のカーテンの東側に遊びに来ていたアメリー君。一通り
観光も済み案内された寝室で、家からお付きの執事にハンガリー家の印象を
尋ねられました。
 「うーん。建物とかは見応えがあるね。うちにはない歴史的なものばかり
だね・・」
 と、ここまで素直に感心していたアメリー坊やですが、ここから少し口元
を歪めて
 「あとはそこに住むハンガリー家の人々もそれに合わせてるのかな?
 ファッションも、店に並んでいる商品も、テレビ番組も、みんなノスタル
ジーを呼び起こすものばかりみたいだし。
 まあ、僕としてはハンバーガーやTVゲームが無いことを除けば、たまに
観光に来るのにはいい場所かもね!」
 「結構です、坊ちゃん。もう少し物言いをビブラートに包んでもらえれば、
更に結構ですが」
 「分かっているよ。ダディーの言いつけは守るさ!」
 「はい、坊ちゃん。改革の進む東を観光して、間接的にゴルビーさんを支
援する。我が家のためにも、ゴルビーさん改革は成功して貰わなければなり
ません。そのためにはお父上もゴルビーさんに支援は惜しまないでしょうか
ら」


460 :ab-pro:04/05/17 14:15 ID:Czh4kv6q
 そして

 「うむ、やはりこの線しかないな」
 とうのゴルビーおじさんは、秘書から渡されたレポートを見てうなずきま
す。レポートの題名は「東西ドイツの統合シナリオ」。
 そこに書かれた可能性は三つ。
 1 東ドイツによる西ドイツの併合。・・・これはあり得ない
 2 西ドイツによる東ドイツの吸収併合。 ・・・これはなんとしても避
 けなければならない。
 3 東ドイツと西ドイツが、我が家とアメリー家の影響下から離れて、そ
 れぞれ対等の立場で合併。 ・・・これがベストである
 既にこの時、ゴルビーさんの頭の中では、将来の東西ドイツ家の統合は不
可避であると結論づけられていたのです。
 「・・崩壊し掛かった我々の家業を再建するには改革しか道はない。
 しかし、急激すぎる変化も困る。改革は進めるが、我々ユーロ町の東ブロ
ックは現在の秩序を失うわけにはいかない。
 ・・・・しかし、東ドイツ家の番頭共の頭の固さと来たら!
 壁のこちら側での最優等生であることは認めるが、だからといって改革の
必要性を全く認めていないとは」
 問題山積のゴルビーさんは、頭を抱えるしかないのでした。


461 :ab-pro:04/05/17 14:16 ID:Czh4kv6q
 「どうしたものかな、ハプスブルグ?」
 もはや日課となったウィーンの間でのお茶会で、困り果てたガリー青年は
ハプスブルグ嬢に助けを求めました。
 日に日に増える東ドイツ家からの観光客。未だにシュタージさんが頑張る
東ドイツ家の従業員は、同じユーロ町東ブロックの他の家にバカンスに出る
ときでさえ、シュタージさんに許可を貰って決められた日数までに帰らなけ
ればならないのですが、今年に限って彼らは帰りの日付が迫っても一向に帰
る気配がないのです。
 「あら、ガリーたら。毒食わば皿まで、という諺を知らないの?」
 「ハプスブルグは昔と変わらず勝ち気だな」
 「それを言うなら、実際に壁のこちら側に来ている貴方の方がスゴイと思
うけど。・・それとも、壁を再び閉じてしまう?」
 「ああぁー、もう!そんなこと出来るわけないじゃないか!!
 しかし、ゴルビーさんの改革は東ブロックの家業を再建するためであって、
崩壊させるためにやっている訳ではない。そしてアメリー君の家も改革を進
めるゴルビーさんを支援している・・・」
 「でも、このままなら貴方の家に来ている東ドイツ家の人々は行く当てを
失ってしまう」
 そこまで言ってハプスブルグは、手にしていたティーカップを置くと、ガ
リー青年にあらためて向き直ります。

462 :ab-pro:04/05/17 14:17 ID:Czh4kv6q
 「聞いて、ガリー。
 私と貴方の家がまだ一つだった頃。私たちの家は、このユーロ町を支配し
ていた。その功罪はどうあれ、そのころにはユーロ町には東も西もなかった
のよ。
 今でこそ私たちの家は衰えてしまったけど、そのころの気概まで失うわけ
にはいかない。私たちにも再び豊かで平和な一つのユーロ町を作るために出
来ることがあるはずだわ!
 東ドイツ家の人々が欲しがっているのは自由なのよ!」
 そんな、神々しさまで感じられるハプスブルグ嬢に、ガリー青年は改めて
魅入られてしまいました。
 「分かった。家運は衰えても、志ざしはいくらでも高くもてるものだし。
それならとことんやってみるさ!
 さあ、どんなアイディアが出せるか、二人で知恵を絞ろうじゃないか!」
 こうして二人のお茶会は、革命を予感させる密議の場になっていったので
す。

463 :ab-pro:04/05/17 14:18 ID:Czh4kv6q
 「・・よし。今日はここで解放しよう。しかし、間違っても亡命などと言
うことを考えないことだな。・・我々は現にここにいるのだから!」
 ハンガリー家にあるシュタージの秘密のアジトで、数時間に渡って拘束し
ていた東ドイツ家からの旅行者を、アーリアの部下が脅しつけて返します。
 本当は即強制送還したいところですが、まだ自分たちが出した外出許可の
範囲内であるためそれも出来ません。
 「・・奴ら間違いなく逃亡を企てているでしょう。
 幸いハンガリー家が、家の境界を我が家の人間に対しては閉ざしているの
で実際に逃亡は出来ないでしょうが、これはゆゆしき事態です」
 部下の言葉に黙って頷くアーリア。正直、アーリアに与えられた部下では
どうする事も出来ないほど多くの東ドイツ家の従業員がハンガリー家に流れ
込んできているのです。
 同じ壁の東側へのバカンスと言う名目がある以上、東ドイツ家からハンガ
リー家への旅行を規制する事も出来無いのです。
 どうすることも出来ない焦燥を抱くアーリアの元に、別の部下が更に悪い
知らせを持ってきました!
 「これを見てください!今日になって我が家の従業員が集まりそうな場所
に、このビラが大量に貼られています!!」

464 :ab-pro:04/05/17 14:19 ID:Czh4kv6q
 アーリアに差し出されたビラには、次のような”ドイツ語”が書かれてい
ました。

 ヨーロッパ・ピクニック
 世界は平和な時代へと向かっています。
 これからの私たちの町の未来について、東西の家の分け隔てなく自由に語
り合ため、家の境を解放してピクニックを開催します。
 ピクニック当日、ハンガリー家とオーストリア家はピクニック参加者の往
来を自由にします。
 このヨーロッパ・ピクニックで、私たちの町の未来について大いに語り合
いましょう!

 「なんと言うことだ!すぐに叔父上に報告する!」
 家の境の解放。ドイツ語のビラ。
 このビラに記されたあからさまな意図をすぐに理解したアーリアは、慌て
てシュタージ叔父さんと連絡を取るために電話に飛びついたのです。

465 :ab-pro:04/05/17 14:19 ID:Czh4kv6q
 その頃。
 ビラをまき終えたガリー青年は、人目を避けて自分の家を出ました。行き
先は西ドイツ家です。
 「ようこそいらっしゃいました。あいにく父が不在ですので、僕がお話を
お伺いします」
 まだまだ幼いゲルマッハ君ですが、これから行われるであろう重要な話を
予感してか、居住まいを正してガリー青年を出迎えました。
 地球町でも五本の指に数えられる程になった富豪の西ドイツ家の豪華な応
接間で、しかし、多少くたびれた背広姿のガリー青年は、威厳を持って本題
を切り出しました。
 「既にご承知の通り、我が家に滞在し、こちらへの逃亡を願っている東ド
イツ家の人々を西ドイツ家に引き渡す用意が、我がハンガリー家にはありま
す」
 「ああぁ!」
 予想されていた事とはいえ、思わず感嘆の声を漏らすゲルマッハ君。
 分断された両ドイツ家にとって、その再統一の一歩ともなりえるガリー青
年の申し出は感動的でもありましたし、幼いゲルマッハ君にとっても生き別
れになっている妹と再会できるかもしれないのです。
 しかし、
 「それは素晴らしいお話ですね。
 ・・・ところで、ガリーさんはその見返りに何をお求めですか?」
 ガリー青年の訪問を知ったゲルマッハ君の父親が、電話でこれだけは確認
しろと言われていた事柄です。ハンガリー家の家計の状況は西ドイツ家にも
予想がつきましたし、むしろ代償の要求はご近所付き合いのなかでも当たり
前のことなのです。
 その質問をガリー青年も予想していたのでしょう。一瞬だけ顔をしかめま
したが、それでも次の瞬間には、例の背広の襟元をキザっぽく直しながら、
にこやかに微笑んでこう答えました。
 「私は、私の信念に従って行動しているだけです。何の見返りも求めるつ
もりは無いんですよ」

466 :ab-pro:04/05/17 14:20 ID:Czh4kv6q
 そして、ついにその日。ヨーロッパ・ピクニックの会場。
 時間を前に閉ざされたゲートを挟んでにこやかに談笑するオーストリア家
とハンガリー家の人々に混じって、ゲルマッハ君とハプスブルグ嬢が待ちぼ
うけを食らっていました。
 「まったくガリーったら!
 あれだけ大きなことを言っときながら、もし遅刻したりなんかしたらだだ
ではおかないんだから!」
 「・・・ガリーさんは僕の家を後に、もう一カ所行くところがあると言っ
ていたんですけど・・・」
 そんな二人の前に、ギリギリになってガリー青年が駆け込んできました。
 「いやいや、ゴメンゴメン。真打ちは最後に登場と言うことで・・・」
 「遅い!今までどこほっつき歩いていたのよ!
 この忙しいときにピクニックの準備を全部私に押しつけて!」
 言葉を荒げるハプスブルグ嬢ですが、その表情は怒りと言うより怯えに似
た色が浮かんでいました。
 その顔を一別しただけで、ガリー青年はポンとハプスブルグ嬢の肩をたた
いて、ゲートの方に歩き始めます。
 「大丈夫!遅刻した分のお仕事は済ませてきたんだから!
 さて、ゲルマッハ君。ピクニックの始まりだよ。後は頼んだからね!」
 「はい!家への受け入れ準備は万全です!」
 「・・・ちょっと、ガリー!」
 「問題なし!
 それでは皆さんお待ちかねのヨーロッパ・ピクニックの始まりです!
 今ここに、歴史が動き出すその瞬間を一緒に見守りましょう!」
 ・・・・そして、今までずっと閉じられていたゲートがゆっくりと開き始
めたのです。


467 :ab-pro:04/05/17 14:21 ID:Czh4kv6q
 「アーリア。ざっと見回しただけで五千は下らないでしょう。我々だけで
はどうすることもできません」
 ヨーロッパ・ピクニック会場のハンガリー側。ゲートを見渡せる路上の車
の中。見回りから戻ってきた部下が報告します。
 ゲートの周りで和やかにイベントの開会を待つオーストリア、ハンガリー
家の人々とは別に、ゲートの近くの森には大勢の東ドイツ家の人々が、その
時を固唾をのんで待ちかまえていたのです。
 「わかった。長官に連絡を取る」
 そういうと、アーリアは車載無線機を手に取りました。
 「シュタージ長官。申し訳ありません。現状は最悪の方向に向かいつつあ
ります。強硬手段にでますか?」
 「アーリアか。状況は了解している。撤退しろ」
 「撤退? よろしいのですか?」
 「ああ、こちらでも状況が悪化したのだ。
 ガリーの裏切り者がさっきまで我が家に来ておったのだ。あの恥さらしめ
は今後あらゆる家の人間の出入りに制限を加えないと宣言しおった。今ハン
ガリー家にいるいる我が家の人間はどこに行こうと自由だということだ!
 この裏切り行為にはいずれ代償を支払わせてやるが、今は一度仕切り直す。
すぐに帰還せよ」
 「・・・了解しました」
 部下に撤退を指示しつつ、アーリアは車から降りました。
 その時、ヨーロッパ・ピクニックの開会を告げるアナウンスがあたりに響
き渡りました。
 その直後にアーリアの瞳に飛び込んできたのは、開かれたゲートに向かっ
て駆けだした数千の彼女の同胞たちの姿でした。

468 :ab-pro:04/05/17 14:22 ID:Czh4kv6q
 開かれた鉄のカーテン。今までゲートの近くで身を隠していた東ドイツ家
の従業員は、一斉にゲートに向かって駆けだしています。
 そんな彼らに道を譲りながら、オーストリア・ハンガーリーの人々が拍手
で彼らの門出を祝福しています。
 「とうとうやったのね、私たち」
 「そうだね。苦労した甲斐があったよね」
 「これからどうなるのかしら?」
 「それは・・・、神のみぞ知る、てところかな。でも・・・・・」
 まさに歴史が動いたその瞬間を、ハプスブルグ嬢と万感の思いで眺めて
いたガリー青年は、もう一人の連れの様子に気づいて言葉を句切りました。
 ゲルマッハ君は次々とゲートを通り抜ける彼の同胞ではなく、この騒乱か
ら少し離れたところに佇む、彼と年格好の変わらない少女に視線が釘付けに
なっていたのです。
 次の瞬間、駆け出そうとしたゲルマッハ君をガリー青年が押しとどめます。
 「すまない。今はここまでで許してくれ」
 今にも涙があふれ出しそうなゲルマッハ君に見返されて、ガリー青年は先
ほど言いそびれた台詞の続きを口にしました。
 「でも・・・・・、もうこの流れは誰にも止められない。
 だからもう少しだけ待っていてほしい。君ら兄妹が逢える日が来るように
これからも頑張る。約束するから」
 「・・・はい」
 ついに涙を溢れさせたながらも、ゆっくりとガリー青年に頷くゲルマッハ
君。
 そんな少年を優しく見つめながら、ハプスブルグ嬢はガリー青年の方によ
りかかり
 「子供との約束を大人は破ってはいけないのよ、ガリー」
 「そうだね、ハプスブルグ。ということで、次は何をしようか?」

 そして数年後。ガリー青年の言葉は現実となったのでした。  END

469 :ab-pro:04/05/17 14:22 ID:Czh4kv6q
 長々とすいませんでしたm(_ _)m
題材がヨーロッパ・ピクニックでしたので、題材に負けないように書き始
めたらついつい^^;
 ソースはNHKで以前やった海外ドキュメンタリーです。だいたい忠実に
再現したつもりですが、齟齬も結構ありますね^^;

470 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/17 18:33 ID:/k1WKnlO
>>469
いやいや、なかなか感動的なお話でした。

で、続きはあるニダね?ベルリンの壁という大ネタがあるハセヨ(ニダリ

感想はスレ違いなのでこの辺で。GJ!!

471 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/18 00:00 ID:6mJzQME1
               「カンコ君の本音」
 今日は皆にアンケートです。クラスで好きな人を三人挙げなさい、
というものです。
「とりあえずフランソワーズは省きまして、と」
「エリザベスは当然入りませんわね」
「う〜〜〜〜ん、女の子は皆可愛いからなあ。僕にとってはとても
難しい質問だなあ」
 皆悩んでいます。その中でもニホンちゃんは特に悩んでいます。
「誰かを書いたら誰かを書けなくなるし・・・・・・参ったなあ」
 人気者で八方美人の彼女はこうしたアンケートになると凄く
困ります。タイワンちゃんは自分の名前が書かれているかとても
不安そうです。
 中には全く悩んでいない人もいます。
「ニダッハッハッハ、ウリはこれで決まりニダ!」
 カンコ君のところにはアメリー君とチューゴ君の名前があります。
「アメリー君とチューゴ君がクラスで特に力があるニダ、だからウリは
二人が一番好きニダ!」
「ああ、いつもの事大主義ね、はいはい」
 皆はスルーしています。書かれた当の二人もです。
「ちょっとバカンコ」
 そこでタイワンちゃんが突っ込みを入れます。

472 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/18 00:01 ID:6mJzQME1
「あんた二人しか書いていないじゃないの。三人目は?」
「ニダッ!?」
 見れば本当に二人しか書いていません。
「三人書かなきゃ駄目じゃないの」
「フン、そんなのウリには必要ないニダ」
 いつもの理不尽発言がはじまりました。
「嫌いな奴なら一人いるニダ」
 そう言ってニホンちゃんの方を見ます。

 建前ーーー。
「ウリはニホンが大嫌いニダ。本当なら見たくもないニダ」
「御前毎日みたいにニホンちゃん家に呼んでるよな」
「あれは一体どういうことアル?」
 その好きな二人からのいつもの容赦の無い突っ込みです。
「しかしそれではニホンが誰にも相手にされないニダ。だから
ウリは仕方なくニホンの相手をしてやってるニダ」

 本音ーーー。
「フン、ニホンが好きだなんて誰が言うニダか。そんなことを
言ったらウリがアボジやオモニに折檻されるニダ。ウリはニホン
の隣りにいないと気が済まないニダ、しかしそんなことを言ったら
只じゃ済まないニダ、それにウリナラの誇りがチョッパリなんて
許さないニダ。ウリの本心はウリの心の中だけに留めておくニダ」
「皆もう知ってるよ」
「今更言ってもどうということはないアルぞ」

473 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/18 00:02 ID:6mJzQME1
「・・・・・・というわけニダ」
 カンコ君は自分がニホンちゃんを何故嫌いか皆に言い終えて
とても満足しています。
「・・・・・・御前今本音の方言ったぞ」
「気色悪い妄想アル」 
 アメリー君とチューゴ君が突っ込みを入れます。皆そのあまりにも
痛い妄想に目が点になっています。
「こ、これは嘘ニダ、ウリはニホンが嫌いニダ、大嫌いニダ、そもそも
なじぇウリナラがチョッパリなんかに・・・・・・ニホンも何とか言うニダ!」
「ニホンちゃん今教室にいないわよ。さっき職員室にアンケート出しに
行ったから。今日ニホンちゃん日直でしょ」
 タイワンちゃんが醒めた目でカンコ君を見ながら言います。
「よかったなあ、本人いなくて」
「もっともニホンちゃんは御前の気持ちは全く気付いていないアルぞ」
 二人の容赦の無い突込みが再び炸裂しました。
「ウ、ウリはニホンなんかに興味は全然ないニダ、皆何を言ってるニダ、
ウリをからかうのもいい加減にするニダ、そもそもウリは・・・・・・」
「あれっ、カンコ君アンケートまだ出してなかったの!?」
 ここでニホンちゃんが戻って来ました。
「しょうがないなあ。出して来るから。はい、アンケート頂戴」
「ニ、ニダダダダダダダダダダダ・・・・・・」
 カンコ君真っ赤な顔からさらに蒸気まで撒き散らし部屋中をその体温で
熱しはじめます。教室は忽ちサウナになりました。
「チョ、チョッパリの世話になんかならないニダ、ウリが自分で出しに
行くニダ!」
 そう言って教室から走り去っていきました。
「・・・・・・どうしたんだろ、変なカンコ君」
 その後ろ姿を見ながらキョトン、とするニホンちゃんでした。
「何で気付かないかなあ」 
 そんな彼女に対する皆の意見でした。

474 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/18 00:03 ID:6mJzQME1
 今回のソース。意図的に日本を無視してもまるわかりだっつーの。
ttp://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2004041996658


475 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/18 00:04 ID:6mJzQME1
 コユンちゃん退場ですか。残念ですね。けれど中の人がいなくなるから仕方ないのかな。

476 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 01:11 ID:p75z8THK
                「それでも欠かせない仲間」
 紫苑ちゃんの行いは一向に収まりません。アラブ組のメンバーと喧嘩を
したりパレス=チナ君と喧嘩をしたり。結局誰が何を言っても聞きません
し止めるつもりもありません。
「アメリーの事情もわかるけれどな」
 アメリー君の家は彼女の家の人達の影響が強いのであまり強くは言えません。
彼自身も本当は言いたいのですが言えないのです。
 こんなクラスの状況は彼女自身もわかっています。そこで考えた彼女は
クラス会で皆に自分のいいところをアピールしようと考えました。
「皆、聞いてくれるかな」
 彼女は壇上に登って皆に尋ねました。
「・・・・・・いいよ」
 皆それに対して醒めた目で答えました。口では言いませんが皆彼女がクラス
で一番のトラブルメーカーだと考えているのです。
「皆私のこと誤解してない!?」
「・・・・・・・・・」
「私は本当は被害者なのよ」
 のっけからこれです。


477 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 01:12 ID:p75z8THK
「私の家はマカロニーノの家に追い出されてからずっと町を彷徨って
いたわ。そして皆に苛められてきた」
「・・・・・・それはそうかも知れないけれど」
「ナッチ会やソ連家にはどれだけやられたか。それでも私達はくじけ
なかったわ」
 全く空気が読めていません。ゲルマッハ君やロシアノビッチ君が
嫌な顔をしているというのに。
「私は今まで必死に努力してきたわ。自分の家を、家族を守る為にね。
皆、そんな私を嫌いになんかならないわよね」
「いい加減にしろ!」
 それを聞いた皆が激昂しました。
「聞いてりゃあ一人だけ不幸だ、頑張った、苦労しただって。そんなの
皆そうなんだよ!」
「そうだそうだ、御前一人が苦労ばかりしてきたように言うな!」
「な・・・・・・!」
 紫苑ちゃんは皆のその言葉に対して絶句します。
「何よ、私が間違ってるとでも言うの!?」
「そんなの自分で考えろ!」
 皆一斉に言いました。
「・・・・・・わかったわよ」
 彼女は目を怒らせたまま言いました。
「こんなクラス出て行ってやるわよ!私のこと認められないなんて
最低ね!」
「勝手に出て行け!一人で好きなことやってろ!」
「じゃあそうさせてもらうわ!」
 彼女はそう言って教室を飛び出して行きました。

478 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 01:13 ID:p75z8THK
「紫苑ちゃん、待って!」
 ニホンちゃんがそんな彼女を呼び止めようとします。かれど皆
そんな彼女を制止しました。
「いいよ、行かなくて」
「けど・・・・・・」
「いや、今は行っちゃいけない」
 皆はニホンちゃんを止めました。
「けれど」
「ニホンちゃん、確かに君の気持ちもわかるよ」
「でしょう、だから」
「だからこそ今はあいつに何も言ってはいけないんだ」
 皆がニホンちゃんに対して言いました。
「少しはあいつも頭を冷やした方がいい。あのままだとあいつに
とっても良くないしな」
「けど・・・・・・」
「わかったね、今はそっとしておくんだ」
「うん・・・・・・」
 こうして紫苑ちゃんは暫く放っておかれることになりました。彼女は
学校に来ませんでした。それから数日。



479 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 01:13 ID:p75z8THK
 ある日の給食の時間。紫苑ちゃんは教室に姿を現わしました。
「・・・・・・・・・」
 無言で自分の机に向かいます。そこには給食がもう用意されて
いました。
「これって・・・・・・」
 紫苑ちゃんは驚いて皆の方に顔を向けました。
「どうした、早く食べろよ」
「そうだ、折角用意したんだからな」
 皆は彼女に対して言いました。
「うん」
 彼女はそれに従い席に着きました。そして食べはじめます。
「早く食べろよ。食べ終わったら皆でドッヂボールするからな」
「御前もいないと面白くないからな」
「うん!」
 紫苑ちゃんは食べ終わると皆と一緒にグラウンドに出ました。
そしてドッヂボールをはじめました。
「今は彼女も頑なだけれど」
 ニホンちゃんはそれを見ながら思いました。
「けれど何時か全部打ち解けていつもこうして遊べるようになるよね。
仲間だから」
 それには多くの困難が待ち構えていることでしょう。けれど人間の
世界というものは不可能だと思われる可能なことの方がずっと多いの
です。始めてみなければ何もわかりません。ニホンちゃんはそう
思いました。

480 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 01:14 ID:p75z8THK
 今回のソース。欧州での反ユダヤ主義ですか。くすぶり
続ける問題だなあ。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000197-kyodo-int
あと下がっていたのであげておきました。

481 :七志野 :04/05/19 06:01 ID:vjByJme0
>>459
ビブラートって♪あ〜の〜の部分なんじゃぁ?


482 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 09:53 ID:XERcUsTc
『セクシャル☆バイオレット なんばわん』

 地球町には各家が秘蔵する逸品が数々あります。何故だか女性用下着にその秘蔵品が
多く、しかも出自が微妙なものが大多数のため、隣の家の淑女やレディが虎視眈々と
我が物にするべく狙っているのが現状です。
 かくいう我等がニホンちゃんも、竹島パンツはカンコ君に晒し者にされ、尖閣パンツ
は女性下着マニアのチュウゴ君や、あろうことかタイワンちゃんにも狙われる始末。
 今日はそんなマニア眉唾もの…ではなく垂涎の一品、南沙パンツのお話です。

 南沙パンツ−−−
 正確にはブラ、ショーツそしてがあたあべるとを併せて呼ぶのですが、ランドセルも
取れないお子様が着用するには少々刺激が強すぎるため、所有者であるベトナちゃんは
大切に箪笥にしまっています。しかしブラはフィリピノ君に盗みに入られ、あまつさえ
チュウゴ君に分捕られてしまいました。
 いつか立派なレディになったときに勝負…ではなくてとっておきのアオザイと共に
素敵な紳士とのロマーンスを夢見ていたベトナちゃん、この件いまだに根に持っています。
 しかしある日……
「マ……ママン、それ……」
「あ、これ?せっかくいいものなのに使わないから借りたわよ。」
 今日は珍しくママンが『みんなでご近所の親睦もかねてチュウゴ君の家の方々と夕食会
でもしましょう。』と提案し、ベトナちゃんとママンが戦闘モードでお着替えしている
最中でした。

483 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 09:54 ID:XERcUsTc
 そう、ママンが着用あそばしている下穿きはマゴウ事無きベトナちゃんの秘蔵品。
子供向きではないのは確かですが、それを親に持ってかれるのは流石に考えもの。ベトナ
ちゃんさっそく抗議…しようとして諦めました。あのママンがここで何か言ったからと
いって聞くわけありません。
 憮然としてお気に入りのよそ行き用のアオザイに袖を通すベトナちゃんに、そっと耳元で
ママンが言います。
「ごめんねベトナ。でもこうでもしないとチュウゴ君たち黙らせられないの。」
「どういう事?」
「あんたが背伸びしても、あいつらにはなめられるだけって事。まあ、ママンに任せな
さいって。」
 そういって不敵な笑みを見せるママン。ベトナちゃんも普段なら頼もしく思う所ですが、
ママンが事有る毎にベトナちゃんの南沙パンツを狙っていたのを身に沁みて知っています。
母親だろうが言葉面で信じきれないところがあるのを隠せません。
 ベトナちゃんは不満そうにじーーーーっとママンを見ますが、どうやら軽く無視された
ようです。
   *
「よ……ようこそ皆さん。今日は良くお越しくださいました…」
 ベトナちゃんたちを招待したチュウゴ君一家。タクミンパパはママンの妖艶な姿に腰が
砕けてしまったようです。
「本当なら私たちがお招きしなければいけませんのに、ごめんなさい…」
 ママンが応じますが、その慇懃で申し訳なさそうな 演 技 は、町内の誰も敵わない
のじゃないかとベトナちゃんは一人ごちていました。勿論表に出しません。
 ママン今日はいつものアオザイ姿ではなく、際どいスリットの入った真紅のチャイナドレス
姿。スリットの切れ込みが深いということはつまりあれです。あれなんです。

484 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 09:54 ID:XERcUsTc
 そんなだから家族一緒に来ているはずなのに、パパやホーチミン君はともかく、ベトナ
ちゃんすらただの引き立て役になってしまいました。
 ようやく煩悩の一撃から立ち直ったタクミンパパは、鼻から一筋赤い線を出したまま凝結
していたチュウゴ君をはたいて我に返させると、全員を奥に導きます。
 しかしタクミンパパもチュウゴ君も後ろを歩くママンの衣擦れの音が気になり、一目その
姿を見たい欲望と、『ここで振り向いたら敗北必至』という男のプライドの間で心が激しく
揺れ動きます。遂に誘惑に負けてチュウゴ君が振り向こうとした瞬間、タクミンパパから東風
アタックを浴びせられて泣く泣く我慢するのでした。そんな父子の姿を、後ろでチュウゴ君の
ママとベトナちゃんが、『働きに出ても逆にギャンブルに染まって借金増やして帰るダメダメ
なアル中の旦那』を眺めるような目で見ていました。
 それから部屋に入っても、父子の葛藤が続きます。
 誇り高き漢の気概が、不二子ちゃんアタックをかましそうになる気持ちを辛うじて押し
止めていましたが、こう目線が行ってしまうと小さな仕草一つ一つがモアセクシィになって
しまうのが悲しいところ。
「パパ…朕は辛いアル。自分が子供であることを今日ほど悲しく思ったことは無いアル。」
「息子よ……父も辛いのには変わりは無いアルぞ…。今ここで自分に負けてしまえば、父とて
無事には済まないアル。横をそっと見るアル。ママが物凄い顔で料理を平らげているアル。」
 言われて見てみれば、チュウゴ君のママは何が面白くないのか(そりゃ面白くないで
しょうな)、普段ではありえない勢いでテーブルの上を片していきます。チラッと一瞬目が
合ったチュウゴ君、始皇帝顔負けの眼力にすぐ目を逸らせました。
 それを知ってか知らずか、ママンがうっかり箸を床に落としてしまいました。
「あらやだ、はしたない。」
 照れ笑いを浮かべながら落とした箸を拾います。なんとなくそれを見ていたタクミンパパと
チュウゴ君、少し横向きになったママンの姿勢から、

485 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 09:54 ID:XERcUsTc
 ちらっ
 と生足が顔を出しました。タクミンパパは紹興酒をあおった姿勢のままぶーっと噴出し、
チュウゴ君はチュウゴ君で持っていた箸と取り皿が綺麗に自由落下しました。
「あら、どうかなさいました?」
 ママン、すかさず追い討ちです。知ってるくせに。
「い、いや何でもないアル。魚の小骨が引っかかって、むせてしまっただけアル。なあ、
チュウゴ。」
「そうアル。お、親子二人で情けないアルな。ははははは…」
「そうでしたか。お気をつけくださいね。」
 にっこり笑うママン。笑顔に父子はメロメロです。
「それにしても今日の 鶏 肉 料理は素晴らしいですわね。さすがチュウゴ家ですわ。」
 さらに微笑みかけるママン。笑顔に父子は真っ青です。
     *
 こうして天国の目の前で父子が地獄を味わう食事会は何とか終わり、ベトナちゃん一家
が玄関前でお礼を言います。
「今日はご招待して頂いて、ありがとうございます。」
「いや何、アジア町の町内会長として当然のことアル。」
 タクミンパパ何とか平静を保ちつつ応対します。因みにベトナちゃんのパパは万事
ママンに任せきりにしているため、なーんもせず、発言すらなしです。
「ああそうだ。」
「何アルか?今日は何でも言うことを聞いてしまい気分アル。」
「そうですか…実はこんなお話しするのに相応しい場所じゃないんでどうかと思うんですが…」
 ママンがタクミンパパに、次いでチュウゴ君にさりげに流し目をします。

486 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 09:59 ID:XERcUsTc
「実は、チュウゴ君がうちのベトナの下着の一部を盗んだとか聞きまして、まさかとは思い
ましたが一度聞いておこうと思いまして。セットの一部はこれなんですけどね…」
 そう言うとママンはドレスのスリットからお御足を差し出し、があたあべるとが良く見える
ように『これ』と指差します。
 ぱっつーーーん
 と何かが切れる音がして、チュウゴ君が脊髄反射のようにしゃべり始めました。
「ウンボクシッテルヨ イマカラモッテクルカラ オネエサンツケテミテ…」
 そう言って180度回転すると勢いよく駆け足体制に入りました…が、駆け出すより早く
タクミンパパの足払いを喰らい、倒れたままで手足をばたばたさせています。
「パパナニスルアルカ チンハイタイ チンハイタイ チンハイタイ」
「黙れバカ息子、奥さん、すいませんね、何だか息子が取り乱してしまいましたが、うちに
そんな恥知らずの人間がいると思えません。しかし一度調べてみましょう。」
「そうですわね…噂話程度なので気になさらないで下さいね。誰が盗ったのか知りませんが、
本当に恥知らずで(ぴくっ)、破廉恥で(ぴくくっ)、人の風上にもおけない(ぴくぴくぴくっ)
泥棒ですわね。」
「はは…は、全くです。犯人を捕まえたら早速…おしらせ…するアル…」
 額に無数の青筋を浮かべつつ、タクミンパパが快諾します。
     *
「ま、今日はこんなもんね。」
「……」
 帰り道、ベトナちゃん、ママンが実の母親で良かったなあとこういう時シミジミ考えます。
 そのママンはパパとじゃれあいながら前を歩いています。時たま二人はこうやってべたべた
しています。
『仲がいいなあ…』

487 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 10:00 ID:XERcUsTc
 両親の仲がいいのは歓迎すべきこと。喧嘩してとばっちりが来るのは真っ平ごめんです。
 前の二人は子供そっちのけで腕なんか組んでさらにいちゃつき始めます。
「今日の格好どう?似合ってる?」
「うん。綺麗だよ…」
『うんうん、ママンは綺麗だ。私もああなれるのだろうか?』
 盗み聞きしつつベトナちゃんは思いました。しかしそれにしてもくっつきすぎではない
でしょうか?もうあれは子供は全く眼中になしです。
 段々とママンが猫撫で声になります。そういうのを聞き慣れないベトナちゃんには非常に
違和感があるのですが…
 そして帰宅しましたが、ママンとパパは着替えもせずに寝室に直行。ホーチミン君共々
呆気にとられてしまいました。
 確かに後は寝るだけ。することは無いです。子供はね。
「じゃ、おやすみベトナ。」
 ホーチミン君、いつもどおり淡々と言い、さっさと自分の部屋に向かいます。
「うん、おやすみ。」
 なんとなくベトナちゃん釈然としませんが、他にどうするという訳でもなく、結局寝ること
にしました。

 次の日の朝、パパとママンはとても素敵な笑顔で、起きてきたベトナちゃんにおはよう
を言ったそうです。

おしまい

488 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 10:01 ID:XERcUsTc
解説・群島・気息奄々
※ 今回は南沙諸島問題をば。尖閣と同じく埋蔵資源に目がくらんで色んな国が領有権を主張中。
随分前に見た中国発行の全国図には『フィリピン北端までぜーんぶ朕のもの』という旨明記されて
おりました。
※ 西沙諸島でも両国は領有権を巡って鋭く対立。ベトナムが居座って油田開発を始め、実効支配
を着々と推し進めております。中国は石油輸入国に転落したため、エネルギー政策は死活問題、
強引な領有権主張は安全保障上もあるでしょうが、主な理由は油でしょうね。
※ えー、下着セットと相成ったのは、中国が基地作ったりフィリピンが喚いたり、ベトナムが
観光航路開設したりと所有者が色々な為ですな。パンツ一枚じゃ破けちゃうw
あと色っぽい=資源いっぱい。決して趣味じゃありませんよ。ええ、そうですとも。があたあべると
は下着の王様とのたまった木村拓也に激しく同意なぞしてませんとも。丸見えよりむしろ見えるか
見えないかにときめいたりなぞとんでもないです。

紫色のソース
→人民網 People's Daily Online
 http://fpj.peopledaily.com.cn/home.html
 →南沙諸島にベトナムが航路開通へ 外交部が見解発表
  ttp://j.people.com.cn/2004/04/17/jp20040417_38652.html
→現代中国ライブラリィ
 ttp://www.panda.hello-net.info/index.html
 →紛争予防の「行動宣言」に調印 『南沙諸島/スプラトリー諸島』
 ttp://www.panda.hello-net.info/keyword/na/nansa.htm

489 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/19 10:02 ID:XERcUsTc
後日譚

「ママン、そろそろ返して。」
「何を?」
「南沙ぱんつ…」
「ああ、あれ?あんたが持ってたらまた誰かに取られちゃうわよ。それに小学生にはまだ早い
から マ マ ン が 預 か っ と く わ 」
「うぅ…返してぇ返してよぉ…」
 涙を浮かべて子供パンチでママンをぽかぽか叩きますが、結局帰ってこなかったようです。
「チョイヨーーーーイ! 訳)アイゴォーーーーー!」

490 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 22:25 ID:p75z8THK
                「アバンギャルド=ドリーム」
 マカロニーノ君の趣味、それはナンパです。しかし成功することはまあありません。
けれどそれだけでないのが彼のいいところです。その情熱を他のところにもしっかりと
向けています。
「芸術はいいね。リリスの生み出した最高のものだよ」
「あまりにも古くて誰も覚えていないぞ」
「・・・・・・・・・」
 モデルを務めるアーリアちゃん(服着用)に突っ込まれます。とにかくマカロニーノ
君の芸術、とりわけ絵画や彫刻の評価はかなり高いものがあります。
「それでも最近斬新なやり方に飢えているんだよね」
「女の子にではないのか?」
「・・・・・・アーリア、今日は一段と厳しいね。彫刻をただ作るだけじゃ駄目なんだよ」
「ではどうするのだ?」
「そうだなあ」
 彼は考え込みます。窓に目をやりました。
「ン!?」
 そこに一本の大きな木があります。それは豊かな枝を持ち緑の葉をたくわえています。
爽やかな、透き通るような緑です。
「そうだ、何も飾る場所は一つじゃないんだ!」
 マカロニーノ君は閃きました。
「どうやら何かを見出したようだな」
 アーリアちゃんは彼の朗らかな顔を見て自分自身も微笑みました。優しい微笑みです。

491 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 22:26 ID:p75z8THK
 マカロニーノ君はそれから一心不乱に彫刻に打ち込みました。
食事と歌と女の子を除いて。
「全く普段と変わりないぞ」
「モデルは静かに」
 アーリアちゃんの突っ込みを苦しくかわします。そして遂に
彫刻を完成させました。それはいつもと変わらない大理石の
彫刻でした。
「マカロニーノ、出来はいつも通り素晴らしい」
 アーリアちゃんはそれを見て言いました。
「ただ私にしては少し綺麗過ぎると思うが」
「何言っているんだい、アーリアは充分綺麗だよ」
 そう言って言い寄ろうとしますが手をつままれました。
「・・・・・・とにかく私が言いたいのはだ」
 コホン、と咳払いをしてから口を開きます。
「今までと変わらないと思うのだが」
「それはこれからのお楽しみ」
 彼はウィンクをして答えました。
「そうか」
 そのケセラセラな様子にアーリアちゃんは不安を覚えましたが
ここは何も言いませんでした。さて発表の日です。


492 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 22:26 ID:p75z8THK
 ザワザワザワザワ
 皆はマカロニーノ君の彫刻を見て驚いています。
「フフフ、どうだい今回の僕の作品は」
 彼は得意気な物腰で皆に尋ねます。
「・・・・・・御前疲れてるのか?」
 皆が彼に対して言いました。
「ちょっと、心外だなあ。何でそんなこと言うんだい!?」
「だってなあ」
 皆はその彫刻を指差して言いました。
「あれって縛り首にしか見えないんだけれどよ」
「僕の家族の歌の真似!?」
 クーロイ君が尋ねました。見ればその彫刻は木の上から
首に縄をかけられ吊るされています。
「アーリアに悪くないか?」
「私は構わないが。しかし」
 アーリアちゃんはマカロニーノ君に尋ねます。
「一体どういうつもりでこんな発表をしたのだ?」
「いやあ、暴力反対とかね。それに斬新にいきたかったし。
駄目かな」
「・・・・・・他の方法を考えろ。幾ら何でも悪趣味だ」
 かくして皆によって彫刻は降ろされ普通に展示されました。
「ううん、まずいかなあ」
 それを見たマカロニーノ君だけは何処が悪かったのか今だに
わかってはいないようです。


493 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/19 22:27 ID:p75z8THK
今回のソース。縛り首の彫像ですか。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040508-00000629-reu-ent
 あと何故アーリアちゃんがマカロニーノ君のモデルを勤めているか。
ttp://kumism.boo.jp/history/archives/000100.html
ttp://www.tabiken.com/history/doc/B/B072C100.HTM
 神聖ローマ帝国のイタリア政策からです。十九世紀の芸術家達の
イタリア贔屓も参考にしました。ゲーテにワーグナー。
 失礼、あげたままになっておりました。

494 :マンセー名無しさん:04/05/19 22:29 ID:gpO6s4IB
>>482-487
日ノ本家のオンナが所有する最強の勝負下着、それは…



ちっこくてスケスケで、あるのかないのか判らない
「沖ノ鳥」ぱんつ(ぼそっ

495 :マンセー名無しさん:04/05/19 22:35 ID:YdXzjxR6
頑丈この上ないチタン製のケースに納められてるのさ…

496 :マンセー名無しさん:04/05/19 23:12 ID:oLTm5Baf
有閑工房さんGJです。
腹抱えて笑いました。

497 :どぜう:04/05/20 06:30 ID:KTGiu4tL
>有閑工房さま
アオザイはよろしいですな…
ttp://forum.nifty.com/fworld/mekong/aodai/04.htm
調べるとあちこちで目にするのですが、
下着が透けて見えるアオザイって、現地の女性にとってはいたって普通の事だそうで。
とっくの昔に既出そうですが。
けれど『ちゃんとつけてるから問題ない』って、凄い理論、うらやましい。

498 :有閑工房 ◆WOaKOSQONw :04/05/20 14:24 ID:nRAH33k8
>>494-497
レスTHX


499 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/21 00:09 ID:UV1FfyZx
             「知ったかぶり」
 最近メンバーが物凄く増えたEU町内会です。もう一見見ただけでは
誰が誰やらわかったものではありません。
「ええと、ポーラも入りましたしハプスブルク先生も・・・・・・」
「エリザベス、先生は前からおられるぞ」
「あっ、そうでしたわね(しまった忘れていましたわ、わたくしとしたことが)」
 頭のいいことで知られているエリザベスちゃんですらまだ把握しきれて
いないところがあります。そこまで大人数なのです。
「個性派ばかり集まった太平池の会合なら覚えるのが楽なのですけれど」
「御前が言うな」
 太平池のメンバーの方から早速突っ込みが入ります。
「まあ個性はともかくとして」
 突っ込みに負けるような彼女ではありません。もう一度メンバーを
見回します。
「本当に誰が誰やらわかりませんわ・・・・・・」
 そこで新しいメンバーがまた加わったという話が出てきました。

500 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/21 00:12 ID:UV1FfyZx
「今度は誰ですの!?」
「あら、エリザベス、知りませんでしたの!?」
 そこで宿敵フランソワーズちゃんがニョッキリと出て来ました。
「し、知っていましてよ」
 彼女にだけは弱味を見せられない、エリザベスちゃんはその整った
瞳をキッとさせます。
「ではルヴァニアの参加を祝いませんこと!?」
「そ、そうですわね。ルヴァニアもようやくわたくし達の仲間入りが
出来て嬉しいでしょうし」
「そんな奴いたか!?」
 ここでクラスの皆が首を傾げます。
「み、皆さん何を言っていますの!?」
 エリザベスちゃんがその言葉を聞いて顔を真っ赤にします。
「いらっしゃるじゃありませんか。ほら、クラスの一番端っこの席に・・・・・・」
「そこキッチョムの席だぞ。まあいつもいないけれどな」
「うう・・・・・・」
 劣勢になっていきます。さしものエリザベスちゃんもこれは苦しいです。
「エリザベス」
 ここでフランソワーズちゃんが微笑みました。

501 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/21 00:13 ID:UV1FfyZx
「ルヴァニアなんて方はこのクラスにはおられませんわよ」
「えっ!?」
 エリザベスちゃんはこの言葉に目が点になりました。
「うふふ」
 フランソワーズちゃんは彼女の呆然とした様子を見て
ニンマリとしています。
「引っ掛かりましたわね。やっぱり貴女らしいですわ」
「な・・・・・・!」
 エリザベスちゃんの顔が真っ赤に染まっていきます。肩が
ワナワナと震えます。
「フ、フランソワーズ、かつぎましたわね!」
「あら、かつがれたのは貴女ではなくて?クラス委員の一人
ですのに全員の顔も名前も把握していないとはとんだクラス
委員ですわね」
「グググ・・・・・・」
 顔が益々赤くなっていきます。しかし反論は出来ません。
何せその通りなのですから。
「まあ貴女ももう少し勉強が必要ですわね。そしてクラス全員
の顔と名前を全部把握してから町内会にいらっしゃい。まあ
覚えられたらですけれど。オーーーー、ホッホッホッホ!」
「ムキーーーーーッ、フランソワーズ、覚えていらっしゃい!」
 エリザベスちゃんの悔しさに満ちた叫び声が響き渡ります。
 それから暫くグリグリの滅茶苦茶度の強そうな眼鏡をかけ
一心不乱に分厚い本を読み猛勉強にいそしむ彼女の姿が
ありました。

502 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/21 00:14 ID:UV1FfyZx
 今回のソース。イギリス人の一割弱がルヴァニアという国が
EUに参加すると思っていたようです。
ttp://bateman.txt-nifty.com/newsblog/2004/04/post_48.html
他にもストックがありましたがビー玉さんの背広のエリザベスちゃんと
フランソワーズちゃんが可愛かったのでこれを。


503 :puku:04/05/21 23:21 ID:kSK2Jc0U
ビブラート2つづいて。ぢゃやボクもツコッミ。
リリスは生まにゃない。
別ゆにニメネタじゃなくとも(ろくなもの 生みまえせん。、リリスは。

504 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/22 00:47 ID:WLuuUsjQ
                        「ねつ像」
 キッチョム君の誇る家宝の一つに仏像があります。それはそれは古い歴史を
誇る有り難い高価な仏像です。
「普通は人に見せてはいけないものニダ。しかし今日は特別ニダ」
 カンコ君に渡します。それは金色に輝いています。
「ブラジャー、これは凄いニダ」
「ウェーーーッ、ハッハッハッハ、そうだろう、これは町に二つもない秘宝中
の秘宝ニダ」
 その太った腹をゆすりつつ笑います。中には脂肪しかなく胃の中は空っぽ
ですが服の上からでもパンパンです。
「そんな有り難いものを・・・・・・。感激ニダ」
「ウリは太っ腹ニダ、これも兄弟愛ニダ!」 
 その甲高いダミ声の笑いが響きます。彼は自尊心を満足させることができ
大喜びでした。
 翌日カンコ君はクラスでその仏像を皆に見せて自慢していました。
「どうニダ、これがブラジャーの実力ニダ!」


505 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/22 00:48 ID:WLuuUsjQ
「ふーーーーん」
 皆はそれをクールに見ています。
「あいつもそんなの持っているんだ」
「当たり前ニダ、ウリナラのものはトヨトミに全て破壊されたがこうして
無事残っているものはどれも素晴らしいニダ!」
「壊すものあったのかよ」
 皆はカンコ君の言葉に矛盾を覚えつつもその仏像を見ています。
「よく見るとメッキが剥がれてない?」
 芸術品の目利きであるマカロニーノ君がふと気付きました。
「それは古いからニダ。古ければ年月と共にメッキも・・・・・・ニダ!?」
「メッキってそんな昔からあったか!?」
「ちょっと貸して」
 マカロニーノ君がその仏像を受け取ります。そして同じく目利きの
フランソワーズちゃんと二人でその仏像を調べます。結果。
「皆、これ見て」
 何と裏にはキッチョム君の名前が書かれていました。『キッチョム作』と。
「これは決まりだな、何であいつの名前が書かれてるんだよ」
 皆それでこの仏像が何なのか確信しました。
「ブラジャー、なじぇそんな嘘を・・・・・・」
 頭を抱えへたり込むカンコ君。それを皆が取り囲みます。
「御前また兄貴に騙されたな」
「気にするな。よくあることだ」
 今度は皆から慰めの言葉を受けました。しかしカンコ君の嘆きは
収まりません。
「ブラジャーーー、頼むからもう大嘘ばかりつくのは止めて欲しい
ニダーーーーーーーーッ!」
「それは御前もだよ」
「アイゴーーーーーーーッ!」
 兄にコロッと騙されてその上止めの言葉を受け嘆き叫ぶカンコ君でした。

506 :熱血君 ◆O4x3A1GrPw :04/05/22 00:49 ID:WLuuUsjQ
 今回のソース。北朝鮮の高句麗時代の仏像が何と六〇年代の
ものであったとか。南北でも一緒か、やっぱり。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/04/20040504000054.html

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